渋谷駅ハチ公前広場に突如出現!東急旧5000系
先日、弊ブログからリンクをしておりますred star's Blogさんの記事で、衝撃的な内容がアップされていました。それは、待ち合わせ場所としてあまりにも有名なJR渋谷駅ハチ公前広場に、東急の先代の5000系の車体が鎮座したということで、その後公開も始まったようでしたので今日は昨日の夜勤明けでしたが、その帰りに渋谷に寄ってどんな風になっているのか、この目で見てきました。
渋谷駅ハチ公前広場に設置された東急旧5000系の車体 2006年10月27日 筆者撮影(携帯電話使用)
現在、田園都市線・東横線・目黒線に投入されている5000系は2代目で、先代の5000系がこの車両になります。1954年に東横線の急行でデビューした当時の最先端の車両で、緑の車体に湘南型の前面と軽量化を図る為張殻構造の車体を持ち、カルダンドライブを採用した高性能車でした。その風貌から「青がえる」というニックネームで親しまれた名車でした。
東急では1980年代ですべて引退しましたが、その後は各地の地方私鉄に譲渡され活躍してきました。しかし、やはり寄る年波には勝てず現在ではほとんどの車両が引退しました。
今回、渋谷駅ハチ公前広場に置かれた5000系はトップナンバーの5001号車で、設置スペースの関係から2/3にカットされました。この場所にこの車両が置かれた理由として、渋谷区の青少年育成のためのモニュメントとして設置したとのことで、車内には渋谷駅の過去の写真が展示されており今後は相談所のような活用方が予定されているようです。なお昼間には車内も公開されるようですが、この画像を撮影したときはまだ朝の時間であったことから見ることはできませんでした。また場所柄からでしょうか、警備員さんがついて監視している状況でした。
車体が置かれた位置関係 画面左の銅像はこの広場の主でここで主人を待ち続けた忠犬「ハチ公」 車体のすぐ後ろは東急田園都市線・東京メトロ半蔵門線渋谷駅の入口、背後はJR渋谷駅ハチ公口改札 2006年10月27日 筆者撮影(携帯電話使用)
待ち合わせ場所の定番といえるJR渋谷駅ハチ公前広場に突如出現した東急旧5000系の車体、この場所は大変多くの人が待ち合わせ場所として利用するため、多くの人がやってきます。
ハチ公前の新しいモニュメントとなるのか、突如設置された東急旧5000系「青がえる」の車体、これからこの場所で親しまれることに期待したいと思います。
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コメント
トラックバックありがとうございます。突然のことで正直言って驚きました。はじめは,期間限定のイベントかと思えば,実際は青少年育成の為のものとは思ってもいませんでした。このような鉄道技術史に1ページを開いた車両を目に止まりやすい場所で展示しているのは,この車両にとって幸福かもしれません。しかし,場所柄,多くの方が見るので,この車両に対してどのように思うかが楽しみです。懐かしがったり,不思議がったり,いろいろあると思います。私は,この色の5000系は見るのが初めてだったので,感動してしまいました。
PSザ・日記パレード(赤版)のリンクに貴ブログを登録してよろしいでしょうか?
