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2006年9月の21件の記事

2006.09.30

惜別 桃花台新交通「ピーチライナー」

世間では、平成18年度の上期締めの日になりました。私も多忙で今日9月30日も土曜日ですが、仕事のためこの日開催の各種イベントには残念ながら出向くことはできません。

さて、今日9月30日の運行をもって廃線となる路線があります。その路線は愛知県小牧市に路線を持つ桃花台新交通「ピーチライナー」です。
「ピーチライナー」は、1991年に開業した名鉄小牧線の小牧から開発された桃花台ニュータウンを結ぶ、新交通システムの路線です。開業からわずか15年ほどで廃線ということになってしまい、新交通システムとしても初の廃止路線ということになってしまいました。

自分は2003年3月に「ピーチライナー」に乗車しています。この当時、名鉄小牧線が開通した地下鉄上飯田線に直通し、名城線の平安通に繋がったことから、小牧駅前では大々的なイベントが実施されていました。その時にこの路線に乗車しまして、終点の桃花台東まで行ってみました。その時の画像です。

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桃花台新交通「ピーチライナー」の特徴は、正規の運転台が片側にしかなく、終端駅ではこのようなループ線で折り返していた。 2枚とも2003年3月29日 桃花台東で筆者撮影

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桃花台東に停車中の「ピーチライナー」 2003年3月29日 筆者撮影

「ピーチライナー」は、終端駅で折り返す時はループ線で折り返す仕組みになっていました。このため、正規の運転台は片方にしかなく(反対側は切妻の簡易運転台)、扉も片側にしかないという独特な構造でした。

「ピーチライナー」は桃花台ニュータウンの足として大いに期待された開業したはずでしたが、ニュータウンからは中央線の春日井や高蔵寺ではなく名鉄小牧線の小牧向かって開業しました。この時代の名鉄小牧線の名古屋市内の始発駅は上飯田で、地下鉄の平安通まで約1キロを徒歩で連絡していたという不便さであったことから思うように利用は延びず、その後2003年に上飯田から平安通まで乗り入れが開始され運賃値下げまで実施し需要喚起を行いましたが利用は延びず、また名古屋市内までは今でも2回の乗換えが強いられることや、市内まで直通の高速バスが運転されこちらの方が速いという点、さらにマイカー利用の多い土地柄もあって低迷したままついに命運が尽きてしまいました。

「ピーチライナー」の廃止は確かに残念ではありますが、開業時の経緯や路線選択、さらには桃花台ニュータウンの入居が思うように進まなかったなど、街づくりという観点で果たして問題がなかったのか、「ピーチライナー」の廃線が問いかけているように思います。

わずか15年でその運行に幕を下ろす桃花台新交通「ピーチライナー」、今後線路跡などの撤去といった問題があるようですが、いろいろな観点から「ピーチライナー」が運行していたことを語り継いでいこうではないかと思います。

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2006.09.25

秋の全国交通安全運動実施中

只今、秋の全国交通安全運動が実施されております。我地元を走る京王井の頭線では、今年も恒例のヘッドマークが登場しました。

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今年の「秋の全国交通安全運動」ヘッドマークは昨年と同様に1763Fに付けられた。 1763F吉祥寺方先頭1713 2006年9月25日 吉祥寺で筆者撮影(携帯電話使用)

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ヘッドマークのアップ

すでに運転を始めて数日が経過していますが、何とか今日出会うことができました。

9月26日追記
トラックバックを頂きました富士見ヶ丘 跨線橋さんの記事によりますと、渋谷方先頭は別デザインのヘッドマークがついているとのことですので、本日また帰りがけに出会った1763Fを永福町で撮影してみました。

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交通安全運動のヘッドマークをつけた1763F 渋谷方先頭1763 2006年9月26日 永福町で筆者撮影(携帯電話使用)

