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2005年3月の17件の記事

2005.03.31

惜別 名鉄岐阜600V線区

ついに、この日が来てしまいました。

本日3月31日最終電車をもって、名鉄岐阜600V線区(岐阜市内線・揖斐線・美濃町線・田神線)は廃線になります。当ブログからリンクしている各ブログでも、大いに話題になっています。

古豪から最新鋭車まで個性豊かな車両が揃い、沿線風景も味わいがあった路線でした。最近の環境問題から路面電車が見直されつつある中での廃止ということで、これは以前にもコメントしたと思いますが「何とかならないものか」と思う次第ですが、これで廃線ということで、残念と言うしかないのが私の今の思いです。

そこで当ブログでは先ほど、残念ながら惜しまれつつも廃止を迎えてしまった名鉄岐阜600V線区の思い出を、マイフォトにて公開しました。マイフォトはこちらからお入りください。

名鉄岐阜600V線区で生涯を終えるもの、新天地に旅立つもの、我々は岐阜の街を路面電車が走っていたことを忘れません。

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マイフォトより 岐阜市内線の連接車 モ770 2005年3月5日 岐阜市内線 新岐阜駅前で筆者撮影

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マイフォトより 元札幌市電 モ870 2005年3月5日 美濃町・田神線 競輪場前で筆者撮影

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マイフォトより 旧塗装が再現された モ593 2005年3月21日 田神線(美濃町線系統) 市ノ坪で筆者撮影

名鉄岐阜600V線区の廃止について、多くの皆様がそれぞれの思いを綴っています。
この記事から、次のブログにトラックバックを送りました。

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Dailyおかげんさん
青い空と、白い翼さん
TOMOの鉄日誌さん
じみぶろぐさん
大きくなったら電車の運転士になるさん
おまけ鉄ブログさん
怠け者のネタ帳さん
ぶまぶまの落書きさん
ピンチ商会さん
戯れ言日記。さん


関連記事
名鉄岐阜600V線区に廃止許可が出る(2004年11月9日)
廃線間近 名鉄岐阜600V線区(2005年3月21日)

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2005.03.30

惜別 日立電鉄

明日、3月31日の運行をもって廃線となる路線があります。先日の記事で紹介しました名鉄岐阜600V線区もそうですが、こちらの路線も明日の運行終了をもって廃線となります。
その路線は、茨城県の常北太田からJR常磐線の大甕を経由して鮎川を結ぶ「日立電鉄」です。

私が、この日立電鉄を訪れたのは、1995年2月と2003年8月と2回訪れています。1回目はJR水郡線常陸太田駅前の常北太田から鮎川まで乗車し大甕まで戻るルート、2回目はこの年「関東の駅100選スタンプラリー」でポイントになっていた同線の桜川駅に行くため、大甕から乗車しました。

ここで、1995年2月に訪れたときの画像がありますので、ご覧下さい。

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常北太田から乗車した日立電鉄3000形 1995年2月 常北太田で筆者撮影

私が訪れたときはすでに、営団銀座線2000形からの改造車が主力になっていましたが、まだ予備車でなのでしょうか、旧型車も残っていました。

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予備車として残っていた旧型車 1995年2月 鮎川で筆者撮影

その後2003年に訪れた時は、大甕から乗車したのは数人で、桜川で自分が下車したらあとは誰も乗っていなかったという有様で、桜川から大甕まで乗車したときも車内は大甕までで数人の状態でした。また、大甕では当時「開業75周年記念乗車券・入場券」を発売中で購入しました。残念ながら、この路線は80周年を迎えることはできませんでした。

日立電鉄は早い時期にワンマン運転を実施し、車両も置き換えてはいたのですがやはり、利用客の減少と施設の老朽化のよる更新の費用などの勘案から、廃線という選択をしました。
また一つ、ローカル私鉄が廃線を迎えます。これからの時代は、鉄道にとって特に地方では生き残ってゆけるのでしょうか?
いずれにしましても、日立電鉄の廃止は残念なことです。

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JR常磐線の線路沿い 鮎川駅で発車を待つ3000形 1995年2月 鮎川で筆者撮影

で、結局私はその後日立電鉄を訪れることはできませんでしたが、当ブログと相互リンクを頂いているsionさんのブログに廃止直前の日立電鉄訪問の記事がありますので、こちらもご覧下さい。

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2005.03.26

再び登場!青い京浜急行

羽田空港第2ターミナル開業後も好調な需要に支えられている京浜急行ですが、現在「KEIKYU BLUE SKY TRAIN」という特別仕様車を1編成運行中です。今日、品川で張っていたところ遭遇することができました。

