エリア拡大 ekenet PiTaPa ラッピング車両に遭遇
京阪電鉄の話題、さらに続きます。
枚方市で1900系などを撮影後、今度は大阪へ向かうため準急に乗車していたのですが、その途中でこんな編成に出会いました。
京阪7200系「ekenet PiTaPa」ラッピング編成 2006年4月2日 香里園で筆者撮影
この車両は7200系と称する車両で、1995年から導入が始まったVVVFインバータ車です。さらにこの編成は、ご覧のように「ekenet PiTaPa」のラッピング車になっています。
ラッピングに掲出されている「ekenet PiTaPa」とは、京阪電鉄で導入が始まったICカード乗車サービスのことで、京阪で発行している「PiTaPa」のことです。
関西の私鉄ではすでに「PiTaPa」と名づけられた、共通ICカード乗車システムの運用が始まっています。当初は京阪電鉄と阪急電鉄で始まったこのサービスでしたが、その後エリアを拡大して今では、大阪市営地下鉄や阪神電鉄などでも利用が可能になっていて、これから南海電鉄や山陽電鉄・近畿日本鉄道・京都市営地下鉄などにも拡大します。また、すでにJR西日本のICカード乗車システム「ICOCA」との相互利用も始まっていて、その旨をお知らせするポスターも見受けられました。現時点では、首都圏のJR東日本のICカード「Suica」で関西の私鉄に乗車することはできませんが、すでに「Suica」とも相互利用が可能になるとアナウンスもされています。
今回乗車した京阪各駅にはすでに、自動改札機にICカード読み取り機が付いていて結構普及しているようです。また「PiTaPa」では、運賃は後払いという方式をとっているようで、JR系の事前にチャージが不要になっているようです。
京阪電鉄ではこのように「PiTaPa」をアピールするラッピング車が運転されています。7200系の他、1900系にもこのラッピング車が存在しており、今回の旅行で淀の車庫に停車中の姿を車窓から目撃しています。
すでに始まっているICカード共通乗車サービス、未来は始まっていることを象徴する編成であるように思えます。
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