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渋谷方先頭のヘッドマークのアップ


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2006.09.24

ダイヤ改正前日 東急電鉄

いよいよ明日、9月25日で東急電鉄はダイヤ改正を実施します。東横線と目黒線が大きな改正となり、東横線では複々線化工事による徐行区間がなくなることによるスピードアップ、目黒線でも同じく工事区間の徐行がなくなることによることと、新たに急行運転によるやはりスピードアップが主な内容になります。

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ダイヤ改正を告知するポスター

続きを読む "ダイヤ改正前日 東急電鉄"

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2006.09.23

北の大地へ 789系特急「スーパー白鳥」

今回の旅行記も大詰めとなりました。

9月19日の帰りは弘前から青森で出ましたが、青森から八戸までは特急「スーパー白鳥」乗車しました。

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到着する789系特急「スーパー白鳥」 2006年9月19日 青森で筆者撮影

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2006年9月19日 青森で筆者撮影

特急「白鳥」号は、かつて大阪から青森まで日本海側を結んで運転されていた当時の昼間の特急としては最長距離を走っていた名列車でしたが、2001年3月で一時廃止されましたが、東北新幹線盛岡~八戸開業に合わせて、新幹線から接続し青森から津軽海峡線・青函トンネルを経由して北海道の函館を結ぶ特急列車として再デビューしました。

現在の特急「白鳥」号は、通常の「白鳥」号と「スーパー白鳥」号と存在しています。「白鳥」号はJR東日本所属の485系で運転され、「スーパー白鳥」号はJR北海道所属の789系で運転されます。今回乗車したのは「スーパー白鳥」号ですので、JR北海道所属の789系です。

筆者は以前に八戸から函館まで789系「スーパー白鳥」に乗車していますので、今回が初めてというわけではありませんが、JR東日本管内でも北の大地からはるばる海峡を越えてやってきたJR北海道の特急型車に乗車することになります。789系は、JR東日本の車両とは異なったJR北海道の雰囲気が味わえます。

JR北海道の近年の特急型車両は、先頭・後尾の前面貫通路部分まで立ち入ることができ、その部分にある窓から前方・後方展望が楽しめます。

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789系「スーパー白鳥」後部窓から見た様子 東北本線を走行中

展望室とまではいきませんが、このように前方・後方展望を望める窓が貫通路にあるというのは、近年のJR北海道の特急型車の仕様になっています。今回は東北本線内でしたが、北海道内では雄大な大地をまっすぐ延びるレールを望むことができます。

こうして、八戸に到着しました。

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到着した789系「スーパー白鳥」 2006年9月19日 八戸で筆者撮影

「スーパー白鳥」号は、八戸から北海道の函館を結ぶ特急です。新幹線から北の大地へいざなう特急列車でもあります。このご時世で、新幹線から乗り継いで北海道へ行こうという人はそれほど多くはないと思いますが、北の大地への憧れを抱かせる列車として、これからも789系「スーパー白鳥」の活躍に期待したいところです。

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津軽平野を駆け抜ける 特急「つがる」E751系

今回の東北・津軽旅行記では、各種車両も撮影してきました。

青森・弘前方面へは、東北新幹線で終点の八戸で在来線の特急に乗り換えとなります。八戸で新幹線から接続して、青森・弘前を結ぶ特急は「つがる」号です。「つがる」号に主に使用されるのは、E751系という車両になります。この車両も撮影してみました。

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八戸から青森・弘前を結ぶ特急「つがる」に使用されるE751系 2006年9月17日 青森で筆者撮影

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2006年9月18日 川部で筆者撮影

E751系は6両編成で、特急「つがる」に使用されています。なお、搭載している信号設備がないため、津軽海峡線に入り函館まで走る運用はありません。
この車両はデビュー当初は盛岡から青森を結んでいたかつては東北本線の特急列車の愛称として長きに渡ってしたしまれた「はつかり」号の新型車両として「スーパーはつかり」号としてデビューしました。その後、東北新幹線盛岡~八戸開業に伴い、特急「はつかり」号は「つがる」号と愛称を変え、E751系は八戸~青森・弘前を結ぶ特急列車として活躍しています。

