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2005.11.12

青梅線で運転!「風っこ奥多摩号」

今日は晴天に恵まれた、絶好の行楽日和となりました。

そんな中本日、東京の大自然の中を行く青梅線で、「びゅうコースター風っこ」を使用した臨時列車、「風っこ奥多摩号」が青梅~奥多摩間で2往復運転されました。

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青梅線201系と並んだ「風っこ奥多摩2号」 2005年11月12日 鳩ノ巣で筆者撮影

JR東日本仙台支社に配属されているキハ48型気動車から改造されたトロッコ型車両「びゅうコースター風っこ」は、主に東北エリアのローカル線を巡回して運行されていましたが、その後活躍の場はJR東日本管内全域のローカル線に広がり、巡回するようになりました。今回は、東京の大自然を行く青梅線で初めて運転されました。

さて、今日は青梅線に初登場となった「びゅうコースター風っこ」を撮影しようとまず、「ホリデー快速おくたま5号」で青梅に向かう途中でまず、回送で拝島停車中のところを撮影できました。

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青梅に向かう「びゅうコースター風っこ」 2005年11月12日 拝島で筆者撮影

拝島停車中も撮影していた方々を多く見ました。また、「びゅうコースター風っこ」には青梅線に対応するATSの設置がないからでしょうか?ディーゼル機関車に牽引されていました。

拝島から再び「ホリデー快速おくたま5号」で青梅まで先回りして、回送で到着したところを撮影しました。

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DD51 842に牽引されてきた「びゅうコースター風っこ」 2005年11月12日 青梅で筆者撮影

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2005年11月12日 青梅で筆者撮影

青梅まで「びゅうコースター風っこ」を牽引してきたのは、お召し列車牽引機のDD51 842でした。回送列車とはいえ役者が登場しました。

さて、青梅駅では「奥多摩風っこ号」出発のイベントが実施されたようで、ただでさえ狭いホームは人であふれていました。そこで、先行する奥多摩行きに乗車して一つ目の宮ノ平で下車して「風っこ奥多摩1号」を撮影してみました。

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列車行き違いで運転停車した「風っこ奥多摩1号」 2005年11月12日 宮ノ平で筆者撮影

今回運転された「風っこ奥多摩号」にもヘッドマークが前後で異なるデザインのものが付けられ、奥多摩方のヘッドマークは秋の奥多摩をイメージしたデザインでした。

このあと、さらに進んで鳩ノ巣で今度は折り返しの2号を撮影しました。

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やはり列車行き違いで運転停車した「風っこ奥多摩2号」 2005年11月12日 鳩ノ巣で筆者撮影

この「風っこ奥多摩号」運転に際して、青梅線内では一部列車の運転時刻を変更するなどの策がとられました。一見しますと、青梅以降の青梅線は閑散線区に思えますが、単線とはいえ意外と列車本数があり、普段走らない気動車が運転されるとあって、ダイヤの設定に苦心が感じられました。
また、「びゅうコースター風っこ」はトロッコ型車ではありますが、時期は11月でもう寒くなってきていることや、トンネルもあることからでしょうか、今回の運転は側窓にガラスをはめ込んでの運転となりました。

さて、今度は奥多摩行きになる3号を撮影しに、軍畑(いくさばた)まで戻りました。

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青梅線の名撮影ポイント「軍畑鉄橋」を走行する「風っこ奥多摩3号」 2005年11月12日 二俣尾~軍畑で筆者撮影

手持ちのコンパクトデジカメで撮影しましたので、あまり見栄えは良くない画像で申し訳ありませんが、青梅線の名撮影ポイントである「軍畑鉄橋」を走行している「びゅうコースター風っこ」です。軍畑駅から歩いてすぐの箇所になります。
ここにも多くの方が集まり、撮影していました。

このあと再び鳩ノ巣に戻って、上りの4号を撮影してみました。

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土・休日の青梅線を彩る展望型電車「四季彩」と並んだ「風っこ奥多摩4号」 2005年11月12日 鳩ノ巣で筆者撮影

