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2005年6月の22件の記事

2005.06.29

運行を目撃 相鉄5000系

6月27日月曜日の話になりますが、26日に発売になりました相鉄西横浜駅新駅舎開業記念パスネットが未購入であったことに気付き、会社の帰りにわざわざ横浜に寄ってきました。この記念パスネットは横浜での発売はなく、西横浜駅や星川駅など4駅でのみの発売であった為、横浜から相鉄に乗車しようとしますと、急行海老名行きで5000系が停車していたのが見えました。手持ちの携帯で撮影しようとしたのですが、先に出発してしまいました。でも何とか撮影しようと思い、西横浜へパスネットを購入後横浜に戻り、張っていたところ再び5000系は姿を見せてくれました。

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相鉄5000系 5053F 2005年6月27日 横浜で筆者撮影(携帯電話使用)

相鉄5000系は、一見しますとこのあとに製造された7000系と同じような車体をしていますが、完全な新製車ではなく、元は初代の高性能車であった先代の5000系から、電装品を流用してアルミの車体を載せたとのことで、時代が下ったVVVFに換装されて現在に至っています。
せっかくですので、大和まで乗ってみました。

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2005年6月27日 大和で筆者撮影(携帯電話使用)

この5000系ですが相鉄系ウェブサイトによりますと、もともと20両しか存在せずうち10両はすでに廃車となり、この編成も当初は廃車の予定であったものが、踏切事故に遭った車両の修復のため、予備車として現在も10両編成1本が残されているとのことだそうです。

横浜で待った甲斐がありました。
もともと両数が少ないところにもってきて、1編成が廃車となり残っているのはこの編成のみ、しかも通常は予備車であるとのことで、今後再び相鉄を訪れても見ることができるかどうかもわからないという、貴重な車両に出会うことができたと感じました。

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2005.06.26

東急目黒線5080系に遭遇

本日は東急東横線に乗る用事がありました。そこで途中の武蔵小杉駅で下車し、ここで折り返す目黒線の列車を待っていたところ、新丸子から進入してくる電車を確認、もしかしてもしかすると、もしかした車両が到着しました。

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武蔵小杉に到着し、埼玉高速鉄道2000系と並んだ東急5080系 5181F 2005年6月26日 筆者撮影(携帯電話使用)

この画面右側の車両の東急5080系が到着しました。
東急で現在田園都市線や東横線に増備中の5000系列になる車両ですが、目黒線向けとなっている5080系は列車増発用に2編成導入されたのみです。

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折り返しの為、引き上げ線に移動する東急5080系 5181F 2005年6月26日 武蔵小杉で筆者撮影(携帯電話使用)

武蔵小杉折り返しは、都営三田線直通の西高島平行きになりましたので、これで日比谷まで乗車しました。
なお、もう1編成の5182Fは本日、奥沢の留置線で停車中でした。

さて、東急目黒線は都営三田線と東京メトロ南北線・埼玉高速鉄道と直通運転を行なっています。このため、もともと東急車での運用が少ないところにもってきて、東急5080系は2編成しか存在していません。さらに途中の白金高輪で、三田線と南北線に別れる系統が交互に運転されていて、そこへきてそれぞれの線で白金高輪で折り返す列車も2本に1本はある状況です。よって東急線内で遭遇する機会は少なく、さらに乗り入れ先の都営三田線や東京メトロ南北線・埼玉高速鉄道で見ることはさらに困難です。それに輪をかけて東京メトロ南北線では各駅にホームゲートが設置され(目黒を除く・都営三田線白金台・白金高輪を含む)、東急目黒線や都営三田線でもホームゲートが設置されているため、その全容を見ることはよほど運がないとできない状況です。

東急目黒線は、2007年度に武蔵小杉から日吉まで延伸されることになっています。その時に増備がされるのではと思われますが、それでも数本程度の増備であると思われ、いずれにしましても見るのが難しい車両となることに違いないのではと思います。

