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2007年10月の30件の記事

2007.10.31

2007年秋・関西旅行記 目次リンク

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5300系の阪急京都線特急 2007年10月28日 梅田で筆者撮影

10月26日の夜から28日までで行ってきた2007年秋・関西遠征、今回は私鉄のイベントにも足を運ぶなど大変中身の濃い内容になり、多くの話題をお送りしました。ここで、帰宅してからから本日までにわたりアップされた2007年秋・関西旅行記のインデックスを作成しましたので、どうぞご活用ください。

なお、目次の順番はアップした順になります。

2007年秋・関西旅行記 N700系に乗車
今里で近鉄を撮る!
それが近鉄特急のACE!22000系
真珠の小箱 近鉄30000系「ビスタEX」
伊勢・志摩へリゾート特急 23000系「伊勢志摩ライナー」
名古屋と大阪を結ぶノンストップ特急 「アーバンライナー」
阪神5143Fに遭遇する
山陽 鉄道フェスティバル2007に行ってきました
この路線から夢が広がる 阪神西大阪線
大阪環状線で出会ったヘッドマーク付き列車
JR京都・神戸線普通で活躍する通勤型車両
山陽新幹線「こだま」で健在!0系
山陽新幹線の「輝ける星」 700系「レールスター」
山陽新幹線「こだま」で活躍している100系
創立100周年 阪急電鉄
秋の阪急レールウェイフェスティバル2007に行ってきました
京阪 ファミリーレールフェア2007に行ってきました
森小路で京阪を撮る

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森小路で京阪を撮る

さて、京阪寝屋川車両基地の「ファミリーレールフェア」の帰りは、乗車する新幹線まで時間がありましたので、途中の森小路で撮影することとしました。

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森小路を通過する8000系特急出町柳行き 2007年10月28日 筆者撮影

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京阪 ファミリーレールフェア2007に行ってきました

さて、関西遠征記の2日目10月28日日曜日は、阪急正雀工場のイベントは午前中で退散しまして、その後は地下鉄経由で京阪に乗りまして、寝屋川市にやってきました。この日、京阪電鉄の寝屋川車両基地でも「ファミリーレールフェア2007」というイベントが開催されていました。こちらのイベントにも午後からになりますが、参加してきました。

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京阪ファミリーレールフェア2007で並べて展示された、特急色が再現された1900系1929(左)と、現在この編成のみが在籍している3000系3505 2007年10月28日 寝屋川車両基地「京阪ファミリーレールフェア2007」会場で筆者撮影

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2007.10.30

秋の阪急レールウェイフェスティバル2007に行ってきました

好天に恵まれた10月28日日曜日は、阪急京都線の正雀にある阪急電鉄正雀工場で「秋の阪急レールウェイフェスティバル」が開催されました。このイベントに行ってきました。

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イベントで展示された保存車両P-6・116(左)と900(右) 2007年10月28日 正雀車庫「秋の阪急レールウェイフェスティバル2007」会場で筆者撮影

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創立100周年 阪急電鉄

関西遠征記は続きます。2日目となった10月28日日曜日はまず、阪急電鉄の梅田駅に行ってみました。

さて、大阪梅田から京都・神戸・宝塚へ向かう阪急電鉄は今年で創立100周年を迎えました。これを記念したヘッドマークをつけた列車が運転されていました。

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創立100周年のヘッドマークをつけた神戸線の新型車両9000系 2007年10月28日 梅田で筆者撮影

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2007.10.29

山陽新幹線「こだま」で活躍している100系

新大阪で新幹線を撮影していましたが、やがて山陽新幹線のこだま号が入線してきました。

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到着した100系「こだま」 2007年10月27日 新大阪で筆者撮影

山陽新幹線では「こだま」号で0系とともに100系も健在です。外装はグレーベースにイエローグリーンのラインになり、編成も6両ないし4両編成に短縮されました。かつてはダブルデッカー車を2両ないし4両連結し、食堂車や個室もあったある意味憧れだった新幹線100系の今の姿になります。

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折り返して出発する100系 2007年10月27日 新大阪で筆者撮影(こだま675号)

もう、食堂車もダブルデッカーのグリーン車も個室もなくなった100系、山陽新幹線で「こだま」として活躍しています。この車両も今後500系のこだまコンバートにより、姿を消してしまうのでしょうか?0系とともに、こちらも注目してみてはいかがかと思います。

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山陽新幹線の「輝ける星」 700系「レールスター」

10月27日は、夕方は新大阪で新幹線を撮影していました。首都圏の東海道新幹線や東北・上越新幹線では見ることが出来ない車両が運転されている山陽新幹線、この区間の顔と言えるのが700系の「レールスター」です。

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山陽新幹線の「ひかり」号で活躍している700系「レールスター」 2007年10月27日 新大阪で筆者撮影

700系はJR東海・西日本で「のぞみ」用として開発された車両でしたが、JR西日本ではこの車両を「ひかり」号として使用することになり、「レールスター」という愛称がついた山陽新幹線の「ひかり」号で活躍しています。車内も「のぞみ」用700系とは異なり指定席は2+2シートで、サルーン室もあり、また車内放送も行なわない「サイレンスカー」もあるなど、「レールスター」独自の設備になっています。

