今年1年、ご覧頂きましてありがとうございました ~2006年の弊ブログを振り返って~
早いもので、今年2006年もあと数時間で終わろうとしております。今年も、弊ブログをご覧いただきまして、ありがとうございました。
さて、今年を振り返ってみますと、鉄道の話題としてはやはり長きにわたり親しまれてきた車両が相次いで引退したことが印象的です。JR東日本東海道線の113系や常磐快速線の103系、さらには小田急9000形、東武5050系、横浜市営地下鉄1000形・2000形、秩父鉄道3000系などそれぞれの地で活躍し親しまれた車両が引退しました。筆者もこれら最後の場面に立会い、活躍してきた車両たちの最後の姿を捉えました。
その一方で、今年登場した新型車として東京メトロ10000系、JR中央快速線E233系が運転を開始しました。いずれもこれからを担う車両として最新鋭の設備や機能を持ち合わせた車両であるかと思います。
また、今年は大手私鉄においてダイヤパターンを変更するなどといった大規模な改正が、あちらこちらで実施されたのも印象的でした。3月の東武、9月の京王、東急、10月の阪急・阪神、そして12月の京成と、これまでの優等列車の停車駅を変更したり、新たな種別を制定するなどこれまでの概念にとらわれないダイヤ変更が実施されました。これらのダイヤ改正はこれからの時代を見据えた内容ではあるかと思いますが、それにより見ることができなくなった種別・行き先や運用が減った車両もあるなど、見どころも多い内容でありました。
さらに、今年も残念なことに地方で廃線となった路線が出現してしまいました。北陸のJR富山港線、北海道ちほく高原鉄道、愛知の桃花台新交通、そして富山の神岡鉄道があります。JR富山港線は「富山ライトレール」として再出発しましたが、北海道ちほく高原鉄道と神岡鉄道はかつての国鉄ローカル線を引き継いだ第3セクター鉄道であり、桃花台新交通はニュータウンの足として開業した新交通システムであったものの利用低迷により命運が尽きました。そして今年も廃止を打ち出した路線がまた出現してしまいまして、今後地方のローカル線は存続してゆけるのか、気になります。
その一方で、経営難に陥り電車の修理代もままならない困窮した状況となった銚子電鉄は、自らのサイトに今の危機的状況を公表し主力商品である「ぬれ煎餅」の購入を呼びかけたところ、多くの人々が共感して支援の輪が広がったというのは特筆すべきことではないかと思います。
さて、弊ブログは今年もあちらこちらに出向いてこれでもかという記事を作成してきました。今振り返ってみますと、首都圏を中心に話題となったところへ行ってきたというのが実感です。また、9月にブログのリニューアルを行い名称を変更したことも今となってはよき思い出です。
また、特筆すべきことが2点あり、1点はブログを通じて多くの人にめぐり合えたことで、ブログ仲間でのオフ会にも参加したりしたことと、もう1点は書籍発売に際して編集協力に参加したことで、ついには自分が撮影した写真が掲載された写真集まで出版されるなど、今年は自分の鉄道趣味人生の中でも特に思い出深い年となりました。
皆様方、今年はどんな年でしたか?弊ブログは今年も大勢の皆様方からコメント・トラックバックを頂き、大変充実したブログになりました。また、来年もあちらこちらに出向くことになるかと思います。今年1年、ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。