江ノ電 新500形デビュー
今日は「ゆりかもめ」の新線開業区間に早速乗車してきましたが、その後は藤沢に行きました。
本日の話題2つ目は、藤沢から鎌倉を結ぶご存知「江ノ電」で、本日より新型車500形が運行を開始しました。こちらにも早速乗車してきました。
本日より運行を開始した江ノ電500形 2006年3月27日 江ノ島で筆者撮影
今日は「ゆりかもめ」の新線開業区間に早速乗車してきましたが、その後は藤沢に行きました。
本日の話題2つ目は、藤沢から鎌倉を結ぶご存知「江ノ電」で、本日より新型車500形が運行を開始しました。こちらにも早速乗車してきました。
本日より運行を開始した江ノ電500形 2006年3月27日 江ノ島で筆者撮影
今日は、この前の土曜日が仕事であったことからお休みでした。今日という日がお休みということならば、必然的にこの場所へ早速行って来ました。
本日、新橋から臨海副都心へ走る新交通システム「ゆりかもめ」が、有明から豊洲まで延伸しました。終点豊洲で東京メトロ有楽町線と接続し、途中に新駅が3駅開業しました。
まずは新橋へ行って、豊洲延伸記念の1日乗車券を購入後、豊洲行きの電車に乗りましたが、1つ目の汐留で豊洲延伸のラッピング装飾された列車とすれ違いましたので、竹芝で下車してこの列車を撮影してみました。
「豊洲延伸」のラッピング装飾がされたゆりかもめ車両 2006年3月27日 竹芝で筆者撮影
先週のダイヤ改正から1週間が過ぎました。大々的な改正を行なった東武本線系統(伊勢崎・日光線)では、この改正に伴い新型車50050系がデビューしています。今回、50050系を撮影することができました。
ダイヤ改正より運転を開始した東武50050系 2006年3月26日 東京メトロ半蔵門線・東急田園都市線 渋谷で筆者撮影
本日は第2編成の50052Fが64T運行で運用されていました。渋谷から急行中央林間行きの50052Fに乗車し長津田で下車、中央林間から折り返してきた同編成を再度撮影しました。
折り返して急行押上行きになった50052F 2枚とも2006年3月26日 東急田園都市線長津田で筆者撮影
今回本線系統に導入された50050系は、先に東上線に導入された50000系の本線系統バージョンです。主に今回のダイヤ改正で設定された、久喜・南栗橋から東京メトロ半蔵門線・東急田園都市線直通急行・準急に充当されていますが、今回のダイヤ改正で東京メトロから東武線直通列車は増発されても、相変わらず東武車の押上・清澄白河折り返しの列車は多く存在し、東武線内ではまだ見ることは難しい状況のようで、むしろ東急田園都市線内のほうが見る機会は多そうです。その東急線内でもこの車両は注目されているようでした。
ダイヤ改正で増発された東京メトロ半蔵門線直通列車、この目玉とも言える新型車50050系、今後の増備が待たれると共にこれからの活躍が期待できそうです。
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3月18日に実施されたダイヤ改正で、長きに渡って「湘南電車」として親しまれてきた113系は東海道線からは撤退しました。ダイヤ改正後は「湘南色」の帯を巻いたステンレス車で運転されるようになりました。
しかし、全車ステンレス車になった東海道線にダイヤ改正後、横須賀・総武快速線からE217系が転属してきました。今回、東海道線に転属してきたE217系を撮影してきました。
東海道線に転属してきたE217系 2006年3月21日 横浜で筆者撮影
E217系は横須賀・総武快速線で活躍していた車両でしたが、この路線での運用本数の見直しなどがあったのでしょうか?余剰となったようで、東海道線の113系の置き換えと増発用に転用されました。画像の編成は付属のF-53編成で基本はF-03編成でしたので、少なくとも3編成は東海道線に転属されているようです。
東海道線転属にあたって、外観を湘南カラーのラインに変更したほか、横須賀・総武快速線系統では横須賀線内で東京方から11+4の15両編成であったものを、東海道線転用のため東京方から5+10の15両編成に組み換えが行なわれました。
横須賀・総武快速線で「横須賀色」の帯に見慣れていたE217系でしたが、「湘南色」を巻かれた姿はどこか違和感を感じさせます。東海道線では少数で今後はE231系の増備でおそらくE217系の東海道線転属はもう無いと思われます。なお、編成数が少ないことから運用的には限定のようですが、見るのは難しいのかも知れません。
ダイヤ改正によって出現した「湘南色」帯のE217系、今後東海道線での活躍も見逃せないところです。
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本日、横浜へ行ったところ、東海道線上り8番線にヘッドマークをつけた115系の「ホリデー快速」が入線しました。
「ホリデー快速」のヘッドマークを付けた115系 2006年3月21日 横浜で筆者撮影
この列車は、土・休日に大宮から鎌倉へ走る「ホリデー快速鎌倉号」です。弊ブログで昨年5月に記事にした列車で、武蔵野線経由で運転されその途中、路線図には載っていない貨物線を走行するユニークな経路で運転されている列車です。以前記事にしましたときは、ヘッドマークは無くそれらしき金属板が付いているだけの状態でしたが、最近なのでしょうか、このようなヘッドマークが用意されたようです。
これから暖かくなって行楽シーズンとなります。ミナト横浜へ、古都鎌倉へ、大宮から武蔵野線経由で運転される「ホリデー快速鎌倉号」でお出かけになってみてはいかがでしょうか?
