北陸路に珍車健在 PartⅡ 415系800番台
北陸路を旅してきましたが、このエリアの普通列車用の車両は特徴ある珍車が多く存在しています。2月に富山を訪れた時に出逢った419系は最も象徴的な車両であるかと思いますが、今回もそんな車両に遭遇しました。その車両は、415系800番台という車両です。
ではまず、この車両のビジュアルをご覧下さい。
主に、金沢エリアの普通列車で見ることができる415系800番台 2006年5月3日 金沢で筆者撮影
415系といいますと、JR東日本の常磐線やJR九州の北九州エリアで見ることができますが、北陸地方でも金沢エリアで見ることができます。しかし、金沢エリアの415系は特異な車両で、直流用だった113系からの改造になります。
415系800番台が出現したいきさつですが、このエリアの七尾線を電化するにあたり、この線のローカル用に京阪神エリアで余っていた113系を転用したのですが、そのままですと北陸エリアは交流電化のため直流専用車の113系では走れないことから、この車両に交流用機器を改造して搭載しました。その交流用機器も、直流区間に転用され特急「北近畿」などに充当されていた485系から取り外したものを流用したという、変り種車両です。
この車両、金沢を中心として小松・津幡及び七尾線で運転されているようです。金沢は北陸地方最大の都市で、3ドアであることから混雑対応にはなるかと思うのですが、北陸地域ではホームが低い駅がほとんどであることから、乗降しにくい面もあります。
北陸地方に存在している415系、このエリアのローカル用車両にも注目です。
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