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KEIKYU BLUE SKY TRAIN仕様になった600形 2005年3月26日 品川で筆者撮影

昨年11月に登場した「羽田空港第2ターミナルオープン」のラッピング車に続いて、「青い京急車」の登場となりました。また、戸袋部には「カモメ」のマークが付いています。
京浜急行電鉄HPの記事によりますと、この車両は広告貸切車で現在は全日空の全面広告になっているそうです。

おなじみの赤い車体が「青い車体」に変身した600形ですが、この編成は車体が青くなっただけでなく車内も改装され、両端部を除いてロングシートに改造されました。これまで、京急600形は3ドアのオールクロスシート車で一部座席が混雑時には収納される「ツイングルシート」を持っており、地下鉄にも乗り入れるクロスシート車だったのですが、ロングシートに改造されたということは、やはり混雑時や乗り入れ先の都営浅草線・京成線内で問題があったのでしょうか?京急600形の特徴がなくなってしまい残念ではありますが、それでも特別仕様車が登場するあたり、まだ一線級の車両のようです。

三浦半島の海、そして羽田空港から広がる空をイメージしたこの「KEIKYU BLUE SKY TRAIN」、京急の車両では一際目立つ存在です。当分注目されるのは間違いないでしょう。

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ほくそう春まつり開催

京成高砂から千葉ニュータウン・印旛日本医大まで結ぶ「北総鉄道」で、この時期恒例の「ほくそう春まつり」が千葉ニュータウン中央駅で本日開催されたそうです。北総鉄道をはじめとして各社がグッズ販売を行うほか、北総線沿線の特産品の販売や各種イベントが実施されたようです。また、この時期は北総鉄道で「ほくそう春まつり」のパッスルカード(北総で発売されるパスネットのこと)が発売されるほか、北総の車両にヘッドマークが付きます。

そこで、このヘッドマークをつけた北総の車両をアップしました。

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北総線開業時からの車両 7000形 通称「ゲンコツ電車」 2005年3月25日 京急線 品川で筆者撮影

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北総2期線(京成高砂~新鎌ヶ谷)開業時に入線した7300形 同時期製造の京成3700形と共通設計
2005年3月19日 新柴又で筆者撮影

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同じ車体でもこちらは京成からの移籍車両 7800形 2005年3月19日 新柴又で筆者撮影

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小室~千葉ニュータウン中央開業時に当時の住宅都市整備公団が導入した9000形 現在では北総鉄道の所有
2005年3月25日 京急線 品川で筆者撮影

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現在の北総線の看板車両 9100形「C-Flyer」 2005年3月25日 京急線 品川で筆者撮影

北総線は京成高砂から京成・都営浅草線経由で京急羽田空港まで直通運転を行っています。品川から羽田空港へ行くのに、これら北総の車両に乗車された方も多いことでしょう。また、京急羽田空港から出る電車で、「印旛日本医大」や「印西牧の原」という行き先をご覧になるかと思いますが、この電車が北総線への直通列車になります。4社にまたがって直通運転を行っています。

千葉ニュータウンの人々の通勤通学の足として、今日も走っている北総線。今日はその春まつりと言うことでしたが、自分は残念ながら行くことができませんでした。来年も同様に開催されるようでしたら、ぜひ行って見たいと思います。

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2005.03.23

往年の名車 京王3000系は健在

最近、あちらこちらと飛び廻っては記事をアップしている今日この頃ですが、本日は久々に地元の京王井の頭線ネタになります。

現在発売中の「鉄道ジャーナル 2005年5月号」で「電鉄 往年の名車をクローズアップ」という連載記事がありますが、今月号は井の頭線を走る3000系が記事になっています。

京王3000系の歴史は古く第1編成が1962年に入線し、翌1963年度の当時は「通勤車両日本一」を決めていた鉄道友の会ローレル賞受賞車両であります。その後第3編成から現在の広幅・両開きドアとなりその後改良を加えながら1988年まで増備が続いた車両です。
この車両の特徴はなんと言ってもステンレスの車体に、編成ごとに7色に色分けされた「レインボーカラー」で彩られた強化プラスチックを用いた湘南型デザインでしょう。その仕様から「ステンプラカー」という愛称もあり、親しまれている車両です。

