置き換え進む 中央快速線系統201系

JR東日本では、老朽化が進んだ車両を積極的に取替えを進めています。今、そのターゲットとなっているのは中央快速線系統の201系です。

新型車E233系に置き換えられ、姿を消していく201系を今日は撮影してみました。

置き換えが進み急速に数を減らしてきている中央快速線系統201系　2007年6月24日　青梅線　西立川で筆者撮影

昨年12月より中央快速線系統で運転を始めたE233系は大変好評で、現在大量に増備が進んでいます。E233系により、実に四半世紀以上にわたり中央快速線系統で活躍してきた201系は置き換えられています。すでに約半数の201系がE233系に置き換えられたという状況の中、今現在の中央快速線の201系をまずは高架複々線区間で撮影してみました。

複々線を行く快速高尾行きの201系　2007年6月24日　西荻窪で筆者撮影

こちらは快速東京行きの201系　2007年6月24日　西荻窪で筆者撮影

この後場所を移して武蔵小金井、そして東小金井で撮影してみました。

201系の中央特快高尾行き　2007年6月24日　武蔵小金井で筆者撮影

こちらは青梅特快東京行き　2007年6月24日　武蔵小金井で筆者撮影

201系の中央特快大月行き　2007年6月24日　東小金井で筆者撮影

2007年6月24日　東小金井で筆者撮影

2007年6月24日　東小金井で筆者撮影

武蔵小金井、そして東小金井で撮影しました。この両駅を含む三鷹～国分寺間では高架化工事が行なわれておりますが、いよいよ来週の6月30日土曜日の16時ごろから翌7月1日の朝まで、この区間の下り線を新しくできる高架線に切り替える工事が列車を大幅に運休させて行なわれます。来週の日曜日からは下り列車はこの区間、新しい高架線を走行することになります。地上の下り線を走行するのも残りわずかになりました。

さて、この後は立川から分岐する青梅線にも行ってみました。

青梅線でも中央快速線と同じオレンジ色の201系が活躍していますが、この路線にもE233系を投入して201系を置き換えることになっています。立川から乗車して1つ目の西立川で撮影してみました。

青梅線の201系　前面に「青梅・五日市線」ステッカーが貼られている　2007年6月24日　西立川で筆者撮影

2007年6月24日　西立川で筆者撮影

梅雨時期なだけに、西立川で撮影中に雨が降り始めました。この駅ホーム奥多摩方は屋根が無く雨に濡れながら撮影しました。さながら「雨のステイション」という状況でした。

さて、このあとは用事があったのですが、その用事を済ませてから再び201系を撮影することとなりました。それは、土・休日に新宿～奥多摩・武蔵五日市に運転される特別快速「ホリデー快速　おくたま・あきがわ号」に201系が運用に就いていたという情報を耳にしたからです。

3月のダイヤ改正以降、「おくたま・あきがわ号」は基本的にはE233系で運転されるようになり、運用の都合で201系が就くことがあるという状況でした。しかし、この状況も今月いっぱいで解消される予定とのことです。また来週6月30日は三鷹～国分寺間の中央線の高架線に切り替え工事が行なわれることから、「ホリデー快速　おくたま・あきがわ号」は運休になることから、実質上今日が最後の「ホリデー快速　おくたま・あきがわ号」運用に就く日となるのかもしれません。夕方の上り新宿行き「ホリデー快速　おくたま・あきがわ号」を撮影するため再度雨の中、「雨のステイション」西立川に行って撮影してきました。

本日で見納めか？201系の「ホリデー快速　おくたま号」新宿行き　2007年6月24日　西立川で筆者撮影（ホリデー快速おくたま４号）

こちらは武蔵五日市からやってきた「ホリデー快速　あきがわ号」新宿行き　2007年6月24日　三鷹で筆者撮影（ホリデー快速あきがわ４号）

3月のダイヤ改正以降、E233系にあわせて下り方4両が武蔵五日市行きの「あきがわ号」、上り方6両が奥多摩行きの「おくたま号」となり、201系も一部このように組み替えられました。西立川で撮影後三鷹までこの列車に乗車しましたが、車内はこの雨の中ハイキングに出かけられた方も乗車していました。7月以降も201系の「ホリデー快速おくたま・あきがわ号」の運転があるのか、気になります。

こうして、E233系によって置き換えが進んでいる中央快速線系統の201系を撮影してきました。
オレンジ色の車体とブラックフェイスの前面で親しまれた中央快速線系統の201系でしたが、今後もE233系の増備は進み数の上では逆転する日もまもなくと言われています、そうしますと今後201系は出会うことは難しくなります。また、青梅・五日市線の201系も安泰ではありません。

今年度までで201系の置き換えが完了することになっている中央快速線系統、親しまれた車両が姿を消していきます。まだ沿線がカーニバル状態になっていない今、撮影にそして乗車しに訪れてみてはいかがでしょうか？