今回の旅行で、「つがる」号には乗車しましたが、ダイヤの関係で485系使用の列車でした。夜遅かったもので撮影はできませんでした。

新幹線連絡特急として活躍しているE751系、この車両も、この地域でしか見ることができない車両です。

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2006.09.22

東北のローカル電車 701系

今回は、東北・津軽地方を旅してきましたが、この地域の主に東北本線や奥羽本線などのローカル列車には主に、ステンレスの車体を持つ701系が使われています。

青森でこちらについても撮影してみました。

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ワインレッドのラインは、秋田支社所属の701系で奥羽本線系統で使用される車両。秋田支社所属の701系には3両編成のものもある 2006年9月17日 青森で筆者撮影

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パープルのラインは、盛岡支社所属の701系で東北本線系統で使用される車両 2006年9月17日 青森で筆者撮影

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先の画像、八戸行き701系列車に連結されていた「青森銀行」の広告装飾車 2006年9月17日 青森で筆者撮影

東北地方の電化区間のローカル電車の主力となった701系、今回は青森で撮影したため、秋田支社仕様と盛岡支社仕様の車両を掲載しましたが、仙台地域にも外装の異なった仙台支社仕様の車両が、また新幹線が直通するため広軌化した奥羽本線福島~新庄及び田沢湖線にも、広軌台車を履いた701系が存在する他、東北新幹線盛岡~八戸開業に伴い並行する在来線を引き継いだIGRいわて銀河鉄道・青い森鉄道にも同系車が存在しています。

701系は、一部の車両を除いてオールロングシートの車内になっています。ロングシートの車両が長距離運用に就くことから、特に青春18きっぷ利用者には評判はあまり良くないようです。
しかし、VVVFの電車であることから機関車牽引の客車や気動車と比べましても走行性能は明らかに高く、東北地域においての効率的な運用、さらには「都市型電車」という触れ込みで当時デビューしたことからも、一応の効果はあったものと思われます。

東北地域のローカル電車701系は、所属している支社により以外とバリエーションはありそうです。観察してみますと、実は面白い形式なのかもしれません。

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2006.09.21

時代を先取った電車の音を聞け!弘南鉄道大鰐線

東北・津軽地方旅行の最終日となった9月19日はお休みを頂いて、弘前の中心地に近い中央弘前から大鰐を結ぶ弘南鉄道大鰐線に乗車しました。

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弘前の中心市街地に近い中央弘前駅に停車中の弘南鉄道大鰐線 車両はここでも元東急7000系が主力 2006年9月19日 筆者撮影

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ここに古里がある 津軽鉄道

東北・津軽旅行記、2日目の9月18日は五所川原15時12分発の「リゾートしらかみ4号」に乗車するのですが、その乗車前に五所川原から出発する津軽鉄道に乗車してみました。

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津軽鉄道の主力車両 津軽21形気動車 2006年9月18日 津軽五所川原で筆者撮影

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弘前の郊外電車 弘南鉄道弘南線

東北・津軽地方旅行記を再開します。

さて、今回の旅行でもこの地域に根付いて運行されている地方私鉄を訪れました。まずは、JR弘前駅より出発し黒石を結ぶ弘南鉄道弘南線に乗車してみました。

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弘前駅に停車中の弘南線列車 2006年9月17日 筆者撮影

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2006.09.20

今度は60000形「MSE」登場!小田急ロマンスカー

東北・津軽地方旅行記の記事を執筆中ですが、こんなニュースが入ってきましたので一時中断してアップします。

小田急電鉄では、再来年2008年春より新型ロマンスカーを製造することになりました。
新型ロマンスカーは60000形という形式が与えられ「MSE」(Multi Super Express)と名づけられました。昨年の5月にプレスリリースがなされ、大変大きな反響を巻き起こした地下鉄千代田線に直通するロマンスカーになります。