現在では20m4ドアの1000系の増備が進んでいますが、それでも井の頭線のほぼ半数の14本が残っています。ただし、原型の湘南型マスクを持つ編成は昨年11月ですべて引退し、現在では、1995年ごろより1000系導入によりリニューアルが実施された編成しか残っていません。このリニューアルは全面が強化プラスチックから鋼鉄製のものに取り替えられ、パノラミックウィンドになり、車内も1000系なみに更新されています。

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現在残っている3000系はすべてこのマスク 3772 2004年2月27日 高井戸で筆者撮影

3000系は登場時非冷房でしたが、第14編成より冷房車となり、またそれまでの車両も冷房化されました。その後の新製・改造の過程でクーラーが分散・集中が混在していたり、その後すべて集中式になるなど変化があり、その後冷房装置の更新などで、さらにバリエーションが発生しています。
現在残っている3000系の大多数はすべて集中クーラーですが、わずかに2編成第16・17編成の両先頭車に分散クーラーが残っています。

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現在も残る数少ない分散クーラー車 3717 2004年11月14日 永福町で筆者撮影

この画像の第17編成と第16編成は、現在残る3000系の中では1975年入線の最古参車で、もう30年になります。井の頭線では昨年で、とりあえず未更新の3000系が淘汰されたことから、今後数年間は1000系の導入は無いと思われますが、現状では18.5m3ドアの3000系と20m4ドアの1000系が混在していて乗車位置が統一されていないという点があることから、そう遠くないうちに1000系の導入が再開されても不思議ではないように思えます。


さて、すでに廃車も出ている3000系ですが冷房付きステンレス車ということで、地方の鉄道に移り活躍しているものもあります。すでに北陸鉄道、岳南鉄道、上毛電鉄、松本電鉄と4社に譲渡されており、近年の大手私鉄中古車両では人気の車両になっています。

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3000系譲渡第1号となった石川県を走る北陸鉄道浅野川線 画像の車両は第2編成からの改造で狭幅・片開きの車体 2004年9月23日 北陸鉄道浅野川線 蚊爪~粟ヶ崎で筆者撮影

今でも井の頭線を走る3000系、地方に第2の場を見つけ活躍する車両もいるこの「往年の名車」一族は、今もこれからもそれぞれの場所で活躍することでしょう。


当ブログでは昨年の井の頭線世代交代の記録としてマイフォトを公開しています。
こちらからどうぞ。

井の頭線の車両などについては、こちらのウェブサイトが参考になります。

パステルライン ~虹色の電車たち~
Go!go!井の頭線

当ブログと相互リンクを頂いている富士見ヶ丘跨線橋さんのブログも、井の頭線の話題豊富です。

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2005.03.21

廃線間近 名鉄岐阜600V線区

この連休の20・21日でまた、名古屋方面に行ってきました。そして今日、今月末をもって廃線となる名鉄岐阜市内線・揖斐線・美濃町線・田神線の通称「岐阜600V線区」を訪れました。
廃止間近とあって、沿線では多くの方が撮影を行っていたほか、お名残乗車なのでしょうか?これで廃止されるとは思えないほど多くの乗客が乗っていました。
そこで、今回は本日撮影した岐阜600V線区の画像をアップしました。

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朝の時間帯に岐阜市内線(新岐阜駅前~忠節)を運行する モ570
2005年3月21日 岐阜市内線 新岐阜駅前で筆者撮影

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美濃町線の名所のひとつ 上芥見付近の併用軌道をゆく 現在1両のみ残存している モ600
2005年3月21日 美濃町線 上芥見で筆者撮影

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名鉄岐阜600V線区の最新鋭車 モ800 入線後わずか5年ほどで路線が廃止になってしまう
2005年3月21日 田神線(美濃町線系統) 市ノ坪で筆者撮影

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名鉄岐阜に乗り入れる 美濃町線系統の主力 モ880
2005年3月21日 田神線(美濃町線系統) 市ノ坪~競輪場前で筆者撮影

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路上で出発を待つ モ590
2005年3月21日 美濃町線 徹明町で筆者撮影

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岐阜市内・揖斐線直通の主力 モ780 
2005年3月21日 揖斐線 旦ノ島~尻毛で筆者撮影

私自身もこの岐阜600V線区は何度か乗ったことがあります。車両も古豪から最新鋭の車両まで個性派が揃い、その風景にも特徴があったこれら線区の廃止は残念でなりません。特に環境問題の観点から路面電車が見直されつつある気運がある中での廃止と言う点で、何とかならないものかとも思った次第です。しかし、まもなく終焉の時が到来します。

