« 2006年1月 | トップページ | 2006年3月 »

2006年2月の15件の記事

2006.02.28

新型車登場でどうなる 北総7250形

今日は、先の記事のとおりで北総鉄道の新型車、7500形を京急線で撮影しまた乗車したのですが、その間でこんな車両に出会いました。やはり北総鉄道の車両になっている7250形です。

IMG_4264

IMG_4266
今日は終日運用についていた北総7250形 2枚とも2006年2月28日 京急線 品川で筆者撮影

北総7250形は元京成電鉄の3200形です。この車両は北総に譲渡されたのか、はたまた北総にリースされているという扱いかは不明ですが、いずれにしましても1編成しか存在せず、主に朝・夕のラッシュ時間帯に運用されているかとは思うのですが、今日は昼間にも京急線羽田空港へ乗り入れる運用に就いていました。

北総鉄道では新型7500形導入により開業当初からの7000形を置き換えることになっていますが、7000形よりも車齢では古いこの車両の置き換えの話は無いようです。しかし、親会社の京成電鉄の残っている3200形は新型車3000形の導入による姿を徐々に消している状況から、そう遠くないうちにこの7250形も新型車に置き換えられてもなんら不思議ではありません。

今後、7250形の動向にも注目する必要がありそうです。

| | コメント (4)

北総鉄道 7500形デビュー

今日は、この前の日曜日に出勤したため、お休みとなりました。そこで今日は、今月20日より運転を開始した北総鉄道の新型車7500形を見に行ってきました。

北総7500形は、北総線開業時からの7000形の置き換えのためにデビューしました。

今回も京急線内で見ようと思いまして、前回の7000形を撮影した立会川に行ってみました。そして、無事運用についていた7500形を撮影することができました。

IMG_4257

IMG_4259
今月より運転を開始した7500形 2枚とも2006年2月28日 京急線 立会川で筆者撮影

北総7500形は「京成グループ標準仕様」を取り入れた車両です。よって、京成3000形や新京成N800形と同じ車体になっていますが、北総の車両ということで青系統のラインが入れられました。また、北総線は2010年に終点の印旛日本医大から成田空港へ路線延長が予定されていることと、現在の運用でも京急線の羽田空港へ乗り入れることからでしょうか、先頭車の側面には飛行機をイメージしたと思われる装飾がされています。また、北総鉄道の新しいロゴもつけられています。

撮影できた北総7500形、ではぜひ乗車してみようと思いまして羽田空港へ向かって、再び到着した北総7500形に乗車しました。

IMG_4269
2006年2月28日 京急空港線 羽田空港で筆者撮影

乗車してみましたが、車内の感じは京成3000形とほとんど同じでした。ただ車内の中吊りが北総線沿線にある学校の児童によって描かれた絵が展示されていました。この7500形で品川まで乗車しました。

IMG_4271
2006年2月28日 京急線 品川で筆者撮影

早くも営業運転を開始した北総7500形ですが、今年度にあと1編成、翌年度にさらに1編成入線して北総線開業時からの7000形を置き換えることになっています。その後はどうなるのかはわかりませんが、早くも訪れた北総鉄道の世代交代で7500形がこれから北総線の顔としてまた、いずれは羽田・成田の両空港を結ぶアクセス列車としての活躍に期待してみたいと思います。


この記事から、次のブログにトラックバックを送信しています。

くましげの日記帳さん
やっぱり鉄分の濃い日々さん
ザ・日記パレード(赤版)さん

| | コメント (2)

井の頭線の「鉄道でエコキャンペーン」ヘッドマーク

先日の記事で、京王線で「鉄道でエコキャンペーン」のヘッドマークが変わったという記事を掲載しましたが、井の頭線でも1760Fに新デザインの「鉄道でエコキャンペーン」ヘッドマークが登場しています。本日、ようやく撮影することができました。

IMG_4246
井の頭線1000系 1760Fに付けられた「鉄道でエコキャンペーン」ヘッドマーク 2006年2月28日 渋谷で筆者撮影

IMG_4300
ヘッドマークのアップ

京王線のものと同デザインですが、井の頭線仕様では丸型になります。

京王線とともに、井の頭線でも1760Fでこのヘッドマークを見ることができることでしょう。

| | コメント (0)