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リニューアル「四季彩」

JR東日本八王子支社ウェブサイトで告知され外装変更を行なった、青梅線青梅~奥多摩を土休日に運転する展望型電車「四季彩」ですが、昨日開催された「三鷹駅・電車区開業75周年イベント」でお披露目を行ないました。

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イベントで展示のため、三鷹電車区に到着した201系「四季彩」 2005年6月25日 筆者撮影

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イベントで展示された「四季彩」 2005年6月25日 三鷹電車区イベント会場で筆者撮影

さて、三鷹電車区でのイベントで展示された201系「四季彩」ですが終了後、所属区である豊田電車区への回送が行なわれ、途中の東小金井で待避の為中線で停車するとのことでしたので撮影してきました。

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東小金井駅中線に到着した201系「四季彩」

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2005.06.25

三鷹駅・電車区75周年イベントに行ってきました

今日は、中央線の三鷹駅が開業して75周年の日になります。また、これより早く三鷹電車区も開設75周年を迎えたということで、今日は先ほどの臨時列車運転とともに、三鷹電車区の一般公開もありました。

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開始時間は12時からでしたが、今日は暑くまた大勢の方が訪れ行列ができていたため、11時には開場し準備ができるまで、洗浄線に停車していたE231系の車内で待機となりました。
そして、12時を過ぎて順番に会場に誘導されました。

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洗浄線のE231系の車内を抜けて、まずは検修庫へ 2005年6月25日 筆者撮影

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三鷹駅・電車区75周年号 発車

本日、開業75周年を迎えた三鷹駅から、高尾に向かって、表題の臨時列車が出発していきました。
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(追記)

今回運転された「三鷹駅・電車区75周年号」のデジカメで撮影した画像をアップしました。

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三鷹駅3番線に入線

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三鷹駅3番線で出発待ち

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「三鷹駅・電車区75周年号」の側面方向幕

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東京方で緩行線の209系500番台と並ぶ

画像はいずれも2005年6月25日 三鷹で筆者撮影

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2005.06.24

時速360kmを目指す「FASTECH 360」公開

本日の読売新聞夕刊の記事(この記事はYahoo! Newsにも掲載されています。)に「世界最高速の次世代新幹線 試験車両がお目見え」という記事が掲載されました。また、先ほどNHKのニュースでも放映されていました。JR東日本が、東北新幹線の次世代型車両として開発した高速試験車「FASTECH 360」です。

すでに、JR東日本ウェブサイトにリリースが掲載されてそれに合わせまして当ブログでも記事にしましたが、最高時速360kmで走る性能をもち、その一方で環境や安全性など格段に進歩させた車両です。

読売新聞の記事で掲載された写真は、この試験車両の特徴的な装備となった「空力抵抗板」を動かした状態の写真が掲載されていました。
時速360km走行時から緊急ブレーキを動作させた場合でも、現在の車両と同じ制動距離で停車させるために考案された装置で、屋根から「空力抵抗板」を突き出して、これによって発生する空気抵抗によって制動力を得ようとするもので、この写真を見てなにかしらの動物の耳を連想された方も多いことでしょう。

「FASTECH 360」は試験車両で、この車両によって得られたデーターを基に次世代車両を開発し、2011年に営業用車両として導入する予定です。
2011年となりますと、東北新幹線は新青森までの開通が予定されている時期で、東京~青森を3時間で結ぶことを目標としているとのことです。

早速夜間に仙台付近で試運転を行なうとのことで、昼間この車両が走行している姿を目撃することは困難なのかもしれませんが、新幹線の進化にむかって楽しみな車両の登場となりました。

宮城県にあるJR東日本新幹線総合車両センターのウェブサイトによりますと、7月30日に一般公開があるとのことですので、ぜひともここで展示してほしいものです。


参考
Yahoo! News 世界最高速の次世代新幹線、試験車両がお目見え(読売新聞 2005年6月24日)

関連記事
kqtrain.netさん 次世代新幹線「FASTECH360」公開 (2005年6月24日)
Simplex's Memoさん 「FASTECH360S」の第一印象。(2005年6月24日)
忘れないうちは更新するblogさん ファステック360報道公開(2005年6月24日)

