« 2006年11月 | トップページ | 2007年1月 »

2006年12月の20件の記事

2006.12.31

今年1年、ご覧頂きましてありがとうございました ~2006年の弊ブログを振り返って~

早いもので、今年2006年もあと数時間で終わろうとしております。今年も、弊ブログをご覧いただきまして、ありがとうございました。

さて、今年を振り返ってみますと、鉄道の話題としてはやはり長きにわたり親しまれてきた車両が相次いで引退したことが印象的です。JR東日本東海道線の113系常磐快速線の103系、さらには小田急9000形東武5050系横浜市営地下鉄1000形・2000形秩父鉄道3000系などそれぞれの地で活躍し親しまれた車両が引退しました。筆者もこれら最後の場面に立会い、活躍してきた車両たちの最後の姿を捉えました。
その一方で、今年登場した新型車として東京メトロ10000系JR中央快速線E233系が運転を開始しました。いずれもこれからを担う車両として最新鋭の設備や機能を持ち合わせた車両であるかと思います。

また、今年は大手私鉄においてダイヤパターンを変更するなどといった大規模な改正が、あちらこちらで実施されたのも印象的でした。3月の東武、9月の京王東急、10月の阪急・阪神、そして12月の京成と、これまでの優等列車の停車駅を変更したり、新たな種別を制定するなどこれまでの概念にとらわれないダイヤ変更が実施されました。これらのダイヤ改正はこれからの時代を見据えた内容ではあるかと思いますが、それにより見ることができなくなった種別・行き先や運用が減った車両もあるなど、見どころも多い内容でありました。

さらに、今年も残念なことに地方で廃線となった路線が出現してしまいました。北陸のJR富山港線、北海道ちほく高原鉄道、愛知の桃花台新交通、そして富山の神岡鉄道があります。JR富山港線は「富山ライトレール」として再出発しましたが、北海道ちほく高原鉄道と神岡鉄道はかつての国鉄ローカル線を引き継いだ第3セクター鉄道であり、桃花台新交通はニュータウンの足として開業した新交通システムであったものの利用低迷により命運が尽きました。そして今年も廃止を打ち出した路線がまた出現してしまいまして、今後地方のローカル線は存続してゆけるのか、気になります。
その一方で、経営難に陥り電車の修理代もままならない困窮した状況となった銚子電鉄は、自らのサイトに今の危機的状況を公表し主力商品である「ぬれ煎餅」の購入を呼びかけたところ、多くの人々が共感して支援の輪が広がったというのは特筆すべきことではないかと思います。

さて、弊ブログは今年もあちらこちらに出向いてこれでもかという記事を作成してきました。今振り返ってみますと、首都圏を中心に話題となったところへ行ってきたというのが実感です。また、9月にブログのリニューアルを行い名称を変更したことも今となってはよき思い出です。
また、特筆すべきことが2点あり、1点はブログを通じて多くの人にめぐり合えたことで、ブログ仲間でのオフ会にも参加したりしたことと、もう1点は書籍発売に際して編集協力に参加したことで、ついには自分が撮影した写真が掲載された写真集まで出版されるなど、今年は自分の鉄道趣味人生の中でも特に思い出深い年となりました。


皆様方、今年はどんな年でしたか?弊ブログは今年も大勢の皆様方からコメント・トラックバックを頂き、大変充実したブログになりました。また、来年もあちらこちらに出向くことになるかと思います。今年1年、ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。

続きを読む "今年1年、ご覧頂きましてありがとうございました ~2006年の弊ブログを振り返って~"

| | コメント (4)

2006.12.26

中央快速線 E233系デビュー

今日は、12月では珍しい大雨となりました。そんななか、本日より中央快速線系統に待望の新型車E233系が営業運転を開始しました。

今日の運用では、まず自分の出社時間には合わないことから、帰りに東京から乗車することとしました。乗車した列車は、東京20:30発2029H快速豊田行きです。この列車の時刻に合わせて退社して、東京駅構内で時間調整を行いまして到着を待ちます。そして、20:28にいっこうに降り止まない雨の中をE233系がやって来ました。

Img_0314
本日より中央快速線で営業運転を開始したE233系 2006年12月26日 東京で筆者撮影

時間帯にして夜の帰宅客で混雑する時間ではありましたが、この場所で今日より運転を開始したニューフェイスを撮影している人を多く見かけました。
折り返してすぐの発車となるので撮影後はすぐにE233系に乗車しました。車内は混雑していましたので座ることはできませんでしたが、山手線のE231系と同じ液晶モニターが2つ並んだドア上の案内装置など、最新鋭の通勤型車の装備を垣間見ることができました。

