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2007.10.21

頑張るぐんまの中小私鉄フェア2007@上毛電鉄に行ってきました

晴天に恵まれた今日もイベントが開催されました。本日参加したイベントは「頑張るぐんまの中小私鉄フェア」というイベントで、場所は上毛電鉄大胡車庫で開催されました。このイベントに参加してきました。

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「頑張るぐんまの中小私鉄フェア」は上毛電鉄が会場 上毛700形 2007年10月21日 中央前橋で筆者撮影

本日開催された「頑張るぐんまの中小私鉄フェア」は、群馬県内で営業している中小私鉄3社の合同イベントになります。この3社とは、上信電鉄、上毛電気鉄道、わたらせ渓谷鐵道で、今回は上毛電気鉄道の大胡車庫をメインに開催されました。

ということで、今回も中央前橋から1日フリーキップを購入しましたが、通常の上毛1日乗車券は1300円ですが、今月と来月の土・休日には「鉄道の日」記念のフリー切符が800円で発売されていましたので、さらにお得に乗車することができました。中央前橋駅からこの鉄道で主力車両となった700形、元は京王井の頭線3000系の譲受車に乗車して、まずは終点の西桐生に行きました。

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西桐生駅舎 2007年10月21日 筆者撮影

関東の駅百選に認定されている西桐生駅舎は、今では登録有形文化財・近代化遺産にも指定されています。ここでもイベントが開催されていました。

さて、ここから会場の大胡まで戻りますが、大胡と西桐生と分かれて開催された今回のイベント、これを記念して今日は普段ですと大胡駅構内に留置されている上毛電鉄開業時からの車両、デハ101が運転されました。

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本日特別運行された上毛電鉄開業当初からの車両 デハ101 2枚とも2007年10月21日 西桐生で筆者撮影

群馬県の近代化遺産に選定されているデハ101に今回も乗車します。西桐生駅出発時点ですでに満員に近い混雑で、普段はまず乗車することはおろか動く機会も限られた車両だけに多くの人が乗車していました。こうして西桐生を出発して、大胡で下車しました。

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大胡駅舎 2007年10月21日 筆者撮影

開業当初からの木造駅舎の大胡駅舎も、登録有形文化財に指定されました。この駅舎から歩いてすぐのところにある車庫が、イベント会場となります。イベント会場では、上信・上毛・わ鐡のミニトレインが運行されており、その3社の記念切符などのグッズが販売されていました。そして、ここから進みと上毛電鉄の車両が展示されていました。

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展示された723

この後、西桐生方へ進みました。

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並んで展示された700形

元は「レインボーカラー」として編成ごとに前面の色が異なっていたという特徴があった京王井の頭線3000系の譲受車である上毛700形、この地でもこのように編成ごとに前面の色を変更が進められています。

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「児童絵画展」のヘッドマークをつけたロイヤルブルーの712

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上毛入線時からのターコイズブルー前面の711

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フェニックスレッドの713

このあと、電車庫に進んでみました。この建物も登録有形文化財に認定されました。そこから撮影してみました。

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先の中央前橋方 721(左)と722(右)

この会場から、今日もこの位置に停車していたこの車両を撮影しました。

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近代化遺産に選定されたデハ104

廃車となり今でも大胡駅構内で留置しているデハ104です。この車両も群馬県の近代化遺産に選定されています。

こうしているうちに、特別運転を行なっていたデハ101が大胡に戻ってきました。

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大胡に到着したデハ101

この後、デハ101は入庫して、この車両を含めての撮影展示会となりました。

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入庫したデハ101

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「中央前橋行」のサボで展示されたデハ101

このあと、デハ101のサボは変更されました。

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「児童絵画展」のヘッドマークをつけたデハ101

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「児童絵画展」のヘッドマークはその後711にも付けられた

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デハ101を交えた並び

デハ101は約40分ほどで、再び出庫していきました。

その後、車両基地で撮影してみました。

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「ハロウィン電車」のヘッドマークをつけて運行中の718

上毛電鉄では、季節の行事がありますとこのように、ヘッドマークをつけて車内もそれにちなんだ装飾をした列車が運転されます。

さらにデハ101入庫に伴い、庫に入った722を撮影しました。

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電車庫の中で 722

この後は、走行しているデハ101を撮影してみようと、大胡駅周辺で撮影してみることにしました。

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登録有形文化財に認定された荒砥川橋梁を渡る724 2007年10月21日 大胡~樋越で筆者撮影

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パープル系の前面で出場した726 2007年10月21日 大胡~樋越で筆者撮影

