北の国から 「富良野・美瑛ノロッコ」号
さて、富良野からは旭川へ抜けるために富良野線に乗車します。ちょうど良い接続でこんな列車に乗車してみることにしました。その列車は、「富良野・美瑛ノロッコ」号です。
「富良野・美瑛ノロッコ」号を牽引するDE15 1534 2007年8月5日 富良野で筆者撮影
「富良野・美瑛ノロッコ」号は、旭川・美瑛~富良野を運転するトロッコ型列車になります。富良野~美瑛間は富良野盆地に広がる田園風景の中を走ります。
入線する「富良野・美瑛ノロッコ号」 2007年8月5日 富良野で筆者撮影
この列車は、富良野で折り返す列車だったのですが、入線時は機関車を最後尾にした編成でやってきました。この列車の富良野方の車両は世にも奇妙な「オクハテ510-2」という車両で、客車ではあるのですが機関車の制御もできるという車両でした。よって、この列車では折り返し時の機回しといった入換は不要ということになります。
旭川・美瑛行きで先頭に立つディーゼル機関車 DE15 1534 2007年8月5日 富良野で筆者撮影
今回乗車した「富良野・美瑛ノロッコ2号は美瑛行きです。DE15 1534が先頭になります。なおDE15はラッセル式除雪機関車ですが、この時期はラッセルヘッドを外してこのようなトロッコ列車の牽引に就いています。
さて、富良野を出発しますと雄大な平野の中をそして丘を走ってゆきます。乗車したノロッコ号から撮影した車窓です。
画像はいずれも2007年8月5日「富良野・美瑛ノロッコ2号」の車内から筆者撮影
「富良野・美瑛ノロッコ号」でも乗車証明書の配布があったほか、車内限定のオレンジカードの販売もありました。
長閑な風景の中をゆっくり進んでこの列車の終点である美瑛に着きました。美瑛では、このノロッコ号だけが停車する臨時駅「ラベンダー畑」駅の記念入場券や観光記念の入場券の発売がありました。
到着した美瑛駅で、「富良野・美瑛ノロッコ号」編成の各車両を撮影してみました。
「富良野・美瑛ノロッコ号」牽引機関車 DE15 1534 2007年8月5日 美瑛で筆者撮影
機関車のすぐ後に連結されているオハテフ510-51 この車両は指定席扱いで売店もある 2007年8月5日 美瑛で筆者撮影
その後ろの車両はナハ29003 2007年8月5日 美瑛で筆者撮影
さらにその後ろは「バーベキューカー」のロゴがあるナハ29002 2007年8月5日 美瑛で筆者撮影
しんがり、そして富良野行きでは先頭になる オクハテ510-2 2007年8月5日 美瑛で筆者撮影
各車両を撮影してみましたが、トロッコ車ということで展望車をあらわす「テ」という表記が付いた車両もあれば、いまどきナハという表記のある車両、そして「オクハテ」というおそらく他ではお目にかかれない車両もあるなど、スローな列車であるノロッコ号の車両、実に奇車揃いの様相を呈してきているように感じました。
美瑛の丘、富良野の田園風景をゆく「富良野・美瑛ノロッコ号」、乗車しますと日常の喧騒を忘れさせてくれる列車です。富良野は今では多くの人が訪れる観光地です。富良野を訪れた際は、乗車してみてはいかがでしょうか?
美瑛からは前方に停車しているキハ150に乗車して旭川に行きました。 2007年8月5日 筆者撮影
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