雨の日でしたが、運転開始の日に乗車することができたE233系は今後増備が行なわれ、あっという間に同線で活躍してきた201系を置き換えることになっています。これからの増備が待たれるとともに、これからの活躍に期待といったところです。


関連記事
中央快速線に登場 E233系(2005年10月4日)
Coming Soon! 中央快速線系統E233系 試乗会開催(2006年12月2日)


この記事からトラックバックを送信しました
TOMOの鉄日誌さん
201系のブログさん
五日市電鉄日記さん
海外鉄道旅行愛好者さん
THE diary from 5丁目 さん
やっぱり鉄分の濃い日々さん
ザ・日記パレード(赤版)さん
mattohさん

| | コメント (14)

2006.12.23

祭りのあと ~さようなら東武5050系~

今日は、東武東上線の森林公園検修区でクリスマスイベントが開催されたのですが、一方で先週さよならイベントを行なった東武最後の吊り掛け車である5050系がまだ走っている、ということを聞きました。
そこで森林公園でお会いした弊ブログとリンクを頂いております栃木路快速さんから今日も運用についているということと、その運用について情報をもらうことができましたので、森林公園を13時で退散していざ、吊り掛け車が最後の活躍をしている東武宇都宮線を目指して、大宮から新幹線に乗車して、宇都宮に向かいました。

JR線の宇都宮駅から東武宇都宮駅は離れており、駅前からバスに乗って約10分で東武百貨店の中にある東武宇都宮駅に到着しました。そこで頂いた情報を信じて待っていると、先週引退式が行なわれたはずの5050系がやってきました。

Img_1092
この日も運用に就いていた5050系 2006年12月23日 東武宇都宮で筆者撮影

続きを読む "祭りのあと ~さようなら東武5050系~"

| | コメント (2)

東武東上線クリスマスイベントに行ってきました

年も押し迫ってきた今日は、東武東上線の森林公園検修区で「クリスマスイベント」として、車両の撮影会などが開催されました。このイベントに行ってきました。

Img_1058
イベントで展示された東武東上線の新型車50000系(51001F・51002F)と東京メトロの新型車10000系 2006年12月23日 森林公園検修区 東武東上線クリスマスイベント会場で筆者撮影

続きを読む "東武東上線クリスマスイベントに行ってきました"

| | コメント (8)

2006.12.22

3月18日 JRグループダイヤ改正 そして関東ICカード共通化スタート

このところ、多忙な日々を送っていたのですが、ここにきまして来年3月の大きな話題となるニュースがアップされましたので、ここで記事とします。

来年3月18日に、JRグループではダイヤ改正が実施されます。首都圏エリアでは、常磐線上野~土浦の中距離列車がE531系に統一されグリーン車が連結されます。グリーン車連結編成は年明け後から運転を開始し、ダイヤ改正前までは普通車扱いで運転されます。また、山手線や武蔵野線でラッシュ時に、南武線でデイタイム時の増発が行なわれます。その一方で、今回のダイヤ改正では東海道線で運転されていた特急「東海」が廃止になるほか、「青春18きっぷ」旅行者御用達の列車として有名な快速「ムーンライトながら」号も運転時刻が変更となります。

JR東日本では、この他仙台地区で仙台空港鉄道が開業し仙台から直通運転を開始し、これに伴いE721系という新型車が、また水戸から郡山を結ぶ水郡線にもキハE130系という新型車が導入されます。

JRグループのダイヤ改正ですので他のJR会社のリリースを見ますと、JR東海では早くも来年7月に運転を開始するN700系導入に伴うダイヤ改正が告知されています。こちらもまた楽しみな内容です。


以上が、JRグループのダイヤ改正の中身ですが、同じ3月18日から関東の私鉄及びバスで、ICカード乗車システムがデビューします。「PASMO」と呼ばれるサービスで、開始からJR東日本他で現在使用されている「Suica
」との相互利用が、電車に乗るだけでなく電子マネーでも共通化されます。これにあわせて子供用「Suica」「PASMO」や記名式のものも登場するなど、広く普及がされるであろうサービスも実施されます。この外にも、オートチャージや、システム変更でこれまで関東のSuicaを含めたストアードフェアシステムでは乗車時に初乗り運賃を差し引いていたのが、降車駅で一括差し引き方式に変更「ただし乗車駅で残額が初乗り運賃に満たない場合は入場不可」となるなど、大きな変更もあります。また「Suica」「PASMO」ともこの日は記念カードの発売も予定されているようです。

