« 惜別 日立電鉄 | トップページ | 地道に走り続ける 京王7000系 »

2005.03.31

惜別 名鉄岐阜600V線区

ついに、この日が来てしまいました。

本日3月31日最終電車をもって、名鉄岐阜600V線区(岐阜市内線・揖斐線・美濃町線・田神線)は廃線になります。当ブログからリンクしている各ブログでも、大いに話題になっています。

古豪から最新鋭車まで個性豊かな車両が揃い、沿線風景も味わいがあった路線でした。最近の環境問題から路面電車が見直されつつある中での廃止ということで、これは以前にもコメントしたと思いますが「何とかならないものか」と思う次第ですが、これで廃線ということで、残念と言うしかないのが私の今の思いです。

そこで当ブログでは先ほど、残念ながら惜しまれつつも廃止を迎えてしまった名鉄岐阜600V線区の思い出を、マイフォトにて公開しました。マイフォトはこちらからお入りください。

名鉄岐阜600V線区で生涯を終えるもの、新天地に旅立つもの、我々は岐阜の街を路面電車が走っていたことを忘れません。

2005-03-05-06
マイフォトより 岐阜市内線の連接車 モ770 2005年3月5日 岐阜市内線 新岐阜駅前で筆者撮影

2005-03-05-10
マイフォトより 元札幌市電 モ870 2005年3月5日 美濃町・田神線 競輪場前で筆者撮影

2005-03-21-12
マイフォトより 旧塗装が再現された モ593 2005年3月21日 田神線(美濃町線系統) 市ノ坪で筆者撮影

名鉄岐阜600V線区の廃止について、多くの皆様がそれぞれの思いを綴っています。
この記事から、次のブログにトラックバックを送りました。

Simplex's Memoさん
T's expressさん
Dailyおかげんさん
青い空と、白い翼さん
TOMOの鉄日誌さん
じみぶろぐさん
大きくなったら電車の運転士になるさん
おまけ鉄ブログさん
怠け者のネタ帳さん
ぶまぶまの落書きさん
ピンチ商会さん
戯れ言日記。さん


関連記事
名鉄岐阜600V線区に廃止許可が出る(2004年11月9日)
廃線間近 名鉄岐阜600V線区(2005年3月21日)

|

« 惜別 日立電鉄 | トップページ | 地道に走り続ける 京王7000系 »

カテゴリー名鉄」カテゴリの記事

引退・終焉」カテゴリの記事

路面電車・LRT」カテゴリの記事

コメント

先日、新聞の記事上で、岐阜市の幹部職員の話を見て、これが行政に携わる者の発言かと唖然としたことがあります。
「電車と町づくりを結びつけて考えたことなど、一度もなかった…」

この時代感覚の無さ、この後進性、この納税者に対する無責任。
岡山、豊橋、高岡、広島…市内電車を町の活性化に結びつけようと努力している、お役人様得意の“前例”なら、国内だけでも掃いて捨てるほどあります。
岐阜市の中心部は、繊維不況で見る影も無く衰退しています。
なのに貴重な町のインフラを、無為無策のために捨ててしまった責任は思いです。
岐阜市民は怒るべきでしょう。

投稿: twins | 2005.03.31 23:39

tbありがとうございました。
twinsさんのコメントにありますが、
「時代感覚のなさ」ということばが
僕の中にもあります。
この判断は、残念でなりません。

投稿: ie | 2005.04.01 09:24

トラックバック、ありがとうございました。

岐阜市内の魅力とも言えた路面電車が、活性化の方向に向わず消滅してしまった事は、非常に残念だと思います。

名鉄という一私企業が運営していた事も、廃止の要因の一つだったとは思いますが。

現在、元気に走っている都市の路面電車が、モータリゼーションに負けずに元気に走り続けてくれる事を願っています。

投稿: とし// | 2005.04.01 21:06

コメントいただきまして、ありがとうございます。

3月31日の運行で廃止となってしまった名鉄岐阜600V線区、やはり皆様方それぞれの思いがあるようで、この記事より関連する記事の掲載があったブログへトラックバックを送りました。
一部掲載が遅れたり、重複してトラックバックを送ってしまったブログに対しまして、大変ご迷惑をおかけしました。お詫び申し上げます。