そこで当ブログにおきましては、この名鉄岐阜600V線区の思い出画像をマイフォトにて近日中に公開する予定です。
どうぞご期待ください。

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2005.03.20

中京競馬場に保存されているパノラマカー

先日の記事で、あと数年で全廃とお伝えしました名鉄の「不朽の名車」パノラマカー7000系が中京競馬場の中に保存されています。
3両編成で中間車は売店として、また両先頭は休憩所として車両は開放されています。
また、運転室も見ることができます。sn310313.jpg

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2005.03.19

新たな時代の始まりへ 小田急新型ロマンスカー「VSE」発進

今日は3連休の初日ということで、各地で多くの人出があったと思われます。そして今日、この3連休の初日から満を持して、小田急の新型ロマンスカー50000形「VSE」が運転を開始しました。

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新型ロマンスカーVSEデビューを盛り上げるバナー 新宿で筆者撮影

この新型ロマンスカーVSEの運転開始初列車となる新宿9:00発の「スーパーはこね9号」の出発を見届けようと、新宿へ行ってみました。
新宿駅では、後ろ方で出発式が行われていて大変な人だかりができていました。そこで前方へ移動しここで撮影しました。

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VSEの初列車となった「スーパーはこね9号」 2005年3月19日 新宿で筆者撮影

この画像を撮影した箇所でも、大勢の方がこの新型ロマンスカー「VSE」を撮影しました。そして、9:00にVSE初列車「スーパーはこね9号」は出発していきました。

このあと、やはりVSEで運行される10:10発の「スーパーはこね13号」を撮影しました。

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10:10発の「スーパーはこね13号」 2005年3月19日 新宿で筆者撮影

小田急の新型ロマンスカーデビューということで、この画像をご覧になられてもわかりますように、大勢の人が訪れ盛んにシャッターを切っていました。なお、この2本を含めましても本日のVSE使用列車は満席で、聞くところによりますと、発売開始からわずか数分で満席になったとかで、いかに小田急ロマンスカーの人気が高くまた、この新型ロマンスカーVSEが注目されているかを物語っています。

「スーパーはこね13号」を撮影後、今度は上りのVSEを撮影するため町田に向かいここでVSE使用列車の「はこね10号」を撮影してきました。

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VSE使用「はこね10号」 2005年3月19日 町田で筆者撮影

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2005年3月19日 町田で筆者撮影

町田では新宿午前中に出発したVSE2本が、箱根湯本で折り返して町田に停車する列車であることから、ここでも多くの方が撮影していました。

さて、町田でこのVSEを撮影前に次のVSE使用列車である12時50分発車の「はこね14号」の空席状況を確認したところ、通路側とはいえ空席があったことから、これで新宿へ戻ることにしました。町田→新宿とはいえ営業運転開始の日にVSEに乗車することができました。

こちらの記事にありますとおり「はこね14号」に乗車しましたが、車内はこれまでの鉄道車両にない高い天井で大きな窓、さらに木材を使用し電球色の間接照明など、箱根までの優雅な時間を満喫できる贅沢な造りに感じました。こんどはぜひ、新宿から箱根湯本まで乗車してみたいと思いました。
また、本日の乗車記念として「乗車証明書」を貰いました。上りの場合はおそらく小田原発車後に配布されたと思われますが、町田→新宿の乗車でも車掌さんが配布していて、申し出ればいただけるようになっていました。

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本日の新型ロマンスカーVSE 乗車証明書 筆者所蔵

そして新宿に到着しましたが、新宿では記念撮影のサービスも行っていて、VSEを撮影する人と合わせましても大勢の人が集まっていました。

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新宿に到着したVSE「はこね14号」 2005年3月19日 新宿で筆者撮影

小田急線に入線後、試運転の時から大いに注目された新型ロマンスカー50000形「VSE」は、こうして大勢のギャラリーのなか、営業運転を開始しました。
未来的な感じがある気品あるデザインは、小田急の新たなイメージリーダーとして、その期待の大きさは並大抵のものではありません。それは、各種グッズが多く発売されていることが物語っています。また近年、箱根への行楽客が減少傾向にあるなか、起死回生の願いも託された期待のニューフェイスでもあります。
そして我々鉄道ファンにとっても、憧れを抱かせる夢ある列車・車両が登場したと思います。VSEデビューの広告などの画像では、新宿駅に停車中のVSEを子供が指差す画像になっていますが、まさに子供でも「乗ってみたい」と思わせる憧れの列車になるであろうと思います。またそのキャッチコピーに「おじいちゃんを乗せてあげたい。」とあるように、初代SE車3000形から流れ続ける小田急ロマンスカーの精神を、まさに受け継いだ車両といっても過言ではないでしょう。