JR東日本 新幹線高速試験車の可能性(2005年3月12日)

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2005.06.22

JR九州 豊肥本線の名優 SL「あそBOY」号 終焉へ

全国各地で復活し、好評を博している蒸気機関車ですが、JR九州・豊肥本線の熊本~宮地を結ぶSL列車「あそBOY」号が、今年の夏の運転を最後に引退することとなりました。

JR九州・熊本支社ウェブサイトによりますと、あそBOY牽引の8620型蒸気機関車58654号機は、1922年の製造から83年、1988年の復活から17年が過ぎ、機関車の老朽化により、蒸気機関車単独での運転が困難になったためだそうです。そのためか、今年のSLあそBOY号は運転日が少なく、ディーゼル機関車牽引で代走したこともあったようです。

さて、私は1993年の夏にSL「あそBOY」号に乗車しています。
青春18きっぷを手に京都から「ムーンライト九州」で初めて九州入りし、目指した先がこのSL「あそBOY」でした。
熊本の市街地を、杉並木を抜け、立野のスイッチバックで阿蘇の外輪山を越えると、阿蘇山のカルデラの中の雄大な風景に感動しました。
また、この時は運転開始5周年ということで「スズムシ」が車内で配られた他、途中停車駅の阿蘇でイベントも実施され、印象に残っている列車であります。

そういう意味において、思い出あるSL「あそBOY」号の引退は、大変残念なことです。
しかし、製造されてから83年、一度は廃車となったものの復活してから17年、阿蘇の外輪山の急勾配に挑んだ「あそBOY」58654号機の活躍を大いに称えようではないでしょうか。

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1993年8月28日 熊本で筆者撮影 この当時、「あそBOY」58654号機はダークグリーンの塗装でアメリカ西部仕様の外観でした。

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1993年8月28日 阿蘇で筆者撮影 停車時間があったこの駅ではこの日、「あそBOY]到着に合わせてイベントが実施された。


関連記事
mattohさん SLあそBOY今年で終了(2005年6月21日)
新津田沼駅さん SLあそBOY 運行終了へ…(2005年6月21日)


参考
JR九州・熊本支社ウェブサイト
Yahoo! News 九州最後のSL廃止へ JRで最古の現役機関車 (共同通信・2005年6月21日)

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2005.06.20

やまなし彩発見! ときめく旅の中央線 快速「お座敷さくらんぼエクスプレス号」

さて、先ほどの記事で「ニューなのはな」と期待していた「あやめ祭り」号でしたが、使われていたのは「華」でした。

では「ニューなのはな」はといいますと、実は先ほどの「あやめ祭り」号を撮影するために、秋葉原駅総武線下りホームに上ったとき、下り線にこのお座敷電車「ニューなのはな」がいきなり入線してきました。

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お座敷電車「ニューなのはな」 2005年6月19日 秋葉原で筆者撮影

この「ニューなのはな」の車内は、乗客は乗ってはいたのですがガラガラでした。「ただの団体専用列車」かと思ったのですが調べてみますとこの列車はこの日、快速「お座敷さくらんぼエクスプレス号」として千葉から中央線の竜王まで、全席グリーン車指定席の快速列車として運転されていました。

JR東日本八王子支社のリリースによりますと、現在「やまなし彩発見! ときめく旅の中央線」というキャンペーンを行なっていてこの時期、収穫をむかえた「さくらんぼ」のキャンペーンのため運転された臨時列車でした。

残念ながら快速「お座敷さくらんぼエクスプレス号」の運転は6月19日で終了してしまいました。分かっていれば、中央線のどこかで撮影していたかもしれませんが、いずれにしましてもジョイフルトレインは、このように臨時列車としても大活躍のようです。

