あじさいの季節到来(撮影編)
6月に入りまして梅雨の空となった今日ですが、この季節に咲く花といいますとあじさいを思い浮かべます。
私の地元を走る京王井の頭線では、当初法面の保護の目的で斜面にあじさいを植えたのが始まりでしたが、その後線路沿いの各所にも植えられ、今では沿線のあじさいはこの時期の風物詩になっています。またこの時期、東松原駅の斜面に植えられたあじさいのライトアップも行われます。
そこで今日は、井の頭線沿線に植えられ京王ニュースにも掲載されているあじさいのポイントの1つになっている、三鷹台駅付近で撮影してきました。
2005年6月11日 三鷹台~井の頭公園で筆者撮影 並行する遊歩道から撮影「東松原あじさいライトアップ」のヘッドマークをつけた1762F
2005年6月11日 三鷹台~井の頭公園で筆者撮影 ちなみに2002年に発売されたパスネットの図柄になった箇所とほぼ同じ位置で、ここまで来ますと井の頭公園駅が至近となります。
2005年6月11日 久我山~三鷹台で筆者撮影
関東地方はすでに入梅したのですが、あじさいのほうはまだ五分咲きといったところでしょうか。
さて、今回登場した井の頭線の電車の前面色は奇しくも、すべて「バイオレッド」(薄紫色)の編成となりました。このカラーは、3000系のBトレインショーティーなどでは、あまり人気の無い色ではないかと思います。残念ながらこの色は、なかなかきれいに撮影できないのですが、こうして梅雨時の曇天の空の下、あじさいを交えて画像にして見ますと、案外マッチしているのではないかと感じました。
井の頭線のあじさいは、これから見ごろを迎えます。
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コメント
こんにちは。
ちょっと内容の方向性が違うのですが、京王3000と1000の対比の写真を探していて、アジサイと車両の対比もきれいだったのでリンクとトラックバックをさせていただきました。
季節外れなコメント(もう9月)ですが毎年井の頭線のアジサイは楽しみです。
投稿: akst | 2005.09.01 19:17
akstさん、コメントとトラックバックをありがとうございます。トラックバックを頂いた記事を拝見いたしました。
「ビートル」や「ミニ」は時代が変わってもそのデザインに「らしさ」を残していると感じます。
鉄道車両の世界においては、特に日常の通勤通学の足として活躍する通勤型車については、その時代に流行ったデザインがあります。かつての「湘南型」、時代が下って「ブラックフェイス」、さらに近年では「標準化」という方向になって、どこか同じようなデザインの車両も散見されるようになりました。
井の頭線では、昭和20年代後半に登場した車両に取り入れられた「湘南型」デザインが引き継がれ、1962年製の3000系でステンレスとFRP製の「レインボーカラー」に彩られたスタイルになって今日まで受け継がれています。現在の1000系のデザインを決定する際に、従来の3000系のデザインが井の頭線の顔でもあるということで、イメージが継承されたと聞いております。
時代が変わっても、井の頭線の電車として誰もがイメージするデザインが継承されたと感じます。
投稿: Kaz-T | 2005.09.01 22:18