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「ハロウィン電車」のヘッドマークをつけた728(西桐生方とはデザインが異なる) 2007年10月21日 大胡~樋越で筆者撮影

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ジュエルピンクの725

そして、デハ101がやってきました。

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特別運行されたデハ101 2枚とも2007年10月21日 大胡~樋越で筆者撮影

デハ101を撮影して、大胡を後にしました。

今回開催された「頑張るぐんまの中小私鉄フェア」は、例外なくクルマ社会になった群馬県内で頑張っている中小私鉄を支援するとともに、鉄道に親しんでもらおうということで開催されました。今年は上毛電鉄で開催されましたが、来年以降は上信電鉄・わたらせ渓谷鐵道と持ち回りで開催されるのでしょうか。いずれにしましても、今の状況では厳しい状況になるこれた路線の活性化に向けた取り組みであると感じます。
そして、上毛電鉄ではデハ101を始めとして開業時から残っている施設を中心に有形文化財や産業遺産の認定を受けて、鉄道が地域に貢献してきたことをアピールするとともに、今回は「ハロウィン電車」でしたが、季節のイベントに合わせた装飾列車を運転するなど、「乗ってもらう」ための積極的な取り組みも積極的に実施しています。

上毛電鉄を始めとする群馬県内の中小地鉄3社が、これからも存続し地域の中で人々の足として活躍し続けることを切に願います。


今回は、大胡車庫の会場でmattohさん栃木路快速さんにお会いしました。また、お会いすることがありましたときは、よろしくお願いいたします。


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なお、弊ブログでは上信電鉄、わたらせ渓谷鐵道も訪れています。それぞれ、以下にリンクします。
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コメント

こんばんは。小田急と上毛と両方とも僕も足を運んでいました。実は、今回の画像の中に写ってしまっておりますwお見苦しいものを…すいません。
上毛を含めた群馬を走る中小私鉄はいずれも未乗なので、こういったイベントを機に足を伸ばしたいですね。デハ101は未だに運行可能なんですね。日ごろからの手入れの良さに感服です。お互いお疲れ様でした。

投稿: 試運転 | 2007.10.22 00:24

試運転さん、コメントありがとうございます。小田急海老名と上毛大胡と足を運ばれたようで、また弊ブログの記事内の画像にも写り込んでいたとは、大変申し訳ありませんでした。
上毛大胡のイベントは、上信・わ鐵と3社合同で開催されました。この地域はクルマ社会になり、その分鉄道の利用が減っているという現実があります。そんな中、鉄道に親しんでもらおうと言う趣旨で行なわれたと感じております。上信もわ鐵も大変魅力的な路線ですので、一度乗車されてみてはいかがかと思います。
そして、上毛では開業当初からのデハ101が今回運転されました。確かに保守の面などで苦労していることもあるかとは思いますが、群馬県の近代化遺産に認定されただけに、上毛電鉄の宝として、これからも運行することがあるでしょう。この車両が運転されると言う点だけでも、群馬県まで行ってみた価値は十分にあったと思っています。
また、どこかでお会いすることがあるかもしれませんが、その際はよろしくお願いいたします。

投稿: Kaz-T | 2007.10.22 23:59

 こんばんは。TBいただきありがとうございます。こちらからもTBをさせていただきました。

 デハ101系に乗ったのはほぼ10年ぶりでしたが、レトロチックなつり広告をぶら下げるなど、昔の電車の雰囲気を演出させてくれたあたりは、なかなか味なことをしてくれたものです。ただ惜しむらくは、電車の中が通勤ラッシュさながらの混雑だったことでしょうか。しかしわずか1両しかないことと、普段滅多に乗ることが出来ない電車に乗ることが出来たわけですから、御の字ですね。

 それでは・・・。

投稿: mattoh | 2007.10.31 23:11

mattohさん、コメントとトラックバックをありがとうございます。

上毛のデハ101はもうまもなく80年になろうかと言う車両で、近代化遺産に認定されているだけに、車内もそのような演出がなされていたのかと思われます。通勤ラッシュ並みの混雑は、普段なかなか乗車することが出来ない車両だけに、多くの人が集まった結果でしょう。
このイベントが、クルマ社会になった群馬県内で鉄道に親しんでもらおうという趣旨で行なわれましたので、これだけ人が集まったということは、十分に成功したと言えるのではないかと思います。

また、お会いすることがありましたときは、よろしくお願いいたします。

投稿: Kaz-T | 2007.11.01 00:40

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