投稿: 特急あらかわ | 2006.10.28 00:51
えっ。これはまた、大胆かつ貴重なことを。
投稿: デハボ1000 | 2006.10.28 13:11
コメントいただきまして、ありがとうございます。
特急あらかわさん>
私もこの件を知った時は大変驚きました。ちょうどこの日は夜勤明けだったもので、その足で渋谷に向かい携帯電話で撮影した次第です。東急旧5000系「青がえる」は日本の電車の歴史に残る名車ですので、わざわざ残していたトップナンバー車をカットボディーにして展示することに異論があるのも事実ですが、こうやって多くの人に注目される場所で展示されることにも意義はあるかと感じます。
これからはこの場所で多くの人に親しまれてほしいと思います。
リンクの件ですが、弊ブログから特急あらかわさんのブログ「ザ・日記パレード(赤版)」へすでにリンクを設定しております。相互リンクを歓迎します。これからもよろしくお願いいたします。
デハボ1000さん>
>えっ。これはまた、大胆かつ貴重なことを。
おっしゃるとおりだと思います。待ち合わせ場所としてあまりにも有名な渋谷ハチ公前広場に出現した東急旧5000系「青がえる」、これからこの場所のモニュメントとして長く人々に親しまれてほしいと思います。
投稿: Kaz-T | 2006.10.29 00:14
ご紹介ありがとうございます。ここですが、昨日の西馬込帰りに寄られた方も多いのではないですかね。本物そっくりに作られたレプリカだと思いたいですが、本物だけに半分にされたのは悲しいですけどね。警備員さんまでいればいたずらの心配はないですかね。
投稿: red star | 2006.10.29 14:12
red starさん、コメントありがとうございます。
この「青がえる」を見たときそれこそレプリカか、譲渡されたあと引退となって放置されていた(確か岳南鉄道では引退後そのまま放置されたままになっていたかと)のを持ってきたとも思ったのですが、車内にあった渋谷区長?のメッセージボードに「5000系の第1号車」という文がありましたので、どうやら本物をカットしたようです。
場所柄かこの画像を撮影した時点で警備員さんが就いていましたが、一目つく場所におかれたこの車体を、ぜひ長きに渡って維持してほしいと感じます。
投稿: Kaz-T | 2006.10.29 21:38
本日中を拝見しました。
トップナンバーがカットされちゃったのは残念ですが、こういうかたちでみなさんの目に触れられる場所に置かれるのは、それはそれで良いことだと思います。最初はちょっとこのような展示形式に反感持ちましたけど、鉄くずにされたり倉庫代わりにされるよりはいいのではと思います。
場所柄、傷つけられないかが心配ですけどね…
ちなみに今日は待ち合わせ場所に利用させてもらいました。
フカフカの座席でハチ公前で待ち合わせができるのはいいですね。
投稿: TSK | 2006.10.29 23:31
TSKさん、コメントありがとうございます。
せっかく残していた貴重な「青がえる」のトップナンバー車をカットボディーにして、わざわざこのような場所に設置することに私も疑問を感じた一人ですが、おっしゃるとおりで場所柄多くの人が集まるこの場所に展示されたということで、この場所でいつでも会えるという点でそれは良いという感じでもあります。
確かにこれからしっかりと維持されるのか、大変気になります。
投稿: Kaz-T | 2006.10.31 01:12
こんばんは。私も先週、西馬込のイベントの帰りに見学してきました。やはり週末とあって落ち着いて見るというわけには行きませんでしたが、貴重な車両だけに末永くかわいがってもらいたいですね。
”青がえる”こと5000系は東急線では子供の頃に一度東横線で乗った記憶があるくらいでした。そんなわけで、東急線時代の姿を写した写真はなく、地方の私鉄に流れた車両に何とか乗ることが出来ました。洗練されたスタイルから地方私鉄には人気があったようですが、やはり流線型というのが大きかったのかもしれませんね。
投稿: mattoh | 2006.11.05 21:44
mattohさん、コメントありがとうございます。
東急旧5000系「青がえる」が突如渋谷ハチ公前広場に出現して、もう1週間以上が過ぎました。この場所に定着したのかその後の反応が気になります。私はこの5000系は過去に遠足で、たまたまこどもの国線の運用についていた際に乗車した記憶があるのみで、あとは地方私鉄に譲渡されてからのかの地での活躍の場での乗車になります。
この場所は、昼間以降は常に待ち合わせ場所として多くの人が訪れるところですので、落ち着いて見ることは難しいかと思います。
時代を築き親しまれた名車が、この場所で親しまれることを願って止みません。
投稿: Kaz-T | 2006.11.06 01:04