twinsさん>
岐阜の路面電車の廃止については、ただ単に利用が減っただけではなく、行政機関や地元警察などの支援が全く無かったところで、万策が尽きてしまったように思います。そういう意味でtwinsさんのコメントにありますように、街づくりにこの路面電車を全くといっていいほど活用してこなかった岐阜市当局の姿勢も、大いに問題があるように思います。
おっしゃるとおり最近岐阜で宿泊した際、夜8時でJR岐阜駅前の商店や飲食店はほとんどシャッターを下ろして真っ暗で人通りも少なく「これが県庁都市の姿か」と驚いた次第です。これも、路面電車に対する無策とは無縁ではないでしょう。

ieさん>
環境問題がさけばれる中、路面電車が見直されつつある情勢に廃止とは「時代感覚のなさ」この言葉に尽きるでしょう。私も同じで、残念でなりません。

とし//さん>
当ブログにようこそお越しくださいました。
2000年に美濃町線系統に一部低床構造のモ800形が登場したときは、「これで岐阜の路面電車は再び活気を取り戻す」ことを信じて疑いませんでした。
しかし、これからわずか5年足らずで廃止を迎えてしまったということは、名鉄という一私企業が経営していたというよりも、行政機関の支援が全くといっても良いくらい無く、万策がつきてしまい廃線という選択しかできなくなってしまったというのが、真実なのではないかと感じます。そういう意味で残念ではあります。

このブログは鉄道記事100%のブログになっております。これからもよろしくお願いいたします。

投稿: Kaz-T | 2005.04.02 00:58

はじめまして、涼 と言います。週刊ココログガイドから来ました。
とても鉄道好きとは言えないような程度ですが、偶然この電車を目撃したので、懐かしいような気分になって記事にしました。
トラックバックさせていただいております。

投稿: | 2005.04.10 14:33

涼さん、当ブログにようこそお越しくださいました。コメントとトラックバックをありがとうございます。

岐阜の路面電車が廃止となって10日が過ぎました。涼さんにとっても思い出深いこの電車ですが、本来ならば「残せなかったものか」と思う次第です。

さて、このブログは生まれつきの鉄道マニアが執筆している、鉄道の話題しか存在していないブログです。これからもよろしくお願いいたします。

投稿: Kaz-T | 2005.04.10 23:09

たまたま廃止の件を知り、ただただ残念です。
ヨーロッパでは路面電車が見直され、新線や再建が相次いでいるのに、日本当局のやり方は全く相変わらずですね。折角富山港線ライトレール化で路面電車見直しブームが日本にも起こると思っていたのに。

投稿: ドイツ語通訳 | 2005.04.11 21:32

ドイツ語通訳さん、当ブログにようこそお越しくださいました。コメントいただきまして、ありがとうございます。
始めにお知らせいたしますが、最近ココログのサーバーが、時間帯により過負荷の傾向がありましてその為でしょうか、ドイツ語通訳さんの同じコメントが2件連続してアップされていましたので、1件は削除しました。ご了承ください。

さて本題に入りますが、ヨーロッパやアメリカなど海外では、最近環境問題や街づくりの観点から路面電車が見直され、新路線の建設も進んでいると聞いています。そういう意味におきまして、今回の岐阜の路面電車の廃止は、我が国においてもコメントされている富山などの事例から見直されつつある中での廃止ということで、「何とかならんものか」と思った次第です。
しかし、岐阜の路面電車の惨状は散々たるもので、安全地帯は整備されていない、軌道内の一般諸車の乗り入れも可、挙句の果てには右折時などに電車の進行を妨げになるような車など、果たして一般市民にとってこの路面電車は使いやすかったのか、さらには行政の支援はどうだったのかというと、この記事内のtwinsさんのコメントにもありますように「路面電車を街づくりに活用することは考えていなかった」と言う状況で、もう万策尽きてしまったというのが実態であったと感じています。

いずれにしましても、今では思い出になってしまった名鉄岐阜600V線区の廃止は残念と言うほかないと思っています。

さて、このブログはタイトルのとおり鉄道の話題しか存在していないブログです。これからもよろしくお願いいたします。

投稿: Kaz-T | 2005.04.11 23:13

この記事へのコメントは終了しました。

« 惜別 日立電鉄 | トップページ | 地道に走り続ける 京王7000系 »