いよいよ終焉を迎える 781系
富良野線に乗車して、旭川に着きました。ここから函館本線に乗車して札幌に戻るのですが、ここで、いよいよ終焉が近づいてきた781系電車の特急「ライラック」に乗車しました。
いよいよ終焉が近づいてきた781系 特急「ライラック」 2007年8月5日 旭川で筆者撮影
781系は北海道用に特急用交流型電車として誕生しました。当初は「いしかり」のちに「ライラック」「ホワイトアロー」「すずらん」といった、札幌を中心に旭川そして室蘭を結んだ特急列車として活躍してきました。しかし、北海道という厳寒の気候はこの車両の寿命を縮め、いよいよ今年10月のダイヤ改正で定期列車からは撤退ということになりました。今回の旅行でも、漏らすことなく乗車しました。
781系「ライラック」号編成の札幌方先頭車は「uシート車」 2枚とも8月5日 旭川で筆者撮影
こちらは旭川方先頭の様子 2枚とも8月5日 旭川で筆者撮影
4両編成モノクラスの編成ですが、指定席車は「uシート」になっている「ライラック」号です。今回は自由席に乗車しましたが、やはりどこか国鉄を感じさせる車内に思いました。
781系を他にも撮影してみました。
2枚とも2007年8月5日 滝川で筆者撮影
さて、781系は札幌から旭川を結ぶ特急「ライラック」のほか、札幌から室蘭を結ぶ特急「すずらん」にも使用されています。こちらも撮影できました。
札幌~室蘭を結ぶ特急「すずらん」 2007年8月5日 苗穂で筆者撮影
「すずらん」号も781系の4両編成で運転されますが、「すずらん」には指定席車は連結されていても「uシート」ではないため、「ライラック」とは異なる運用になっています。
さて、10月のダイヤ改正により、札幌~旭川の特急には新型車789系1000番台を投入して、「スーパーカムイ」としてデビューします。また札幌~室蘭の「すずらん」には、現在「スーパーホワイトアロー」で活躍している785系が投入されることになったことから、781系は定期の運用はなくなり姿を消すことになります。また、「ライラック」の愛称も消えることになります。
北海道の大地で、札幌から旭川・室蘭を結ぶ特急列車として大活躍した781系、最後の活躍の姿を見てきました。厳寒の大地を駆け抜けた781系のこれまでの活躍を労い称えようではないでしょうか。その活躍の期間はあと1ヶ月半ほどになりました。最後の日まで無事に駆け抜けてほしいものです。
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