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水郷潮来のあやめ祭りへ 臨時特急「あやめ祭り」号

梅雨時ではありますが、この時期、茨城県の水郷・潮来ではあやめが見ごろになり、「あやめ祭り」が開催されます。

これにあわせまして、JRでも6月の土・休日に臨時特急「あやめ祭り」号が、新宿及び大船から運転されます。

このあやめ祭り号は、新宿発着はお座敷電車を、大船発着は一般の特急型車を使うということで、どんな車両で運転されるのか、見てきました。

まずは、大船発着の「あやめ祭り」号です。

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横浜に到着した臨時特急「あやめ祭り2号」 2005年6月19日 横浜で筆者撮影

大船発着のあやめ祭り号は幕張車両センターの183系6両で運転されました。ヘッドマークも「あやめ」で運転されました。
幕張の183系は老朽化が進み、今回撮影した車両も車体の状態が大変悪い状態でした。この183系も、現在増備が進んでいるE257系によって置き換えが進み、今年度で引退という話もあります。「あやめ」号自体も現在では、朝の東京行きが2本、夜に東京から鹿島神宮行きと佐原行きが1本ずつあるといった状況ですので、房総の183系の終焉前の姿なのかもしれません。

次は新宿発着の「あやめ祭り号」です。

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お座敷電車「華」で運転された「あやめ祭り4号」 2005年6月19日 秋葉原で筆者撮影

新宿発着の「あやめ祭り号」は、お座敷電車「華」で運転されました。千葉方面へ走るだけに「ニューなのはな」を使うのかと勝手に思っていたのですが、このような車両で運転されました。なお車内は、全車グリーン車指定席扱いになります。

引退が近づく183系と、お座敷電車「華」を使用した「あやめ祭り号」、水郷・潮来で開催中の「あやめ祭り」を彩るのにふさわしいラインナップではないかと思いました。

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常盤路から鎌倉へ 急行「ぶらり鎌倉号」

現在、鎌倉では各寺院などのあじさいが見ごろを迎えています。これにあわせてなのかどうかは分かりませんが、常磐線のいわきからはるばる鎌倉を結ぶ臨時急行「ぶらり鎌倉号」が運転されています。

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横浜に到着した急行「ぶらり鎌倉号」いわき行き 2005年6月19日 横浜で筆者撮影

このご時世では珍しい、急行列車で運転されているこの「ぶらり鎌倉号」は、勝田車両センター所属の485系で運転されています。水戸支社仕様として更新が行なわれ、外装もご覧のようになっています。

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2005年6月19日 横浜で筆者撮影

さて、この485系を良く見てみますと先頭車は北海道仕様の1500番台になっています。北海道の電化時に投入された車両なのですが、485系では北海道の気候条件に合わずその後本州にやってきた車両で、前面上部のヘッドライトが2灯になっているのが特徴です。
もう485系も淘汰が進んでいますが、そんななか外観は変わっても、北海道を走っていた485系がこのように残っているのは喜ばしいことではないでしょうか?

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横須賀線E217系と並んだ「ぶらり鎌倉号」485系 2005年6月19日 横浜で筆者撮影

横浜出発時に車内を観察したところほぼ満席の状態で、常磐線から横浜・鎌倉まで乗り換えなしで行けることから、利用が多いようです。
運転経路も、横浜から先は武蔵野線を経由して運転される急行「ぶらり鎌倉号」、臨時列車で今後どのような運転日の設定になっているかはわかりませんが、なかなか注目度の高い列車であると思います。

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2005.06.19

再び登場!青い京浜急行 PARTⅡ

今年3月より、京浜急行電鉄で運行されている“青い京浜急行”こと「KEIKYU BLUE SKY TRAIN」に、2編成目が登場しました。

今回青塗装になったのは、2ドア転換クロスシートを持つ京急の看板車両である2100形の2157Fです。
すでに、先日の久里浜工場の公開時に出場待ちの姿が公開されあっと言わせた車両が、現在運用についています。

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KEIKYU BLUE SKY TRAINになった京急2100形2157F 2005年6月19日 横浜で筆者撮影

今日は13A運行で走っていました。

2100形は京急線内泉岳寺・品川~三崎口の快特及び平日夕方の「京急ウィング号」で運用されていますので、先の600形より見る機会は多いのではないかと思います。

先にKEIKYU BLUE SKY TRAINになった606Fとともに、注目を集めることでしょう。


関連記事
再び登場!青い京浜急行(2005年3月26日)


