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2005.07.25

発見! 東急田園都市線の「サークルK」運用

東京メトロ半蔵門線と東武伊勢崎・日光線と相互直通運転を行なっている東急田園都市線、この線区では最新鋭の5000系とともに、8500系もまだまだ健在です。

しかし、8500系はすべての編成が東武線に直通できるわけではありません。東武線に対応したATSを装備していない編成が存在しており、この編成には先頭部で区別がつくように貫通路窓に「○K」というステッカーが貼ってあります。そのステッカーから東武線に入れない編成を俗に「サークルK」編成と呼んでいます。

田園都市線の運用は複雑で、ほとんどの運用が東武線に乗り入れるのですが、運行番号30番台が半蔵門線押上までの運行であるため、「サークルK」編成が運用に就ける仕業になります。しかしこの運用も主に朝のラッシュ時間帯なのですがそんな中、昼間や土・休日にも「サークルK」編成がつく運用があります。
お手元に交通新聞社発行の「東京時刻表」をご用意ください。土・休日ダイヤで列車番号の下3桁が「30K・31K」の列車が該当します。
そこで「東京時刻表」に従いまして、昨日長津田で30K・31K運行を見てきました。

IMG_1680
30K運行は8506F 急行押上行き 2005年7月24日 長津田で筆者撮影

IMG_1681
31K運行は8507F 各駅停車清澄白河行き 2005年7月24日 長津田で筆者撮影

この日は両運行とも8500系でした。行き先表示のLED化・スカート取り付けが進む8500系で、数が少なくなった方向幕車・スカート未装備という原形に近い姿の編成です。

さて、「東京時刻表」を見てみますと、土・休日の15時台に「サークルK運用」のゴールデンタイムがあることが分かりました。
長津田で15時25分から29分の間、下りで31K運行の各駅停車中央林間行きを30K運行の急行中央林間行きが追い抜くダイヤになっていて、終点中央林間では15時39分に一瞬ではありますが並ぶダイヤになっています。その折り返しで、30K運行は長津田15時45分発急行押上行きに31K運行は長津田15時54発各駅停車清澄白河行きとして到着します。

今回の30K・31Kはいずれも8500系でしたが、田園都市線のみに3編成しか存在していない2000系も「サークルK」編成になっています。この運用を追いかけますといずれ、2000系に遭遇することができるのではないかと思います。

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コメント

30運用以降は実に上手に行先を振ってあり押上より先には絶対行けないようになっています。
田園都市線は東京でも屈指の混雑路線ですから平日朝は数多くの電車が出ます。急行清澄白河などの行先も入りますが、このあたりに○Kが入ります。
今は東横に復帰した8594も一時期○Kを装備していました。私のblogで記事にしてみます。

投稿: SATO | 2005.07.30 23:24

SATOさん、コメントいただきまして、ありがとうございます。

田園都市線の「サークルK」編成の運用はなかなか掴めず、とあるBBSで30K番台の運用が東武線に入らない運用であるという情報を得まして、東京時刻表で土休日ダイヤを調べましたところ、30Kと31Kがあり誌上で追ったところいずれも押上で折り返しであったことから、この運用を実際に確認したところ「○K」ステッカー付きの8500系であったため、これが検証できたことになりました。

田園都市線は首都圏私鉄の最混雑路線と聞いております。すべての編成に東武対応のATSを装備すれば、問題はないのかもしれませんが、車両の余命やコストなどの点から止むを得ないのでしょうか?

投稿: Kaz-T | 2005.07.31 12:06

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