本日より運転を開始した小田急新型ロマンスカー50000形「VSE」、歴代のロマンスカーがそうであったように、多くの人々に親しまれ憧れを抱かせる夢ある列車として、これからの活躍を大いに期待しようではないでしょうか。

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VSEに乗車しています

はこね14号で町田から新宿まで乗車しています。sn310312.JPG

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小田急新型ロマンスカーVSEデビュー(速報)

先ほど9:00に、VSE初列車「スーパーはこね9号」で新宿を出発しました。sn310001.jpg

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2005.03.12

京王 ダイヤ改定ヘッドマーク

今月25日にダイヤ改定を行う京王電鉄ですが、今回の改定でも恒例のヘッドマークが京王線・井の頭線ともに登場しています。

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6000系に取り付けられているヘッドマーク 2005年3月12日 新宿で筆者撮影

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京王線の主力車両 8000系にもヘッドマークが取り付けられている 2005年3月12日 明大前で筆者撮影

京王線系統ではこのほか7000系・9000系にもヘッドマークが付いた編成があるのを確認しています。今回の改正の大きな目玉は、夕方ラッシュ時間帯の相模原線系統のスピードアップであると思われることから、相模原線の運用につく編成を中心に取り付けられているようです。

一方、朝ラッシュ時間帯の各停を急行化することにより、混雑緩和とスピードアップが行われる井の頭線では、1000系に1編成、京王線系統とは異なり円形のヘッドマークが取り付けられています。

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井の頭線のダイヤ改定ヘッドマーク 1000系1757F 吉祥寺で筆者撮影

北に従来から並行しているJR中央線があり、南には複々線完成により多摩ニュータウン地域への攻勢を続けている小田急との競争のなか、今回のダイヤ改定はまさに利便性向上を図るものです。その宣伝にポスターや広報誌だけでなく、ヘッドマークでPRするというのところに、いかに利用客に新ダイヤをアピールし、定着させるかという意思が感じられます。

今回の改定は部分的な手直しではありますが、その意欲は並々ならぬものがありそうです。


【3月13日追記】

京王ダイヤ改定ヘッドマークですが、その後7000系・9000系についても撮影してきました。

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7000系のヘッドマーク 2005年3月13日 新宿で筆者撮影

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9000系のヘッドマーク取り付け編成は本日準特急運用で新宿方には6000系(ヘッドマークなし)2連が連結されていた。
2005年3月13日 明大前で筆者撮影


関連記事 京王 3月25日ダイヤ改定(2005年2月26日)

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名鉄パノラマカーに引退の日が告知される

当ブログと相互リンクを頂いているSimplexさんのブログにあった記事によりますと、「3月5日付け日本経済新聞名古屋版に名鉄パノラマカーを2010年をめどに全車廃車とする」という記述がありました。

首都圏在住ながら名鉄好きの私にとりまして、この件は「来るべき時が来た」という思いを持ちました。

名鉄パノラマカーは1961年に登場しすでに40年以上が経過した車両です。運転席を2階に上げ、先頭部までを展望室として客室とした真紅の車体で、ミュージックホーンを備えている当時の花形車両であり、今でもそのデザインに古さを感じさせません。

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名鉄の「不朽の名車」パノラマカー7000系 2005年1月29日 犬山線 布袋で筆者撮影

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前面のサボがブック式のパノラマカー 2003年3月29日 名古屋本線 新岐阜(現:名鉄岐阜)で筆者撮影

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一時期・座席指定席車として運用されるために車内を改良したものには、白帯が入れられた。
1999年8月6日 常滑線 常滑で筆者撮影

生まれつきの「鉄道マニア」を自負する私にとって、名鉄の電車で初めて知ったのはまさにこの「パノラマカー」であり、当時の絵本などにも登場しその存在は広く知られていた車両であると思います。

パノラマカーには7000系と改良型の7500系が存在しており、7500系はさらに高速向けに設計されているそうで床が低くなっているとのことです。それゆえ、他系列との混結はできないことから、7500系は今年中にも全車引退とのことだそうです。

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こちらは改良型の7500系 2005年1月28日 名古屋本線 神宮前で筆者撮影

