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2005.05.03

青梅線の土休日を彩る展望型電車

ゴールデンウィークももう折り返しになろうかと思います。今年は天候も安定し、絶好の行楽日和、そしてハイキング日和になっています。

東京のハイキングのメッカとも言える奥多摩地域へ向かう、中央線の立川から分岐する青梅線も今日は大勢の人出がありました。

さて、この青梅線では、土休日に限って青梅~奥多摩で運行される展望型電車があります。「四季彩」の愛称がついた4両編成の列車です。
中央線や青梅線でもおなじみの201系の改造車ですが、外装は奥多摩地域の自然をモチーフに1両ずつ異なった四季をあしらった外装です。

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201系「四季彩」奥多摩方先頭車 2005年5月3日 奥多摩で筆者撮影

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201系「四季彩」立川方先頭車 2005年5月3日 奥多摩で筆者撮影

この「四季彩」は、奥多摩に向かって左側の窓を固定窓にするとともに、車内も奥多摩方1両は固定窓に向かってのベンチシートに、他3両は固定窓側がボックスシートになっています。

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立川方先頭車の車内 この画像は立川方に向いて撮影しているので左右逆になっていますが、奥多摩に向かって左側の窓は固定式で座席はボックスシート 中間2両も同様 奥多摩停車中に撮影

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奥多摩方先頭車の車内 向かって左側の座席は窓に向かったベンチシート 奥多摩停車中に撮影

さて、展望型電車「四季彩」は基本的に毎土休日に青梅~奥多摩間で運行されています。しかし、画像の方向幕は「快速 川崎」となっています。これは本日、「四季彩」編成を使う臨時列車、快速「川崎~奥多摩ハイキング号」が運転されたためで、「四季彩」が立川より南武線に乗り入れ川崎まで走ります。快速というだけに停車駅も南武線内は川崎を出ると武蔵小杉・武蔵溝ノ口・登戸・立川と停車し、立川から先青梅線内も西立川(川崎行きは通過)・拝島・福生・河辺・青梅と停車し、青梅からは各駅停車となります。

と、いうことで今日奥多摩から「四季彩」の快速「川崎~奥多摩ハイキング号」に終点の川崎まで乗車しました。青梅線内は、奥多摩の時点ですでに座席は埋まり、御嶽からはかなりの混雑となりました。「四季彩」の車内構造が故の混雑率で、立川を過ぎると車内が空いてくる状況でした。

四季彩編成は1両ごとに異なった外装になっています。到着した川崎駅で撮影してみました。

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奥多摩方先頭車になる4号車は春 桜をモチーフ

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3号車は夏 奥多摩地方に自生し夏に花開く「れんげしょうま」をモチーフ

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3号車に描かれている「れんげしょうま」のアップ

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2号車は秋 色付いたもみじをモチーフ

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立川方先頭車になる1号車は冬 雪の結晶をモチーフ

上記画像はいずれも2005年5月3日 南武線川崎で筆者撮影

普段はオレンジ色の201系が走る青梅線の、土休日を彩る展望型電車として親しまれている「四季彩」ですが、JR東日本八王子支社ウェブサイトのリリースによりますと、7月2日(土)の運行から外装が、多摩川の流れを表現した青のラインに青梅線の四季の景勝地と旬の素材を描いたイラストと新しいものになり、現在のこの塗装では今月8日までの運行とのことです。

青梅線に根付いた展望型電車、普段通勤型車として中央線を中心に活躍している201系の大変身として話題になった「四季彩」は、今年の夏から装いも新たに、これからも活躍し親しまれることでしょう。

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「四季彩」は、今年の夏から新たな装いで青梅線を走る
2005年5月3日 二俣尾~軍畑で筆者撮影(この画像は青梅~奥多摩の折り返し列車)

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コメント

Kaz-Tの鉄道趣味で今日も行くさん
はじめまして。デジカメで鉄道日記です。鉄道雑誌より圧倒的に早く情報を発信されていていつも参考にさせていただいてます。マイリストに追加させていただきましたので今後ともよろしくお願いします。

投稿: デジカメで鉄道日記 | 2005.05.03 23:05

四季彩乗車お疲れ様でした。

この四季彩がデビューする前、青梅線に上沼垂運転区(現在の新潟車両センター)165系「アルファ」(元シャトル舞浜)を青梅~奥多摩間に走らせた事があります。確か定期列車の車種変更だったと思いますが、今の四季彩と同様、多摩川が見えるほうに座席が来るように向きを合わせての運転でした。現在の四季彩は、おそらく、この時の「アルファ」運転をヒントに改造したものと思います。

投稿: TOMO | 2005.05.04 01:05

コメントいただきまして、ありがとうございます。

デジカメで鉄道日記さん>
当ブログにようこそお越しくださいました。リンクしていただきまして、ありがとうございます。すでにデジカメで鉄道日記さんのブログは、MyBlogListに載せております。
さて、今回の記事はJR東日本八王子支社サイトのリリースを見て、奥多摩に出向いて撮影乗車しました。沿線で何人の方が撮影していました。
これからもよろしくお願いいたします。

TOMOさん>
その昔、そのようなジョイフルトレインが青梅線で走ったのですね。なるほどその車内構造を参考に四季彩編成は改造された、ということになりますね。通勤型201系の大変身で話題になった四季彩も、このゴールデンウィーク後はひとまず運転を中止して、夏から新たな装いで登場するとのことですので、今から楽しみでもあります。

投稿: Kaz-T | 2005.05.06 01:00

TB送らせて頂きました。

塗装変更は寝耳に水でした。
「四季彩」はビデオでしか撮った事が無くて・・・。

青梅線は近所の路線なのですが、近所が故に油断してしまいました。もっと撮っておけば良かった・・・と後悔しています。

投稿: r104 | 2005.05.06 15:04

r104さん、コメントとトラックバックをありがとうございます。

私も「四季彩」の塗装変更の記事を、JR東日本八王子支社ウェブサイトで見たときは驚きました。そして、もうこの塗装での運行もあとわずかと分かりまして急遽、奥多摩へ向かい撮影そして乗車してきた次第です。しかも臨時快速「川崎~奥多摩ハイキング号」が運転される日であったため、このような画像しか撮れませんでした。

おなじみ201系の大変身で話題になった「四季彩」ですが、新たな装いになってもきっと、青梅線の土休日を彩る列車になるであろうと思います。

投稿: Kaz-T | 2005.05.06 23:24

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