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先頭車各部にある「レールスター」のロゴ

700系「レールスター」は、運転開始後大変好評で、しかも「ひかり」号として運転されることから、人気が高い列車になっています。
同じ700系でも、グレーの車体に黄色のラインが入った山陽新幹線の「レールスター」、機会がありましたときは乗車してみたいものです。

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山陽新幹線「こだま」で健在!0系

さて、山陽電鉄東二見からは、明石でJR線に乗り換えまして、隣の西明石に行ってみました。ここで、撮影したい列車があったからです。そして、その列車はこだま号新大阪行きでやってきました。

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入線する0系 2007年10月27日 西明石で筆者撮影(こだま642号)

山陽新幹線のこだま号は6両ないし4両編成が基本で、外装もグレーベースにイエローグリーンのラインが入っている仕様になっています。

外装はグレーベースになり編成も6両に短縮されていますが、この車両は紛れもなくかつて、日本の大動脈に君臨した0系です。前面の丸型のノーズは外装は変わってしまっても、0系に間違いありません。

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2枚とも2007年10月27日 西明石で筆者撮影

鉄道博物館・そして交通科学博物館などにも収蔵されている車両がいる0系、今残っている車両はすべてこの姿になります。

山陽新幹線の「こだま」で細々と運転されている0系ですが、まもなくN700系増備により500系を短縮して山陽新幹線の「こだま」に導入する計画があるようで、いよいよこの区間でも0系の姿の見納めが近づいてきているようです。

この記事をご覧の皆様、機会がありましたときは、まだ山陽新幹線「こだま」で運転されている0系に会いに行ってみてはいかがでしょうか?

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JR京都・神戸線普通で活躍する通勤型車両

話を戻しますが、東二見の山陽電鉄のイベントに行ったあとは、明石まで戻りまして、ここからJR神戸線に乗車しました。そして、こんな車両がやってきました。

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JR神戸線普通で活躍している通勤型車207系 2007年10月27日 明石で筆者撮影

JR京都・神戸線普通では、水色の103系や201系は姿を消して今ではこの207系は主力になりました。学研都市線とJR宝塚線を結ぶJR東西線用に登場した車両でしたが、JR東西線開業後は京都~西明石のJR京都・神戸線でも活躍しています。この車両は、2年前に尼崎で発生した脱線転覆事故と同系の車両となることから、事故後外装が変更になり、かつてのブルーのラインの姿ではなくなりました。

さて、JR京都・神戸線では現在321系と言う車両が導入されています。今回の旅行記では新大阪~大阪の1駅だけになりますが、ようやく乗車することができました。

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207系とともにJR京都・神戸線の主力になった321系

321系では、車内に液晶式のモニターが設けられ、停車駅などの案内が流れています。

JR京都・神戸線、JR西日本関西地域の要となる路線だけに、優先的に新型車両が導入されているようです。
これからも、これら車両の活躍に期待したいところです。

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大阪環状線で出会ったヘッドマーク付き列車

阪神西大阪線で到着した西九条からは、また近鉄を撮影しようと今里へ向かうため、ここからJR大阪環状線内回りに乗車しましたが、その道中でまず大和路快速221系、そして環状線の201系と連続してヘッドマークがついていたことを確認しました。そこで、下車した鶴橋でこれらヘッドマーク付き列車を撮影してみました。

ほどなく、まずは221系がやってきました。

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「正倉院展」のヘッドマークを着けた221系 2枚とも2007年10月27日 鶴橋で筆者撮影

ここまで来ると環状線の天王寺行きになる「大和路快速」221系に付いていたヘッドマークは「正倉院展」のもので、奈良・東大寺にある古の時代の宝物を保管している正倉院に収蔵されている物品を展示する展覧会のPRのヘッドマークでした。なお、大和路快速221系にはこの編成の他にもこのヘッドマークを付けた列車が運転されているようです。

さて、この後にやってきた環状線の201系にはこんなヘッドマークが付いていました。

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「8020号」のヘッドマークをつけた環状線201系 2枚とも2007年10月27日 鶴橋で筆者撮影

環状線の201系に付いていたヘッドマークは「8020号(ハチマルニイマル号)」と掲出されていました。さて、このヘッドマークに書かれていた8020ですが、どうも日本歯科医師会が提唱している「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動を行なっている「8020推進財団」のPRのようで、このように大阪環状線の列車にヘッドマークを付けてアピールしてるようです。

大阪環状線では、車両のバリエーションはともかくときにはヘッドマークなども登場する、見ていて飽きない路線です。未だ103系も健在の大阪環状線を注目されてみてはいかがでしょうか?