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南武線の209系に遭遇

今日も横浜方面へ撮影してきたのですが、まずは京浜東北線を降りた川崎で、南武線の209系に遭遇しました。

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南武線209系 ナハ32編成 2枚とも2005年6月19日 川崎で筆者撮影

京浜東北線ではごくありふれた209系でも、南武線では2編成しか存在していないレア車両です。
南武線仕様では6両編成4M2Tの強力編成になります。

205系が主力で活躍する南武線ですが、このように存在する209系に乗車できましたら、その日はツイている日になることでしょう。


関連記事
全通75周年を迎えていた南武線(2005年2月6日)

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京浜東北線209系試作車に遭遇

先日、電車を待っていると京浜東北線の209系の試作車編成が到着しました。

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京浜東北線209系試作車 ウラ91編成 2005年6月18日 横浜で筆者撮影

209系試作車は1992年に、これまでの車両の概念を変え「価格半分」「重量半分」「寿命半分」というコンセプトで設計され、当初は901系として3編成導入されました。
3編成導入されたため仕様は3者3様で、車体構造や側窓が異なっているほか、VVVFなどの電装品も異なっていたとのことです。その後これら901系のデーターを基に209系として量産が始まり、901系も209系に量産改造の上編入されました。

さて、今回遭遇した209系試作車は、元B編成と呼ばれていた編成で、側窓の構造やドアのガラス取り付け方法に違いがあるほか、側面の行先表示器が1両おきについているという特徴があります。なお、試作車編成にはすべて6ドア車は連結されていません。

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ウラ91編成 先頭車の側面行先表示器付近 側窓とドア窓の形状にご注目ください

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ウラ91編成の大宮方から2両目の中間車 側面は1両おきについている形式のため、この車両のこの面には表示器は付いていない。

209系試作車は今日も量産車に混じって活躍していますが、一説によりますと当初のコンセプトである「寿命半分」の寿命の時期が来ているという話もあります。すぐに置き換えになるとは考えにくいのですが、今後どうなるか、気になるところです。

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901系時代の209系試作車 画像の編成はC編成で現在のウラ92編成 1993年ごろ 横浜で筆者撮影

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置き換え始まる 東海道線113系

JR東日本では、首都圏地域において車両の取替えを進めています。113系が頑張る東海道線にもE231系の導入が始まっていて、この線区の113系にも廃車は発生しているようです。

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置き換えが始まった東海道線113系 2005年6月18日 横浜で筆者撮影

東海道線の列車にはグリーン車が2両連結されています。1両はダブルデッカーで、もう1両は平屋のサロ110が連結されています。このうちダブルデッカー車は211系に改造されすでに編入され活躍しているものもあるのですが、サロ110については東海道線の置き換え完了で引退してしまうと思われます。

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東海道線113系のグリーン車 サロ110 2005年6月18日 横浜で筆者撮影

東海道線ではまだまだ113系を見ることができます。しかし、E231系の投入は今後自社の新津車両製作所でも製造されることから、導入のピッチは早まることが予想され、あっという間に置き換えが完了してしまうのかもしれません。

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横浜で並んだ113系 ごくありふれた日常の光景ではありますが、そのうち見ることができなる可能性は大です。
2005年6月18日 横浜で筆者撮影


(2005年6月19日追記)

東海道線の113系ですが、現在でも快速「アクティー」運用が残っています。

本日、再び横浜へ行き撮影してきました。

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快速「アクティー」(3764M)で運用中の113系 2005年6月19日 横浜で筆者撮影

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JR西日本 京阪神アーバンネットワークの思い出 ~福知山線運転再開に際して~

本日より、あの忌まわしい脱線事故により不通となっていた、JR宝塚線(福知山線)尼崎~宝塚間の運転を再開します。犠牲となった方のご遺族や負傷された方々の傷が癒える状況ではないのは確かですが、この不通により迂回乗車などで不便を強いられた方々にとっては、ようやくの運転再開なのではないかと思います。

