この土・日曜は都合が各種あったもので、全くといっていいほど動くことができませんでした。この土・日では西武鉄道の南入曽車両基地で一般公開のイベントが開催されたほか、秩父鉄道で元国鉄101系である1000系に国鉄時代を髣髴とさせるオレンジバーミリオンが再現され臨時急行が運転されたこと、そして福島のほうでは磐越西線で活躍していた455系「あかべぇ」のさよなら運転があったなど、各種開催されたイベントには参加できませんでした。
秩父鉄道については来週にでも訪れようと思っていますが、いつも弊ブログをご覧の皆様、このような記事を期待されていた方もいらっしゃったかと思います。そのような事情がありましたので、ご理解を頂きたいと思います。
さて9月2日日曜日の夕方、用事が済み山手線に乗って高田馬場に到着すると、西武新宿線で101系の10両編成が西武新宿方面に到着しました。西武101系は今年度から西武鉄道で導入が始まる新型車「Smile Train」という愛称がつけられた30000系に置き換えられ、本線系統からは姿を消していきます。また10両編成ということで、優等列車に充当された101系に乗車してみることにしました。
準急 本川越行きで到着した101系(301系) 2枚とも2007年9月2日 高田馬場で筆者撮影
本川越方から2+8の10両編成で到着した101系の準急本川越行き、2両編成ですと前パンタ車が西武新宿方先頭になるのですが、この編成では中間に入ってしまいました。また8両編成は101系でも通称301系と呼ばれ最近スカートが取り付けられました。
101系の優等列車は、自分の感覚ですと池袋線系統ではラッシュ帯に存在するくらいであると思われ、新宿線ではこのようにまだ土休日の昼間にも運用があるようです。
新宿線の準急は鷺ノ宮・上石神井に停車して以降は各駅停車になります。カーブの多い住宅地の中を進みます。すれ違う列車も2000系などといった4ドア車が主流になり、3ドア車自体が少なくなってきているようにも思えました。
この準急は小平まで乗車してここから拝島行きに乗り換え、次の萩山でここでも101系が活躍している多摩湖線の国分寺行きに乗り換えます。現在バリアフリー化工事が進行している萩山で到着した折り返し国分寺行き、今回もこんな編成でした。
多摩湖線に1編成が残る低運転台の101系225Fが到着 2007年9月2日 萩山で筆者撮影
本線系統と直接レールが繋がっている西武線に、今も唯一残っている101系の低運転台編成225Fが到着しました。西武の路線でも離れ児島になっている多摩川線ではこのスタイルの車両が主力ですが、それ以外ではこの編成だけになった低運転台の101系、長きに渡り親しまれた西武スタイルの車両として注目を集めている編成であります。この編成も今年度で引退と言われていますので、今はまだ一部のファンにしか注目されていないようですが、これから多くの人が訪れ注目を集めるのではないかと思います。
萩山から乗車した多摩湖線の国分寺行き、この路線はワンマン運転を行なっています。武蔵野の面影を残す単線を走り国分寺に到着しました。
国分寺に到着した225F 2007年9月2日 筆者撮影
用事が済み帰る途中で西武新宿線から国分寺を廻るという寄り道をしましたが、まだ活躍している西武101系の姿に出会えました。
これから登場する新型車30000系により姿を消す運命にある101系、注目してみてはいかがでしょうか?
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