関連記事
大阪環状線を撮る(2007年5月3日)

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この路線から夢が広がる 阪神西大阪線

さて、山陽電鉄の東二見からは寄るところに寄ってから再び阪神に乗車して、尼崎にやってきました。ここから大阪環状線の西九条を結ぶ阪神西大阪線に乗車しました。

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西大阪線でも運転される「ジェットカー」5500系 2007年10月27日 尼崎で筆者撮影

尼崎から西九条を結ぶ西大阪線、普通列車のみ4両編成で10分ヘッドで運転されています。

乗車しますと、淀川などの大河を鉄橋で渡り、大阪の下町の風景の中を進みます。途中で出会った車両を撮影してみました。

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本線では見る機会が限られてきた7801形の片開き車 2007年10月27日 出来島で筆者撮影

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こちらは両開きの7801形 2007年10月27日 伝法で筆者撮影

3編成の列車で運転されている西大阪線、5500系以外では、いまや本線系統ではお目にかかる機会が少なくなった片開き車も運転されていました。またすれ違った車両は基本的には優等用車両であるためか方向幕は「普通」とだけ表示して、「西九条-尼崎」のサボを掲出していました。

こうして再び5500系に乗車して西九条に着きました。

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西九条に到着した5500系 2007年10月27日 筆者撮影

西九条は大阪環状線の乗換駅であり、近年開設されたUSJへのアクセスルートとして脚光を浴びているJRゆめ咲線にも乗り換えができます。

さて、大阪の下町を行くローカル線の趣がある阪神西大阪線ですが、再来年にこの路線は大きく躍進します。それは現在西九条で終点になっている線路が、大阪中心地へ乗り入れミナミの繁華街難波までつながります。難波では近鉄線につながり直通運転が行なわれます。この路線を経由して近鉄奈良~近鉄難波~西九条~尼崎~阪神三宮を結ぶ新しいルートが出現することになります。難波開業後はこの路線は「阪神なんば線」と名称を変更して、神戸方面から奈良へ直通列車が走ります。近鉄からは「シリーズ21」がやってくるほか、伊勢・志摩方面への特急列車も直通運転が検討されているなど、再来年春の開業が今から待ち遠しくなる、なんとも大きな夢が広がる路線へ変貌を遂げます。

阪神電鉄でもこの開業により、本線との分岐駅である尼崎駅は改良工事が行なわれています。そして、難波延伸・近鉄直通用の新型車両として1000系が昨年入線し各種試験等がおこなわまして、ようやく営業運転を開始したとのことです。今回阪神を訪れた理由としまして新型車1000系に乗車することだったのですが、この日は乗車できずじまいでした。

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この車両が再来年、難波を経由して近鉄線に直通する阪神の新型車両1000系 2007年10月27日 尼崎で筆者撮影

この日は、尼崎車庫に留置でした。このようにホームから撮影できる位置に停車していましたが、今度はぜひこの車両に乗車してみたいと思います。また関西に行く用事ができました。

いずれにしましても、阪神西大阪線の難波延伸は、早い時期に構想があり紆余曲折があってようやく陽の目を見ようとしています。その開業は再来年春の予定です。その開業が今から楽しみであります。


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山陽 鉄道フェスティバル2007に行ってきました

さて、阪神梅田からは直通特急に乗車しました。直通特急は神戸元町から先、神戸高速鉄道経由で山陽電鉄の姫路まで運転する列車になります。その列車で神戸を超え、須磨の浦の海沿いを、明石海峡大橋を望みつつ、そして明石科学博物館の時計台の前を通りぬけて、東二見にやってきました。10月27日土曜日は、この駅にある山陽電鉄の車庫で「山陽 鉄道フェスティバル2007」がありました。このイベントに行ってきました。

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イベント会場で展示された直通特急用に活躍している5000系 2007年10月27日 東二見車両基地「山陽 鉄道フェスティバル2007」会場で筆者撮影

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阪神5143Fに遭遇する

10月27日は、近鉄今里で撮影後は阪神梅田にやってきました。ここで電車を待っていると、高速神戸行き普通がこんな車両でやってきました。

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阪神普通列車「ジェットカー」で唯一サボを使用している5143F 2007年10月27日 梅田で筆者撮影

この車両は、阪神本線の普通列車用車両として高い加速性能を誇る「ジェットカー」シリーズで現在唯一「サボ」を使用している編成になります。実は、昨年阪神を訪れた際もこの編成に遭遇しておりまして、このときはただ方向幕の故障でサボを使用しているのかと思っていたのですが、その後頂きましたコメントで神戸方先頭は方向幕のない車両という指摘を受けまして、今回出会えるかと思っていたのですが、このように着てくれました。では、この編成の神戸方先頭はこんな風になっています。

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この編成の神戸方先頭は5314 2枚とも2007年10月27日 梅田で筆者撮影

神戸方先頭は、行き先表示機ない5314になっていました。この編成は大阪方が5143FのMcMの神戸方にMcMcの2両を連結したような編成で、神戸方5314は前パンタという仕様になっています。
今回は梅田での撮影でしたので、午後に地上区間で撮影しようと思っていたのですが、その時点で尼崎の車庫に入庫していました。

この編成が出現した経緯は、いまから10年以上前に発生した阪神・淡路大震災で5143Fの神戸方ユニットが被災して廃車となり、その穴としておそらくは廃車予定であったのでしょうか、5314の2両と組んだ変則編成となりました。
このような珍編成は見るものとしましては重宝するのですが、その経緯が多くの人が家族・友人・知人を亡くし、家・財産も失い今もそのときの傷が癒えることがないあの大震災からとなると、そうそう珍しがるのもどうかという気になります。ある意味阪神電鉄においては、今もなお残っている大震災の傷跡なのかもしれません。
さて阪神では、この大震災により多数の車両が被災し、生き残った車両を活用して編成替えを行ないました。その結果、優等用8000系にも1編成、前後で顔が異なる編成が存在しているようです。この日は石屋川の車庫に留置でした。

