あとわずか、東京メトロ東西線5000系&東葉高速1000系
この週末は、東京メトロ東西線にも注目しましたが、いよいよ同線で活躍している5000系の活躍も、残すところわずかとなってきたようです。この土・日で東京メトロ5000系を撮影してきました。
東京メトロ5000系67編成 西船橋方先頭5817は、戸袋窓が埋められている 2006年4月29日 JR中央線 荻窪で筆者撮影
上記編成の中野方先頭車 5017 2006年4月29日 中野で筆者撮影
59編成 5009 2006年4月30日 葛西で筆者撮影
アルミ車体車も健在 90編成 5150 2006年4月30日 浦安で筆者撮影
一時期は当時の営団地下鉄で最多両数を誇った5000系も、この週末で3編成運用に就いていたのを確認できました。この中には、のちの車両の基礎となったアルミ車体試作車も含まれています。東西線では新ATC導入が進められており、05系が続々と導入されています。それだけ、東西線において5000系を見るのは難しくなってきているのが現状です。
さて東京メトロ5000系とともに、こちらももういつのまにか数を減らしてきた車両があります。今年で開業10周年を迎えた東葉高速鉄道の1000系です。
東葉高速鉄道では、開業時に東西線で活躍していた5000系車両を譲り受け、冷房化や大々的な車体改修が行なわれ、外装は東葉高速のイメージカラーであるオレンジ系統のラインになり、前面は周囲にFRPによる縁が付いたこととヘッドライトがテールライトと一体になった角型になったほか、側面も戸袋窓を埋め、扉も交換され大きな窓になりました。また車内も更新されました。なお、開業時はこの改修が一部の編成は間に合わなかったことから、東西線の5000系の帯を東葉高速カラーにしただけの編成もあったそうです。
東葉高速でも東西線の新ATC化により、車体こそは改修を行なっていても東京メトロ5000系と同じ構造の1000系は置き換えられることになり、メトロ05系と共通設計の2000系が続々と導入されています。よって、1000系も残りわずかな状況になっています。
東葉高速1000系も撮影しました。
東葉高速1000系 第6編成 1060 2006年4月29日 東京メトロ東西線 中野で筆者撮影
第9編成 1090 2006年4月30日 東京メトロ東西線 浦安で筆者撮影
この週末で見ることができた東葉高速1000系は、画像の2編成でした。すでに東葉高速車は2000系のほうが多くなったようで、1000系も見るのが難しくなってきたように感じます。
長きに渡って活躍した東京メトロ東西線の5000系、その仲間で10年前に東葉高速鉄道1000系となったこの一族も、東西線の新ATC化により姿を消します。まだ時間はありますので、今のうちに記録にとどめておいても悪くはないと感じます。
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