まだ年が明けていないのに、早くも来年3月のダイヤ改正やICカード共通化の話題が出ました。来年2007年が、新しい時代の到来となることを予感させるようなニュースに思います。


参考 
JRグループダイヤ改正
JR東日本リリース(PDF)
JR東海リリース

関東ICカード共通化関連
JR東日本リリース(PDF)
「PASMO」サービススタート(京王電鉄リリースにリンク・PDF)
「PASMO」と「Suica」の相互利用開始(京王電鉄リリースにリンク・PDF)

| | コメント (4)

2006.12.16

横浜市営地下鉄「はまりんフェスタ2006」に行ってきました

12月の穏やかな天候になった今日は、横浜市営地下鉄新羽車両基地で毎年恒例のイベント「はまりんフェスタ」が開催されました。このイベントに行ってきました。

Img_0959
イベント会場で展示された1000形と2000形 両車は、このイベントを最後に引退する 2006年12月16日 新羽車両基地「はまりんフェスタ」会場で筆者撮影

続きを読む "横浜市営地下鉄「はまりんフェスタ2006」に行ってきました"

| | コメント (7)

「年末年始輸送安全総点検」実施中 京王線のヘッドマーク

先日の記事で、井の頭線の「年末年始輸送安全総点検」のヘッドマークを紹介いたしましたが、京王線でも同じ趣旨のヘッドマークをつけた編成に出会いました。京王線の主力車両、8000系についていたヘッドマークです。

Sn340163
京王線の「年末年始輸送安全総点検」ヘッドマークを装着した8813 2006年12月15日 新宿で筆者撮影(携帯電話使用)

Sn340166
同じ編成の京王八王子・高尾山口方先頭8763の様子 2006年12月15日 新宿で筆者撮影(携帯電話使用)

Sn340164 Sn340167
それぞれのヘッドマークのアップ

8000系についていた京王線の「年末年始輸送安全総点検」ヘッドマーク、この外にもついている編成があると思われます。
せわしない年末の到来を告げるヘッドマークをつけて絶賛運転中です。


この記事からトラックバックを送信しました。
富士見ヶ丘 跨線橋さん
Oka Laboratory 備忘録さん
屋根裏部屋さん
新・m-wonderどっと混む!さん

| | コメント (0)

2006.12.15

東西線に転属 東京メトロ07系

東京メトロでは東西線のATC取替えを進めており、いよいよ今年度中に切り替えが行なわれるようです。このため、東西線ではそれまで活躍していた5000系の置き換えを進めてきましたが、今残っている5000系の置き換えには05系の増備ではなく、有楽町線から10000系導入により捻出された07系で置き換えを進めています。先月、東西線で転属してきた07系が運用に就いたという情報を聞きまして、ようやくですが東西線の07系を撮影することができました。

Img_0274
東西線に転用されてきた07系 07 103編成 2006年12月12日 中野で筆者撮影

続きを読む "東西線に転属 東京メトロ07系"

| | コメント (9)

2006.12.13

ちばデスティネーションキャンぺーン ラッピング電車運転中

来年2月1日から4月30日まで千葉県内では観光キャンペーンとして、「ちばデスティネーションキャンぺーン」が開催されます。このキャンペーンをPRするラッピング車が現在運転されています。今回、この車両も撮影してきました。

Img_0906
「ちばデスティネーションキャンぺーン」ラッピングの113系 全景 2006年12月10日 総武本線 四街道で筆者撮影

Img_0907
ラッピングされた側面のアップ

房総地域の普通列車で今も主力の113系4両編成に、千葉の花ともいえる菜の花と青い海をイメージしたラッピングが施されました。なお、ラッピングされた編成は複数存在しているようで、この画像の編成のほかにももう1編成確認しています。房総の113系は千葉を基点に、内房・外房線の安房鴨川、総武・成田線の銚子までと運用が広範囲ですので、このラッピング編成を見ることは少々難しいかと思われます。

来年2月1日から4月30日に開催される「ちばデスティネーションキャンぺーン」は、大型のキャンペーンで全国的にPRがされます。また、これにあわせて各種イベント列車の運転が計画されており、SLやジョイフルトレインも登場して華を添えます。キャンペーンをPRするラッピング電車の登場で、「ちばデスティネーションキャンぺーン」開催が楽しみになってきました。

| | コメント (2)