2006.02.27

春を待つ 富山地鉄16010形

富山旅行記はさらに続きます。

さて、先ほど富山地方鉄道に乗車しまして、車両基地のある稲荷町で撮影しましたが、まだ出会っていない車両がありました。その車両は16010形という車両です。シーズンオフのため特急運用が少ないことから夕方に走る宇奈月温泉行きの急行に充当されるのではないかと思いまして、JR富山港線午後の475系乗車後に再び電鉄富山駅に行ってみました。そこで、17時45分発の急行宇奈月温泉行きを見たところ、お目当ての16010形で到着しました。

IMG_4198

IMG_4197
夕方の急行運用についた16010形 2006年2月24日 電鉄富山で筆者撮影

富山地鉄16010形は、西武鉄道で活躍していた先代の特急レッドアロー5000系の譲受車です。西武鉄道で引退後車体のみ富山地鉄に来て、足回りはJRなどの部品を集めて導入されました。車体は先頭車にあったトイレの設備が撤去され、前面にあった西武鉄道の社紋が外され行き先表示器が運転台内に設けられましたが、それ以外は西武時代のままで特に外装はレッドアローの塗装がそのまま堅持されているので、かつて池袋から秩父へ向けて走っていた当時の姿を偲ばせます。富山地鉄では、主に優等列車用として導入されましたが今のシーズンや朝・夕には通勤列車としても運行されます。撮影時は急行であった為前面のヘッドマーク部分、西武時代であれば「特急 ちちぶ」などと表示されていた部分は金属の枠がついているだけになっていますが、春が来て立山黒部アルペンルートが開通し観光シーズンとなりますと、特急として「うなづき」「アルペン」のイラスト入りヘッドマークが付けられます。

すでに富山地鉄に来て7・8年は経過していますが、この間で運用の関係からでしょうか、富山地鉄に来た時は3両編成であったのが2両編成になってしまい、中間車は稲荷町車両基地に留置されていました。また、車内もデッキの仕切りが撤去され、ワンマン対応車になったことから運転台すぐ後ろに運賃箱が設置されていました。かつての特急車にワンマン運転用の運賃箱とはミスマッチですが、これも現地での運用の関係で止むを得ないのでしょう。

西武時代は秩父へ向けて正丸トンネルの急勾配に果敢に挑んできた車両は、現在立山・黒部アルペンルートへいざなう列車として活躍しています。今はシーズンオフなためいまいち運用上は使いにくい状況になってしまってはいますが、再び観光客が訪れる春を待っている、そんな風に思えます。まだ、深い雪に閉ざされている立山連峰の春の訪れを心待ちにしている16010形、元西武レッドアロー5000系に会いに行ってみてはいかがでしょうか?

| | コメント (2)

2006.02.26

富山の郊外へ・宇奈月へ・立山へ 富山地方鉄道

富山旅行記はまだ続きます。

先の市内電車で南富山駅まで乗車しました。そのあとは、ここから富山地方鉄道不二越・上滝線に乗って電鉄富山まで戻りました。

富山地方鉄道は、先の市内電車のほかにJR富山駅に隣接した電鉄富山から本線は滑川・魚津・黒部を通って温泉街の宇奈月まで、また途中の寺田で分岐して立山黒部アルペンルート富山側の入り口になる立山を結ぶ立山線とやはり本線の電鉄富山から1つ目の稲荷町で分岐して立山線の岩峅寺を結ぶ不二越・上滝線があります。富山近郊の観光地である宇奈月温泉や、立山黒部アルペンルートへのアクセスとして、また富山近郊の通勤通学輸送にも活躍しています。
筆者は今から8年ほど前に富山地方鉄道の鉄道線には全線乗車しています。今回は、不二越・上滝線の南富山から電鉄富山までのわずかな区間ですが途中、車両基地のある稲荷町で降りて富山地方鉄道の鉄道線の車両を撮影してきました。

まずは、10020形です。

IMG_4171
富山地方鉄道の代表的な車両 10020形 2006年2月24日 稲荷町で筆者撮影

IMG_4170
新塗装になった10020形 2006年2月24日 稲荷町で筆者撮影

10020形は1961年から64年にかけて入線した車両で、同型で14720形も存在しています。10020形はMcMc、14720形はMcTcの編成になっています。現在では全車冷房化された他ワンマン対応車になっています。なお、富山地方鉄道では白とグレーの塗装がオリジナルで、黄色と緑のツートンは新色になります。徐々にではありますが塗り替えは進んでいるのでしょうか?

