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2005.03.03

ここにも世代交代の波が・・・鶴見線

今日、自分は昨日の晩から夜間で仕事をしていた関係で、明けとなりました。そこで、ふとした思い付きでJR鶴見線を訪れてみました。

JR鶴見線は京浜東北線鶴見から海側に広がる住宅地を抜け京浜工業地帯の中を走る路線で、鶴見~扇町間の路線と、途中の浅野で分岐して海芝浦に行く支線と、安善で分岐(地図上では武蔵白石から分岐しているがこの支線に武蔵白石駅ホームはない)して大川に行く支線があります。大川に行く支線は、つい数年前まで旧型国電のクモハ12が走っていたことでも知られていました。

さて、鶴見線は始発の鶴見以外は無人駅のため、鶴見駅の鶴見線乗換え口には中間改札があります。その向こうに鶴見線の電車が停車しているのですが、今日、久々に訪れた鶴見線では、ステンレスの車体に黄色・白・青のラインが入った205系が停車していました。

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鶴見線に導入された205系 2005年3月3日 鶴見で筆者撮影

これまで鶴見線は、黄色の103系が走っていました。すでに各種情報で山手線などから改造の上転用された205系が導入されているのは知っていても、いざ独特の雰囲気がある鶴見線の鶴見駅に停車している姿をみるにつけ、ある意味ミスマッチといいますか、ついに鶴見線でもステンレス車がというある種の衝撃的な光景に自分は思いました。

この205系に乗って車庫のある弁天橋で下車してみたのですが、車窓から見えた弁天橋の車庫、正式には鶴見線営業所に黄色の103系は3本留置していたのを確認しました。まだ鶴見線の103系は残っているようです。

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弁天橋 鶴見線営業所に留置中の103系と205系 2005年3月3日 筆者撮影(敷地外より撮影)

ここから鶴見方へ一駅鶴見小野まで歩いて、ここから鶴見行きの電車に乗りましたが、この電車は103系で到着しました。まだ日中にも103系は運転されているようです。

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遭遇できた鶴見線の103系 2005年3月3日 鶴見小野で筆者撮影

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鶴見到着後再び撮影 2005年3月3日 筆者撮影

鶴見線は3両編成で運転されているので、扇町方先頭はクモハ103になります。現在JR東日本に残る103系で初期の部類になる低運転台車が残っている数少ない路線になります。JR東日本では、あと1・2年で103系はすべて主に山手線にE231系を導入し捻出された205系を使って例外なく置き換わることになっているようです。従いまして、いくら京浜工業地帯のローカル線の赴きがある鶴見線も例外ではなく、置き換えが進んでいます。

山手線へのE231系の導入がまもなく完了すると言われています。それは、捻出される205系を各種改造の後転用することにより、JR東日本から103系が消滅する日が刻一刻と近づいていることになります。鶴見線で103系はあとどのくらい残れるのでしょうか?
今年は、JR東日本に残る103系の動向にも注目する必要がありそうです。

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コメント

鶴見線は高校の時に乗りに行ったきりです。
もう24年も前になりますね。
当時は101系の天下でした。大川支線はもちろんクモハ12。
こちらからもリンクを張らせていただきました。また寄せてもらいます。

投稿: mac | 2005.03.04 18:11

macさん、当ブログにようこそお越しくださいました。また、リンクに載せてくださいまして、ありがとうございます。

鶴見線はやはり101系及び103系といずれも黄色の電車のイメージが強く、さらに旧型国電クモハ12がある意味定番だったのですが、ここにもステンレス車205系が転用されてきた、というのが正直な実感です。
沿線風景はそれほど変わっていないようでも、車両は代わろうとしているのが、今の鶴見線ではないかと思います。

このブログはタイトルのとおりで、鉄道の話題専門のブログです。これからもよろしくお願いいたします。

投稿: Kaz-T | 2005.03.06 21:34

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