昨日は、JRグループを始めとして各地でダイヤ改正が実施されました。そんな中、伊豆半島へのアクセスルートを担っている伊豆急行で、「初代リゾート21引退・黒船電車バトンタッチ記念撮影会」が先週の土・日に続いて今週の土・日でも、伊豆高原の車両基地で開催されます。このイベントに行ってきました。
引退する「リゾート21・1次車」(右)と新たに「黒船電車」になった「リゾート21・4次車」(左) 2006年3月18日 伊豆高原運輸区イベント会場で筆者撮影
さて、本日のダイヤ改正で誕生したJR新宿から東武日光・鬼怒川温泉への直通特急は、JRと東武との相互乗り入れとなります。東武鉄道ではこの直通特急に、看板列車である「スペーシア」が使用されます。これまででしたら浅草や北千住からでないと乗ることができなかった「スペーシア」が、新宿や池袋からも乗車できるようになりました。
私鉄特急でその設備などで名高い東武「スペーシア」が、JR新宿へ乗り入れというのは画期的なことです。記念すべき日となった今日、「スペーシア」を撮影しにまずは池袋に行ってみました。ここで、鬼怒川温泉から新宿を目指してやってきた特急「スペーシアきぬがわ」2号を撮影しました。
新宿を目指す東武「スペーシア」 特急「スペーシアきぬがわ」2号 2006年3月18日 JR池袋で筆者撮影
池袋ではこの列車の出迎えにJRの方と共に、東武鉄道の駅長さん等と思われる方々がホームに立っていました。東武でも、池袋から出発する東上線沿線から日光・鬼怒川へ、「スペーシア」を利用することが便利になりました。
池袋で撮影後すぐ、後続の埼京線で新宿へ向かいましてここでも撮影しました。
JR埼京線205系と並ぶ東武100系「スペーシア」 2006年3月18日 JR新宿で筆者撮影
新宿駅3番線ホームに到着した特急「スペーシアきぬがわ」2号は、折り返して特急「スペーシアきぬがわ3号」となって10時35分に出発します。首都圏で名高い私鉄特急列車がJR新宿駅に乗り入れということで、ここでも大変多くの人が訪れ撮影していました。
今回、JR線に乗り入れた「スペーシア」には前面にヘッドマークが、側面にもロゴなどで装飾がなされていました。
前面に貼られたステッカー 2006年3月18日 JR池袋で筆者撮影(スペーシアきぬがわ2号)
側面の装飾 2006年3月18日 JR新宿で筆者撮影
結構派手に装飾された「スペーシア」ですが、これもJR新宿から直通特急の期待が大きいことの裏づけでしょう。
この後、折り返して10時35分に出発した特急「スペーシアきぬがわ」3号を撮影しました。
JR新宿駅を出発した特急「スペーシアきぬがわ」3号 2006年3月18日 JR新宿7番線ホームから筆者撮影
これまで、浅草や北千住まで行かなければ乗車できなかったことから、首都圏西部地域ではあまりなじみがなかった東武「スペーシア」ですが、これからは新宿・池袋から乗車することができます。まだ本数は少ないですが、東武鉄道の看板列車である特急「スペーシア」に乗って日光・鬼怒川温泉を訪れる人が増え、活性化することにぜひ期待しようではないでしょうか。
本日のダイヤ改正で誕生した、新宿から東武日光・鬼怒川温泉へ直通特急、日光1号が、新宿を出発しました。
【追記】
本日登場したJR新宿から東武日光・鬼怒川温泉への直通特急の出発を撮影に新宿へ行ってみました。
7時12分発の特急「日光」1号は、JR東日本所有485系のリニューアル車で運転されます。本日に限り新宿駅5番線から出発となった特急「日光」1号です。
出発を待つJR485系特急「日光」1号 2006年3月18日 新宿で筆者撮影
出発待ちの間で特急「成田エクスプレス」5号と並ぶ 2006年3月18日 新宿で筆者撮影
通常ならば3番線から発車する特急「日光」1号ですが、本日は主に中央線の特急が出発する5番線からの発車となりまして、この画像撮影箇所のすぐ前では、新宿~日光・鬼怒川へJR・東武直通特急の出発式が行なわれました。この場所は階段脇の大変狭い場所で、大勢の人が訪れ撮影していました。
2006年3月18日 新宿で筆者撮影