小田急電鉄からのリリースによりますと、今回の新型車20m車体のボギー構造10両編成で6両と4両に分割できる仕様になります。また外見は、昨年登場し今年ブルーリボン賞を受賞した50000形「VSE」をベースにした2.3mの天井高を採用し、両端の先頭車は流線型となります。また、外装はこれまでのロマンスカーからはうって変わって「フェルメール・ブルー」と呼ばれる地下駅でも明るさを感じさせる明るい青をベースに歴代のロマンスカーが受け継いできた「バーミリオン・オレンジ」のラインを窓下に配した外観となります。

50000形「VSE」のブルーリボン賞受賞の興奮が冷め止まないうちにリリースが掲載された新型ロマンスカー「MSE」、今回のロマンスカーは30000形「EXE」のような「ビジネスライク」な車両のようですが、そのデザインには50000形「VSE」のエッセンスを加えた車両になります。地下鉄に乗り入れるという新たな舞台に向けて、再来年登場するロマンスカー60000形「MSE」、今から楽しみになってきました。


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再来年登場するロマンスカー「MSE」は、昨年登場した50000形「VSE」がベースになる。今度のロマンスカーは「フェルメール・ブルー」になる。
画像は、今年ブルーリボン賞を受賞した50000形「VSE」 2006年9月10日 梅ヶ丘で筆者撮影


参考 小田急電鉄ニュースリリース

関連記事 地下鉄乗り入れ!小田急ロマンスカー(2005年5月17日)


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JR五能線を走る国鉄メーク車

さて、この前の連休中は五能線に乗車してきました。「リゾートしらかみ号」を主に乗車しましたが、この路線の一般列車は今ではキハ40・48で運転されています。

キハ40・48は、昭和50年代にローカル線の近代化を狙って導入されました。北海道から九州まで、全国各地のローカル線で見ることができた車両でしたが、この車両登場前に当時の国鉄一般型気動車の塗装が朱5号になり、この塗装で各地に登場しました。あまり人気がない車両でありふれた車両であるといえますが、JR発足後各地でオリジナルカラーをまとうようになり、朱5号の塗装はいつの間にか姿を消しました。

しかし、最近のリバイバルカラーブームから、JR東日本においてはキハ40・48に当時の国鉄時代の朱5号を再現した車両が五能線に登場しました。

今回の旅行で出会うことができましたので、撮影してみました。

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出会うことができた国鉄メーク塗装キハ48 2006年9月17日 深浦で筆者撮影

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その翌日も撮影してみた この列車は深浦から青森へ直通する快速「深浦」号 2枚とも2006年9月18日 川部で筆者撮影

かつては全国的に見ることができた朱5号塗装の気動車、五能線でこのように再現された車両が走行しています。
「リゾートしらかみ号」とあわせて注目の車両であると感じます。

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ちなみに、五能線のキハ40・48の塗装は白をベースに青のラインが入ったデザイン 2006年9月18日 弘前で筆者撮影


五能線の国鉄メーク車の運用は、JR東日本秋田支社サイトで公開されています。訪れる際に参考になさってみてはいかがでしょうか?また、JR東日本ではこの他にも、盛岡支社で八戸線などでも同じように国鉄メーク塗装の気動車が運転されています。

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2006.09.19

JR五能線の旅「リゾートしらかみ」号に乗ってきた

この前の3連休とその翌日はお休みを頂きまして、旅をしてきました。実際は土曜日の夕方に出発して、今回は東北・青森へ向かい、秋田と青森の両県にまたがり日本海沿岸を進むJR五能線に乗車してきました。

世界遺産に登録された白神山地と風光明媚な海岸沿いを進む五能線を走行する「クルージングトレイン」、「リゾートしらかみ」号に乗車してきました。

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青森に停車中の「リゾートしらかみ・青池編成」 この列車から五能線の旅が始まる。2006年9月17日 筆者撮影