沿線は復興し、かつての活気が戻ってきたように思える阪神電鉄も、やはり震災の傷がところどころに残っているようで、その一端をこの編成から垣間見たように思いました。

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名古屋と大阪を結ぶノンストップ特急 「アーバンライナー」

今年で運転開始60周年を迎える近鉄特急は、大阪から伊勢・志摩だけでなく名古屋を結ぶ都市間特急という性格もあります。名古屋から大阪までノンストップで結ぶ「名阪ノンストップ特急」は、今の近鉄の看板列車であります。その列車に使用される車両には「アーバンライナー」の愛称が付いています。

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名阪ノンストップ特急で活躍する21000系「アーバンライナーplus」 2枚とも2007年10月27日 今里で筆者撮影

この車両は21000系という車両で、1988年に登場した名阪ノンストップ特急用の車両です。この車両に「アーバンライナー」という愛称が付きました。それまでの近鉄特急のイメージを大きく変えることになったこの車両は、6両編成のうち2両がデラックスシートとなるなど、エポックメイキングな車両となりました。
その後、経年により老朽化してきたことから、リニューアルが行なわれデラックスシート車は2両から1両に変更になり、「アーバンライナーplus」という愛称になり、今では名阪ノンストップ特急の他、名阪間で途中駅にも停車する乙特急や伊勢方面の特急にも使用されています。

近鉄の看板列車となった「アーバンライナー」、その後2002年にこの車両の後継となる車両が登場しました。

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現在の近鉄の看板車両となった21020系「アーバンライナーnext」 2007年10月27日 今里で筆者撮影

現在の近鉄の看板車両となったこの車両は「アーバンライナーnext」という愛称が付き、名阪ノンストップ特急で活躍しています。この車両からデラックスシート車は1両になり、座席も改良されました。また、従来の「アーバンライナー」21000系もリニューアル時に同様の改造が行なわれました。

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21020系も特急60周年の装飾がなされている。 2007年10月27日 今里で筆者撮影

21020系「アーバンライナーnext」にも、このように特急60周年の装飾がなされています。幾多の困難を乗り越え輝きを放つ近鉄特急、その看板車両である21020系「アーバンライナーnext」、これからも活躍が期待できそうです。

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伊勢・志摩へリゾート特急 23000系「伊勢志摩ライナー」

近鉄沿線の観光地といいますと、伊勢・志摩があります。志摩スペイン村など開発を行い、多くの観光客を集めている地域です。伊勢・志摩へ大阪・京都・名古屋からの特急に使用されている車両が23000系です。

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伊勢・志摩を結ぶ23000系「伊勢志摩ライナー」 2枚とも2007年10月27日 今里で筆者撮影

この車両は1994年の「志摩スペイン村」オープンに合わせてデビューした車両で、「伊勢志摩ライナー」という愛称がついています。6両編成のうち1両がデラックスシート、1両がサロンカーという、観光・リゾート志向の車両で、また私鉄では初の時速130km運転を行なった車両です。

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特急運転60周年を記念したロゴマークを貼付した車両もある 2枚とも2007年10月27日 今里で筆者撮影

さて、近鉄の特急列車は今年で運転開始から60周年を迎えました。現在、「伊勢志摩ライナー」23000系の一部の車両にこのようにロゴが貼付されています。60年の歴史を誇る近鉄特急に登場したリゾート志向の23000系「伊勢志摩ライナー」、時刻表には「伊勢志摩ライナー」使用列車にはその旨の表示がついています。また最近では大阪~名古屋の特急にも使用されているようです。

リゾート気分が味わえる23000系「伊勢志摩ライナー」、こちらもぜひ乗車されてみてはいかがでしょうか?

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真珠の小箱 近鉄30000系「ビスタEX」

さて関西の大手私鉄近畿日本鉄道、通称近鉄は京都・大阪・名古屋から伊勢志摩と言った観光地を結ぶ路線として、その知名度は関東でも高いものがあります。ことに、自分は生まれが吉祥寺近辺であったもので、その当時は首都圏にはここだけにしかなかった「近鉄百貨店」(今は閉店となり跡は現在「ヨドバシカメラ」になりました)があったことから、よく知っていた私鉄であったかと思います。

そして自分が子供のころ、日曜日の朝の時間帯に「真珠の小箱」といったテレビ番組があったように記憶しています。スポンサーが近鉄で伊勢・志摩を中心とした紀行番組であったように思います。首都圏でも近鉄がスポンサーについて放送されていたこの番組では近鉄のCMが流れていたわけですが、その映像に登場していたのは近鉄特急のまさに看板として一世を風靡していた30000系であったかと思います。その30000系、現在でも活躍しています。今回、今里で出会うことができました。

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今も伊勢・志摩方面の特急として活躍している30000系 2007年10月27日 今里で筆者撮影

近鉄30000系は、1978年から導入された3代目の「ビスタカー」になります。近鉄では新幹線100系が登場するまで、我が国で唯一ダブルデッカーの車両を運転していたことで知られ、その車両には「ビスタカー」という愛称が付き、近鉄の看板車両として知られていました。この車両も登場時は近鉄の看板車両として活躍してた車両であり、その当時のテレビコマーシャルにも登場していたことになります。

