今日は3連休の初日ということで、各地で多くの人出があったと思われます。そして今日、この3連休の初日から満を持して、小田急の新型ロマンスカー50000形「VSE」が運転を開始しました。
新型ロマンスカーVSEデビューを盛り上げるバナー 新宿で筆者撮影
この新型ロマンスカーVSEの運転開始初列車となる新宿9:00発の「スーパーはこね9号」の出発を見届けようと、新宿へ行ってみました。
新宿駅では、後ろ方で出発式が行われていて大変な人だかりができていました。そこで前方へ移動しここで撮影しました。
VSEの初列車となった「スーパーはこね9号」 2005年3月19日 新宿で筆者撮影
この画像を撮影した箇所でも、大勢の方がこの新型ロマンスカー「VSE」を撮影しました。そして、9:00にVSE初列車「スーパーはこね9号」は出発していきました。
このあと、やはりVSEで運行される10:10発の「スーパーはこね13号」を撮影しました。
10:10発の「スーパーはこね13号」 2005年3月19日 新宿で筆者撮影
小田急の新型ロマンスカーデビューということで、この画像をご覧になられてもわかりますように、大勢の人が訪れ盛んにシャッターを切っていました。なお、この2本を含めましても本日のVSE使用列車は満席で、聞くところによりますと、発売開始からわずか数分で満席になったとかで、いかに小田急ロマンスカーの人気が高くまた、この新型ロマンスカーVSEが注目されているかを物語っています。
「スーパーはこね13号」を撮影後、今度は上りのVSEを撮影するため町田に向かいここでVSE使用列車の「はこね10号」を撮影してきました。
VSE使用「はこね10号」 2005年3月19日 町田で筆者撮影
2005年3月19日 町田で筆者撮影
町田では新宿午前中に出発したVSE2本が、箱根湯本で折り返して町田に停車する列車であることから、ここでも多くの方が撮影していました。
さて、町田でこのVSEを撮影前に次のVSE使用列車である12時50分発車の「はこね14号」の空席状況を確認したところ、通路側とはいえ空席があったことから、これで新宿へ戻ることにしました。町田→新宿とはいえ営業運転開始の日にVSEに乗車することができました。
こちらの記事にありますとおり「はこね14号」に乗車しましたが、車内はこれまでの鉄道車両にない高い天井で大きな窓、さらに木材を使用し電球色の間接照明など、箱根までの優雅な時間を満喫できる贅沢な造りに感じました。こんどはぜひ、新宿から箱根湯本まで乗車してみたいと思いました。
また、本日の乗車記念として「乗車証明書」を貰いました。上りの場合はおそらく小田原発車後に配布されたと思われますが、町田→新宿の乗車でも車掌さんが配布していて、申し出ればいただけるようになっていました。
本日の新型ロマンスカーVSE 乗車証明書 筆者所蔵
そして新宿に到着しましたが、新宿では記念撮影のサービスも行っていて、VSEを撮影する人と合わせましても大勢の人が集まっていました。
新宿に到着したVSE「はこね14号」 2005年3月19日 新宿で筆者撮影
小田急線に入線後、試運転の時から大いに注目された新型ロマンスカー50000形「VSE」は、こうして大勢のギャラリーのなか、営業運転を開始しました。
未来的な感じがある気品あるデザインは、小田急の新たなイメージリーダーとして、その期待の大きさは並大抵のものではありません。それは、各種グッズが多く発売されていることが物語っています。また近年、箱根への行楽客が減少傾向にあるなか、起死回生の願いも託された期待のニューフェイスでもあります。
そして我々鉄道ファンにとっても、憧れを抱かせる夢ある列車・車両が登場したと思います。VSEデビューの広告などの画像では、新宿駅に停車中のVSEを子供が指差す画像になっていますが、まさに子供でも「乗ってみたい」と思わせる憧れの列車になるであろうと思います。またそのキャッチコピーに「おじいちゃんを乗せてあげたい。」とあるように、初代SE車3000形から流れ続ける小田急ロマンスカーの精神を、まさに受け継いだ車両といっても過言ではないでしょう。
本日より運転を開始した小田急新型ロマンスカー50000形「VSE」、歴代のロマンスカーがそうであったように、多くの人々に親しまれ憧れを抱かせる夢ある列車として、これからの活躍を大いに期待しようではないでしょうか。