JR新宿から東武日光・鬼怒川温泉へ直通特急はこうして華々しく運転を開始しました。
1日4往復の運転ですが、今後多くの人がこの列車を利用して日光・鬼怒川を訪れると思われます。これからの活躍に期待です。
いよいよ明日、3月18日はJRグループを始めとして各社でダイヤ改正が実施されます。このダイヤ改正で終焉を迎える列車・車両があります。すでに弊ブログにおいて記事にした列車・車両もありますが、ここでダイヤ改正前日ということで、本日の運行をもって終焉となった列車・車両を話題といたします。
まずは、JRグループから。
今回のダイヤ改正で、長きに渡って親しまれてきたブルートレインがまた1つ姿を消します。東京から山陰・出雲市を結んでいた「出雲」号です。時代を築いたブルートレインからまた1つ、終焉を迎えた列車が出現してしまいました。
ダイヤ改正によって終焉を迎えたブルートレイン「出雲」号 2006年2月17日 横浜で筆者撮影
弊ブログにおいて、2月18日付けで記事としておりましたが、今日は最終日ということでこの画像を撮影した横浜や始発駅の東京などでは大勢の人が「出雲」号最後の姿を見に詰め掛けたのではないかと思います。
次に、今回のダイヤ改正でやはり長きに渡って親しまれてきた車両が姿を消します。まずは東海道線の113系です。
ダイヤ改正により、JR東日本東海道線から撤退する113系 2006年3月8日 東京で筆者撮影
弊ブログにおいては3月8日付けで記事としておりましたが、「湘南電車」として親しまれてきた113系は発祥の路線から撤退します。こちらも最後となった今日、大勢の人がやはり訪れたのではないかと思います。
長きに渡って活躍してきた車両、こちらも今回のダイヤ改正で引退することになりました。常磐快速線で孤軍奮闘していた103系です。
ダイヤ改正により引退する常磐快速線103系 2005年4月10日 松戸で筆者撮影
首都圏で長きに渡り通勤・通学輸送に大車輪の活躍をした103系でしたが、JR東日本管内において常磐快速線「エメラルドグリーン」の103系が最後となりました。JR東日本最後の103系となった常磐快速線は、北千住~取手の複々線区間では「モーターの唸る音」を盛大に響かせて迫力ある走行をしていましたが、この姿も見納めになると共に、首都圏から103系がすべて姿を消すという大きな世代交代を実感させられます。なお、常磐快速線103系については4月にさよなら運転や撮影会イベントが定員制で開催されるとのことで、すでに各種イベントは満員御礼となったとのことです。
明日3月18日のダイヤ改正は、首都圏の私鉄でも終焉を迎える列車・車両が出現しました。こちらにも触れます。
まずは、東武伊勢崎・日光線系統の有料急行「ゆのさと」です。
ダイヤ改正で終焉となる東武伊勢崎・日光線系統の鬼怒川温泉方面の有料急行「ゆのさと」 2006年3月4日 東向島で筆者撮影
弊ブログ3月4日付けの記事としましたが、東武伊勢崎・日光線系統では明日より地下鉄半蔵門線直通列車の種別が「急行」となるなど、種別体系の見直しを伴う改正が実施され、画像の300・350系使用の「有料急行」は「特急」になります。ただし、「スペーシア」「りょうもう」などよりかは安い料金が適用になります。改正後の300・350系使用の「特急」は、浅草~東武宇都宮の「しもつけ」と、平日夜間に浅草から南栗橋まで運転される「きりふり」のみとなり、画像の「ゆのさと」は廃止されるとのことです。
最後は、明日のダイヤ改正を前にその特徴あるデザインで人気があった車両が、本日の運行をもって全車運用を離脱しました。小田急の通勤型車9000形です。
本日の運行をもって全車運用を離脱した小田急9000形 2005年3月19日 町田で筆者撮影
小田急9000形は、1972年に地下鉄千代田線乗り入れに備えて登場した車両で、斬新なデザインで人気があった車両でした。この画像を撮影した時は、まだ運用離脱車はなかったと思いましたが、わずか1年で全車両運用離脱となってしまいました。おとといの15日から「さよならヘッドマーク」をつけて運転されていたそうなのですが、発表が今週に入ってからでまた平日であったことから、結局このヘッドマークをつけた姿を見ることは叶いませんでした。