30000系ビスタカーはその後も活躍を続けましたが、やがて新型特急車が登場すると見劣りするようになってたことからリニューアルが行なわれ、現在「ビスタEX」改めて活躍しています。

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間合いで奈良線 大阪難波~奈良の特急運用にも就く30000系「ビスタEX」 2枚とも2007年10月27日 今里で筆者撮影

登場してからまもなく30年、すでに新しい車両が登場してしまいましたが、今でもこの車両は「ダブルデッカー」ということで人気があり、時刻表にも「ビスタEX」使用を表す「V」マークが付けられており、乗車する際も「2階席」と指定しますとダブルデッカー車の2階に乗車することができます。

今もなおダブルデッカーを連結して活躍している30000系「ビスタEX」、その輝きは衰えることなく活躍している姿を見にまた乗ってみてはいかがでしょうか?


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それが近鉄特急のACE!22000系

近鉄では、広大な路線網を持っていることから、大阪・名古屋・京都・伊勢・志摩・奈良・橿原・吉野と特急列車でネットワークが組まれています。それだけ多くの列車が設定されており、また車種も豊富なのが特徴です。先の記事で、汎用型車両として12200系・12400系といった「スナックカー」「サニーカー」といった車両を記事にしましたが、その後汎用の特急車として登場したのが22000系です。

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途中駅停車型の乙特急に充当される22000系「ACE」 2007年10月27日 今里で筆者撮影

この車両は、1992年に導入が始まった途中駅にも停車する通称「乙特急」用に登場しました。それまで、この系統で活躍していた特急車「エースカー」の置き換え用とされたことから「ACE」という愛称がつけられました。外装は、これまでの近鉄特急車のものを踏襲しながらも、塗り分けを変更しています。
乙特急で使用されているため、「スナックカー」や「サニーカー」といった車両と共通で運用され、また混結もされていますので、乗車できるかは運次第の面がありますが、近鉄特急のラインナップに欠かせない車両です。
これからも、活躍することでしょう。

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今里で近鉄を撮る!

さて、26日金曜日の東京最終の新大阪行き「のぞみ」で大阪入りして、その日の夜宿泊した場所は近鉄の今里でした。翌朝、そしてその日の夕方と今里を訪れ撮影してみました。

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複々線を並走する奈良線準急難波行き(左)と大阪線上本町行き(右) 2007年10月27日 今里で筆者撮影

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2007.10.28

2007年秋・関西旅行記 N700系に乗車

この週末は、関西方面へ行ってきました。これからそのときの内容の記事をアップしていく予定です。

さて、今回の関西遠征は10月26日金曜日の夜に東京を出発しました。東京からは、新大阪行き最終の「のぞみ163号」です。この列車は、今年デビューしたN700系で運転されます。

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まずはN700系に乗車 2007年10月26日 東京で筆者撮影(のぞみ163号)

ようやく乗車することができたN700系ですが、車内はこれまでの700系と一見同じように見えましても、車内のLED案内表示がフルカラーになり大型化した点と、普通車では窓側にコンセントが設置されているということで、乗車後早速携帯電話を充電しました。

7月から運転を始めて現在好評のN700系、今年のグッドデザイン賞の金賞を受賞したN700系、今後増備が続けられることになっています。
今の状況では、極限られた列車でないと乗車することはできませんが、やがて「のぞみ」号としてごく普通に乗車できる日はもうすぐそこまで来ているかと思います。

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2007.10.21

頑張るぐんまの中小私鉄フェア2007@上毛電鉄に行ってきました

晴天に恵まれた今日もイベントが開催されました。本日参加したイベントは「頑張るぐんまの中小私鉄フェア」というイベントで、場所は上毛電鉄大胡車庫で開催されました。このイベントに参加してきました。

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「頑張るぐんまの中小私鉄フェア」は上毛電鉄が会場 上毛700形 2007年10月21日 中央前橋で筆者撮影

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2007.10.20

小田急ファミリー鉄道展2007に行ってきました

10月の好天に恵まれた今日は、これも鉄道の日イベントとして毎年恒例の小田急電鉄海老名車両基地で開催される「ファミリー鉄道展」に行ってきました。

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今年の「小田急ファミリー鉄道展」で展示された車両 2007年10月20日 海老名車両基地「小田急ファミリー鉄道展2007」会場で筆者撮影

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2007.10.19

北千住から小田急線へ 来年3月ロマンスカー運転計画発表!

