« 置き換え進む 中央快速線系統201系 | トップページ | 神宮前で名鉄を撮る »

2007.06.30

「名古屋吊り掛け夏の陣」オフ会参加記

6月も最終日となり、今年の折り返し点となった今日は、弊ブログと相互リンクしております「さすらい館」さん主催のオフ会「名古屋吊り掛け夏の陣」が開催されました。

私も参加したこのオフ会、趣旨は大手私鉄路線で今も残る名鉄瀬戸線の吊り掛け車6750系に乗車するという内容で、東京から新幹線に乗車して名古屋に向かいました。そして、名鉄瀬戸線の始発駅である栄町で、吊り掛け車の到着を待ちます。そして30分後、ようやく名鉄瀬戸線に今も残る吊り掛け車6750系が到着しました。

Img_4758
名鉄瀬戸線に今も残る吊り掛け車 6750系 2007年6月30日 栄町で筆者撮影

ようやく到着した吊り掛け車6750系でしたが、到着した列車は折り返し途中駅の尾張旭までの列車でした。まずは到着した6750系で、この列車の終点である尾張旭まで乗車してみました。

地下駅の栄町を出発すると、この形式に今も残る吊り掛けの重低音がトンネル内で響きました。今となっては大手私鉄車両でごく限られた車両でした聞くことができなくなった音です。

さて、名鉄瀬戸線では本日より車両基地が喜多山から尾張旭に移転となりました。喜多山の様子は、木造の検車庫は残っていましたが、車両は機関車も含めて1両も無く「もぬけの殻」状態でした。そして尾張旭駅手前に新しく完成した車両基地には吊り掛けの6750系が数本停車していました。なお、道中ですれ違った列車を確認しましたが、本日運用に就いていた吊り掛け車はこの1編成のみの状態でした。こうして、尾張旭に着きました。

Img_4760
尾張旭に到着した6750系 2007年6月30日 筆者撮影

尾張旭からは、後続の列車に乗車して終点の尾張瀬戸に行ってみました。終点の尾張瀬戸で、この駅近くにある「せともの」の歴史などを展示した「瀬戸蔵ミュージアム」に行きました。ここには、こんな展示物がありました。

Img_4761
瀬戸蔵ミュージアムで展示されている モ754 2007年6月30日 筆者撮影

昭和初期の時代に製造され瀬戸線でも活躍し、晩年は岐阜600V線区の谷汲線・揖斐線で同路線廃止の2001年まで活躍したモ754のカットボディーが展示されていました。
この車両が瀬戸線時代にまとっていた緑色の車体で、同時に旧尾張瀬戸駅舎も再現されたセットでこのように展示されていました。

瀬戸蔵ミュージアムからは、再び尾張瀬戸駅に戻り、栄町方面に戻ることとしました。尾張瀬戸の留置線に6750系が留置中でしたので撮影してみました。

Img_4770_1
留置中の6750系 2007年6月30日 尾張瀬戸で筆者撮影

こうしている間に、急行栄町行きが6750系で到着しました。

Img_4769
急行で到着した6750系 2007年6月30日 尾張瀬戸で筆者撮影

往きに尾張旭まで乗車したのと同じ編成ですが、今度は急行列車での乗車となります。この列車で栄町まで、吊り掛けの急行運転の走行音に浸ってきました。栄町からは再び尾張旭行きになったこの6750系に乗車して、今度はこの編成の走行シーンを撮影するために、矢田で下車しました。この駅から瀬戸方に進んだ瀬戸線の撮影ポイントである、矢田川の鉄橋で撮影してみました。

Img_4775
矢田川の鉄橋を走行する瀬戸線の主力 6000系 2007年6月30日 矢田~守山自衛隊前で筆者撮影

Img_4779
瀬戸線にのみ存在している6600系 2007年6月30日 矢田~守山自衛隊前で筆者撮影

そして、6750系が再びやってきました。

Img_4782
矢田川の鉄橋を走行する吊り掛け車6750系 2007年6月30日 矢田~守山自衛隊前で筆者撮影

矢田川の鉄橋で6750系を撮影しましたので、矢田駅に戻りここから栄町に戻ります。列車を待っている間、栄町から折り返してきた6750系の急行を撮影することができました。

Img_4784
急行運用に就く6750系 2007年6月30日 矢田で筆者撮影

こうして、今回のオフ会の目的である名鉄瀬戸線に今も残る吊り掛け車6750系に乗車・撮影することができました。今となっては貴重になった吊り掛け車ですが、今日はこの1編成が運用に就いていたのみで、出会うことが難しくなったように思いました。また、瀬戸線では来年度より新型車が導入されることになっており、この6750系に限らず6000系や6600系も置き換えられるとされています。貴重になった吊り掛け車とともに、いずれは置き換えられてゆく瀬戸線の今の姿を収めることができました。

ということで、往きは東京から300系の「のぞみ」、帰りは500系「のぞみ」のグリーン車に乗車して日帰りで参加したオフ会でした。参加された皆様方もこの吊り掛けのサウンドを堪能されていたと思います。

この記事をご覧になりまして、名鉄瀬戸線に今も残る吊り掛け車に会いに行かれてみてはいかがでしょうか?


この記事から、今回のオフ会に参加された方のブログにトラックバックを送信しています。
さすらい館さん(幹事、お疲れ様でした。また機会がありましたときは、よろしくお願いいたします。)
red star's Blogさん
栃木路快速 Tochigiji Rapid Serviceさん

|

« 置き換え進む 中央快速線系統201系 | トップページ | 神宮前で名鉄を撮る »

カテゴリー名鉄」カテゴリの記事

オフ会参加記」カテゴリの記事

コメント

 こんばんは。恥ずかしながら名鉄に吊り掛け車両が残っていたことをつい最近まで知らなかったんですが、車体を新製して台車を付け替えたという点では、東武の5000系シリーズと全く同じですね。

 私も5月下旬に名古屋を訪れた際に乗ってきました。久しぶりに吊り掛けモーターの音を堪能することができましたが、このモーター音もそう長くは聞けないのでしょうね。

投稿: mattoh | 2007.07.12 23:11

mattohさん、コメントとトラックバックをありがとうございます。

名鉄瀬戸線で一見新しく見える6750系こそ、この路線に今も残っている吊り掛け車です。おっしゃるとおりで東武5000系列と同じ発想で、サービス向上を図ったという狙いがあったものと思われます。

瀬戸線では、ちょうどこの記事のオフ会が開催された当日に、喜多山から尾張旭に車両基地が移転となり、来年度からはこの路線にもステンレス車体の新型車が導入されることになっています。この日、瀬戸線では吊り掛け車はこの1編成しか運用に就いていませんでしたので、終焉の日は近づいているかと思われますが、乗車するもの難しくなってきているのかもしれません。

投稿: Kaz-T | 2007.07.13 01:02

この記事へのコメントは終了しました。

« 置き換え進む 中央快速線系統201系 | トップページ | 神宮前で名鉄を撮る »