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2006.09.11

常磐線上野口から撤退へ E501系

昨年、新型車E531系が導入され「特別快速」の運転も始まった常磐線。その後、E531系を増備することになり、現在主力の403・415系の鋼製車をすべて置き換えることになっています。また、E531系には今後グリーン車が連結されることになり、常磐線の取手から先に行く快速(取手からは普通)はすべてE531系になることになります。これにより、去就が注目される車両があります。今回はE501系です。

E501系は1995年に導入され、増え続ける常磐線の輸送需要に対応する為、当時増備されていた通勤型車209系と同等の車体とした交直流両用車です。車内はオールロングシート構造で外観も209系とほとんど同じで、エメラルドグリーンと白のラインが入れられました。しかし、その後の輸送需要の変化や製造コスト高などの問題があり、結局15両編成で4編成が製造されたのに留まり、今日に至っています。E531系導入でしかも取手より先に行く快速(普通)列車すべてにグリーン車連結ということで、E501系はどうなるのかと気になったいたところ、JR水戸支社のリリースで、E501系を水戸線に転用すると報じられました。この転用にあわせてトイレの設置などの改造が実施されるとのことで、来年3月まで暫定的にE531系も水戸線で運転され先日の小山車両センターのイベントの帰りに小山で実際に水戸線に運用についていたE531系を目撃しています。

いよいよ上野口からは姿を消すE501系を撮影してみました。

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常磐線の上野口からは撤退するE501系 2枚とも 2006年9月10日 上野で筆者撮影

上野で撮影後このE501系に乗車して、撮影の為南千住で下車しました。

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2枚とも 2006年9月10日 南千住で筆者撮影

E501系の運用は固定されていて、実際に上野駅で常磐線取手以遠へ走る列車の出発ホームである9・10番線ホームにある業務時刻表には車種も記載されています。そこで、次に上野にやってくるE501系使用列車を待ったところ、今年度新津車両製作所で製造されたE531系で到着しました。すでにE501系の改造は始まっており、今後徐々に上野口からは姿を消して行きそうです。

E501系は、当時老朽化が進んでいた403系の置き換えとともに、取手までの快速を土浦まで延長しようという構想があり、車体は209系と同じ仕様ながらも電装品は209系とは異なり、この系列ではVVVFにドイツ・シーメンス社製の俗に「ドレミインバーター」が採用された特異な車両でした。

早くも上野口からの撤退が始まったE501系、撮影できるのは今のうちではないかと思います。


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まもなくお彼岸です。西武「曼珠沙華」ヘッドマーク

9月も中旬となりました。あと2週間もしますとお彼岸の時期になります。この時期に咲き誇る花といいますと「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」です。「ヒガンバナ」ともいわれる赤い花です。

今日、新宿から山手線外回りに乗車していると、新大久保で並行して走る西武新宿線でヘッドマークがついていた20000系が西武新宿へ走っていったのが見えましたので、高田馬場で下車して入場券を購入して西武新宿線ホームに入りました。ほどなくヘッドマークをつけた列車が到着しました。

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「曼珠沙華」のヘッドマークをつけた西武20000系 20052 2006年9月10日 高田馬場で筆者撮影

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「曼珠沙華」ヘッドマークのアップ

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後追いでもう1枚 2006年9月10日 高田馬場で筆者撮影

西武新宿線でこのようなヘッドマークをつけた列車が走っていましたが、同じようなヘッドマークをつけた列車が池袋線にも走っていると思われます。

さて、ヘッドマークになった「曼珠沙華」ですが、西武線沿線では池袋線高麗駅付近に高麗川が蛇行してできた自然の地形「巾着田(きんちゃくだ)」と呼ばれる所に自生しており、その数は日本一の群生と言われているそうです。これから見ごろになりこの場所が「巾着田曼珠沙華公園」として開設され、毎年多くの人が訪れます。西武鉄道では巾着田曼珠沙華公園へお出かけになる方の利便のため、この時期「特急レッドアロー」が増発されるとともに高麗駅に臨時停車します。また普通電車も増発が実施されます。

夏から秋の到来をつげる「曼珠沙華」を見に、お出かけになってみてはいかがでしょうか?