次は14760形です。

IMG_4173
「特急」運用に就いた14760形新塗装 2006年2月24日 稲荷町で筆者撮影

IMG_4174
やはり「特急」運用に就いていた14760形オリジナル塗装 2006年2月24日 稲荷町で筆者撮影

14760形は1979年から81年にかけて導入された富山地方鉄道としては初の冷房車です。当時としては意欲的な新型車であったことから鉄道友の会ローレル賞を受賞しています。
富山地方鉄道では特急が運転されています。この特急は別途料金が必要な列車です。今はまだシーズンオフであることから本数も少なく、ただの特急になっていますが、春になり雪に閉ざされていた立山黒部アルペンルートが開通しますと、宇奈月方面の特急には「うなづき」のヘッドマークが付きます。

次は10030形です。

IMG_4175
現在の富山地方鉄道で最多両数の10030形 2006年2月24日 稲荷町で筆者撮影

1991年から93年にかけて富山地方鉄道に導入された10030形は、元京阪電鉄の特急車3000系の譲受車です。京阪時代は鳩の電照式特急マークを付けて、京都~大阪で国鉄・JRの新快速や阪急京都線と真っ向勝負を挑んでいた名車です。車内にはテレビの設備があったことから「テレビカー」として料金不要の私鉄特急列車として最上級のサービスを提供していた車両でもあります。京阪では特急用に8000系が導入されたことから引退し富山地方鉄道にやって来ました。当時は一部の車両が京阪時代の塗装のまま運転されていたそうですが、今では富山地方鉄道の新塗装になっています。ただ、10030形はどちらかといいますと本線普通や、立山線・不二越・上滝線のローカル運用に就くことが多いようで、特急運用にはなかなか就かないようです。


今の時期はシーズンオフのため、閑散としている状況で、富山から出発する郊外電車の趣になっていますが、春になりますと、宇奈月や立山への観光客を乗せて走ります。また、暖かくなってから訪れますと富山地方鉄道の盛況ぶりを見ることができるのではないかと思います。また、富山地方鉄道では、主要駅で「車両いろいろ乗車券」を発売しています。現在、富山地方鉄道で活躍している鉄道線・市内電車の車両の写真つきの硬券タイプの乗車券がセットになっています。訪れた際は、記念に購入していかれますと良いかと思います。

| | コメント (3)

富山市民の足 富山市内線

また、富山への旅行記です。

富山は路面電車が走る街です。富山地方鉄道により運行されている市内線です。

市内線は、富山地方鉄道不二越・上滝線の南富山駅前から富山の市街地・富山駅前・県庁前などを経由し、市内を流れる神通川を渡って大学前を結んでいます。運転間隔は南富山駅前~富山駅前が5分間隔・富山駅前~大学前は10分間隔の頻発運転で富山市民の足として、また終点の大学前は富山大学の学生さんの通学の足として活躍しています。

この路線で活躍している車両は、デ7000形とデ8000形によって運行されています。いずれも冷房車になっています。今回は、JR富山港線乗車にあわせまして富山市内線にも富山駅前から大学前まで乗車の後、南富山駅前まで乗りとおしてみました。また、市内電車も撮影してきました。