なお、小田急ではこの9000形引退を記念したイベントが5月13日に開催されるとのことで、こちらのイベントも注目でしょう。(参考:小田急電鉄ウェブサイト:リリース)
筆者が首都圏在住な者で、話題は首都圏中心となってしまいましたがこの外にも、名古屋から奈良を結んでいたJRの急行「かずが」が廃止となったほか、各地で姿を消した列車・車両があったものと思われます。
今日はダイヤ改正前日ということで、新たな時代を迎える今回のダイヤ改正を前に、役目を終えて引退・終焉を迎えたこれら列車・車両のこれまでの活躍を称え、その記憶を忘れることなく次の世代にぜひ語り伝えていこうではないでしょうか。
そういう想いでこのような記事を作成しました。明日のダイヤ改正を無事に迎えてほしいと思います。
今日は、品川駅において今月18日より秋田から弘前・青森を五能線経由で運転するジョイフルトレイン「リゾートしらかみ・くまげら編成」の展示会がありました。このイベントに行ってきました。
品川で展示された「リゾートしらかみ・くまげら」編成 2006年3月11日 筆者撮影
「リゾートしらかみ・くまげら」編成の側面に描かれたロゴ
まもなく3月のダイヤ改正が近づいています。今回のダイヤ改正で話題のあるところには大勢の人が訪れ、撮影されたかと思います。特に今日は天候が良かったことから、なおさらではないかと思います。
さて、今日まず話題としますのは3月のダイヤ改正で、土休日に限り田園都市線から大井町への直通急行が設定される東急大井町線です。先日、「レールファン音楽館」サイトで、同線に転属してきた8590系8691Fの前面の帯が変更になったという記事がありましたのでこれを見に二子玉川へ行ってみました。数本待って8691Fが到着しました。
前面の帯が変更された8691F 2006年3月11日 二子玉川で筆者撮影
今日は、またお休みを頂きました。そこで今回は、来週の土曜日のダイヤ改正でJR東日本・東海道線から撤退する113系を撮影してきました。
まもなくJR東日本東海道線から撤退する113系 2006年3月8日 東京で筆者撮影
東海道線から113系撤退で引退する東海道線113系列車に連結されていたサロ110 2006年3月8日 東京で筆者撮影
さて、今月18日に控えたダイヤ改正で姿を消したり、なくなる列車・変わる列車もあります。今回は、やはり今月18日のダイヤ改正で変革が訪れる東武本線(伊勢崎・日光線系統)を撮影してみました。
東武本線系統の主な変更点は、地下鉄半蔵門線からの直通列車が現在の区間準急から急行になり、近郊区間においての基幹列車となって南栗橋の他久喜までも運転され、本数も増発されます。
まずは、今回の改正で昼間は急行に変更される、地下鉄半蔵門線からの直通区間準急を撮影してきました。
3月のダイヤ改正で、地下鉄直通系統からはなくなる「区間準急」、半蔵門線直通用に登場した30000系も今回新たに導入される50050系により、今後地上線に転用される 2006年3月4日 東京メトロ半蔵門線 渋谷で筆者撮影
メトロ車からはなくなる「区間準急」 東京メトロ8000系 2006年3月4日 渋谷で筆者撮影
やはり「区間準急」の運用はなくなる東京メトロ08系 2006年3月4日 清澄白河で筆者撮影
東急車からも「区間準急」はなくなる 行き先表示器がフルカラーLEDに交換された東急8500系8634F「TOQ BOX」号
2006年3月4日 東武伊勢崎線 北千住で筆者撮影
次に、これまで浅草から運転されていた近郊区間の基幹列車であった「準急」でしたが、今回のダイヤ改正で地下鉄半蔵門線から直通のラッシュ時間帯に運転される列車になり現在の「準急」は浅草~北千住及び北越谷以遠各駅停車になる「区間準急」になります。また時間帯により浅草~北千住及び東武動物公園以遠各駅に停車する「区間急行」も運転されます。なお、ダイヤ改正後の「区間急行」「区間快速」は原則的に久喜及び南栗橋までの運転となります。