そこで運転再開にあたりまして、私自身のJR西日本アーバンネットワークの思い出をここに綴りたいと思います。

私が初めて関西に足を踏み入れたのは、今からもう10年以上前になります。「青春18きっぷ」を手に、この当時は165系の「普通大垣行き」に乗車し、大垣から113系の普通網干ゆきで関が原を越え、米原についてここからJR西日本の「アーバンネットワーク」に入り、混雑していた網干行きを降り、この駅始発の「新快速」という列車を待つこととしました。そして入線してきた列車が、この当時のアーバンネットワークの顔であった221系でした。

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新快速で運用されていたころの221系 1993年3月25日 山陽本線姫路で筆者撮影

関西の電車は本でしか見たことがなかった自分にとって、この221系を初めてこの目で見たときはある意味、衝撃的でした。
それはJR離れした気品ある外観、大きな窓、そして転換クロスシートの高い居住性、いずれも関東ではお目にかかれないすばらしい車両だと感じました。そして、大阪まで乗車したのですが、これがまた速く特に京都を過ぎてからのスピードは圧巻の一言でした。

それ以来、何度か青春18きっぷでさらに西を目指したときは、この221系によく乗りました。というよりもこの車両を見ることで「もう大阪だ」という思いを持ったとともに、「これで姫路まで一気に突き抜けられる」という思い、また関西を去るときも「また乗ろう」と思ったものでした。

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青春18きっぷ愛用時代には良くお世話になった221系新快速
1993年3月26日 東海道本線 京都で筆者撮影

さて、その後「新快速」は進化を遂げていきます。増発・スピードアップにより221系に代わり223系が登場し、221系は徐々に新快速からは離れ、快速にさらにJR宝塚線の「丹波路快速」や奈良線の「みやこ路快速」阪和線の快速に転用され、主役の座から追われる立場になってしまいました。

新快速の増発やスピードアップ、接続の改善などは利便性の向上となり、利用客の増加という形になって現れ、それはダイヤ改正を重ねるたびに顕著になってきました。このことは、私自身も感心することで「もっと速くなるのでは」という期待を抱いたものでした。

しかし、それが余裕のないダイヤにつながり、運転士さんを始め車掌さんなど現場で働いている方々の負担を重くする結果となってしまいました。
これが、先日発生した脱線事故の背後要因の1つとなってしまったことは大変残念なことであり、感心していた自分もこれは反省すべきことではないか、と思う次第です。

本日より運転を再開するJR宝塚線、ここで改めまして、この事故で亡くなられた方々の冥福をお祈りするとともに、負傷された方々の1日も早い回復、さらにはすべての交通機関において安全な運行と、今回の事故原因の究明と対策を切望いたします。

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2005.06.18

急勾配に挑む 箱根登山鉄道

さて、今日は「関東の駅百選スタンプラリー」のスタンプを押すために、箱根登山鉄道の強羅に行ってきました。

箱根登山鉄道は、東海道線・小田急線小田原から箱根湯本を通り強羅までを結ぶ路線と終点強羅から早雲山へ登るケーブルカーの路線です。箱根といえば思い浮かべる代表的な交通機関であるとともに、箱根めぐりには欠かせない路線です。
箱根登山線のうち、小田原から箱根湯本までは、小田急線の列車がロマンスカーも含めて乗り入れてきます。というよりも、この区間のデータイム時間帯は小田急線の列車しか今では来ない状況になっていて、登山電車に乗車するのは、箱根湯本からとなります。

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箱根湯本駅登山電車ホームに停車中の旧型車と2000形「サンモリッツ号」
2005年6月18日 箱根湯本で筆者撮影

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あじさいの名所へ 小田急臨時快速急行「湘南・鎌倉あじさい号」

