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2007.10.01

京王高尾線開業40周年「高尾号」ヘッドマーク

今日から10月になりました。そして本日で開業40周年を迎えた路線があります。京王電鉄高尾線です。

京王高尾線は京王線の北野から分岐して高尾山口を結ぶ路線で、終点の駅名が示すように東京の手ごろなハイキングコースである高尾山へ向かう路線です。京王線では高尾線開業40周年を迎えて、高尾線開業当時に春・秋の休日シーズンに運転されていたハイキング特急「高尾号」のヘッドマークを複製し本日より取り付けての運転が始まりました。そこで今日の夕方、仕事の帰りに新宿に寄ってみました。そしてヘッドマークを付けた列車が到着しました。

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「高尾号」のヘッドマークを付けた8000系8801F+8701F 2007年10月1日 新宿で筆者撮影

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ヘッドマークのアップ

今から15年前まで、春・秋のシーズン休日ダイヤの午前中に新宿から高尾山口まで運転されたハイキング特急「高尾号」のヘッドマークがこのように再現されました。なお、下には「高尾線開業40周年」という文字も付いています。

往年のハイキング特急に付けられたヘッドマーク、15年の歳月は京王線のダイヤもラインナップも大きく変わりました。ちなみに、平日ダイヤで「高尾号」は走ったことはなく、もちろんのことながらこの当時には「準特急」という種別もなく、また高尾号であれば高尾山口行きなのですが、夕方のラッシュ時間帯の撮影になりますので、京王八王子行になっています。(注:京王八王子行の「高尾号」は高尾線開業前に存在していたようです。)
また、ハイキング特急がなくなる前後に登場した8000系、この車両が「高尾号」として運転された実績はなく、ヘッドマークが再現された中、その15年という年月を感じさせずにはいられませんでした。

高尾線開業40周年記念「高尾号」のヘッドマークは、8000系と9000系にそれぞれ1編成ずつ付けられているとのことでしたが、このあとも新宿で待っていても9000系の「高尾号」は姿を見せずに、結局準特急が一巡してしまいました。9000系はおそらく乗り入れ仕様の10両編成に付いていると思われましたことから、ここから笹塚に移動して都営新宿線直通系統の急行・快速で運用されていると思い、ここで待ってみることにしました。そして、ようやく9000系の「高尾号」がやってきました。

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「高尾号」ヘッドマークをつけた9000系9735F 2007年10月1日 笹塚で筆者撮影

都営新宿線に乗り入れ運用に就いていた9000系のヘッドマーク付き列車、「高尾号」の快速本八幡行きというのはあまりにも妙な取り合わせであるとともに、ハイキング特急「高尾号」が運転されていたのは9000系が登場する前のことになります。ヘッドマークのデザインは8000系と同じですが、地下鉄に乗り入れることから非常口確保のため小ぶりなヘッドマークになり、なおさら違和感を感じました。

こうして、今日で開業40周年を迎えた京王高尾線を記念して再現された、「高尾号」のヘッドマークをつけた列車が運転を始めました。8000系・9000系に付けられたヘッドマーク、種別・行き先表示とも明らかにミスマッチな感じですが、それだけ年月が流れたということを実感できました。このヘッドマークは、高尾線開業40周年記念イベント期間である12月10日まで運転されるとのことですので、現在の京王線の主力車両である8000系・9000系「高尾号」で、高尾山へお出かけになってみてはいかがでしょうか?


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コメント

こんばんはー。いやぁ、このヘッドマークは懐かしいですねぇ。と言ってもリアルタイムで見たことはなく、小さい頃に保育社のカラーブックス京王で見ただけですが(^^ゞ
やっぱり9000系の大型のヘッドマークが魅力的ですね♪

投稿: melonpan | 2007.10.02 22:21

melonpanさん、コメントありがとうございます。

「高尾号」が15年ぶりに高尾線開業40周年の企画として復活しました。とは言いましても、このヘッドマークをつけた5000系はすでに引退し、6000系もその当時とは外装が変わっています。8000系・9000系に付けられた「高尾号」のヘッドマーク、行き先表示などとあわせましても、15年という歳月を物語っていると感じます。

これから紅葉シーズンに向かい、多くの人が訪れる高尾山へ、15年ぶりに復活した「高尾号」でお出かけになられて見てはいかがかと思います。

投稿: Kaz-T | 2007.10.03 00:23

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