ダイヤ改正直前！ 仙台エリアでも引退する旧国鉄型車両

今日は、お休みをいただきました。そこで、ダイヤ改正を目前に控え、ここでも置き換えが行われるJR東日本の仙台エリアに行ってみました。

この地域でも主力車両になった701系と並ぶまもなく引退を迎える717系（右）　2007年3月15日　仙台で筆者撮影

今度の日曜日のダイヤ改正で、JR東日本の仙台エリアでは名取から仙台空港へ向かう仙台空港アクセス鉄道が開通し、東北本線と仙山線に新駅が開業します。またこれにあわせて新型車E721系が投入されることになり、これまでこの地で活躍してきた旧国鉄型車両が置き換えの対象となります。

今回は、前日の夜に新宿駅を出発した夜行高速バスで仙台入りしました。仙台到着は朝の5時40分という早い時間帯でしたが、その分朝のラッシュ時間帯で今回のダイヤ改正を機に姿を消してゆく旧国鉄型車両を撮影することができました。

まずは、この地でかつては急行列車にそして普通列車として活躍してきた455系です。

姿を消すことになった455系　2007年3月15日　仙台で筆者撮影

仙台駅では珍しくなったキハ40系と並ぶ455系　2007年3月15日　筆者撮影

車体改修が行われた車両は、前照灯と尾灯が一体のケースに収められている　2007年3月15日　仙台で筆者撮影

この地で多く活躍してきた455系でしたが、すでに活躍の場は狭まり仙台以北にはあまり行かなくなりました。常磐線方面への列車に多く充当されているように感じました。

さて、仙台エリアではこのほかにも置き換えの対象になる車両があります。次は417系です。

仙台地域に導入された417系　2007年3月15日　仙台で筆者撮影

福島～仙台を結ぶ快速「仙台シティラビット」の運用に就いた417系　2007年3月15日　仙台で筆者撮影

417系は、仙台エリアのローカル輸送用に導入された車両で、交直流両用車です。おそらくは黒磯を越えて宇都宮近辺までの運用も考慮されていたのではないかと思われますが、もっぱら黒磯以北の交流区間のみで使用さ直流区間で運転されたことはほとんどないとのことです。ちなみに、417系は仙台エリアにしか存在しなかった形式になります。

今回のダイヤ改正で姿を消す車両は、まだあります。717系も対象になります。

455系などの急行型電車から改造された717系　2007年3月15日　仙台で筆者撮影

717系は国鉄時代の末期に、455系などの急行型電車から改造された車両で、一見417系と同じような車体をしていますが、細かいところで違いがあります。識別点は屋根上の冷房装置でしょうか？

これら旧国鉄型車両はこれまで、仙台を中心に黒磯～一ノ関、常磐線の水戸・いわき～仙台、仙山線などで活躍してきましたが、経年による老朽化が進んだことといずれの2ドアであることから、乗り降りしずらいという観点から置き換えられることになりました。

いよいよダイヤ改正が近づいてきました。これら車両の活躍を見ることができるのもあと数日です。ダイヤ改正後も若干運用が残るかもしれませんが、いずれにしても早々に置き換えられると思われます。
何とかまだ運用に就いている時期に間に合ってよかった、と今では思っています。

455系・417系・717系の仙台地域での最後の活躍、無事に有終をかざってほしいと思います。