6月に入って、各地のあじさいが見ごろになってきています。

鎌倉の寺院のあじさいも見ごろになりました。そこで小田急電鉄では、今月11日より臨時の快速急行「湘南・鎌倉あじさい号」を6月中の土休日に、東京メトロ千代田線綾瀬から藤沢まで片道のみ運転されています。
この列車は、地下鉄千代田線内も快速急行として運転され、停車駅も綾瀬を出発すると、北千住・西日暮里・大手町・霞ヶ関・表参道・代々木上原と停車し、以降小田急線内は快速急行の停車駅で運転されます。

地下鉄からの列車になりますので、充当車は小田急1000形になりますが、ヘッドマークもつけられています。

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地下鉄千代田線からの臨時快速急行「湘南・鎌倉あじさい号」 2005年6月18日 代々木上原で筆者撮影

さて、この列車は全車両江ノ島線の藤沢行きですが、小田原線方面にも開成や箱根など、やはりあじさいの名所があります。そこで、相模大野で接続する新宿発箱根湯本行きの定期急行列車(本厚木から各駅停車になる急行)を、相模大野~箱根湯本の間「あじさいリレー号」として運転します。こちらにも運転室内からですが、ヘッドマークが付けられました。

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相模大野で臨時快速急行「湘南・鎌倉あじさい号」から連絡する急行「あじさいリレー号」 2005年6月18日 相模大野で筆者撮影

あじさいは今が見ごろの地域もあれば、これから見ごろを迎えるところもあります。
この「湘南・鎌倉あじさい号」は6月いっぱいの土・休日に運転されますので、この列車で湘南・鎌倉地域のあじさい見物に出かけれてみてはいかがでしょうか?

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2005.06.15

花菖蒲の季節

梅雨の真っ最中の今日この頃ですが、この時期に咲き誇る花として、真っ先に思い浮かべるのが「あじさい」ですが、同じようにこの時期に咲き誇る花として「花菖蒲」があります。

東京都東村山市にある北山公園には、170種類・10万本の花菖蒲が植えられ今が見ごろになっています。この北山公園の花菖蒲をPRするために現在、JR中央線の国分寺から北山公園の最寄り駅で西武新宿線の東村山を結ぶ西武国分寺線の列車に「花菖蒲号」のヘッドマークを付けた列車が登場しています。通勤途上でありながら、なかなか見ることができなかったのですが、本日の帰りがけにようやく見る機会ができまして国分寺で手持ちの携帯電話でですが撮影してきました。

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「花菖蒲号」のヘッドマークがついた西武国分寺線2000系
2005年6月15日 国分寺で筆者撮影(携帯電話内蔵カメラ使用)

北山公園は東村山から西武園に向かう西武園線の線路沿いにある公園で、この花菖蒲と西武鉄道の電車という取り合わせの写真も多く発表されています。国分寺駅にも北山公園の花菖蒲の告知があったほか、これにあわせまして東村山駅に新宿線を走る特急レッドアロー「小江戸」号が臨時停車したとのことで、西武沿線の季節の風物の一つになった北山公園の花菖蒲を盛んにアピールしているようです。


この記事は以下のブログにトラックバックを送信しました。いずれも、西武鉄道の話題を多く紹介しているブログです。

TOMOの鉄日誌さん
鉄分の濃い日々さん
ミッチーの気分はさくらいろさん
THE diary from ・・・さん

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2005.06.11

路面電車の日 都電荒川線イベント

聞くところによりますと、6月10日は「路面電車」の日だそうです。そこで今日は、東京に唯一残った都電荒川線の荒川車庫でイベントがあるということで、行って見ました。

今回のイベントで目玉となったのは、現在の都電荒川線の主力7000形に、1978年のワンマン改造及び車体更新時のイエローにブルーの帯が再現された車両が展示されました。

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往年の塗装が再現された7022 2005年6月11日 荒川車庫イベント会場で筆者撮影

私が生まれた時はすでに、都電は現在の荒川線しか残ってなく、また小学生時代に初めて乗ったときは7000形はこの形であり、この塗装でした。現在の都営バス風の塗装に見慣れますと、どこか「懐かしさ」を感じさせました。なお、この車両はしばらく、この塗装で走るとのことです。