IMG_4158
富山市内線の主力 デ7000形 最近順次この塗装に変更されつつある 2006年2月24日 富山駅前で筆者撮影

IMG_4161
こちらは、旧塗装のデ7000形 2006年2月24日 大学前で筆者撮影

IMG_4207
富山市内線の新型車 VVVF制御の軽快車 デ8000形 2006年2月25日 富山駅前で筆者撮影

新型車デ8000形も投入されていますが、デ7000形もまだ主力です。また、デ7000形には広告塗装車も存在しています。
富山の街を走る市内電車、JR富山駅では南口に発着します。まもなく路面電車になる富山港線は北口からの出発になりますが、現在JR富山駅は北陸新幹線建設にあわせてでしょうか、高架化が進められていて完成後は北口から出発している元富山港線・富山ライトレール「ポートラム」が南口まで乗り入れこの市内電車に乗り入れる予定があるようで、富山駅にあった高架化完成予想図には間違いなくポートラムと市内電車の線路が結ばれるようになっています。
富山市民に親しまれている市内電車、この春開業するポートラムの先輩として、これからも富山の街を走り続けることでしょう。

| | コメント (0)

北陸路に珍車健在 419系

この前の金・土でまもなくJR線としては営業を終了する富山港線を訪れに富山へ行ってきましたが、この外にも富山駅周辺で各種撮影してきました。まずは、JR富山駅で、北陸本線の普通列車としていまだ健在であった419系を撮影しました。

419系は、国鉄時代の末期に客車などで残っていた普通列車の電車化のために誕生した車両です。しかしこの時代は財政上地方路線に車両を新製することはできず、この当時のダイヤ改正で運用がなくなり、余剰車となっていた特急型寝台電車581系から改造されました。クハネ581の特急タイプの先頭車と中間車から改造の切妻型先頭をもつ車両になり、車内もとにかく改造費を抑える為に車内の座席の一部は581系の座席を再利用したりするなど、この当時の国鉄の財政状況を物語っている部分があります。この手の車両は東北本線仙台地区や九州の長崎本線にも投入されました。この両路線は交流専用車とされたことから715系となりましたが、北陸に投入されたものは交直流両用車となったことから419系となりました。現在では仙台及び長崎の715系はすべて引退し北陸に投入された419系が現在でも残っている状況です。

前置きが長くなりましたが、ここで北陸に今も健在の419系のビジュアルをご覧下さい。

IMG_4098
米原方先頭クハ419は元先頭車クハネ581からの改造 2006年2月24日 富山で筆者撮影

IMG_4099
米原方先頭車は中間車サハネ581から改造されたクハ418も存在している 2006年2月24日 富山で筆者撮影

IMG_4153
直江津方先頭車クモハ419は全車中間車モハネ581からの改造 2006年2月24日 富山で筆者撮影

IMG_4154
米原方先頭クハ419の中には、前面の種別表示(クハネ581時代のヘッドマーク表示)を埋めてのっぺらぼう状態になった車両も存在している 2006年2月24日 富山で筆者撮影

419系は3両編成で米原方先頭が、元クハネ581のクハ419と中間車から改造のクハ418が存在し、直江津方先頭は全車モハネ581から改造のクモハ419で構成された3両編成です。
国鉄時代末期に出現した珍車、寝台特急電車からの改造という特異な419系ですが、北陸エリアの普通列車には特に新型車導入の計画は無いようですので、しばらくは活躍する姿を見ることができるでしょう。また、車内は581系時代の車体断面とボックスシートも残されていますので、かつての寝台電車の面影を堪能してみるのも悪くは無いのかもしれません。

| | コメント (0)

2006.02.25

惜別 JR富山港線

昨日の金曜日はお休みをいただきました。そこで今回は、まもなくJR線として営業を終了する富山港線を訪れました。

IMG_4216
富山港線の終点 岩瀬浜で出発を待つ475系 2006年2月25日 筆者撮影

続きを読む "惜別 JR富山港線"

| | コメント (7)

2006.02.18

各種登場 京王線のヘッドマーク

現在、京王線では先の「高尾山冬そばキャンペーン」の他にも各種ヘッドマークが登場しています。今月に入り撮影していますので、ここで記事にします。

まずは、現在京王百草園で開催されている「梅祭り」のヘッドマークです。

IMG_3985
7000系の準特急に付けられた「百草園梅祭り」のヘッドマーク 7771 2006年2月11日 新宿で筆者撮影

IMG_3988
先の画像の新宿方先頭のヘッドマーク 7721 2006年2月11日 新宿で筆者撮影

京王百草園はこの時期、梅が咲き誇る名所になっています。最寄駅は百草園という駅があり普段は各駅停車と朝・夕のラッシュ時間帯に走る通勤快速しか停車しない駅ですが、この時期の土・休日には準特急が臨時停車します。
この梅祭りのヘッドマーク、8000系にも別デザインのヘッドマークが付いているそうなのですが、まだお目にかかっていません。撮影できましたらアップしたいと思います。

