江ノ電300形勢ぞろい撮影会に行ってきました

今日開催のイベント、２つ目は藤沢と鎌倉を結ぶご存知「江ノ電」の極楽寺の車庫で、「300形勢ぞろい撮影会」が開催されました。

このイベントにも行ってきました。

現存する300形3編成が並ぶ　2005年9月17日　筆者撮影

多くの方は江ノ電といって思い浮かべる車両は、おそらく旧型車の300形と答えるかと思われます。

300形は車体・台車更新や冷房改造・制御装置更新などが行なわれましたが、寄る年波には勝てず新型車に置き換えられ、現在は303・304・305の３編成が残っています。今回のイベントは、この内304Fが引退することになったため開催されました。

今回の撮影会で展示された300形　左から305・304・303　2005年9月17日　筆者撮影

今月いっぱいで運行を終え引退する304Fを中央に、まだ活躍する305Fと303Fを従えた並びになっていました。

今月いっぱいで引退する304F　2枚とも2005年9月17日　筆者撮影

さて、私が極楽寺の撮影会会場に到着した時はこれら車両の前に多くの人が集まり、ある時を待っていました。
そのある時とは、この撮影会で304F引退記念ヘッドマークのお披露目があるということで、その時を今か今かと待っていた状況でした。

そして13:30ごろ、304Fにヘッドマークの取り付けが行なわれました。

304Fにヘッドマークを取り付け中

取り付けが終わり、ヘッドマークが披露されました。

304Fに付けられたさよならヘッドマーク

さよならヘッドマークを取り付けた304F　2005年9月17日　筆者撮影

同時に305Fも特製のサボに交換され、展示されました。

特製のサボが取り付けられた305F　2005年9月17日　筆者撮影

ヘッドマークお披露目後に再び撮影した並び　2005年9月17日　筆者撮影

こうして、今回の撮影会は盛況に行なわれました。

藤沢と鎌倉を結び、高架線や併用軌道、海沿い、さらには民家の軒先など、わずか10kmの路線であってもすべてが絵になる江ノ電で、その風景に溶け込んでいたのがこの300形であったと思います。今回引退する304Fも、単車時代からすでに74年もの間、この風景の中を走り続けていた車両です。

多くの人が集まった今回の撮影会は、長きに渡って親しまれた300形が１編成引退するということで、それだけ江ノ電に魅せられ親しんだ方が多く集まったイベントであったと思います。

今月で引退する304Fには最後の日まで無事走り続けてほしいと思うとともに、残る303Fと305Fについては１日も長い活躍を、そしてこれからも多くの人々の思いを乗せて、江ノ電が走り続けることを期待してやみません。