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2005.11.01

開業10周年 ゆりかもめ

この前の日曜日ですが、新橋からレインボーブリッジを渡ってお台場をはじめとする臨海副都心へ向かうご存知「ゆりかもめ」に乗車してきました。

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臨海副都心へのアクセスとして活躍する「ゆりかもめ」 2005年10月30日 有明で筆者撮影

現在、臨海副都心へのアクセスとして欠かすことのできない交通機関として活躍している「ゆりかもめ」は、本日で開業10周年を迎えました。ちょうど臨海副都心の街開きに合わせての開通でした。しかしこの時、現在の臨海副都心地区で開催が計画されていた「世界都市博」が中止となり、採算に問題を抱えての開業となりました。

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今年入線した新編成も見ることができた 2005年10月30日 有明で筆者撮影

ゆりかもめは、専用の軌道をゴムタイヤで走行する新交通システムで、自動運転を行なっているので通常乗務員は乗っていません。
臨海副都心の開発の遅れなどからそれこそ「無人電車」とまで揶揄されたゆりかもめでしたが、開業後は逆に話題になり、その後東京の観光コースとして「はとバス」の周遊コースにも組み込まれました。

その後、臨海副都心には国際展示場である「ビッグサイト」や「フジテレビ」などが進出し、開業時は何もなかった地域は現在では多くの人が集まる街に変貌をとげ、それに合わせてゆりかもめも輸送力を増強して、今では3~4分の頻発運転で、臨海副都心への欠かすことのできない路線になりました。

そこで、現在の沿線の風景とあわせた「ゆりかもめ」を撮影してみました。

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2005年10月30日 青海で筆者撮影 右後方に見える建物は国際展示場「ビッグサイト」

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2005年10月30日 船の科学館で筆者撮影 背後の建物は「ホテルグランパシフィック メディリアン」、右後方の建物はご存知「フジテレビ」

その後新橋へ戻る途中、開業時はまだ開発中であったことから全列車が通過していた汐留でも撮影してみました。

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2005年10月30日 汐留で筆者撮影

汐留も開業時はまだ開発中で何もなかったことから全列車が通過していたのですが、高層ビルが立ち並ぶ近代的な街となりました。
また、ゆりかもめの始発駅新橋も開業時は仮の駅でしたが、その後本駅が完成して山手線からの乗り換えが便利になりました。

こうして、臨海副都心の発展と新橋界隈の再開発の移り変わりを見続けて、ゆりかもめは開業10周年を迎えました。「もう10年。」そんな気がします。

さてゆりかもめでは、来年3月に有明から東京メトロ有楽町線の豊洲まで延伸することになっていて、有明付近ではすでに軌道が完成していました。新橋からだけでなく豊洲からも臨海副都心へ行くことができるようになり、ゆりかもめの役割はますます重要になってきます。
大先輩格である神戸の「ポートライナー」や大阪の「ニュートラム」と並んで、新交通システムの代名詞にもなった「ゆりかもめ」は、これからも臨海副都心へのアクセスとして欠かすことのできない交通機関として活躍することでしょう。

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コメント

開業10年目にして、10月28日に初乗車しました。

乗り心地は、今まで乗った「新交通システム」の中で最高点あげます。

しかし、新都市とセットになっている「
新交通システム」の経営はなかなか難しいようで、その中でも「ゆりかもめ」は黒字だそうで、関西の「新交通システム」は、軒並み赤字で唯一、明るい見通しは「ポートライナー」の神戸空港開業に伴う延長にて収益が上がる見込み(あくまでも)
その他は、これからも赤字のままででしょう。ホンと、関西の地方行政の企業経営の素人さ(特に大阪市)にはあきれます。羨ましいです東京都の方々。
しかし、「ゆりかもめ」は導入年度に応じて車両のデザインを変えているので、車種が多くあるように感じて楽しいですね。
デザインも関西より、かっこいい。

投稿: がいや | 2005.11.01 11:27

ゆりかもめですか~。
自分は夏と冬にビックサイトで開催される、某巨大イベント(わかる人にはわかりますねw)へ行くために利用したことがあります。

自分の利用した感想としては、イベント時の輸送力不足を感じますね。
まあ、車両の大きさが小さいので仕方がない面もありますが、イベント輸送には役不足です。

今ではりんかい線が大崎乗り入れをしているので、ゆりかもめへの集中はなくなったようですけどね。

あとは、運賃が高いのも痛いです。

投稿: 北陸新幹線 | 2005.11.01 20:33

コメントいただきまして、ありがとうございます。

がいやさん>
関東で「新交通システム」といえば、もう「ゆりかもめ」というくらいメジャーな路線となりました。
確かに、新交通システムを導入する路線のほとんどが、ニュータウンなど新たに開発が目的となったところに開業するようです。そのため、当初の輸送人員が達成されず経営不振に陥ることも多いようです。
「ゆりかもめ」も開業当初は経営不振が危惧されました。しかし、その後臨海副都心に集客力のある施設や企業が立地したことから、順調に輸送人員が伸び、現在では新交通システムの中で最も輸送人員が多い路線にもなっています。
そのゆりかもめも、来年3月に豊洲まで延伸することになり、増備車が登場しています。入線年次により、前面のデザインが異なっているのも特徴になっています。

北陸新幹線さん>
各種イベントが開催される「ビッグサイト」へのアクセスとしても、「ゆりかもめ」は欠かせない交通機関です。イベント開催日は混雑し盛況を見せます。この日はイベントはなかったようですが、やはりフジテレビなどの人気スポットがある台場までは乗車がありました。
りんかい線でも行くことができる臨海副都心ですが、ゆりかもめ自体が臨海副都心のアミューズメントの一つにもなっているようにも感じられ、それだけ利用があるということになるのではと思います。

投稿: Kaz-T | 2005.11.02 00:55

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