鎌倉物語 江ノ電2007年の夏
この前の日曜日は、JR鎌倉車両センターの一般公開イベントに行ってきました。その帰りに、この路線も訪れてみました。今年も夏を迎えて活気付く江ノ電です。
夏を迎えて活気付く江ノ電 2001Fを先頭にした藤沢行き 背後の建物は「鎌倉プリンスホテル」 2007年7月29日 七里ヶ浜~稲村ヶ崎(ホテル下の直線)で筆者撮影
海沿いを走る区間もある江ノ電、今年で開業105周年を迎えました。今回は鎌倉から乗車してまずは江ノ島に向かい、名物併用軌道区間で撮影してみました。
2002Fを先頭にした鎌倉行き 2007年7月29日 江ノ島~腰越で筆者撮影
昔ながらの江ノ電のイメージを残した300形 305Fも運用に就いていた 2007年7月29日 江ノ島~腰越(神戸橋)で筆者撮影
新型車に取り替えられ徐々に姿を消していった旧型車、しかし今でもこの300形305Fは健在で、この日も運用についていました。今となっては昔ながらの江ノ電のイメージを残した車両として人気になっています。
この後、場所を変えて撮影してみました。
明治製菓の広告車 1502F 2007年7月29日 七里ヶ浜~稲村ヶ崎(ホテル下の直線)で筆者撮影
レトロ電車10形 10F 2007年7月29日 七里ヶ浜~稲村ヶ崎で筆者撮影
1997年、開業95周年を記念して登場したレトロ電車10形、デビュー当初はその外観などで大変話題となった車両でした。早いものでレトロ電車10形がデビューして10年が経過しました。
昨年の「SKIP号」1000形1001F この塗装に変更になった 2007年7月29日 稲村ヶ崎~極楽寺で筆者撮影
現在の江ノ電の最新型車 500形 501F 2007年7月29日 稲村ヶ崎~極楽寺で筆者撮影
開業100周年記念車両として登場した20形 21F 2007年7月29日 稲村ヶ崎~極楽寺で筆者撮影
今年の湘南・鎌倉インフォメーション電車「SKIP号」の1501F (この電車の記事はこちら)
さて、105周年を迎えた江ノ電では現在、こんなラッピング電車が運転されています。今回、出会い乗車することができました。
現在運転中のラッピング電車「麦わら号」1201F 2007年7月29日 江ノ島で筆者撮影
この電車は「麦わら号」というラッピング電車で、少年ジャンプに連載されている「ONE PIECE」(綴りが間違っていたとの指摘がありましたので、訂正いたしました。)とタイアップしたイベント列車となっています。現在江ノ電では「ONE PIECE」とタイアップしたスタンプラリーが行なわれています。また、8月26日には極楽寺車庫で、この車両の展示会も行なわれるとのことです。
さて、「麦わら号」として1201Fにこのようなラッピングが施されましたが、この編成は1000系登場時の塗装を堅持していた編成でした。先の画像で昨年の「SKIP号」だった1001Fが20形・500形と同じ塗装で出場し、この編成もこのようなラッピングが施されたということは、ついに江ノ電1000形登場時の塗装は姿を消したことになります。1201Fはこの姿で9月2日まで運転されるとのことですが、その後はバリアフリー化などの車体改修が行なわれると思われ、それにあわせて20形・500形と同じ外装で出場すると思われます。1979年に江ノ電に新風を吹き込みその翌年には鉄道友の会「ブルーリボン賞」を受賞したこの車両も、転機のときが訪れました。
今回の江ノ電撮影は、鎌倉から1201F「麦わら号」に乗車して江ノ島で下車、その後鎌倉に戻るような感じで撮影してきました。極楽寺まできまして、車庫を見てみますとこんな車両が留まっていました。
極楽寺車庫に留置されていた300形303F 2007年7月29日 筆者撮影(敷地外から撮影)
305Fとともに残っている旧型車300形の303Fが留置されていました。この編成は、昨年の夏ごろから運用を離脱している状況で、その動向が気になっていたのですが、このように車庫で姿を見せてくれました。303Fはタンコロと呼ばれた100形からの改造で、その時代から数えますともう78年も経過した車両です。今後どうなるのか、大変気になります。
こうして、夏本番を迎えた江ノ電を訪れてみました。今年も活気に満ちていた江ノ電、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?
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