京阪電鉄の特急 8000系
本日は日帰りで関西方面へ旅行して来ました。東京朝6時発の「のぞみ1号」で乗り込むという強行スケジュールでした。残念ながら天候が悪かったのですが、目的の箇所へ行くことができました。
さて、今回は京都出町柳と大阪淀屋橋を結ぶ私鉄、京阪電鉄が話題となります。
その昔から京都~大阪では、国鉄JR新快速・阪急京都線特急と京阪特急からなる三つ巴の激しいライバル競争が繰り広げられてきました。京阪電鉄は、JRや阪急とは経路が異なる(淀川の対岸になります)ことや、線形が悪く所要時間では先の2路線には敵いません。しかしその分、駅・車両の設備といったサービスを重視し、発展してきました。
そして現在、京阪電鉄の看板として君臨しているのが8000系です。
京阪電鉄の看板列車 8000系 2006年4月2日 枚方市で筆者撮影
京阪電鉄の特急車は伝統的に、赤と黄色のツートンカラーで前面には鳩の「特急マーク」が付けられています。8000系では連続窓による固定窓で、車内は転換クロスシートが並んでいます。これだけでも、別途料金を必要としない乗車券だけで乗ることができる車両としては最上級の設備であるといえますが、京阪の特急車には歴代の車両から受け継いできた設備があります。それは車内の「カラーテレビ」です。
京阪の特急車は「テレビカー」として親しまれ、中間1両の京都方貫通路上部にカラーテレビが設置され、主にNHKのTV番組が、放映されています。なお、京阪線では地下区間もありますがここでも見ることができるようになっています。
京阪特急車のシンボル「テレビカー」 画面右側の貫通路上部にテレビが設置されている 2006年4月2日 枚方市で筆者撮影
現在の京阪特急車にはさらに、特色ある車両が連結されています。それは「ダブルデッカー車」です。
新たな京阪特急車のシンボル「ダブルデッカー車」 2006年4月2日 枚方市で筆者撮影
京都・大阪への旅行気分を味わってもらおうと今から10年以上前に連結が始まった「ダブルデッカー車」、側面には京都の「時代祭行列絵図」をあしらった外観で、「テレビカー」と並ぶ京阪特急車のシンボルになっています。
なお、「テレビカー」「ダブルデッカー車」ともこの車両に乗車する場合でも別途料金は不要で、乗車券だけで乗ることができます。まさに「料金不要の最上級の列車」といえるのではないかと思います。
私鉄王国と呼ばれる関西地域で、それを実感することができる京阪特急8000系、京都~大阪へ移動の際はぜひ乗車されてみてはいかがでしょうか?
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コメント
☆ こん○○わ。
SDTMも大阪へ行ってきました。
京阪にも乗りました。
8000系、3000系も良いですが、、
グリーン、ホワイトグリーンの
6000系も好きです。
投稿: SDTM | 2006.04.02 23:56
SDTMさん、コメントありがとうございます。
京阪といいますと、テレビカーを始めとする特急車に目を向けてしまいがちですが、一般車もまた面白い車両があります。6000系もその独特なスタイルの車両で人気のようです。
投稿: Kaz-T | 2006.04.04 00:29