ダイヤ改正後は「区間準急」になる現行の準急 なお、この改正後、通勤車による浅草から伊勢崎まで運転される列車もなくなる 2006年3月4日 東向島で筆者撮影 なお、東向島は改正後の準急は通過となる
やはり8000系では見納めになる「準急」 2006年3月4日 東向島で筆者撮影
久喜及び南栗橋以遠は、ワンマン運転の各駅停車が接続します。また、現在運転されている日光・鬼怒川方面の「快速」は午前中のみで午後からは「区間快速」となって東武動物公園以遠は各駅停車になります。
この他、こんな列車も撮影してきました。
ダイヤ改正後は「特急」になる「急行 ゆのさと」 2006年3月4日 東向島で筆者撮影
350系による「急行 ゆのさと」です。ダイヤ改正後は300系・350系使用の有料急行が「特急」になります。現行の特急「スペーシア」などよりかは安い料金を適用するようです。果たして、ヘッドマークは変わるのでしょうか?
今回のダイヤ改正で運転系統や種別体系に至るまで劇的な変革を行なう東武本線系統、JR新宿から東武日光・鬼怒川温泉までの直通特急デビューに目が向きがちですが、ダイヤ改正前のこれら列車の姿を見ておくことも必要なのではないのかと感じました。
3月に入り、いよいよ年度末になります。そんな中、臨海副都心への路線である東京臨海高速鉄道が、今月30日で開業10周年を迎えます。
今から10年前の1996年に新木場~東京テレポートが開業しました。開業時「臨海副都心線」と称していたこの路線は、元は貨物線として計画され建設はされたもののその後の情勢の変化により建設が中止となった路線が、臨海副都心計画によりそのアクセス線として活用することになったものです。しかしこの数ヶ月前に開業した「ゆりかもめ」とともに、当初は「どれだけの利用があるか」という点で採算性が疑問視されました。その後、2001年に東京テレポートから東京港の海底トンネルを越えて天王洲アイルまで、2002年には大崎まで開業しJR埼京線との直通運転を開始したとともに、Suicaでの乗車も可能になりました。また、開業時は4両編成であったのが現在では全列車10両編成で運転されるようになりました。
さて、まもなく開業10周年を迎えるりんかい線では現在、ヘッドマークをつけた編成が登場しています。今回、こちらも撮影してきました。
「開業10周年ヘッドマーク」を付けたりんかい線70-000系 2006年2月28日 大崎で筆者撮影
ヘッドマークのアップ
側面にも1両につき片側2箇所の戸袋部分にステッカーが貼られている
臨海副都心の発展とともに歩んできたりんかい線、早いもので開業から10周年をまもなく迎えます。これにあわせて東京臨海高速鉄道ではイルカのイメージキャラクターを登場させました。JR線との直通運転に活路を見出しているりんかい線、これからも臨海副都心への足として活躍していくことでしょう。
東急池上・多摩川線はかつては旧型車が闊歩し、その後も7000系や7200系といった主に東横線などの本線系統から転用されてきた車両が活躍していました。しかし、池上線でワンマン運転が開始されることになって、同線に新型車が導入されました。1000系と呼ばれる車両です。
1000系は東横線の7000系に代わって地下鉄日比谷線に直通するための車両で、9000系と同じ前面でありながら日比谷線乗り入れ仕様車として18m車になっていることが特徴です。その後、池上線のワンマン運転に際して7200系を当時の目蒲線に転属させるために、池上線用に1000系が3両編成で投入されました。その後、目蒲線が分断され蒲田方が多摩川線となったときに、東横線で走っていた1000系が池上・多摩川線に3両編成で2編成転用されてきましたが、このうちの1編成がまた変わり者になりました。今回記事とします1013Fです。この1013Fも戸越銀座で撮影してきましたのでご覧下さい。
1000系 1013F 蒲田方先頭車 1312 2006年2月28日 戸越銀座で筆者撮影