小田急電鉄オフィシャルサイトに、来年3月から東京メトロ千代田線から出発する特急ロマンスカーの運転計画についてのリリースが出ました。

さて、これまで東京メトロ千代田線内の始発駅は湯島とされていましたが、今回のリリースでは北千住が始発駅となりました。北千住からの東京メトロ千代田線内は大手町・霞ヶ関・表参道に停車して、小田急線内に入ります。なお、東京メトロと小田急の接続駅となる代々木上原は乗務員交代による運転停車となります。

運転本数は、平日では朝の時間帯に本厚木発北千住行きが1本、夕方には北千住発唐木田行きが1本、夜間に大手町発本厚木行きが2本設定されます。
一方、土休日ダイヤになりますと、朝の時間帯に本厚木発北千住行きが1本、昼間に北千住発箱根湯本行きが上下合わせて4本、夜間に北千住発本厚木行きが1本運転されます。さらに、土・休日ダイヤでは年間30日ほど朝の上り本厚木発北千住行きと夜間の北千住発本厚木行きの東京メトロ線内の発着駅が、北千住から有楽町線の新木場になるとのことです。有楽町線の桜田門から千代田線の霞ヶ関を結ぶ連絡線を経由して運転されることになります。

愛称ですが、朝間に本厚木から北千住に向かう列車は「メトロさがみ」、夕方・夜間に東京メトロ線内から小田急線へ向かう列車は「メトロホームウェイ」、土休日ダイヤで北千住から箱根湯本に向かう列車は「メトロはこね」、そして年間30日ほど運転される新木場発着の列車は「ベイリゾート」となります。「ベイリゾート」の東京メトロ線内の停車駅は、表参道・豊洲・新木場となります。
停車駅は、東京メトロ線内は先に記しましたように北千住を出ると大手町・霞ヶ関・表参道に停車して、代々木上原は運転停車となります。それ以降は今のロマンスカーの停車駅と同等ですが、平日夕方の唐木田行き「メトロホームウェイ」と土休日ダイヤの「メトロさがみ」「メトロホームウェイ」と「ベイリゾート」は新たに成城学園前にも停車するとのことで、3月からはこのほかにも新宿発着のロマンスカーも一部成城学園前に停車するようになるのでしょうか?

特急料金は東京メトロ線内は一律200円で、東京メトロ線内のみに乗車は不可能とのことです。

いよいよ、運転計画が発表された東京メトロ千代田線に直通する小田急ロマンスカー、始発駅が北千住になり、さらに土休日には新木場発着になる日もあるなど、想像をはるかに超えたサプライズな内容になりました。
そして、地下鉄に乗り入れるロマンスカー60000形「MSE」が先日、その第1陣メーカーから小田急に搬送されたとのことです。この車両、明日開催される毎年恒例のイベント「ファミリー鉄道展」で展示されることになっていますので、その前日に出されたリリース、明日初お披露目になる60000形「MSE」、その姿を見に行くことが楽しみになりました。

参考 小田急電鉄オフィシャルサイト ニュースリリース(PDF)


関連記事
地下鉄乗り入れ!小田急ロマンスカー(2005年5月17日)
今度は60000形「MSE」登場!小田急ロマンスカー(2006年9月20日)


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2007.10.14

祝 鉄道博物館開館! 国電カラー復活第二弾 秩父鉄道1000系

鉄道の日の今日は、さいたま大宮の地に「鉄道博物館」がオープンしました。これまで東京・神田にあった「交通博物館」を移設したものではありますが、鉄道に特化し収蔵物も充実された博物館として、今日は大勢の人が訪れ午前中で入場制限が行なわれたとのことです。
鉄道博物館開館を記念して大宮駅では記念Suicaが発売されました。これを求めに自宅を早朝に出発し初電で大宮に向かい現地には朝の5時40分ごろに到着、その時点で大変長い列になっておりまして、時間になり無事に買うことができたのですが、大宮だけで10000枚発売された記念Suicaは午前中で完売になりました。

さて記念Suicaを購入後は、鉄道博物館は大変な混雑になって身動きできないであろうと思われたことから、大宮より高崎線に乗車して、熊谷へ向かいました。羽生から熊谷を経由して三峰口を結ぶ秩父鉄道で、今日は「鉄道博物館」開館記念として、この路線で活躍している元国鉄・JR101系である1000系に往年の国電カラー第2弾として、京浜東北線の「スカイブルー」を復刻した編成が運転を始めました。この列車に乗車してきました。

Img_6812
京浜東北線の「スカイブルー」が再現された秩父鉄道1000系 2007年10月14日 寄居で筆者撮影

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秩父鉄道 SL「パレオエクスプレス」鉄道の日ヘッドマーク

今日、10月14日は「鉄道の日」です。新橋~横浜を日本で最初に鉄道が開業したことから制定されました。この時期は全国的に鉄道イベントが目白押しになりますが、埼玉県の秩父鉄道では、同線で運転されているSL列車「パレオエクスプレス」に、今日限りのヘッドマークが登場しました。

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鉄道の日ヘッドマークが付いた 秩父鉄道SL「パレオエクスプレス」C58 363 2007年10月14日 熊谷で筆者撮影

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ヘッドマークのアップ

毎年鉄道の日になると、特製のヘッドマークが登場する秩父鉄道のSL「パレオエクスオプレス」。今年も鉄道の日イメージキャラクター「テッピー」があしらわれたヘッドマークが登場しました。

時期によりヘッドマークのデザインを変え、訪れる人を楽しませてくれる秩父鉄道のSL「パレオエクスプレス」、今日も盛況でした。

これから紅葉に向かって色づき始める秩父路へ、SL列車に乗車して見てはいかがかと思います。


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2007.10.08

グッドデザイン・ロングライフデザイン賞に選定された 小田急ロマンスカー30000形「EXE」

先日来から、グッドデザイン賞受賞について記事にしておりますが、グッドデザイン賞にある特別賞の中に「ロングライフデザイン賞」があります。この賞は、Gマーク選定後10年以上経過した商品で現在もなお製造・販売されているものを対象とし、再度審査を行い決定するもので、今年度も各種選定がされていますが、その中に1996年度グッドデザイン賞に選定された小田急ロマンスカー30000形「EXE」が、ロングライフデザイン賞に選定されました。

