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2005.01.03

今年初のレアモノに遭遇

鉄道マニアの間でも「レアモノ」という言葉があります。それは、ごく少数しかない車両や少数しか存在しない行き先など、それら列車・車両などに遭遇すると「レアモノを引く」という表現になります。このような表現をされる方はどれほどいらっしゃるかは分かりませんが、いずれにしろ「珍しい列車・車両」を目撃した・乗ったという点に変わりはありません。

さて、私も今年に入って早速「レアモノ」に遭遇し乗車しました。その車両は都営浅草線の5200形と呼ばれる車両です。
都営5200形は1976年に浅草線の輸送力増強用に6両編成が2本製造されました。性能的には浅草線開業時からの車両ですでに全車引退した5000形と同じなのですが、車体がステンレスになっています。しかし、その後増備は行われず1991年に5300形が登場しました。その後5000形引退後も残っていたのですが、浅草線全列車8連化のため4両が廃車になり現在では8両編成1本が残っているのみです。

さて、この5200形ですが1編成しか走っていないので、乗れるかどうかは運次第です。どうやら泉岳寺~西馬込の折り返しの運用についていることが多いようで、京成線青砥・高砂まで乗り入れる運用がごく稀にある以外はほとんど地下区間でしか走っていないようです。

SN310105
2005年1月2日 泉岳寺で筆者撮影(携帯電話使用)

自分は昨日1月2日に、京急で泉岳寺に到着しますと、西馬込行きで停車中でしたので迷わず乗車し、東急大井町線との乗換駅である中延まで乗車しました。

SN310106
2005年1月2日 中延で筆者撮影(携帯電話使用)

この5200形は都営地下鉄でも古い車両の部類になります。いつまで走るのか、今後の動向には注目する必要がありそうです。

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コメント

そういえば、雑誌鉄道ファンの面白い企画として、絶滅危惧種の紹介というのがありましたね。

この5200、結構ごっついかおしていますね。

Primera

投稿: primera | 2005.01.04 01:01

Primeraさん、コメントありがとうございます。

「絶滅危惧種」とはユニークな表現ですね。しかし、都営5200形は元々製造数が少ない希少形式であることや、一説によると引退が近いとも言われています。これから果たしてあと何回見ることができるのか、気になるところでもあります。

投稿: Kaz-T | 2005.01.05 22:42

一説には馬込の検車区が移転したらなくなるとか言っておりました。しかし財政難の東京都、新宿線には新車を入れなければならないし、バスは低公害車を入れなければならないと出費ばかりかさみます。従って意外にも数年先まで持ちそうな気もしますが

投稿: SATO | 2005.01.08 08:23

SATOさん、コメントありがとうございます。

SATOさんのコメントにありますとおりで、私も「馬込検車区移転でなくなる」という説を鵜呑みにしている者です。たしかに東京都の財政状況は厳しいものがありますが見方を変えますと、このまま5200形を維持するのと新車を導入するのと、どちらがトータル的に安く上がるのか、といった点に尽きるのではないかと思います。果たして東京都がどのような判断をするのでしょうか。

投稿: Kaz-T | 2005.01.09 23:10

西馬込の車両基地は、車両工場移転に伴う改修工事だったはずですが…。
元々、第二京浜を挟んで別々に置かれていた西馬込の車両基地と車両工場ですが、昨年6月になって車両工場の機能が車両基地側の敷地に移転しています。あわせて、大江戸線の車両も馬込で検査できるように整備されたようです…。
ちなみに、まだ旧・車両工場は取り壊されずに放置されたままです。

「馬込 車両工場」の2語をGoogleで検索すると、これに関連した情報が引っ張れます。

投稿: hiroki | 2005.05.02 18:57

hirokiさん、コメントいただきまして、ありがとうございます。

先ほど検索して調べたのですが、おっしゃるとおり馬込工場を車両基地内の敷地への移転・統合ですね。ご教示をありがとうございました。

新工場は大江戸線12-000形の整備も行うとのこと、このため回送用の機関車まで導入されたとなりますと、この5200形はますます厄介者になりそうです。

果たして、どうなってしまうのでしょうか?

投稿: Kaz-T | 2005.05.02 22:22

この記事へのコメントは終了しました。

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