房総半島の中へ 小湊鐵道
さて、今日はお休みを頂きまして日帰りの旅をしてきました。今回は、房総半島横断でまずは内房線の五井から小湊鐵道に乗車しました。
小湊鉄道は、内房線の五井から上総中野を結ぶ非電化の私鉄です。当初は安房小湊を目指し房総半島縦貫鉄道を目論んでいたようですが、資金難などから途中の上総中野までしか開通できませんでした。
今回乗車した小湊鐵道キハ200形 2005年9月12日 五井で筆者撮影
始発駅の五井には車両基地があります。ここで憩っている車両たちも撮影しました。
五井の車両基地で憩う車両 2005年9月12日 五井で筆者撮影
小湊鐵道の車両は現在、キハ200形で運転されています。この車両はおそらく国鉄のキハ20系を参考としたと思われ、製造年次により側窓がユニット窓になっている車両も存在しています。このキハ200形ですが、もう随分と長い間このスタイルで運転されていると思われます。これだけ変わらない車両というのも珍しいのではないかと思います。
さて小湊鐵道に乗車してみますが、この路線は一言でいいますと「その昔、日本各地で見られたローカル線の風景」そのもので、キハ200形の外観とともにどこか懐かしい風景でもあります。
また房総半島といいますと「海」を思い浮かべるかと思いますが、小湊鐵道は途中の上総牛久を過ぎるといよいよローカルな田園風景を行き、やがて山あいに入っていきます。そして、関東地方の紅葉の名所の一つ「養老渓谷」もこの沿線になります。
その山あいに入って終点の上総中野になります。
上総中野に到着した小湊キハ200形 2005年9月12日 筆者撮影
上総中野では「いすみ鉄道」に連絡していて、外房の大原へ抜けることができる
2005年9月12日 筆者撮影
この記事は乗車記ですので、このような画像しか存在していませんが、小湊鐵道はローカル線の風景が残っている貴重な路線です。途中駅も関東の駅百選に選定された上総鶴舞をはじめとして、「田舎の駅」といった風情のある駅も多く、1日かけてまわると小湊鐵道の魅力に触れることができると思います。小湊鐵道では、1日乗車券をはじめとして各種お得なきっぷを発売していますので、ぜひ乗車してその風情を味わってみるのも悪くはないでしょう。
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