今でも古さを感じさせず輝きを保っている名鉄パノラマカーですが、デビューして40年以上が経過し省エネルギーという点で最新型車と比較すると不利であるとともに、近年、急行・普通などで運用されていることから、特に客扱いの際は使いづらい様にも感じられます。

まだ全車引退までは5年はありますが近年新型車の増備が進み、本数の多い名鉄名古屋付近でも見ることが難しくなっている傾向があります。今でしたら、まだ何とか見ることも乗ることもできる状況でもあると思います。
幸い、今年は愛知県で博覧会が開催されます。これにあわせて、名鉄パノラマカー7000系・7500系に乗車してみるのも一考かと感じます。
名鉄名古屋駅の地下ホームでパノラマカーの「ミュージックホーン」の音色に聞き入るのも悪くはないでしょう。

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「パノラマスーパー」1000系と並んだ7000系パノラマカー 
2003年3月29日 名古屋本線 新岐阜(現:名鉄岐阜)で筆者撮影

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現在の看板列車「ミュースカイ」と並んでもそのデザインに古さを感じさせない 2005年1月29日 空港線 中部国際空港で筆者撮影


関連記事 Simplex's Memoさん 名鉄パノラマカー、全廃へ。

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JR東日本 新幹線高速試験車の可能性

このところ多忙なもので、最近の鉄道の話題からやや遅れをとっておりますが、自分が気になった話題について綴っていこうかと思います。

さて、JR東日本HPの3月9日付けリリースによりますと、「新幹線高速試験車 FASTECH 360」がまもなくデビューするという記事がありました。

記事によりますと「世界一の新幹線を目指して、時速360km運転を可能とするためのプロトタイプ車」などといった点が記載されていて、またその完成予想図はかなりのロングノーズになるようです。

さて、すでに多くのブログ等でこの件は話題になっておりますのが、この試験車がどんな可能性を持っているのかと考えた時に、2012年とも言われている東北新幹線の新青森開業がまず念頭にあるのではないか、またさらに政治的に賛否両論ある北海道新幹線への乗り入れも考えているのではないかと思います。
実際に新青森まで開業し、仮に時速360kmで運転される新幹線が登場するとなると、東京対東北の航空路はほぼ壊滅的な影響を受けるといっても過言ではないかと感じますが、その分地方路線の拡充といった面も出てくるのではないかと思います。

「FASTECH 360」はこれから登場する試験車両で、これの量産車が登場するのはまだまだ先であり、実際に営業運転を開始するのは新青森開業時になるものと思われます。もしかすると、青函トンネルを越えて北海道まで走ることも、流動的ではありますが実現するのではないか、とも思います。

新幹線もまだまだ進化を続けそうです。


この件については次のブログにも、関連する記事があります。こちらもご覧ください。

Jariaの玉手箱さん
JR東日本 新幹線新型高速試験車両「FASTECH 360」の落成予定を発表

鉄路的部落さん
N700系とFASTECH360(E954系)の間

Simplex's Memoさん
間もなく登場、「FASTEC 360」。

kqtrain.netさん
JR東日本、360km/h新幹線を試験へ

じみぶろぐさん
初代新幹線と次世代東北新幹線

Train Special Practiceさん
【JR東】新幹線高速試験電車 FASTECH 360 まもなくデビュー

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2005.03.06

「愛・地球博」会場へ、「エキスポシャトル」運行中

さて、まもなく開催される「愛・地球博」ですが、会場へのアクセスルートとして名古屋駅からは、JR中央線高蔵寺経由・愛知環状鉄道万博八草でリニモあるいはシャトルバスに乗り継ぐというルートを推奨しています。この博覧会にあわせましてJR東海では、名古屋から万博八草までの直通列車「エキスポシャトル」を1時あたり3本運転することになっていますが、開催を前に今月1日のJRグループダイヤ改正よりすでに運行を始めています。

「エキスポシャトル」は名古屋~高蔵寺まで普通列車のものと快速列車のものとあります。いずれも高蔵寺から愛知環状鉄道線内万博八草まではノンストップで運転されます。

そこで、今日開業した「リニモ」乗車の帰りに万博八草から「エキスポシャトル」に乗ってみました。自分が乗車した「エキスポシャトル」はJR線内は普通列車になります。

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今回乗車した「エキスポシャトル」 2005年3月6日 愛知環状鉄道 万博八草で筆者撮影

万博八草から乗車したのですが、愛環線内は一部単線のため実際は通過する駅でも行き違いのため運転停車がありました。また、高蔵寺に到着すると名古屋まで先着する快速に接続したので、こちらに乗り換えました。普通「エキスポシャトル」は名古屋~高蔵寺の普通列車を万博八草まで延長運転したような列車に思いました。

