« 小田急電鉄開業80周年 記念ロゴステッカー | トップページ | 「ちばデスティネーションキャンペーン」フィナーレ 「デラックスちば漫遊号」運転 »

2007.04.27

愛称は「Smile Train」 西武30000系来年春登場!

明日からゴールデンウィークに突入しますが、その前に西武鉄道から今年度の事業計画にあった「新生西武を象徴する次期通勤車両」について、リリースが掲載されました。

新形式は30000系となり、その車両の愛称とコンセプトを「Smile Train ~人にやさしく、みんなの笑顔をつくりだす車両~」と命名されました。
車体の構造は20m4ドア車で、その幅は2.93mと広幅になります。またアルミダブルスキン構体を採用します。

このリリースでは完成予想イメージも掲載されていて、前面は非貫通一枚窓で卵型にふくらんだユニークな形状になり、側面は新生西武のコーポレートカラーをグラデーション化したものになります。また車内は荷物棚や吊り手の高さ低下や優先席やドア部分の区分を明確化するとともに、ドア上には液晶モニターを2台設置し停車駅案内のほか各種広告などが表示されるとのことです。

30000系は今年度にまず8両編成3本入線し、その後も増備され最終的には8両編成12本、6両編成3本、2両編成3本の合計120両が導入され、101・301系を置き換えます。

早くも新型車の概要が公表されましたが、アルミ車体ということで日立標準車体「A-Train」となるようで、広幅すそ絞りボディーとなることから、前面こそは西武オリジナルとなりますが、首都圏新都市鉄道TX1000・2000形と兄弟車となるようなイメージになるようです。また、8両編成での導入となりますので運用的には各駅停車が中心となるのか、それとも2000系との混結も考えられえているのでしょうか?また2両編成もあるならば、この形式でも「前パンタ車」の出現も考えられると共に、6両編成3本は国分寺線での運用も予想されます。

新シンボルマーク制定で今年度は変革の年となる西武鉄道でその象徴となる新型車両30000系、登場が楽しみであると共に、コンセプトのとおり「人にやさしく、みんなの笑顔をつくりだす車両」としての活躍が大いに期待できそうです。


参考 西武鉄道オフィシャルサイトニュースリリース 「新型通勤車両「30000系」 2008年 春 デビュー」(PDF)

関連記事 新形式登場!西武鉄道2007年度事業計画(2007年4月17日)

Img_3089
新型車は20000系に続いてアルミ車体となる 2007年4月7日 所沢で筆者撮影

Img_3082
30000系導入により今後多摩湖線国分寺口などの支線系統用車両を除いて姿を消す101系 2007年4月7日 池袋で筆者撮影


この記事からトラックバックを送信しました。
TOMOの鉄日誌さん
鉄ちゃんの鉄道日記さん
やっぱり鉄分の濃い日々さん
melonpanのつぶやき。さん
クロフネ航海手帳さん
鉄道かわら版さん
Musashino RM Blogさん
ANCHOR =2nd=さん
鉄道少年の唄さん
さすらい館Returnsさん
kqtrain.netさん
でんしゃ観察レポートさん

|

« 小田急電鉄開業80周年 記念ロゴステッカー | トップページ | 「ちばデスティネーションキャンペーン」フィナーレ 「デラックスちば漫遊号」運転 »

ニュース」カテゴリの記事

カテゴリー西武」カテゴリの記事

コメント

最初に、このデザインを見て思った事
「千と千尋の神隠し」の「かおなし」に似ていると・・・。

スマイルトレインではなく「かおなし」

こっちのほうが、愛称としてよさそうな気がします。

投稿: がいや | 2007.04.28 10:17

私は広島のグリーンムーバーMAXに見えました。

投稿: TOMO-k | 2007.04.28 13:09

コメントいただきまして、ありがとうございます。

がいやさん>
これまでの西武の車両からは大幅なイメージチェンジとなる30000系、卵型のユニークな前面が特徴になりそうです。
ただ「かおなし」ですと、その映画では「己を持たず、会話もできず、金品でしか人をひきつけることができない」存在であったかと思います。この車両は「人にやさしく、みんなの笑顔をつくりだす車両」というコンセプトが与えられ、そこには新生西武の顔という意思が感じられますので、あまり受け入れられないのではないかと思います。

TOMO-kさん>
確かに、広島電鉄の「グリーンムーバMAX」に似ている点がありますね。新生西武の顔となるだけに、今から実車の登場が楽しみですね。

投稿: Kaz-T | 2007.04.29 00:05

この記事へのコメントは終了しました。

« 小田急電鉄開業80周年 記念ロゴステッカー | トップページ | 「ちばデスティネーションキャンペーン」フィナーレ 「デラックスちば漫遊号」運転 »