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2007.01.06

都心と空を結ぶ 東京モノレール

この正月の三元日には、この路線も訪れてみました。浜松町から羽田空港を結ぶ東京モノレールです。

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世界貿易センタービルの近くから出発する東京モノレール 2000形 2007年1月2日 浜松町で筆者撮影

東京モノレールは、1964年に開業した我が国におけるモノレールの草分けともいえる路線で、山手線の浜松町から全国各地へ飛び立つ飛行機が出発する羽田空港を結ぶ路線です。会社の経営形態は紆余曲折がありましたが、現在ではJR東日本グループの会社としてJR線の路線図にも掲載されている羽田へのアクセス路線であり、Suicaで乗車が可能です。また、快速列車も運転されています。

では今回、東京モノレールを各種撮影してみました。

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現在の主力 1000形 2007年1月2日 天王洲アイルで筆者撮影

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新型車2000形 現在3編成在籍している 2007年1月2日 整備場で筆者撮影

現在の東京モノレールの車両は、開業当初の車両はすでになく何回か世代交代が行われており、今では1000形と2000形が活躍しています。1000形については導入当初から外装が変更されており、ほぼ完了したようです。

このあと、車両基地がある昭和島に行ってみました。

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車両基地で憩う1000形 2007年1月2日 昭和島で筆者撮影

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この日は車両基地に留置だった東京モノレール開業当時の車両の外装を再現した1000形 2007年1月2日 昭和島で筆者撮影

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進入する1000形 2007年1月2日 昭和島で筆者撮影

下車した昭和島では現在待避設備の新設工事が行われています。これは3月のダイヤ改正で現在の快速がスピードアップを行い新たに「空港快速」となることから、この駅で各駅停車を追い抜くための設備を建設中でした。

東京モノレールの快速運転、3月のダイヤ改正における快速のスピードアップの背景には、1998年に開業した京急空港線の影響があるためで、すでに利用客の減少が目に見える状況になっています。今回の施策は東京モノレールの競争力アップのためのもので、都心から羽田空港間の競争は激しさを増している状況です。

さて、昭和島からはモノレールの終点になる羽田空港第2ビルまで乗車しました。昭和島を出て、海老取川のトンネルを過ぎると、車窓に空港関連の施設が見えてきます。整備場駅を出ていったん天空橋で地下に潜り再度地上にでると、車窓にはこんな風景が広がります。

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車窓に見える羽田空港ターミナルビルで待機している飛行機 2007年1月2日 天空橋~新整備場で走行中の東京モノレール車内から筆者撮影

この区間はまるで回り込むようにして空港へ進むので、急ぐ人にはまどろっこしく感じるとは思いますが、こうして車窓から空港ターミナルビルとそこに駐機している飛行機、さらにはこれから空へ飛び立とうと滑走路を離陸している飛行機や、遠路はるばる東京に今まさに降り立とうとしている飛行機も眺められるなど、「これから飛行機に乗る」という旅立ちのときめきを感じさせるとともに、羽田に降りた方にとっては「東京にやってきた」ことを実感する光景なのではないでしょうか?これこそ、モノレールに乗車しないと味わえない風景ではないかと思います。

都心と羽田空港を結ぶ東京モノレール、沿線には高層ビルが立ち並ぶ「天王洲アイル」や、夏場にはナイター競馬も行われる「大井競馬場」など、見所も多くあります。乗車しますと、どこか日常から離れた雰囲気を味わえる東京モノレール、羽田から飛行機に乗るときにもまたそうでなくても乗ってみますと、新たな発見があるかもしれません。

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コメント

1/2に羽田に行かれましたか、私は海外旅行へ行くため同じ日にモノレールに乗りました。
広大な空き地は将来の国際線ターミナル用地だと聞いたことがあります。またそのためモノレールは若干コース変更をするとかも聞いております。

3/18はノンストップ快速が出るようですが未だ昭和島は線路が引かれていない、大丈夫なんでしょうか。

投稿: SATO | 2007.01.06 13:29

SATOさん、コメントありがとうございます。

天空橋を過ぎての羽田空港を一望できる区間、ここはこれから飛行機に乗るという気分を高めてくれる箇所ではないかと思いますが、これだけ広大な空き地が広がっているというのならば何かしらの活用は必要であると思います。そういう意味で、国際線ターミナルビル建設はなるほどとも思いますし、都心からでは成田よりかははるかに近いので、将来はもっと羽田は便利になるのではないかと感じます。

昭和島は現在工事中です。確かに完成後どんな配線になるのか、気になります。

投稿: Kaz-T | 2007.01.09 01:10

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