次は、また登場した「鉄道でエコキャンペーン」のヘッドマークです。

IMG_4068
新バージョン「鉄道でエコキャンペーン」ヘッドマークをつけた8000系 8773 2006年2月18日 明大前で筆者撮影

「鉄道でエコキャンペーン」のヘッドマークが変わりました。今回は緑色で「エコ鉄くん」と名づけられたキャラクターと緑の地球をイメージしたヘッドマークになっています。京王線では8000系8両編成で2編成、このヘッドマークが付いていたのを確認しました。また、井の頭線ではサーモンピンクの1760Fに丸型同デザインのヘッドマークが付いていたのを、車窓から確認しています、なお、1760Fは本日富士見ヶ丘車庫に留置で撮影まではできませんでしたが、こちらも撮影でき次第記事としてアップする予定です。

まだ寒い日が続く中、ヘッドマークが各種登場している京王線、以前紹介しました「高尾山の冬そばキャンペーン」のヘッドマークも本日、6723F+6724Fの5+5の10両編成に取り付けられ、やはり新宿~高尾山口の準特急で運用されていました。
春に向かって、ヘッドマークが華盛りになっている京王線、見てみるだけの価値はありそうです。


この記事から、以下のブログにトラックバックを送信しています。

Oka Laboratory 備忘録さん
屋根裏部屋さん
富士見ヶ丘 跨線橋さん


【追記】
「百草園梅祭り」ヘッドマークですが、8000系のものも撮影できました。

IMG_4301
8000系8808F+8708F 京王八王子方先頭 8758に付けられたヘッドマーク 2006年3月2日 明大前で筆者撮影

IMG_4302
上記編成の新宿方先頭 8808に付けられたヘッドマーク 2006年3月2日 明大前で筆者撮影

8000系では第8編成、8808F+8708Fに付けられ、前後で異なったデザインのものがついています。

| | コメント (2)

八ミツから宮ウラへレンタル移籍 209系500番台ウラ515編成

昨日夜の撮影の道中で、こんな編成に遭遇しました。

IMG_4044
京浜東北線209系500番台 ウラ515編成 2006年2月17日 東京で筆者撮影

京浜東北線でレアな209系500番台ですが、この編成はウラ515編成といって元は三鷹電車区所属の中央・総武緩行線用209系500番台を京浜東北線に貸し出している編成です。通常の京浜東北線209系の編成札は白地に赤文字ですが、この編成は黄色字に黒文字の札で三鷹時代と同じ編成札を使用しています。側帯は京浜東北線のラインカラーの水色になっていますが、所属表記は三鷹電車区所属を表す「八ミツ」のままになっています。

この貸し出しが発生した理由ですが、現在京浜東北線209系については順次側窓開閉化改造工事が施工され、これにより編成が不足することから、三鷹電車区から1編成貸し出されました。
現在、側窓開閉化改造は編成中一部の車両で順次施工されています。その改造が完了するまで、京浜東北線でこの編成は走ることになるでしょう。

| | コメント (3)

銀世界を目指すスキーヤーを乗せて 「ゲレンデ蔵王」号

かつて、国鉄末期からJRに移行してしばらくの間、冬季のスキーシーズンに主な駅からスキー場の最寄駅までを夜行で結ぶ臨時列車で、「シュプール号」がありました。その後は情勢の変化などの理由で、首都圏発の列車は姿を消しました。

しかし、スキー場を目指す人々を乗せて走る臨時列車は現在も設定されています。今回は、大船・横浜から新宿経由で山形まで運転される臨時夜行快速「ゲレンデ蔵王」号を撮影してきました。

