谷町線で健在 大阪市営30系
私が大阪市営地下鉄の車両でまず思い浮かべる車両といいますと、10系と呼ばれる車両で先頭部の非常口が寄ったデザインの車両で、この車両はメインルートである御堂筋線で今も活躍中ですが、それ以外ですと30系と呼ばれる角ばった車両を思い浮かべます。
私が幼い頃の電車の本で大阪の地下鉄として認識した車両はそんな車両でしたが、今では新20系シリーズが主力となり、特に30系はどの線区でももう運用を離脱していったようです。
しかし、大日から天神橋筋六丁目・東梅田・谷町四丁目・天王寺を経由して八尾南を結ぶ谷町線では、30系が新20系シリーズに混じって今も活躍しています。今回、今里筋線で井高野まで行った後太子橋今市で谷町線を待っていると、30系がやってきました。
谷町線で健在の30系 2007年5月1日 太子橋今市で筆者撮影
地味な地下鉄の車両ではありますが、大阪の地下鉄車両として一時代を築いた30系、谷町線ではこのように活躍しています。
このように、幼い頃の電車の本で見覚えがある車両が今も活躍しているということは、その路線に行ってみますとどこか嬉しく思います。まだ活躍すると思われますので、何かの機会に大阪を訪れた際は注目してみるのも悪くは無いのかもしれません。
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コメント
私は大阪在住で、たまに大阪市営地下鉄を利用することがあります。
今は「地下鉄でも冷房車は当たり前」になりましたが、私が小学生のころ、御堂筋線を利用していたころは、30系(アルミ車)もまだまだ活躍していました。もちろん「非冷房(ファンデリア)」で、しかも扉の窓が小さかった(外の景色が見えなかった)ので、同じ「非冷房車」でも、北大阪急行の2000系か、「冷房車」の10系が来た時は「ラッキー!!」と思った時が何度もありました(当時は、「トンネル内に熱がこもる」などの理由で「冷房車」の導入は難しかった)。
「谷町線」で現在も活躍している「30系」は、製造年が比較的若い車両を、「冷房改造」と「車両のリニューアル」を行ったものですが、制御方式が「抵抗制御」のままなので、できればあわせて、さきごろ引退した「東京メトロ」5000系みたいに、制御方式を「界磁添加励磁制御」にしたらよかったのに」と思う次第です。
投稿: 鉄さん | 2007.05.28 20:39
鉄さん、コメントありがとうございます。
その昔の地下鉄は、地上線の車両が冷房化されていても、まだ非冷房車が幅を利かせていたとは、東西同じでしたね。
確かに大阪市営地下鉄は、20代になってようやく訪れることができるようになったときは、新20系が主力になり御堂筋線の10系は見ることができましたが、この30系はもう姿を消してしまったかと思っていたのですが、谷町線でこのように今も残っていました。
冷房化は時代の要請でしょう。しかし、抵抗制御のままというのならば夏場は相当暑いかと思われます。
いつまで活躍するかはわかりませんが、一時代の大阪市営地下鉄の代表的な車両であったことから、1日でも長く活躍してもらいたいものです。
投稿: Kaz-T | 2007.05.29 23:56