その後名古屋駅で快速の「エキスポシャトル」を撮影しました。

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2005年3月6日 名古屋で筆者撮影

万博という波動輸送のため、JR東海管内から車両を集めてくるのではと思ったのですが、今回私が見た「エキスポシャトル」はすべて211系の7両編成でした。なお、これら211系はロングシート車両になります。まだ開催前のため、愛環線内ではガラガラでしたが、博覧会が開催されますと多くの方が利用され、その収容力がモノをいいそうです。

さて、この博覧会輸送で何か意外な車両が登場するのではと期待していたところ、211系だけとはいささか拍子抜けしてしまいましたが、名古屋で撮影中に113系の「快速 中津川行」に遭遇しました。

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撮影中に遭遇した113系の快速中津川ゆき 2005年3月6日 名古屋で筆者撮影

すでに名古屋近郊で113系は風前の灯火状態と聞いていましたので、博覧会輸送に振り向けるためでしょうか?このように活躍しています。

今回のダイヤ改正で運転されている「エキスポシャトル」は、「愛・地球博」を訪れる方々を会場にエスコートする重大な役割を担っているとともに、名古屋を走る211系にとっては一生に一度の晴れの姿であると感じます。
ただ欲を言いますと、「エキスポシャトル」のいでたちが前面の方向幕だとは何だかさみしいように思います。ここは「愛・地球博」のシンボルマークやロゴ、さらにはイメージキャラクターの「モリゾーとキッコロ」をあしらったヘッドマーク装着でムードを盛り上げる演出があっても良いのではと感じましたが、まだ開催前であるためもしかすると、博覧会開催期間中にはヘッドマークの取り付けなどがあるのかもしれません。

まもなく開催される「愛・地球博」に向けて、211系「エキスポシャトル」の活躍を大いに注目してみようではないでしょうか。

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ついに開業 東部丘陵線「Linimo」

「愛・地球博」開催・東部丘陵線「Linimo」開業記念 特別連載企画 第6回

今日3月6日、万博開催が間近になった愛知県で新路線が開業しました。名古屋市営地下鉄東山線の終点、藤が丘から愛知環状鉄道の万博八草を結ぶ愛知高速交通東部丘陵線「Linimo(リニモ)」です。まもなく開催される「愛・地球博」へのアクセスとして開業しました。
さて、このリニモは我が国では初めてとなる「磁気浮上式リニアモーターカー」の本格的な実用化となります。今から30年ほど前に開発が始まった「HSST」のシステムによります。

さて、前日より名古屋入りして今日の朝、始発駅の藤が丘に行きました。藤が丘駅は地下構造になります。このリニモ開業を記念したプリペイドカードが発売されていました。

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リニモ開業記念 リニモカード(筆者所蔵)

LinimoPanf
リニモ開業のパンプレットも配布していた(表紙・筆者所蔵)

リニモは3両編成で昼間は6分間隔で運行されます。一旦終点の万博八草まで乗車したのですが、この路線も最近の新路線のご多分にもれず、地下駅の藤が丘以外は高架駅で全駅ホームゲートが設けられているため、ホーム上からの撮影はほとんど絶望的な状況でした。しかし、なんとか撮影できる箇所がありましたので、リニモを撮影しました。

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万博会場で万博八草行を撮影 背後は「愛・地球博会場」 2005年3月6日 筆者撮影

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陶磁資料館南で万博八草行を撮影 2005年3月6日 筆者撮影

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リニモには1編成「日本財団」による「愛・地球博」のラッピング車が存在する
2005年3月6日 万博八草で筆者撮影

リニモに乗車した感想ですが、浮上して走るので走行音はVVVFの音ぐらいで静かでした。また時速100kmで走行するため加速は良く、特に駅で後追いで撮影しようとするとシャッターチャンスが間に合わず、加速の良さを感じました。

東部丘陵線は1992年に答申され、磁気浮上式鉄道として陽の目を見ることとなりました。また「愛・地球博」開催に伴うアクセスという役割も担うことになりました。
しかし、如何せんリニモは3両編成でその輸送力は明らかに少なく、博覧会へのアクセスルートもこの輸送力を懸念してか、名古屋からJR線中央線高蔵寺経由・愛知環状鉄道万博八草乗り換えのルートを推奨しており、万博八草・万博会場とも乗車・降車はホームとともに旅客導線も分けられてはいるのですが、果たして無事博覧会期間中を乗り切ることができるでしょうか?不安に感じました。

東部丘陵線「Linimo」はこうして開業することができました。「HSST」として開発が始まり、1985年の科学万博で初めて出展され当時「夢の乗り物」だったリニアモーターカーは、科学万博から20年を過ぎて実用化にこぎつけました。初めての開発から30年で実用化にこぎつけたリニアモーターカー「HSST」、東部丘陵線での成功により各地で採用される事例が増えていくことに、これからも期待してみようではないでしょうか?