IMG_4051
583系で運転される臨時快速「ゲレンデ蔵王」号 2006年2月17日 新宿で筆者撮影

この列車は快速列車で、全車指定席で運転されます。

さて、快速「ゲレンデ蔵王」号はかつて東北本線で活躍した特急型電車583系で運転されました。583系は東北本線で活躍した寝台電車で、昼間は座席車として、夜は3段寝台車として運転できるという車両で、新幹線開業前の東北本線を代表する特急型電車で、文字通り大車輪の活躍をした車両です。昼は座席・夜は寝台という車内設備を活かして、朝上野を特急「はつかり」で青森まで1日かけて走った後、その日の夜には上野行きの寝台特急「はくつる」「ゆうづる」といった列車で折り返してきたという運用をこなしていました。寝台車になるということから天井が高い独特の車体断面を持ち、青とクリームのツートンカラーの車体で人気があった車両でした。
しかし、それだけハードな運用をこなしていたことから老朽化が進んで現在JR東日本には数両が残されているのみです。現在では、このような臨時列車などの運用があるだけですが、人気があった車両だけに近年、大々的な補修が実施され、美しい姿になっています。まだ、しばらくはその姿が見られそうです。

今回、撮影した新宿駅では夜の11時を過ぎてからの出発と遅い時間ではありましたが、撮影している人を多く見ました。また、この列車で実際にスキーへ行かれるのでしょうか、以外にも若い女性のグループも携帯電話でこの車両を撮影していました。
時代が変わっても人気の583系を使用した「ゲレンデ蔵王」号、ぜひ次期シーズンでの運転を期待したいところであり、またこれからも583系の姿を見ることができることを希望するのは私だけではないでしょう。


この記事から、次のブログにトラックバックを送信しました。

TOMOの鉄日誌さん

| | コメント (5)

まもなく終焉 ブルートレイン「出雲」

週末の金曜日のことですが、来月18日のダイヤ改正をもって廃止となる、東京から出雲市を結ぶブルートレイン「出雲」号を撮影しました。

IMG_4028

「出雲」号は東京を21:10に出発します。九州方面行きの列車に比べますと遅い時間であることからどちらかといいますと、地味な列車であったかと思います。なお、上りの東京到着も朝早い6:57になります。今回は、金曜日で仕事を終わって帰宅してから出直しまして、東京駅に行ってみました。

金曜日ではありましたが、発車する10番線ホームには「出雲」号を撮影しようとしていた人が数十人くらいいました。そして、20:59ごろに品川から「出雲」号が回送されてきました。

IMG_4031

IMG_4034
「出雲」号の客車とテールマーク 2006年2月17日 東京で筆者撮影

「出雲」号は品川から回送されてきた時にはすでにヘッドマークをつけた機関車が連結されている状態で、東京駅10番線ホームからは前面が撮影不可能な位置に機関車が停車しました。そこで、「出雲」号の客車とテールマークを素早く撮影後、この「出雲」号の直前を走る東海道線列車に乗車し、横浜に向かいました。ここで、機関車のヘッドマークを撮影しました。

IMG_4038
「出雲」号牽引機関車 この日はEF65 1112 2006年2月17日 横浜で筆者撮影

横浜でも多くの人が集まり「出雲」号を撮影していました。

来月のダイヤ改正で姿を消す「出雲」号、確かに九州方面へ走るブルートレインと比べますと地味な列車であったかと思いますが、東京から山陰地方を結ぶ長きに渡って親しまれてきた列車がまもなく終焉を迎えます。「神の国」をイメージした赤いヘッドマークも、見納めになります。結局、私はこの「出雲」号にも乗車することは叶いませんでした。
山陰方面への夜行列車はこのほか、285系電車「サンライズエクスプレス」を使用した「サンライズ出雲」号が運転されています。改正後は「サンライズ出雲」号1往復だけになります。

かつて、注目された「ブルートレイン」がまた1つ姿を消そうとしています。多くの人の夢と思いを乗せて走り続けてきたブルートレイン「出雲」号、ぜひ最後の日まで無事に走って有終の美を飾ってほしいと思います。

| | コメント (3)

