転機を迎える 特急「まりも」
さて、北海道内でも札幌を起点に夜行列車が運転されています。札幌から青森を結ぶ急行「はまなす」が良く知られていますが、こんな列車も存在しています。札幌から釧路を結ぶ特急「まりも」です。
旭川へ向けて走る「スーパーホワイトアロー」785系と並ぶ183系特急「まりも」(左) 2007年8月5日 札幌で筆者撮影
特急「まりも」は、札幌から釧路を結ぶ夜行特急で、下り釧路行きでは札幌を23:10に出発し、終点釧路には翌朝5:50に到着する列車です。183系気動車で運転されます。
183系気動車で運転される特急「まりも」 2007年8月5日 札幌で筆者撮影
特急「まりも」ヘッドマーク
最後尾の車両は貫通タイプの先頭車の特急「まりも」 2007年8月5日 札幌で筆者撮影
この列車の愛称になった「まりも」とは、阿寒湖に生息する球体上の藻である「マリモ」から名づけられ、そのヘッドマークもそれにちなんだものになっています。
さて、隣のホームに停車していた旭川行きの特急「スーパーホワイトアロー」が出発しましたので、編成全体が撮影できました。
2007年8月5日 札幌で筆者撮影
さて、この特急「まりも」では、JR北海道独自の特徴ある編成で運転されます。それは、編成中間に14系寝台客車を連結していることです。
特急「まりも」に連結されている寝台車 14系客車 2007年8月5日 札幌で筆者撮影
特急「まりも」となる以前、客車で運転されていた急行「まりも」号を特急に格上げして「おおぞら号」とした際に特急化されても寝台車を連結するようになったことから出現した珍編成、中間に2両14系B寝台車がこのように連結されています。
さて、特急「まりも」にも転機が訪れます。それは、10月のダイヤ改正より週末及び多客期間の臨時列車になるとのことです。また特徴ある列車が定期列車から姿を消そうとしています。このためか、深夜時間帯であるにもかかわらず札幌駅では、「まりも」を撮影しようと人が集まっていました。
気動車に寝台客車を組み込んだ独特な編成で運転されてきた特急「まりも」、まだ1ヶ月ほどありますので、こちらも注目してみてはいかがでしょうか?
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