北海道の地で健在 711系
さて、2日目となった8月5日はまず、札幌から旭川・千歳方面へ一つ目の苗穂で撮影しました。札幌から乗車した普通列車はこんな車両でした。
北海道電化から活躍してきた711系 2007年8月5日 苗穂で筆者撮影
札幌から苗穂まで乗車した車両は711系という電車で、北海道電化とともに誕生した近郊型電車でした。近郊型とはいえ、北海道の土地柄から2ドア仕様で製造されました。この車両はかつて急行列車にも充当したことがあったそうなのですが、今では721系・731系の登場により数を減らしてきています。特に札幌周辺では朝・夕時間帯にしか見ることができなくなりました。
今回、711系についても撮影することができました。
6両編成の運用もある 2007年8月5日 苗穂で筆者撮影
2007年8月5日 苗穂で筆者撮影
2007年8月5日 札幌で筆者撮影
2007年8月5日 滝川で筆者撮影
現在残っている711系ですが、札幌地区の混雑に対応させるためか、一部の車両に付いては3ドア化されています。しかし、先に記しましたように札幌付近では朝・夕にしか見ることはできませんが、室蘭・旭川といった地域ではまだこの車両が普通列車として活躍しています。
さて、2日目はまず苗穂で撮影していました。苗穂には車両の修繕などを行なう工場があります。その敷地にこんな車両が停まっているのが見えました。
苗穂工場内に今も残る711系試作車 2007年8月5日 筆者撮影
苗穂駅の札幌方にある跨線橋から撮影したこの画像に写っている車両は711系の試作車のようで、北海道に初めて走った電車ということなのでしょうか、このように残されています。しかし、状態はあまり良くはなさそうです。
こうして、今も活躍している711系に出会うことができました。北海道に地に生まれ活躍してきたこの地域独特の車両、札幌近辺で見ることは困難ですが、旭川・室蘭付近ではまだ活躍していますので、北海道が生んだ711系に会いに行ってみてはいかがでしょうか?
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