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2005.11.06

江ノ電「タンコロまつり」に行ってきました

今日はあいにくの天気となりましたが、藤沢と鎌倉を結ぶご存知「江ノ電」の極楽寺車庫で毎年恒例のイベント「タンコロまつり」が開催されました。このイベントに行ってきました。

江ノ電の「タンコロ」とは、現在保存車になっている単車108号車のことで、1931年に製造された江ノ電の代表的な車両でした。単行で運転されることからいつしか「タンコロ」と呼ばれるようになりましたが、1981年に引退しました。残念ながら私は「タンコロ」が現役で走っていた姿を見ることができなかったのですが、108号車が保存車両として今日まで残っています。なお、この108号車は車庫の構内であれば現在でも自走できるそうで、今年夏の24時間TVのドラマで動いていた姿が放映されたのをご記憶の方も多いことでしょう。

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展示された「タンコロ」108号車 2005年11月6日 筆者撮影

展示された108号車は車内に入ることができました。車内はどこか懐かく、イメージとしての「江ノ電」の原点を味わうことができます。
海沿い・併用軌道など、どこをとっても絵になる江ノ電の風景が最も似合うような気がする「タンコロ」108号車ですが、引退してすでに20年以上が過ぎても江ノ電のキャラクターグッズのモチーフとして登場するなど、今なお人気の車両です。

さて、今回のイベントではこのほかにも展示していたものがありました。「タンコロ」引退後もその風貌で人気があった500形の前頭部です。

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展示された502号車の前頭部 2005年11月6日 筆者撮影

1957年に製造され、2003年に引退した502号車の前頭部です。500形は丸みを帯びたヨーロピアンスタイルの車両として人気がありました。引退後は台車・モーターなどの機器類は新型車20形に転用されてしまい、解体されたかと思っていたのですが、前頭部だけは残され保存されています。欲をいえば完全な連接編成で残してほしかったとは思うのですが、いろいろな事情があったものと思われます。今日は、500形前頭部でお子様向けの記念撮影が行なわれていました。
(この500形502号車の引退直前の画像を弊ブログのマイフォトで公開しています。こちらからどうぞ。(1)(2)(3)

このイベントでは休憩所として、現在走っている車両の車内が開放されます。今回のイベントでは現在、「義経号」のラッピングがされた1101Fが開放されました。

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休憩所として車内が解放された1101F「義経号」 2005年11月6日 筆者撮影

この外にも、ミニ江ノ電の乗車体験や江ノ電ファンクラブ・江ノ島模型クラブによる模型運転が行なわれていたり、江ノ電グッズや過去の記念乗車券の発売もあり、「タンコロ」引退記念の今から24年前に発売されたものも、まだ大量に在庫を抱えているようで発売されていました。

今年も、家族連れや江ノ電に魅せられたファンの方が大勢集まり盛況だった「タンコロまつり」でした。
これからも、地域の足としてまた多くの旅人を魅了してやまない江ノ電の毎年恒例のイベントとしてまた、保存車両の「タンコロ」を間近に見ることのできる公開イベントとして、来年以降も継続しての開催を期待したいとともに、これからも多くの人々を魅了して江ノ電が走り続けることにぜひ期待したいです。

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