史上最強の動物園へ 特急「旭山動物園号」
今回の北海道の旅は、まさに列車に乗るだけの旅でしたが、今北海道で話題沸騰のスポットといえば、旭川にある「旭山動物園」でしょう。
動物園では日本最北に位置する旭山動物園は、近年動物たちを本来の姿で見せようと各種アイディアで改修を行なった結果大変多くの人が訪れるようになり、いまや東京の上野動物園に匹敵する来園者を誇る動物園となりました。
さて、JR北海道では旭山動物園とタイアップしたイベント列車として、今年のゴールデンウィークから全席指定の特急「旭山動物園号」が運転されています。今回の旅行では、この列車には乗車こそしませんでしたが、今話題の列車であるということで撮影してみました。
183系気動車に特別装飾を施した車両で運転される特急「旭山動物園号」 2007年8月5日 苗穂で筆者撮影
特急「旭山動物園号」は、183系気動車による4両編成の列車です。1両ごとにモチーフとなった動物の絵が描かれたカラフルな編成になっています。
札幌方から左4号車は「ペンギン号」・右3号車は「チンパンジー号」 2007年8月5日 苗穂で筆者撮影
左2号車は「ライオン号」・右1号車旭川方先頭は「ホッキョクグマ号」 2007年8月5日 苗穂で筆者撮影
各車両にそれぞれ、旭山動物園にいる動物たちのが描かれその動物が車両の愛称になっています。
また全席指定の列車ですが、その車内も動物たちが描かれ、お子様向きの内装になっています。
まずは苗穂で出庫及び下り旭川行きを撮影してみましたが、やはり走行している姿を撮影するため、夕方の上り札幌行きを撮影してみました。
札幌に向けて走る特急「旭山動物園号」 2枚とも2007年8月5日 白石~厚別(千歳線平和)で筆者撮影
この外観、やはり子供たちには人気のようです。
また、旭川駅では「旭山動物園号」の記念入場券やオレンジカードが発売されているほか、売店では旭山動物園のグッズの中に「旭山動物園号」の世界をモチーフにした絵本が販売されているなど、今まさに話題となっていることを実感できました。
特急「旭山動物園号」は、8月19日までの毎日と9月30日までの土・休日に運転されます。その後も運転されるかと思いますが、札幌~旭川は全線電化区間であるにもかかわらず気動車にこのような装飾を行なったということで、今後はJR北海道各路線にも登場することがあるかもしれません。
北海道で今話題のスポットへいざなう特急「旭山動物園号」、どこかその外観だけでも童心に戻り楽しみたい列車であるように思います。
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コメント
oaiです。ご無沙汰しております。
「旭山動物園号」は初日4/28の札幌行きに乗車してきました。
その時の乗車記を書いておりますので、トラックバックさせていただきました。
外観もさることながら、内装も夢があって、子供達だけでなく大人もほのぼのしてくる車両ではないかと思います。
各車端部に「はぐはぐチェア」という撮影専用の座席がありますが、これも車両毎に違っていてなかなか楽しかったです。
投稿: oai | 2007.08.15 02:45
oaiさん、コメントとトラックバックもいただきまして、ありがとうございます。
「旭山動物園号」に早速乗車されたとのことで、記事を拝見いたしましたが、なるほどこれは動物園に行かれるお子様には良い思い出になる列車ですね。
札幌~旭川の特急は「スーパーホワイトアロー」にしろ「ライラック」にしろ、どちらかといいますとビジネスライクな列車ですので、動物園に行く夢ある列車という演出は、なかなかのものであるかと思います。
おっしゃるとおりで、童心に戻って楽しみたい列車であると感じます。
投稿: Kaz-T | 2007.08.15 23:43