参考 東部丘陵線「リニモ」 オフィシャルサイト

当ブログではこの開業にあたりまして、「リニモ」として陽の目を見た「HSST」の歴史を振り返る記事を連載していました。こちらもあわせてご覧下さい。

東部丘陵線Linimoの祖先(2005年2月20日・第1回)
博覧会に登場したHSST(2005年2月23日・第2回)
続・博覧会に登場したHSST(2005年2月26日・第3回)
鉄道事業法の適用を初めて受けたリニアモーターカー(2005年2月28日・第4回)
本格的に実用化される日を夢見て・・・大江から(2005年3月4日・第5回)

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2005.03.04

本格的に実用化される日を夢見て・・・大江から

「愛・地球博」開催・東部丘陵線「Linimo」開業記念 特別連載企画 第5回

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HSST-100L型 画像出展 HSSTのパンフレット

続きを読む "本格的に実用化される日を夢見て・・・大江から"

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2005.03.03

ここにも世代交代の波が・・・鶴見線

今日、自分は昨日の晩から夜間で仕事をしていた関係で、明けとなりました。そこで、ふとした思い付きでJR鶴見線を訪れてみました。

JR鶴見線は京浜東北線鶴見から海側に広がる住宅地を抜け京浜工業地帯の中を走る路線で、鶴見~扇町間の路線と、途中の浅野で分岐して海芝浦に行く支線と、安善で分岐(地図上では武蔵白石から分岐しているがこの支線に武蔵白石駅ホームはない)して大川に行く支線があります。大川に行く支線は、つい数年前まで旧型国電のクモハ12が走っていたことでも知られていました。

さて、鶴見線は始発の鶴見以外は無人駅のため、鶴見駅の鶴見線乗換え口には中間改札があります。その向こうに鶴見線の電車が停車しているのですが、今日、久々に訪れた鶴見線では、ステンレスの車体に黄色・白・青のラインが入った205系が停車していました。

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鶴見線に導入された205系 2005年3月3日 鶴見で筆者撮影

これまで鶴見線は、黄色の103系が走っていました。すでに各種情報で山手線などから改造の上転用された205系が導入されているのは知っていても、いざ独特の雰囲気がある鶴見線の鶴見駅に停車している姿をみるにつけ、ある意味ミスマッチといいますか、ついに鶴見線でもステンレス車がというある種の衝撃的な光景に自分は思いました。

この205系に乗って車庫のある弁天橋で下車してみたのですが、車窓から見えた弁天橋の車庫、正式には鶴見線営業所に黄色の103系は3本留置していたのを確認しました。まだ鶴見線の103系は残っているようです。

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弁天橋 鶴見線営業所に留置中の103系と205系 2005年3月3日 筆者撮影(敷地外より撮影)

ここから鶴見方へ一駅鶴見小野まで歩いて、ここから鶴見行きの電車に乗りましたが、この電車は103系で到着しました。まだ日中にも103系は運転されているようです。

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遭遇できた鶴見線の103系 2005年3月3日 鶴見小野で筆者撮影

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鶴見到着後再び撮影 2005年3月3日 筆者撮影

鶴見線は3両編成で運転されているので、扇町方先頭はクモハ103になります。現在JR東日本に残る103系で初期の部類になる低運転台車が残っている数少ない路線になります。JR東日本では、あと1・2年で103系はすべて主に山手線にE231系を導入し捻出された205系を使って例外なく置き換わることになっているようです。従いまして、いくら京浜工業地帯のローカル線の赴きがある鶴見線も例外ではなく、置き換えが進んでいます。

山手線へのE231系の導入がまもなく完了すると言われています。それは、捻出される205系を各種改造の後転用することにより、JR東日本から103系が消滅する日が刻一刻と近づいていることになります。鶴見線で103系はあとどのくらい残れるのでしょうか?
今年は、JR東日本に残る103系の動向にも注目する必要がありそうです。

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