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2006.09.10

ブルーリボン賞受賞!小田急ロマンスカー50000形「VSE」

今日もまた暑かった1日でしたが、こちらはまたとても熱い1日でした。

今年、鉄道友の会主催「ブルーリボン賞」を受賞した小田急ロマンスカー50000形「VSE」の授賞式が、新宿駅で開催されました。

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「ブルーリボン賞」受賞を記念したキャンペーンのポスター

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式典の準備が行なわれている新宿駅ホーム 停車中のVSEは新宿9:00発「スーパーはこね9号」 2006年9月10日 筆者撮影

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2006.09.09

JR「小山車両センター開設40周年記念フェア」に行ってきました

今日は、曇り空でしたが湿度が高い蒸した日でした。そんな中、開設して40周年を迎えたJR小山車両センターで記念イベントが開催されました。このイベントに行ってきました。

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イベント会場入口の看板

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展示された小山車両センター所属のお座敷電車「宴」車内は休憩所として開放されていた 2006年9月9日 筆者撮影

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2006.09.06

東京メトロ10000系 デビュー

今日はお休みを頂きました。そこで、今月より有楽町線で営業運転を開始した東京メトロの新型車、10000系に乗車してきました。

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営業運転を開始した東京メトロ10000系第2編成 10002 2006年9月6日 新線池袋で筆者撮影

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2006.09.05

京浜東北線にも投入 E233系

JR東日本のオフィシャルサイトのリリースによりますと、2007年秋より京浜東北線に新型車両を830両導入するという記事が掲載されました。

車両は今年、中央線快速に登場する新型車と同じE233系で、リリース記事のイメージによりますと、中央線用から車体のラインが京浜東北線のラインカラーである青になった程度の違いになります。

京浜東北線は現在209系で運転されています。この車両は1992年に試作車が登場して、その後量産車が投入され現在活躍中です。209系は「価格半分・重量半分・寿命半分」というコンセプトで登場し、今日の通勤型車両のエポックになった車両ですが、そのコンセプトが示すようにまだ車齢にして15年そこそこではあっても、近年特に車体などが急激に劣化してきたようにも見えます。そのことから、先の東京総合車両センターの公開イベント会場の工事情報で「車体改修を実施し合わせて中央・総武線用の209系を京浜東北線に転用して試作車を置き換える」という報があったのですが、その後の方針転換があったのでしょうか?新型車の投入となりました。

首都圏の大動脈の1つ、京浜東北線で早くも世代交代がアナウンスされました。209系が走り始めてまだ15年そこそこではありますが、この車両のコンセプトを理解しつつ、やがて投入されるE233系を心待ちしたいと思います。

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早くも置き換えが始まる京浜東北線209系 2006年1月7日 大宮で筆者撮影

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「価格半分・重量半分・寿命半分」のコンセプトで登場した209系試作車 ウラ91編成 2005年6月18日 横浜で筆者撮影


参考:JR東日本オフィシャルサイト・リリース


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2006.09.02

京王線ダイヤ改定 最初の土休日ダイヤ

昨日で京王電鉄各線と乗り入れている都営新宿線はダイヤ改定が行なわれました。

ダイヤ改定後、最初の土休日ダイヤで運転される日となった今日、各種撮影してみました。

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今回のダイヤ改定で、都営新宿線乗り入れの急行・快速は一部を除いて10両編成となった。10両編成で乗り入れる6000系乗り入れ車編成 急行本八幡行き 6884 2006年9月2日笹塚で筆者撮影

続きを読む "京王線ダイヤ改定 最初の土休日ダイヤ"

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まもなく姿を消す 都営新宿線10-000形2段窓車

昨日、都営新宿線はダイヤ改正が行なわれました。その内容は、京王線から直通の急行・快速はほとんど10両編成になって京王車が主となり、8両編成しかない都営車は笹塚~本八幡の各駅停車の運用がほとんどになる運用変更が実施されました。

