まもなく終焉 江ノ電304F
ここ数日は、各旅行記などを記事にしていましたが、最近各ブログやウェブサイトなどで話題となっている、この夏が終わり秋風が吹くころに終焉を迎える車両があります。
湘南の風景に欠かせない江ノ電の300形304Fが、今年9月30日の運転をもって引退することになりました。
江ノ電304Fは、戦前の1931年にタンコロと呼ばれた100形として製造され、戦後の1958年に連接化改造により304-354になり、その後は冷房化・台車交換・ブレーキシステムの更新等を行い、今日まで運転されてきましたが、すでに70年以上は走っていた車両になり、老朽化が進んだことから引退となりました。
引退することになった江ノ電304F 2002年3月24日 江ノ島で筆者撮影
(マイフォト 2002年 100周年を迎えた江ノ電より)
さて現在この304Fは今から3年前の2002年に、江ノ電開業100周年を記念して1950年代ごろの塗装で運転されています。その塗装から「チョコ電」として親しまれています。
「チョコ電」塗装の304F 最新鋭車20形との連結運転 2002年10月6日 稲村ヶ崎~極楽寺で筆者撮影
(マイフォト 2002年 100周年を迎えた江ノ電より)
「チョコ電」塗装で運転されている304Fですが、この塗装では今月28日まで運転し、9月4日よりおなじみの緑とクリームのツートン色で運転されます。
また、9月17日には極楽寺車庫で撮影会が開催される他、その翌日からはさよなら運転も行なわれるとのことです。
「江ノ電」と聞いて思い浮かべる300形がまた1編成引退します。
すでに70年以上は走っていた304Fの最後の夏、そして最後まで無事に走り続けてほしいと思います。
2002年、この時に引退した500形502Fとの並び、今度は304Fが引退する
2002年12月15日 江ノ島で筆者撮影
(マイフォト 2002年 100周年を迎えた江ノ電より)
弊ブログでは、今から3年前の2002年に100周年を迎えた江ノ電のアルバム画像をマイフォトで公開しています。
マイフォトはこちらからどうぞ。
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コメント
こんばんは。
今日、チョコ電に乗りに行ってきました。新しい車両が幅を利かせる江ノ電ですが、江ノ電らしい車両がまたなくなってしまうのはいささか残念な気持ちです。しかし老朽化とあればいずれは引退となるのは致し方のないところ。最後までがんばってもらいたいものです。
来月にはイベントも行われるとのことなので、近いうちに再訪することになりそうです。もう少し穏やかな気候になってくれるとありがたいところですが・・・。
投稿: mattoh | 2005.08.21 21:29
mattohさん、コメントとトラックバックをありがとうございます。
江ノ電と聞いて、誰もが思い浮かべるであろう旧型車300形が、ここで1編成引退します。
おっしゃるとおり江ノ電らしい車両がまた1つ姿を消してしまいますが、すでに70年は走った車両で、これまでの活躍の労を労いたいと思います。
304F引退イベントは見逃せない要注目のイベントになりそうです。
投稿: Kaz-T | 2005.08.21 22:27