この路線には夢がある JRゆめ咲線
交通科学博物館というある意味夢の空間をあとにして、再び大阪環状線外回りに乗車しました。そして次の西九条で下車、ここから分岐するJRゆめ咲線も撮影してきました。
大阪環状線からJRゆめ咲線に直通する103系 2007年5月1日 桜ノ宮(大阪環状線)で筆者撮影
JRゆめ咲線は、正式には「桜島線」という路線名で、大阪環状線の西九条から桜島を結ぶ大阪の下町から工業地帯を進む地味な支線でした。一つ目の安治川口には貨物駅があり、周辺は工場地帯とどこかあか抜けない路線でした。
しかし、この路線の大きな転機は2001年3月にやってきました。それは、この路線沿線の工場地帯跡地にハリウッド映画のテーマパークとして、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)がオープンしたことによります。USJオープンに伴い、安治川口~桜島間にUSJ最寄り駅となる「ユニバーサルシティ」駅が開業し、あわせて「JRゆめ咲線」という愛称が付けられ、USJへのアクセス路線として変貌を遂げました。
今ではUSJへのアクセス路線であるJRゆめ咲線、そのダイヤは大阪環状線からの直通列車が主体となっていますが、線内を折り返すシャトル列車もあります。このシャトル列車には、USJをモチーフにしたラッピング車になっています。そのラッピング電車が2編成稼動していましたので撮影してきました。
USJのラッピングがされた103系のJRゆめ咲線シャトル列車 2枚とも2007年5月1日 ユニバーサルシティで筆者撮影
この編成はUSJ内のアトラクション「セサミストリート4Dシアター」のラッピング車両 2枚とも2007年5月1日 ユニバーサルシティで筆者撮影
大阪駅からですと、大阪環状線からの直通電車がありそのまま直通しますが、線内を折り返す列車はその外観からUSJに向かう華やかな雰囲気が感じられます。103系車体改修車に施されたUSJ関連のラッピング電車で運転されるJRゆめ咲線のシャトル列車、それだけ目を引く列車ではないかと思います。
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