弘前の郊外電車 弘南鉄道弘南線
東北・津軽地方旅行記を再開します。
さて、今回の旅行でもこの地域に根付いて運行されている地方私鉄を訪れました。まずは、JR弘前駅より出発し黒石を結ぶ弘南鉄道弘南線に乗車してみました。
弘前駅に停車中の弘南線列車 2006年9月17日 筆者撮影
弘南鉄道弘南線では現在、元東急7000系が活躍しています。種車の関係でオリジナルの先頭車と中間車から改造の先頭車が存在しています。
今回乗車した車両は中間車から改造の車両 2006年9月17日 弘前で筆者撮影
弘南線はデイタイム時間帯は30~60分間隔で運転されています。雰囲気的には元東急7000系が活躍するとあって弘前から郊外の黒石を結ぶ郊外電車の趣です。
弘前を出発し、しばらくはJR奥羽線に並行して走りますが、程なく別れその後は住宅地を抜けると、津軽平野の水田地帯を走ります。弘前から約30分で終点の黒石に到着しました。
2006年9月17日 黒石で筆者撮影
隣には留置中のオリジナル前面の7000系が留置していました。ここで改札を出て、さらに留置中の車両を撮影してみました。
弘南鉄道にやってきた元南海車 2006年9月17日 黒石で筆者撮影
この車両は、関西の大手私鉄南海電鉄から譲受した車両で元は1521系を呼ばれていた主に支線系統で使用されていた吊り掛け駆動車あったかと思うのですが、引退後弘南鉄道にやってきました。しかし、ごらんのとおり状態は非常に悪く、動いた形跡もありません。このまま朽ち果ててしまうのでしょうか?
黒野からは、到着した列車で弘前に戻ります。出発前に撮影してみました。
ホームに留置中の7000系 2006年9月17日 黒石で筆者撮影
雪国だけにこんな車両も存在する 除雪車 2006年9月17日 黒石で筆者撮影
出発前に7000系と元南海車の並び 2006年9月17日 筆者撮影
弘南鉄道で今も活躍している元東急7000系、前面には広告も兼ねた丸型のヘッドマークが付いています。また前面は青帯と赤帯のものがあり、どういう意味合いで分けられているのかは不明ですが、前面の形状と合わせてバリエーションが楽しめます。また台車は東急7000系オリジナルのパイオニア台車が健在であり、また屋根上の独特なベンチレーターも健在です。
津軽平野の地に移りもう10年以上が経過した元東急7000系が活躍する弘南鉄道、この記事を見てかつて東横線や田園都市線で活躍していたこの車両の姿を懐かしんだ方、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?
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