2006.12.12

房総エリアに進出 211系

今回は千葉方面に行ってきました。
この地域のJR各線の普通列車は、長らくスカ色の113系が活躍していました。首都圏では東海道線から撤退した今、最後の113系の牙城とも言える地域に最近、211系が進出してきました。今回、房総エリアにやってきた211系を各種撮影してきました。

Img_0884
2006年12月10日 外房線 千葉~本千葉 京成千葉・千原線千葉中央駅ホームから筆者撮影

Img_0904
2006年12月10日 総武本線 四街道で筆者撮影

Img_0910
2006年12月10日 総武本線 四街道で筆者撮影

房総にやってきた211系は、元は高崎線・宇都宮線で活躍していた3000番台でいずれも5両編成ロングシートの車両です。外装は現在の113系スカ色を模した黄色と青のラインで、「菜の花」と「青い海」をイメージした千葉に地域色ともいえる配色です。

この車両の導入で、これまで113系では6両編成であったのが5両編成になってしまった列車が出現して、この件はJR東日本千葉支社オフィシャルサイト(PDFファイル)にも掲載されています。高崎線・宇都宮線にE231系が導入されたことにより房総にやってきた211系、この地域では「新型車両」になってしまっているようですが、113系の牙城であった房総ローカルにも世代交代が着実に訪れていることを感じさせるにはいられませんでした。


この記事からトラックバックを送信しました。
痛勤形酷電どっと混む!さん
さすらい館Returnsさん

| | コメント (7)

2006.12.11

京成電鉄ダイヤ改正 京成船橋の様子

昨日、停車パターンの変更を伴った内容のダイヤ改正が行なわれた京成電鉄、今回はその中でもエポックともいえる、看板列車スカイライナーの新たな停車駅となった京成船橋を訪れてみました。

Img_0916
今回のダイヤ改正で京成船橋にも停車するようになった「スカイライナー」(下り成田空港行きスカイライナー33号) 2006年12月10日 京成船橋で筆者撮影

続きを読む "京成電鉄ダイヤ改正 京成船橋の様子"

| | コメント (2)

2006.12.10

京成千葉線に乗り入れ開始 新京成電鉄

今日は、京成電鉄などをはじめとしてダイヤ改正が実施されました。その中で大きな目玉の一つが、新京成電鉄の京成千葉線千葉中央までの直通運転の開始です。

この直通列車に早速乗車して撮影してみました。

Img_0900
いよいよ京成千葉線に直通運転が始まった新京成電鉄 8800形 2006年12月10日 京成千葉線 京成千葉で筆者撮影

続きを読む "京成千葉線に乗り入れ開始 新京成電鉄"

| | コメント (4)

今年も「年末年始輸送安全総点検」実施中

いよいよ年末が近づいてきました。

今日、地元の京王井の頭線の駅には「年末年始輸送安全総点検実施中」という立て看板が設置されていました。渋谷行きを待っていると案の定、ヘッドマークをつけた急行が通過していきました。また、その後到着した各駅停車にもヘッドマークがついていました。

Img_0863
「年末年始輸送安全総点検」ヘッドマークがついた京王井の頭線1000系1751 2006年12月10日 永福町で筆者撮影

続きを読む "今年も「年末年始輸送安全総点検」実施中"

| | コメント (0)

長野の「赤ガエル」はここにいる

クルマで訪れた長野電鉄旅行記も大詰めです。

先の長野電鉄8500系の記事で、かつて長野電鉄では東急の先代の5000系を大量に譲り受けて活躍していた時代があったと記述しました。東急の先代の5000系はその風貌から「青ガエル」という愛称で親しまれた名車で、東急で引退した後も多数の車両が地方私鉄に譲渡され長野電鉄はその第1号でした。

長野電鉄には1978年から導入されました。この当時、長野駅付近が地下線化されることになり、それまでの旧型車では対応できなくなったことによります。長野入りにした際に外装は長野電鉄カラーに変更され、その風貌から「赤ガエル」という愛称をもらい、2500系として長野でも活躍してきました。しかし、長野冬季オリンピック開催に伴い当時の営団地下鉄日比谷線3000系を譲受した3500・3600系導入により、長野でも姿を消し全車引退しました。

