編成組み換え開始 都営新宿線10-300R形
すでに運転を始めて1年になろうかとしている都営新宿線の新型車10-300形、その中に先頭車のみ新型にした編成を10-300R形と称するようですが、これまでは2段窓車編成の両先頭車を単純に新型にした姿で運転されていましたが、ついに編成組み換えが行なわれ中間車が他の2段窓車編成に組み込まれていた1段下降窓車を集めて正規編成になった10-300R形が登場しました。今回、その編成に遭遇しました。
編成組み換えが行なわれ、正規編成になった10-310F 2006年1月28日 京王線笹塚で筆者撮影
今回、正規編成に組み換えが実施されたのは、第1編成10-310Fです。この編成は、それまで10-000形試作車を含む10-010Fの先頭車を単純に新型にしたため、先頭車新型、中間は試作車・量産2段窓車・1段下降窓車で編成された都営新宿線の車両の変遷が一目で分かる編成でしたが、今回他の編成から捻出された1段下降窓車を組み込んだ新しい編成になりました。
組み換えられた10-310Fの本八幡方先頭と2両目の連結部
この編成組み換えに伴い、中間車はすべて改番されいずれも10‐310Fの中間車の車番になっています。外観では従来の行き先表示器が大型になったとともにLED式になってこの部分で種別・行き先を表示するようになり、種別窓部分は塞がれました。また、車内はドア上にLED式の案内装置が付きました。
10‐310Fに組み込まれ改番された車両 10‐311 2006年1月28日 京王線笹塚で筆者撮影
10‐300形の中間車組み換え編成も登場したことにより、いよいよ都営新宿線では10‐000形の2段窓車に終焉の時が近づいてきました。10‐300形の増備は着々と進んでいて、それほど珍しくはなくなってきました。10‐000形2段窓車を記録できるのも、残りわずかになってきたように感じました。
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コメント
10-300R車はださい。やはり、シンシャのほうがいい。私の意見だが、新車の中間車造って、10-190-240は将来廃車か?
投稿: 海老名 | 2006.01.29 19:27
海老名さん、コメントありがとうございます。
都営新宿線の新型車に登場した、先頭のみ新型の10‐300R形編成ですが、これは車両取替えに当たって、8連化に伴って増結された1段下降窓車が十分余命があることから、このような編成替えが行なわれました。
今後は、中間車の寿命に合わせて先頭車も共にするのか、はたまた先頭車の寿命まで中間車は更新の上使い続けるのか気になります。ただ一つだけいえるのは、10‐300R形編成の中間車はいずれも1987年から90年に導入され現在車齢16~19年の車両であり、足回りに付いては特にVVVFに換装されている様子はありませんでしたので、また何年過後に編成組み換えをするとは考えにくいのではないかと思います。
投稿: Kaz-T | 2006.01.29 22:57