仙台エリアの普通列車で活躍する719系・701系

今回は、仙台でダイヤ改正により置き換えられる車両を撮影しましたが、このエリアで今後も活躍していく車両も撮影してきました。

仙台エリアでも主力車両　JR東日本東北地方の標準型電車701系　2007年3月15日　仙台で筆者撮影

政令指定都市である仙台を中心に、南は栃木県の黒磯から北は一ノ関までの東北本線、いわき以北の常磐線や仙山線などで運転されているJR東日本仙台支社のローカル列車、JR発足後に導入された車両も多く活躍しています。

まずは、JR発足後の1989年に導入された719系です。

仙台エリアで活躍する719系　2007年3月15日　仙台で筆者撮影

719系は仙山線の快速列車にも使用される　2007年3月15日　仙台で筆者撮影

719系は、この当時首都圏で導入されていた211系に似たスタイルをしていますが、側面は異なるほか、座席配置も中央に向かう「集団見合い型」になっています。この車両は東北本線の普通列車のほか、仙山線でも使用されており、かつては「仙山」という愛称が付いていた仙台～山形の快速にも使用されます。

このあと、仙台エリアにも東北地域の標準型電車である701系が導入されました。

仙台エリアでも主力の701系　2枚とも2007年3月15日　仙台で筆者撮影

東北エリアで大量に導入された701系は、仙台エリアではこのようないでたちになります。2両編成と4両編成があり、ラッシュ時間帯では6両・8両の運用もあります。
ロングシートの車内が特徴の701系ですが、ことに仙台エリアではラッシュ時間帯では6両編成でもかなりの混雑で到着してきましたので、その車両構造を十分に発揮しています。その一方で一ノ関行きなど長距離運用にも多く使用されていますが、これは小牛田から先はワンマン運転を行っていることや、その小牛田で分割併合があるため、ワンマン対応になっている701系は、仙台から北に進む列車に多く使用されているように見受けられました。
さて、その701系は今回のダイヤ改正によるものなのか、盛岡支社から転属してきたものがあるようで今回見ることができました。

盛岡支社から仙台支社に転属してきた701系　2007年3月15日　仙台で筆者撮影

旧国鉄型車両が引退後は、このエリアで主力としてさらに運用エリアを拡大していくことになるであろう719系と701系、これからの活躍にも注目です。