また反対側の正面には「路面電車の日」のヘッドマークが付いていました。

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「路面電車の日」のヘッドマークを付けた7022 2005年6月11日 荒川車庫イベント会場で筆者撮影

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あじさいの季節到来(撮影編)

6月に入りまして梅雨の空となった今日ですが、この季節に咲く花といいますとあじさいを思い浮かべます。

私の地元を走る京王井の頭線では、当初法面の保護の目的で斜面にあじさいを植えたのが始まりでしたが、その後線路沿いの各所にも植えられ、今では沿線のあじさいはこの時期の風物詩になっています。またこの時期、東松原駅の斜面に植えられたあじさいのライトアップも行われます。

そこで今日は、井の頭線沿線に植えられ京王ニュースにも掲載されているあじさいのポイントの1つになっている、三鷹台駅付近で撮影してきました。

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2005年6月11日 三鷹台~井の頭公園で筆者撮影 並行する遊歩道から撮影「東松原あじさいライトアップ」のヘッドマークをつけた1762F

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2005年6月11日 三鷹台~井の頭公園で筆者撮影 ちなみに2002年に発売されたパスネットの図柄になった箇所とほぼ同じ位置で、ここまで来ますと井の頭公園駅が至近となります。

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2005年6月11日 久我山~三鷹台で筆者撮影

関東地方はすでに入梅したのですが、あじさいのほうはまだ五分咲きといったところでしょうか。

さて、今回登場した井の頭線の電車の前面色は奇しくも、すべて「バイオレッド」(薄紫色)の編成となりました。このカラーは、3000系のBトレインショーティーなどでは、あまり人気の無い色ではないかと思います。残念ながらこの色は、なかなかきれいに撮影できないのですが、こうして梅雨時の曇天の空の下、あじさいを交えて画像にして見ますと、案外マッチしているのではないかと感じました。

井の頭線のあじさいは、これから見ごろを迎えます。

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2005.06.09

紫陽花の季節到来

じめじめとした梅雨の季節になりました。
この時期に咲き誇る花といいますと、紫陽花が思い浮かべます。
そこで、今年も線路沿いに植栽された紫陽花が見ごろになった、京王井の頭線では、恒例のヘッドマークが登場しました。
只今、井の頭線東松原駅の線路沿いに植えられた紫陽花のライトアップも実施中です。

画像はヘッドマークが付いた1762 久我山で撮影sn310431_001_001

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2005.06.05

東京メトロ東西線 05系第24編成に遭遇

本日も、東京メトロ1周年記念「チャレンジ東京メトロ全駅スタンプラリー」で、今回は主に東西線の東側エリアを回ってきました。
東西線では、老朽化した5000系を置き換えるために、05系を現在も増備しています。そのためでしょうか?今日はこれだけ回ったにもかかわらず、5000系には出会いませんでした。

そんなわけで05系の増備は続いておりますが、05系は長きに渡って製造されているため、外観だけでも数種類存在しているバリエーション豊富な一族です。今日はこの一族でも、一際異彩を放っている編成に出会いました。05系の第24編成です。

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東京メトロ05系 第24編成 05 024 2005年6月5日 妙典で筆者撮影

この編成は、1993年に廃車となった5000系のアルミ車をリサイクルして製造された車両になります。この当時、5000系アルミ車は7両編成3本あったところ10両化により中間車1両が余剰となって廃車となった際、試験的にリサイクルが実施され、この車両の車体を構成する部品の一部として再生されました。

外観では、アルミニウムリサイクル車両を表すステッカーが正面・側面に、車内にもリサイクル車であることを示すプレートが付いています。

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側面に貼られたステッカー

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車内のプレート

さて、現在でも5000系のアルミ車は東西線で1編成、千代田線の綾瀬~北綾瀬の折り返し運用に3両編成で2編成残存しています。このうち、東西線の編成は今年度にも引退というウワサがあります。
果たして、この05系第24編成で試行されたリサイクルが実用化されるのか、気になるところではあります。


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