1013Fは当初東横線の地下鉄日比谷線直通用に導入された編成でしたが、4両編成で登場し同じ時期に導入された1012Fと組んで常に8両編成で運転されていました。この時代はすでに8両編成になっていたのにもかかわらず4+4編成となったのは、まだ目蒲線が18mの4両編成でこの線の予備車も兼ねてこのような仕様での登場となりました。東横線時代で1012Fの桜木町方先頭車1312と1013Fの渋谷方先頭車1013は東横線では常に向き合った状態で運用されていたことから、この両車は貫通路が中央にあるという形態でした。この形態の先頭車は目蒲線で運用された時にその姿を見ることができました。その後、2000年の目蒲線分断の際にこの両編成から中間車を1両ずつ外して3両編成として、東横線で桜木町方先頭、池上・多摩川線では蒲田方先頭車が、前面の形態をあわせるために振替えられました。そして、1013Fは池上・多摩川線の1000系で唯一、貫通路が中央にあるという変わった形態の編成となりました。
1000系の貫通路が中央にある先頭車はこの他にも2両存在し、1012・13F転用後も東横線で地下鉄直通運用で中間に封じ込められた状態で運用されていましたが近年、この1012・13Fから外された中間車を組み込んで、残っていた中間先頭車は外されました。1011と1310が該当します。この両車は現在、長津田の車庫の奥で休車扱いになっているようで、今後どんな活用をされるのか、気になるところです。
さて、池上・多摩川線の最新型車である1000系に存在している異端車、1013Fはこうして活躍していますが、最近1000系にもスカートの取り付けが始まり、池上・多摩川線のものにも取り付けられた編成が出現しています。この1013Fもやがてスカートが取り付けられると思われることから、思い立った時に記録しておく必要がありそうです。
こちらは一般的な1000系 池上・多摩川線仕様 最近池上・多摩川線の1000系にもスカート取り付けが始まっている 2006年2月28日 戸越銀座で筆者撮影
さて、今回は蒲田から東急池上線にも乗車してみました。
昨年夏に、この路線を走る7600系を記事にしましたが、今回はこの路線の主力車両についてです。まずは、7700系です。
7700系は、東横線が地下鉄日比谷線と直通運転を始めるにあたって1962年から導入が始まった7000系からの改造車になります。7000系は、我が国初のオールステンレス車ということで腐食などによる車体強度の低下が少なかったことから冷房化と台車の履き替え、そしてVVVFに換装して再デビューしました。現在でも7000系の残党としてその姿を今に伝えている車両です。
その7700系には変わり者がいます。それが今回話題とします7915Fです。
今回、蒲田から池上線に乗ろうとした際、この編成が停車中でした。
まずは、蒲田で撮影した7915Fをご覧下さい。
7915F蒲田方先頭車 7715 2006年2月28日 蒲田で筆者撮影
7915F五反田・多摩川方先頭車 7915 2006年2月28日 蒲田で筆者撮影
7915Fは当初、2M2Tの4両編成で使用されていた7700系を3両編成に組み替えた際に、余剰となってしまったT車を活用して誕生しました。運転台の取り付けと電装化が主な内容です。このため前面は1000系のような形態になったほか、パンタグラフもシングルアーム式のものが付けられ蒲田方先頭車7715が前パンタになっています。
この7915Fに乗車して途中の戸越銀座で下車し、折り返しの蒲田行きとなった7915Fを撮影してみました。
2006年2月28日 戸越銀座で筆者撮影
東急では現在、東横線の8000系や田園都市線の8500系の置き換えを進めているようですので、池上・多摩川線の7700系は今のところ安泰のようです。もちろん、この7915Fも安泰であると言えます。
東急の一時代を代表する7000系の残党、7700系を見に池上・多摩川線を訪れてみてはいかがでしょうか?
こちらは標準的な7700系 前面はただ赤帯が入っているだけのものと俗に「歌舞伎仕様」のものが存在している
2006年2月28日 戸越銀座で筆者撮影