このダイヤ改正で気になったのが、残りわずかになった10-000形の2段窓車です。すでに新型車10-300形が増備され、先頭車のみ新造し中間車を10-000形の1段窓車で編成した10-300R形も増えてきていることから、今回運用本数に変更がおこなわれるであろうと思われ、運用を離脱してしまったのではないかと思っていましたが、果たしてどうであったのか?本日、観察してみました。

その結果ですが、おそらく残り1編成であろうと思われる10-000形の2段窓車編成である10-030Fが、本日運行されていました。

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ダイヤ改正後も残った都営新宿線10-000形の2段窓車編成 10-030F 2006年9月2日 京王線笹塚で筆者撮影

都営新宿線開業当初から活躍してきた10-000形の2段窓車、ダイヤ改正での運用離脱はありませんでしたが、もう余命は少ないでしょう。
2段窓車編成は入線当初は6両編成で運転されていましたが、篠崎延伸及び本八幡延伸時に8両編成化されましたがその際増結された車両は、この当時に入線した編成と同じ仕様となったため1段窓になっています。この編成の新宿・京王線方から2両目と3両目が該当します。なお、この1段窓車はまだ余命があることから、1段窓車のみ残して編成を組み替え先頭車を新造した10-300R形編成としてこれからも使用されます。

その10-300R形ですが、この車両導入時は新ATCに切り替えの過渡期ということで、従来の10-000形2段窓編成の先頭車のみ新型にしたという暫定編成が存在しています。すでに10-300R形も正規編成へ組み換えが進んでいるのですが、まだ10-000形の2段窓車編成が残っているということは、10-300R形の暫定編成もまだ残っていることになります。今回、10-300形の暫定編成も見ることができました。

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10-300R形暫定編成もまだ健在 10-360F 2006年9月2日 京王線笹塚で筆者撮影

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現在の10-360Fの中間車は元10-060F 画像は本八幡方から2両目10-061 2006年9月2日 京王線笹塚で筆者撮影

10-300R形の暫定編成も、先の10-030Fの運用離脱後に編成組み換えを行い先頭車は新型、中間車は10-000形の1段窓車という正規編成になります。なお、正規編成とする際に中間車となる10-000形1段窓車は、側面の行き先表示器をLED式とし種別表示は撤去、車内はドア部分にLED案内装置とドアチャイムの設置が行なわれます。

複雑な編成組み換えを行ない世代交代を進めてきた都営新宿線、いよいよこの置き換えも最終章に近づいてきたようです。都営新宿線が開業してまもなく30年になろうとしていますが、その時から活躍してきた10-000形2段窓車の最後の姿を捉えることができました。これら車両の活躍を称えたいと思います。

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2006.09.01

お知らせ ブログ名称変更を実施しました

いつも弊ブログにご来訪、またコメント・トラックバックをいただきまして、ありがとうございます。また、一時公開を中止しましたことをお詫びいたします。

さて弊ブログは9月1日より名称を「Kaz-Tの鉄道趣味で今日も行く」から

「Kaz-T's blog レインボーライン」

に変更しました。

なお、ブログ名称変更によるURL及びコメント時のハンドルネームなどの変更はありません。また、内容もこれまでどおりの「鉄道マニアに徹した」記事をお送りします。当方で相互リンクが確認されているブログの管理人様へは別途お知らせしましたが、弊ブログをリンクやブックマークに設定されている方は、お手数をおかけいたしますが名称の変更をお願いいたします。


今回、ブログの名称変更に至った経緯ですが、約2年近くにわたってブログを運営してきましたが、記事の更新が週末の土・日及び祝日に行なうことがほとんどで毎日更新しているわけではないことから、実情に即しまたURLとの整合性を考慮して変更することとしました。

以上の点、ご理解をお願いいたします。

今後とも、弊ブログをよろしくお願いいたします。


2006年9月1日 Kaz-T

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