青梅線では、土・休日に通勤型電車201系を改造した展望型電車「四季彩」が運転されます。「びゅうコースター風っこ」と「四季彩」の競演となりました。

鳩ノ巣からは青梅まで、到着した「四季彩」で戻ったのですが、この時点で「びゅうコースター風っこ」は、回送するため再びDD51 842を前に連結して出発待ちの状態でした。そこで、先行した電車でこの回送を撮影してみました。

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DD51 842に牽引されて回送されている「びゅうコースター風っこ」 2005年11月12日 小作で筆者撮影

この画像を撮影した小作駅ですが、「びゅうコースター風っこ」よりも機関車を撮影しようとしていた人を多く見かけました。

さて、この「びゅうコースター風っこ」は拝島から八高線に入って八王子まで回送されました。
八王子に到着し留置中の姿を撮影してみました。

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八王子に留置された「びゅうコースター風っこ」 2005年11月12日 八王子駅横浜線ホームから筆者撮影

明日の運転に備えて、機回しを終えヘッドマークを外した状態で留置していました。
この撮影箇所は横浜線ホームから至近のため、薄暗くなってきてからも「びゅうコースター風っこ」やDD51 842を撮影していた人を多く見かけました。

と、いうことで、青梅線に初登場となった「びゅうコースター風っこ」で運転された「風っこ奥多摩号」は本日、大盛況で全列車満席で運転されました。奥多摩の大自然の中を走るトロッコ型車両ということで人気になったと感じました。私は今回、撮影に専念したことから乗車しませんでしたが、普段のロングシートの201系からは違った雰囲気で奥多摩の大自然を満喫できたのではないかと思います。
「風っこ奥多摩号」は、明日13日と来週の19・20日と運転されます。色付き始めた山あいの中をゆくトロッコ型車両「びゅうコースター風っこ」が、来年のこの時期に再度青梅線での運転を期待したいところです。

また、「びゅうコースター風っこ」は青梅線のあとは、房総の内房線でも運転されるとの事で、JR東日本管内を巡回しその地域で注目を集めつつ、これからも活躍し続けることでしょう。


さて、筆者は以前、今年5月に水郡線で運転された「びゅうコースター風っこ」に乗車しています。その時の記事はこちらになります。


関連記事 久慈川の風を感じて 「奥久慈風っこ号」(2005年5月14日)

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コメント

私は明日撮影に行く予定ですので、この記事は大変参考になりました。

おそらく、明日以降、当方のブログでもレポートを載せるかと思います。ひょっとしたらKaz-Tさんが撮った場所と同じところで撮影したものがあるかもしれませんが、その際にはトラックバックも流しますので宜しくお願いします。

投稿: TOMO | 2005.11.12 23:56

 こんばんは。TBありがとうございます。

 青梅線に初めて入線した「風っこ」ですが、もうこの時期だとオープンな車両ではちょっとつらいかもしれませんね。今日あたりの天候だったらそれほどでもないですけど、秋の色づいた景色を楽しむんだったら「四季彩」の方が適しているかもしれません。

 しかし、車両自体は私も好きな車両ですので、機会があればまた乗りに行きたいですね。でも、できれば凌ぎやすい気候の時がいいですねぇ。

投稿: mattoh | 2005.11.13 22:07

コメントいただきまして、ありがとうございます。

TOMOさん>
今回の撮影に際しましては、東京時刻表を参考に、方眼紙と定規で各列車のダイヤを落とし込んで、大体の通過時刻やすれ違いを確認しました。
日曜日に撮影されたとの事で、早速のアップを期待します。

mattohさん>
こちらこそ、トラックバックも頂きまして、ありがとうございました。
この日は好天であったものの、やはり11月ですのでトロッコのままではやはり寒いとの判断でしょうか?ガラスをはめての運転となりました。
「風っこ」はJR東日本各路線を巡回していますが、今回の青梅線は東京から最も近いところでの運行です。と、いうよりも東京都内での運行であったことから、それだけ注目度も高く沿線で撮影していた人を多く見かけました。
今回限りでなく、また青梅線での運転を期待したいところです。

投稿: Kaz-T | 2005.11.14 00:56

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