2006.02.12

置き換え始まる 北総7000形

京成高砂から千葉ニュータウン・印旛日本医大を結ぶ北総鉄道で、まもなく新型車7500形がデビューするそうです。これにより、北総線開業時からの車両7000形の置き換えが始まる事になりました。

北総7000形は、北総線が始めて北初富~小室まで開業した1979年にデビューしました。この当時の北総線にはまだ新鎌ヶ谷という駅はなく、新京成線松戸まで直通運転で北初富から分岐していました。この車両は前面が横からみると拳のような格好をしていることから「ゲンコツ電車」として親しまれた車両です。登場時は車内の吊り手も省略され、座席も2人分で区切られ、窓も一部を除いて固定式とするなど当時の電車としては画期的な構造の車両で、1980年に鉄道友の会ローレル賞を受賞した車両です。その後路線延長がなされ、1991年に京成高砂~新鎌ヶ谷が開通し、京成線・都営浅草線を経由して京急線までの乗り入れも開始しました。

直通している京成線や都営浅草線・京急線でも特徴あるスタイルで運転されてきた北総7000形でしたが、寄る年波には勝てずに、新型車7500形に置き換えらます。北総鉄道のリリースによりますと今年度で新型7500形が2編成、翌2006年度に1編成導入し7000形をすべて置き換えます。

千葉ニュータウンの発展と共に活躍してきた北総7000形、京急羽田空港まで直通運転をした個性あるこの車両も、あと1年ほどで姿を消すようです。
千葉ニュータウンはなかなか入居が進まず、都心直通線も開業まで時がかかり、地下鉄直通まで10年以上かかってしまいましたが、その後は千葉ニュータウンの通勤通学の足として、また羽田空港へのアクセスとしても活躍した北総7000形のこれまでの活躍を称えようではないでしょうか。

参考
北総鉄道ウェブサイト

この記事から、次のブログにトラックバックを送信しました。
kqtrain.net(blog)さん
astroboy-nj's todayさん

IMG_4009
置き換えが始まる北総7000形 このスタイルを見ることができるのも、あと1年ほど 2006年2月12日 京急線立会川で筆者撮影

| | コメント (14)

2006.02.05

みなとみらい線開業2周年

今月1日で、横浜高速鉄道「みなとみらい線」は開業2周年を迎えました。それをPRするヘッドーマークをつけた列車が登場しています。今回、撮影することができました。

IMG_3953
開業2周年のヘッドマークをつけた横浜高速鉄道「みなとみらい線」Y500系 2006年2月4日 東急東横線菊名で筆者撮影

IMG_3952
「開業2周年」ヘッドマーク

横浜の未来都市と観光地をつなぐ「みなとみらい線」は早いもので、開業してから2年が過ぎました。すでに横浜の交通網として定着し、みなとみらいや元町・中華街への足として活躍しています。
2周年ということでヘッドマークが登場したり、記念パスネット・入場券まで発売されたり(これらアイテムは2月4日時点では、みなとみらい駅でまだ発売中でした。)なかなか、イベント的には盛り上がっているようです。

みなとみらい線が、これからもみなとみらい地区の発展とともに、活躍していくことでしょう。

| | コメント (4)

2006.02.04

モバイルSuicaを使ってみた

先週の土曜日からJR東日本で始まった「モバイルSuica」。携帯電話で電車に乗れるという、全く新しいサービスです。

ミーハーな鉄道マニアを自負する私にとって、この手のものはすぐに使ってみよう思いましたが、加入しているau携帯電話で対応機種が少なく待っていたところ、この春の新機種が登場しこれまで使っていた携帯電話機と同じメーカーのものが発売されたことから、早速機種変更を先週行ないました。その後、この機種対応のSuicaアプリ提供が始まったことから本日、1週間遅れて「モバイルSuica」を体験することとなりました。

IMG_3932
「モバイルSuica」加入案内のパンフレットと、筆者所有の携帯電話(au W41S)

IMG_3933
「モバイルSuica」携帯サイト ここから「Suicaアプリ」をダウンロードする

続きを読む "モバイルSuicaを使ってみた"

| | コメント (8)

« 2006年1月 | トップページ | 2006年3月 »