引退した2500系「赤ガエル」ですが、現在も保存されているということを聞きつけまして、今回のドライブ旅行の帰りにその場所に寄ってみました。場所は上信越自動車道の須坂長野東インターチェンジの近くになります。
その場所に行ってみますと、こんな状態で保存されていました。

Img_0856
保存されている長野電鉄2500系 2006年12月9日 筆者撮影

Img_0851
反対側はこんな状態 2両編成で保存されている 2006年12月9日 筆者撮影

各車両も撮影してみました。

Img_0847
モハ2510 2006年12月9日 筆者撮影

Img_0852
クハ2560 2006年12月9日 筆者撮影

保存状態は、車号が塗りつぶされていますがそれ以外は大変良好な状態で、このまま走り出しそうに見えます。

さて、この「赤ガエル」のある場所ですが、上信越自動車道須坂長野東インターチェンジ近くの「トレインギャラリーNAGANO」と呼ばれる施設の駐車場に存在しており、道路からも良く見える位置にあり、同施設の目印という意味合いがあります。
「トレインギャラリーNAGANO」は、1号機関車から新幹線まで約4000両の模型車両の展示と、約700両の車両が走行する大型レイアウトがある「ミニチュア鉄道博物館」で、長野に所縁のある車両をはじめとして多くの車両が走り回る模型展示館です。ロードサイドですので、クルマ利用が便利ですが、長野駅からもバスの便があるようです。今回は時間の都合上で、この「赤ガエル」を撮影しただけで退散しました。

新特急車「ゆけむり」がデビューした長野電鉄で、その沿線にも近いところにある「トレインギャラリーNAGANO」、長野を訪れた際はぜひ見ておきたい施設であるとともに、本家の「青ガエル」が台車や床下機器がなくなり2/3にカットされJR渋谷駅ハチ公前広場に置かれてしまった今、ある意味完全な状態で残っている元東急旧5000系である長野電鉄2500系「赤ガエル」、こちらも必見であると思います。


参考 「トレインギャラリーNAGANO」オフィシャルサイト

| | コメント (0)

この車両の運命やいかに 長野電鉄10系

長野電鉄の旅行記はまだ続きます。

須坂駅構内には、こんな車両が留置していました。

Img_0818
留置されていた長野電鉄10系 2006年12月9日 須坂で筆者撮影

この車両は10系と呼ばれる車両で、1980年に導入された長野電鉄オリジナル車です。OSカーと呼ばれた0系の増備車という位置づけになっています。しかし、この車両は2003年で引退しすでに廃車となっています。

Img_0840
2006年12月9日 須坂で筆者撮影

車令的にはこの車両よりも古い3500・3600系そして8500系が活躍している長野電鉄で、わずか23年で廃車になってしまった10系、この車両は使いづらかったのでしょうか?さらに廃車となってもう3年以上が経過した今も須坂に留置されており、駅ホームあるいは線路脇の駐輪場から撮影できる位置に停車しています。保存の予定があるのか、はたまた売却待ちなのか、ひょっとすると再起する予定があるのでしょうか?

車体が色あせ、どこか寂しげに見える10系、この車両の運命はどうなるのか撮影していて気になりました。

| | コメント (0)

WAになっておどろう 長野電鉄3500・3600系

長野電鉄では、最近各駅停車用に東急より8500系を導入していますが、それまで主力として活躍してきた3500・3600系もまだ活躍しています。こちらも撮影してきました。

Img_0833
停車中の長野電鉄3500系 2006年12月9日 須坂で筆者撮影

長野電鉄の各駅停車で今も活躍している3500・3600系は、当時の営団地下鉄日比谷線で活躍していた3000系を譲り受けました。3500・3600系が導入された時代は、長野で冬季オリンピックが開催されることになりその輸送用とそれまでの車両の置き換えという目的がありました。地下鉄日比谷線が開業した当時の東京は、1964年のオリンピック開催にむけて大変活気があった時代で、この車両は東京オリンピックの時代に製造され、第2の活躍の場でもオリンピックを経験したという車両になります。

Img_0779
2006年12月9日 長野で筆者撮影

長野電鉄は、長野から善光寺下までは地下区間です。3500・3600系が停車している地下駅はどこか、開業した当初の日比谷線を彷彿とさせるものを感じさせます。

Img_0836
2006年12月9日 須坂で筆者撮影

長野電鉄3500・3600形となった地下鉄日比谷線3000系は、長野入りした際に車体に赤のラインが入りました。その後一部の車両は冷房化されたほか、ワンマン運転対応にもなりました。なお、3500・3600系と分けられている理由ですが、3500系は2両編成、3600系は3両編成になります。

