「愛・地球博」見聞録
この3日間は東海地方へ旅行に行ってきました。とても暑い日々でした。
その1日目、8月5日は現在開催中の愛知万博「愛・地球博」に行ってきました。
すでに多くのブログで「愛・地球博」に行ってきたことが書かれているのは周知のことと存じます。
さて私がこの会場に入りまして、真っ先に向かったのがJR東海が出展している「超電導リニア館」です。
鉄道ファンであれば、他のパビリオンはそっちのけでもぜひ訪れたいパビリオンであると思います。
「愛・地球博」JR東海 超電導リニア館 全景 2005年8月5日 筆者撮影
このパビリオンの前には、時速581kmをマークした超電導リニアMLX-01-1が展示されていて、車内も見学できました。
時速581kmをマークした超電導リニアMLX-01-1 2005年8月5日 筆者撮影
超電導リニア館 MLX-01-1の後ろの高架線を常電導リニアの「リニモ」が通る
車内を通った感じでは、椅子が一部撤去されていましたが、どこか航空機を思わすような感じがしました。
また、このパビリオンでは3D映像で、時速581kmを体感できる「超電導リニア3Dシアター」と超電導の仕組みなどを実演する「超電導ラボ」があり、いずれも大盛況で3Dシアターでは50分待ち・超電導ラボでも20分くらい待ちました。これでこの日の午前中をすべて費やしました。
中央自動車道で河口湖へ向かい途中にあるニールセン橋が目印の実験線で、実際に走行している姿を見たことがなかったもので、今回初めて実物を知ることができました。
実現すると、東京~大阪が1時間とも言われる夢の乗り物「超電導リニア」が今後実現に向かうのか、気になるところではありますが夢のある話、いつか実現する日を心待ちにしてみても良いのではないかと思います。
さて、今回の博覧会はJR東海館で時間を費やしたといいますか、これが目当てであっただけに他のパビリオンはなかなか見ることができず、トヨタ・日立といった人気パビリオンはすでに整理券配布は終了で、5時以降の先着順入場で2時ごろから行列ができていたという状況でした。そんな中見ることができたのが「マンモス」と、外国政府出展のパビリオンでした。
この博覧会は、パビリオンだけでなく会場内を走る乗り物も多いのですが、そんな中気になった乗り物がありましたので、紹介します。
それはトヨタ自動車が開発したIMTSという乗り物です。
IMTSは専用の道路を数台が隊列を組んで無人運転で走行する車両で、1台ずつバスとして有人運転で一般道も運転できるというものです。
これも撮影してきました。
無人運転中のIMTS 2005年8月5日 筆者撮影
このように、2~3台の隊列で運転された 2005年8月5日 筆者撮影
鉄道ともバスともつかない、新しい乗り物です。これも夢のある乗り物です。どこかで実現するでしょうか?
さて、最後に今回の万博輸送で活躍している鉄道に触れて、本件は終了といたします。
万博へのメインアクセス「リニモ」 2005年8月5日 万博会場で筆者撮影
リニモとともに会場へエスコートするJR東海211系「エキスポシャトル」(左)と愛知環状鉄道2000系(右)
2005年8月5日 愛知環状鉄道 万博八草で筆者撮影
| 固定リンク
「旅行記」カテゴリの記事
- 10・12 関西弾丸ツアー 阪急京都線vs京阪電鉄 目次リンク(2009.10.16)
- <予告編>四国旅行記2009(2009.09.13)
- <予告編>北陸・関西旅行記(2008.09.28)
- 四国旅行記 目次リンク(2008.05.03)
- 2007年秋・関西旅行記 目次リンク(2007.10.31)
「イベント」カテゴリの記事
- 都電荒川線 8800形ニューカラーデビュー記念撮影会に行ってきました(2010.12.25)
- 東武ファンフェスタ(2010)に行ってきました(2010.12.05)
- 都営地下鉄開業50周年記念フェスタ in 浅草線 イベントに行ってきました(2010.12.04)
- 東京メトロ スマイルフェスタ2010 車両基地イベント in AYASEに行ってきました(2010.11.28)
- 名鉄「大人の社会見学in舞木検査場」ツアーに参加しました(2010.11.26)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
JR東海「超電導リニア館」は私も行ってきました。
自分が行った時はシアターが一時間待ち、ラボの方が50分待ちという状況で、結局後者は見ることを諦めました。
IMTSについては個人的に一番興味があったので、ミニ特集のような記事を書いてしまいました。合わせてご笑覧いただければ幸いです。
投稿: Simplex | 2005.08.08 06:34
Simplexさん、コメント及びトラックバックをいただき、ありがとうございます。
超電導リニアを知ることができるだけに、なかなかの人気パビリオンですね。私は、このパビリオン目当てで行ったようなものですので、まずは見ることができてなによりでした。
IMTSについての記事も拝見いたしました。
トヨタ自動車が開発した新交通システム、鉄道ともバスともつかない乗り物ですが、これだけのものですので、どこかで実用化されればきっと普及するのではないかと思います。
投稿: Kaz-T | 2005.08.09 00:20
こんばんは。
実は私も先週末、名古屋方面へ出かけておりました。とはいうものの、今回は万博目当てではなく、岐阜県博物館訪問というそれだけの目的でしたが、マイカーでは初めて訪れたということで、鉄道の旅とは違った旅を楽しむことが出来ました。
途中、万博会場の前までクルマで来ておりました。こちらには渋滞を恐れて来る予定ではなかったんですが、なぜか迷い込んでしまいました(^_^;)。その後、リニモと併走しながら、万博八草駅前で岡崎方面へ折れて行きました。
投稿: mattoh | 2005.08.09 21:45
mattohさん、コメントありがとうございます。
今回の万博について、自家用車は会場駐車場には入れず、専用の駐車場からシャトルバスでアクセスするようになっています。
自分も名古屋まで車で走ったことがあります。確かに高速道路を長距離運転するという楽しみはありますが、やはり少々値段は高くても新幹線のほうが快適だと思いました。
投稿: Kaz-T | 2005.08.10 01:19
来場ありがとうございます。主催者を代弁して感謝します。
多分ほとんどの鉄道ファンの皆様はJRの往復切符でご来場されていると思います。それで八草からリニモに乗られていると思いますが、リニモ最大の見所は地下鉄側の、はなみずき通~杁ヶ池公園間で、60‰勾配の上下とクランクが見られます。万博後は利用者はグッと減るので、そんな時にゆっくりお楽しみ下さい。それでは、また。
投稿: Seichiro | 2005.08.10 20:44
Seichiroさん、コメントありがとうございます。
私も万博は「新幹線・万博往復きっぷ」を利用しましたので、名古屋からは「エキスポシャトル」万博八草経由リニモで会場入りしました。
実はリニモも開業した日に全区間乗車しておりまして、コメントされています、はなみずき通~杁ヶ池公園間で、60‰勾配の上下とクランクの区間も乗車しています。
リニモは、起伏の激しい路線であるとともに加速が良いことも特徴であると思います。
今から20年前、つくばで開催された「科学万博」の会場を走っていたHSSTが、今年になり「愛・地球博」のアクセル線であるリニモとして日の目を見ましたが、果たして「超電導リニア」は20年後に実用化されているか、楽しみでもあります。
投稿: Kaz-T | 2005.08.10 23:20