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2007年度ロングライフデザイン賞に選定された小田急ロマンスカー30000形「EXE」 2007年7月7日 厚木で筆者撮影

30000形「EXE」は、1996年にデビューしたロマンスカーで、1996年度のグッドデザイン賞に選定されています。10両ボギーの4両と6両に分割できる運用ができる編成で、観光だけではなくビジネスやショッピングにも利用していただけるようなコンセプトで設計され、外観もハーモニック・パールブロンズという風景の写りこみなどで微妙に表情が変わるという塗装になっています。

観光だけではなく、ビジネス需要にも対応した車両というコンセプトで登場したEXEではありますが、それゆえにこの車両は歴代のロマンスカーではあまり人気がない車両になってしまいました。どうしてもビジネス需要というコンセプトに応えたことから、これまでのロマンスカーにあった「華」がないというのがその要因のようです。

しかし、就役して10年以上経過して小田急線内でこのスタイルは定着しました。主な運用は途中駅のビジネス需要に応える「さがみ」や、夕方以降の着席需要に応える「ホームウェイ」で活躍している30000形「EXE」、ある意味この車両のデザインコンセプトにふさわしいグッドデザイン・ロングライフデザイン賞選定ではないかと思います。

これからも30000形「EXE」は、小田急線で活躍していくことでしょう。


参考:財団法人日本産業デザイン振興会 2007年度グッドデザイン・ロングライフデザイン賞 受賞結果


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2007.10.07

グッドデザイン賞受賞! 東京メトロ10000系

昨日のオフ会で、西武池袋線の飯能から西所沢まで乗車した快速新木場行きは、東京メトロ10000系でしたがその車両はこんないでたちになっていました。

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グッドデザイン賞受賞を記念したステッカーが貼られた東京メトロ10000系 10110F 2007年10月6日 西武池袋線飯能で筆者撮影

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グッドデザイン賞受賞を記念したステッカー

弊ブログ10月2日の記事で東京メトロ10000系が2007年度グッドデザイン賞を受賞したということを記事にしましたが、その後このように前面にグッドデザイン賞受賞を記念したステッカーが貼られました。

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弊ブログ主催オフ会「せいぶ漬け」開催報告

昨日は、西武秩父線横瀬車両基地で開催された「西武トレインフェスティバル2007」に行ってきましたが、今回は弊ブログと相互リンクを結んでいるブログ管理人様を中心に総勢6名で行ってきました。

さて、すでにリンク先のブログの記事や、弊ブログ内の増刊ブログ「Rainbow Express」をご覧頂いた方はお分かりいただけたかと思いますが、今回は私Kaz-Tが幹事となりましてオフ会を企画し、仲間内で行なうシークレットオフ会「せいぶ漬け」というお題目で開催しました。

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今回のオフ会の目的は西武鉄道に浸るということが趣旨 301系の各停新所沢行き 2007年10月6日 西武新宿で筆者撮影

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2007.10.06

「西武トレインフェスティバル2007in横瀬」に行ってきました

今年も10月に入りまして「鉄道の日」シーズンとなりました。例年各地でさまざまなイベントが行なわれますが、今日は毎年恒例となっている、西武鉄道横瀬車両基地構内で開催される「西武トレインフェスティバル2007in横瀬」に行ってきました。

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今回のイベントで展示された車両 E33(左) E854(右) 2007年10月6日 横瀬車両基地「西武トレインフェスティバル2007in横瀬」会場で筆者撮影(画像は開場直後の様子)

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2007.10.02

2007年度 グッドデザイン賞発表

今年もこの賞が発表されました。財団法人日本産業デザイン振興会が実施している「グッドデザイン賞」です。我が国唯一の総合的デザイン評価・推奨制度で、応募した中から「形の良さ」だけではなく、「品質の良さ」「使いやすさ」「商品としてのバランスの良さ」が認められたものに送られます。「グッドデザイン賞」を受賞した商品には「Gマーク」が付けられ、よくカタログや店頭などで目にすることも多いのではないかと思います。

さて、鉄道の世界においても毎年、「グッドデザイン賞」に選定される車両や駅などの施設があります。かつては当時の金賞も受賞したJR東日本209系電車や東海道新幹線700系、小田急ロマンスカー30000形「EXE」・50000形「VSE」、車両以外でもみなとみらい線の各駅やICカード乗車券Suicaなども受賞したグッドデザイン賞ですが、今年も鉄道関連で選定されました。