3500系にも乗車しました。乗車した区間は、須坂からしなの鉄道の屋代を結ぶ屋代線で乗車しました。

Img_0820_1
屋代に到着した3500系 2006年12月9日 筆者撮影

車内は特に地下鉄時代とは変わりませんが、屋代線は各駅停車のみ運転の路線であることで、車内には運賃箱が設置されていました。

今も活躍している3500・3600系ですが、最近では東急から8500系が導入されてきたことから今後は姿を消していくようで、須坂の車庫ですでに廃車を前提とした状態で留置されているものもありました。

長野冬季オリンピック開催からもう9年の歳月が過ぎようとしています。その当時、長野にやってきた3500・3600系、長野での活躍があとどのくらいなのかは分かりませんが、見ておいて損はないかと思います。

| | コメント (2)

長野電鉄の各駅停車 8500系

長野電鉄記事はまだ続きます。

今回は、各駅停車で活躍している8500系です。

Img_0742
今後の各駅停車の主力 8500系 2006年12月9日 須坂で筆者撮影

長野電鉄8500系はご覧になられましてもうお分かりかと思いますが、東急電鉄8500系の譲受車です。東急時代との変更点は、3両編成になったことと、東急のマークが長野電鉄のマークになったこと、さらにはワンマン運転機能が付加されたぐらいで、外観特に前面は東急時代とほとんど変わりません。なお、長野電鉄に20m車4ドア車という仕様はどこかミスマッチに感じるかと思われますが、過去を紐解いてみますとかつてOSカーと呼ばれた0系という車両が20m4ドア仕様であったので、むしろその再来ともいえるかもしれません。さらに東急からの移籍は、かつて先代の5000系が大量に長野電鉄に譲渡され活躍していた時代がありましたので、これも歴史は繰り返すといったところでしょうか?また余談ですが、長野にも東急百貨店があるようです。

Img_0822
2006年12月9日 長野で筆者撮影

東急8500系は最近5000系の導入で数を減らしつつありますが、主に田園都市線ではまだまだ主力で、多数の車両が中央林間から渋谷を通り地下鉄半蔵門線を経由して東武伊勢崎・日光線の久喜・南栗橋まで直通運転を行なっています。事情を知らないと、長野新幹線を降りて長野電鉄に乗車しようとすると、各駅停車が東急田園都市線?、特急が小田急ロマンスカー?という、通常ではまずあり得ない摩訶不思議な状態になっています。しかし、これが2006年の長野電鉄のラインナップになります。

信州の地で地元の通勤・通学の足として活躍をしている元東急8500系に、会いに行ってみてはいかがでしょうか?

| | コメント (6)

2006.12.09

活躍を称える 長野電鉄2000系

今回は長野電鉄を訪れました。その長野電鉄で、長きに渡り湯田中温泉や志賀高原などへ観光客をいざなった看板列車、「特急」として活躍したのが2000系です。

Img_0802
長野電鉄の特急として活躍した2000系 2006年12月9日 須坂で筆者撮影

続きを読む "活躍を称える 長野電鉄2000系"

| | コメント (0)

長野電鉄1000系「ゆけむり」 デビュー

今日は、自分のもう一つの趣味であるドライブに行ってきました。目的地は長野で、愛車を運転してきました。

さて、今日という日に長野へ向かったということならば、必然的にこの話題の箇所へ行かざるを得ません。それは、本日より長野駅から湯田中温泉を結ぶ長野電鉄で、新型特急車1000系「ゆけむり」が運転を始めました。早速この列車に乗車してきました。

Img_0746
本日より運転を開始した長野電鉄の新特急車1000系「ゆけむり」 2006年12月9日 須坂で筆者撮影

続きを読む "長野電鉄1000系「ゆけむり」 デビュー"

| | コメント (4)

2006.12.02

Coming Soon! 中央快速線系統E233系 試乗会開催

12月に入り最初の土曜日となった今日は、いよいよ今月より中央快速線系統にデビューする新型車、E233系の試乗会が開催されました。

Img_0723
まもなく中央快速線系統にデビューする新型車 E233系 2006年12月2日 相模湖で筆者撮影

続きを読む "Coming Soon! 中央快速線系統E233系 試乗会開催"

| | コメント (9)

« 2006年11月 | トップページ | 2007年1月 »