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2006.09.24

ダイヤ改正前日 東急電鉄

いよいよ明日、9月25日で東急電鉄はダイヤ改正を実施します。東横線と目黒線が大きな改正となり、東横線では複々線化工事による徐行区間がなくなることによるスピードアップ、目黒線でも同じく工事区間の徐行がなくなることによることと、新たに急行運転によるやはりスピードアップが主な内容になります。

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ダイヤ改正を告知するポスター

さて、今日はダイヤ改正前日ということで、わずかな時間でしたが東横線に乗車しました。まず下車したのは元住吉駅です。

元住吉駅は本日の初電から、複々線化に伴い元の位置から横浜方へ移設し同時に通過線をもつ高架駅に切り替わりました。

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高架駅になった元住吉駅 2006年9月24日 筆者撮影

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新しい元住吉駅の改札・コンコースはホーム上になる。中央の空間は将来目黒線が走る線路となる。

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元住吉駅ホームの屋根には太陽光発電のパネルが設けられた。新しい元住吉駅は車庫の上になる。

新しい元住吉駅は、2面6線の構造を持つ大規模な駅となりました。このうち内側2線は、将来目黒線が日吉まで延伸した時の線路となる箇所です。また、場所も横浜方の車庫の上に移設となり配線も変わったことから、ダイヤ改正後はこれまであった元住吉行きは深夜帯の最終電車のみとなり、日吉・武蔵小杉行きという電車が登場します。本日は、元住吉駅高架移設のため特別ダイヤで運転され、早速東横線で武蔵小杉行きが運転されたようです。

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元住吉駅に到着した各駅停車渋谷行き 車両はダイヤ改正後の去就が気になる8000系の原形復刻車 8039 2006年9月24日 筆者撮影

明日のダイヤ改正で、東横線はスピードアップが実施されます。これにより性能が劣る8000系は引退の声があります。今回東横線で原形前面が復元されている8039Fに出会いましたが、果たして明日以降、この編成を含めて東横線の8000系は生き延びることができるのか、気になります。実際に今日は東横線沿線で8000系を撮影している人を多く見かけました。

元住吉を後にして、今度は武蔵小杉で下車して、目黒線を撮影してみました。

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すでに「各停」の表示がされた、東急目黒線に乗り入れた東京メトロ南北線9000系(左)と都営三田線6300系(右) 2006年9月24日 武蔵小杉で筆者撮影

目黒線では、明日より「急行」の運転が始まります。停車駅は目黒・武蔵小山・大岡山・田園調布・多摩川・武蔵小杉で、地下鉄線内は各駅停車となります。すでに、この準備のため電車に「各停」と表示されています。明日からは「急行」とも表示されます。また、目黒線の急行運転開始を記念したパスネットが目黒線の急行停車駅となる駅(目黒・武蔵小山・大岡山・田園調布・多摩川・武蔵小杉)で発売していました。

長い年月を掛けて工事を進めてきた東横線の複々線化が進捗し、また完成予想図に近づきます。これによりスピードアップも行なわれるなど、東横線複々線完成後をも見据えた新時代の到来を告げるダイヤ改正となりますが、一方でこれまで活躍してきた8000系の終焉も近づいてきており、時代の移り変わりを実感するダイヤ改正ともなりそうです。

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