今年は、まずこの車両がグッドデザイン賞に選定されました。

Img_4583
グッドデザイン賞に選定された 東海道・山陽新幹線N700系 2007年6月16日 東京で筆者撮影

今年7月のダイヤ改正で運転を開始し、現在増備が進んでいる東海道・山陽新幹線のN700系が選定されました。
N700系は、これまでの700系をさらに改良して、東海道新幹線区間でのカーブでは車体を傾けて走行することができる機能を持ち、山陽新幹線区間では時速300kmで走行できる性能を持っています。また、車内設備も全席禁煙と喫煙ルーム、モバイル用コンセントを大量用意、多目的室・多目的トイレなど充実した内容などが評価されました。
日本の大動脈に登場したN700系、この車両では車両そのものだけではなくグリーン車設備も選定されており、さらに「2007年度グッドデザインBEST15」にも選ばれ、「グッドデザイン大賞」候補にもなっています。

今年度のグッドデザイン賞、この他にこの車両が選定されました。

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グッドデザイン賞に選定された東京メトロ有楽町線の新型車10000系 2006年9月6日 東武東上線 川越市で筆者撮影

昨年、有楽町線に登場した東京メトロの新型車両10000系も選定されました。東京メトロ10000系は、来年開業する副都心線用車両として導入された東京メトロ初の新型車両となります。独特な前面形状と車体構造・車内のデザインなどが評価の対象となりました。
東京メトロ10000系は、来年開通する池袋から新宿三丁目を経由して渋谷を結ぶ副都心線の車両として、これからも増備が続くことになっています。

車両での選定はこの2車種ですが、このほかにもJR東日本で導入された新幹線の編成案内表示板及び列車到着を知らせる液晶表示器、また最近首都圏各駅改札付近に出現している列車の運行異常時の案内装置が選定されました。

今年選定された車両や施設は、いずれもデザインだけではなく「品質のよさ」や「バランスの良さ」など、客観的な目で優れていると評価されたものばかりです。
まだ活躍を始めてまもないこれら車両のこれからの活躍に、ぜひ注目してみようではないでしょうか。


参考 財団法人日本産業デザイン振興会 2007年度グッドデザイン賞 受賞結果

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2007.10.01

京王高尾線開業40周年「高尾号」ヘッドマーク

今日から10月になりました。そして本日で開業40周年を迎えた路線があります。京王電鉄高尾線です。

京王高尾線は京王線の北野から分岐して高尾山口を結ぶ路線で、終点の駅名が示すように東京の手ごろなハイキングコースである高尾山へ向かう路線です。京王線では高尾線開業40周年を迎えて、高尾線開業当時に春・秋の休日シーズンに運転されていたハイキング特急「高尾号」のヘッドマークを複製し本日より取り付けての運転が始まりました。そこで今日の夕方、仕事の帰りに新宿に寄ってみました。そしてヘッドマークを付けた列車が到着しました。

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「高尾号」のヘッドマークを付けた8000系8801F+8701F 2007年10月1日 新宿で筆者撮影

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ヘッドマークのアップ

今から15年前まで、春・秋のシーズン休日ダイヤの午前中に新宿から高尾山口まで運転されたハイキング特急「高尾号」のヘッドマークがこのように再現されました。なお、下には「高尾線開業40周年」という文字も付いています。

往年のハイキング特急に付けられたヘッドマーク、15年の歳月は京王線のダイヤもラインナップも大きく変わりました。ちなみに、平日ダイヤで「高尾号」は走ったことはなく、もちろんのことながらこの当時には「準特急」という種別もなく、また高尾号であれば高尾山口行きなのですが、夕方のラッシュ時間帯の撮影になりますので、京王八王子行になっています。(注:京王八王子行の「高尾号」は高尾線開業前に存在していたようです。)
また、ハイキング特急がなくなる前後に登場した8000系、この車両が「高尾号」として運転された実績はなく、ヘッドマークが再現された中、その15年という年月を感じさせずにはいられませんでした。

高尾線開業40周年記念「高尾号」のヘッドマークは、8000系と9000系にそれぞれ1編成ずつ付けられているとのことでしたが、このあとも新宿で待っていても9000系の「高尾号」は姿を見せずに、結局準特急が一巡してしまいました。9000系はおそらく乗り入れ仕様の10両編成に付いていると思われましたことから、ここから笹塚に移動して都営新宿線直通系統の急行・快速で運用されていると思い、ここで待ってみることにしました。そして、ようやく9000系の「高尾号」がやってきました。

Img_1037
「高尾号」ヘッドマークをつけた9000系9735F 2007年10月1日 笹塚で筆者撮影

都営新宿線に乗り入れ運用に就いていた9000系のヘッドマーク付き列車、「高尾号」の快速本八幡行きというのはあまりにも妙な取り合わせであるとともに、ハイキング特急「高尾号」が運転されていたのは9000系が登場する前のことになります。ヘッドマークのデザインは8000系と同じですが、地下鉄に乗り入れることから非常口確保のため小ぶりなヘッドマークになり、なおさら違和感を感じました。

こうして、今日で開業40周年を迎えた京王高尾線を記念して再現された、「高尾号」のヘッドマークをつけた列車が運転を始めました。8000系・9000系に付けられたヘッドマーク、種別・行き先表示とも明らかにミスマッチな感じですが、それだけ年月が流れたということを実感できました。このヘッドマークは、高尾線開業40周年記念イベント期間である12月10日まで運転されるとのことですので、現在の京王線の主力車両である8000系・9000系「高尾号」で、高尾山へお出かけになってみてはいかがでしょうか?


関連記事
京王高尾線開業40周年イベント実施(2007年9月13日)

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