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2004年12月の11件の記事

2004.12.31

2004年を振り返って

今年もあと残すところわずかになりました。

2004年はまさに災害が多い年であったように思います。相次いだ台風・集中豪雨、さらには新潟県中越地方を襲った地震などで、多くの方が被害に遭われたかと思います。

そんな中、今年1年の鉄道の話題としましては、2月の横浜高速鉄道「みなとみらい線」開業、3月の九州新幹線「つばめ」デビュー及び世界初の貨物電車「スーパーレールカーゴ」デビュー、10月の名古屋臨海高速鉄道「あおなみ線」開業など新路線が開業しました。また、10月にはダイヤ改正により首都圏では「湘南新宿ライン」が本格的に増強され、新たな競争の時代が始まった年のように思います。

ここで、自分自身の鉄道趣味的活動の点としまして、これまでは旅行する、新線開業や新型車登場、さらにはイベントなどにはほとんど1人で行動していたのですが、今年は同じ鉄道を趣味とする方々と初めて交流があり、おかげさまでこの「blog」開設といったところまで進みました。また開設後、当blogは多い時になりますと1日で100件を越すアクセスをいただきました。鉄道の話題しか取り上げていない、完全な「マニアblog」ではあったかと思うのですが、これだけの皆様方からアクセスいただきましたことに、御礼申し上げます。

さて、2005年を見てみますと、話題は名古屋近辺が多そうです。早速名鉄空港線が開業し新型特急「ミュースカイ」がデビューし2月に中部国際空港が開港、3月からは博覧会「愛・地球博」が開催されこれにあわせて「リニモ」という名の「リニアモーターカー」が営業を開始します。これ以外で注目は首都圏で、小田急の新型ロマンスカー「VSE」が営業運転を開始し、秋ごろには首都圏新都市鉄道「つくばエクスプレス」が開業する予定です。
このほかにも新路線開通や終焉を迎える路線・車両・列車などもあるようですが、いずれにしましても来年も当blogの話題には事欠かない年になりそうです。

今年1年、といいましても3ヶ月ほどでしたが、ご愛読いただきまして誠にありがとうございました。
来年2005年も、よろしくお願いいたします。


2004年12月31日 Kaz-T

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2004.12.29

名鉄 パノラマDX引退へ

名古屋鉄道HPのリリースによりますと、年明け後の1月1日~3日まで8800系「パノラマDX」を使用した「迎春号」を、そして1月8日から28日まで「ラストメモリー号」として運転され、1月29日の空港線開業に伴うダイヤ改正により引退することとなりました。

8800系「パノラマDX」は1984年に、前面の2階を展望席として1階を運転室とし、車内もコンパーメント及びサロンシートなどを備えた文字通り「デラックス車」としてデビューしました。翌1985年には鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞しています。
デビュー当初は、犬山~知多半島方面を結ぶデラックス特急として、観光客を対象とした看板列車として活躍していたのですが、その後は一部一般シートに改良し現在では、津島・西尾線特急で3両編成で運用されています。私もこの系統で乗ったことがあるのですが、車内にはデラックス特急として活躍していた時代の面影は感じられるのですが、いかんせんこの特急はどちらかというとビジネス的列車であることから、設備自体もう無理があるように感じました。また、中間車は通常のシートに改造されているのですが、席によっては窓割と席があっていない、ひどいものになりますと窓の無い席もあるなど、このまま使い続けるならばリニューアルが必要ではないかと思ったのですが、中部国際空港開港に伴うダイヤ改正で運用を離脱することとなりました。
車体はまだ20年ほどであっても、足回りはすでに40年以上のもの(7000系パノラマカーから流用だそうです)であることから、更新するよりも引退という道を進むことになってしまったのでしょう。

「ミュースカイ」がデビューし新時代を迎える名鉄で、一時代を飾ったパノラマDX8800系の早い引退は残念に思います。「ミュースカイ」との競演を見てみたかったと思っています。

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この姿もまもなく見納めへ
1999年8月6日 西尾線 吉良吉田で筆者撮影

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2004.12.25

東武東上線森林公園でMerry X'mas

今日は世間的に「クリスマス」の日です。街も人もどこか華やいだ風景を目にしました。そんな中今日、東武東上線の森林公園検修区でクリスマスイベントが開催されました。内容は、車両基地で撮影会などのイベントになります。

11時30分ごろ現地に到着し、この会場限定のパスネット販売の長い行列に1時間並んでパスネットを購入後、留置線で展示されている車両を撮影してきました。

まず、会場に進みますと、今では東上線の注目車両でもある8000系リバイバルカラー車が早速展示されていました。

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方向幕は白地黒文字のものに交換され、クリスマスイベントのヘッドマークがついています。この車両の前でお子様向けの記念撮影ができるようになっていました。

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また、この付近8000系とともに東上線の主力である10000系もご覧の画像のように「特急」表示で展示されていました。

さて、ここから寄居方へ進みます。運転台での車掌体験等に展示されていた8000系ワンマン仕様車の横を通り寄居方に行ってみますと、リバイバル8000系にはかつてのネームドトレイン「フライング東上」のヘッドマークがついた状態で展示していました。

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このリバイバルカラー8000系に並んで現在の8000系が2本、原型と更新車が並びそれぞれヘッドマークや今では使われていない方向幕で展示されました。また時間でヘッドマークや方向幕は変えられました。

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左から更新8000系「特急 むさしの 森林公園」・原型8000系「特急 みつみね 三峰口」・リバイバル8000系「フライング東上」
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左から更新「特急 むさしの」・原型「急行 寄居」・リバイバル「BLUE BIRD 池袋」
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左から更新「特急 むさしの」・原型「通勤急行 池袋」・リバイバル「準急 池袋-東松山」

リバイバルカラーのほか懐かしのヘッドマーク・サボなどで楽しませてくれた8000系の脇では、東上線に入線しまもなく営業運転を開始する期待のニューフェイスが展示されていました。今日の主役の登場です。

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この車両は50000系と呼ばれる車両で、東武としては初めてのアルミ車体となりバリアフリー・省エネルギー・メンテナンスフリー化を図った車両です。この車両も最近の通勤型車両に見られる標準設計を取り入れた車両だそうで、日立製の標準仕様車になります。どこか西武20000系に似ているような気がしますが、これも標準仕様車ゆえの共通点といったところでしょうか。側面はアクセントにオレンジ色を配しています。
今日はこのイベントにあわせまして、事前申し込みによりこの50000系を使用した臨時列車が池袋から森林公園まで運転されました。このため、今日はこの50000系に関しては撮影会のみで車内などは見ることができませんでした。
車内の様子や乗り心地などは、このイベント列車に乗車された方の感想記事がこちらにありましたので、あわせてご覧ください。

さて50000系に並んで、東武でも東上線にしか存在していない9000系と東京メトロからゲスト出演、東上線と相互乗り入れを行っている有楽町線用07系も展示されていました。

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左から東京メトロ有楽町線07系・東武9000系・50000系

今日のこのイベントは14時で終了と早かったのですが、時間ぎりぎりまで会場で撮影などを楽しんできました。

と、いうことで、今日の東武東上線のクリスマスイベントは、大勢の人が訪れ大盛況でした。東武鉄道からクリスマスプレゼントをもらったような、森林公園まで来た甲斐があった充実したイベントだったように思います。
まもなく50000系がデビューする東武東上線、リバイバルカラーの8000系と合わせても注目度大の路線です。来年にかけて目が離せません!

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2004.12.23

東京メトロ千代田線開業35周年 イベント列車に乗ってみた

今年4月に民営会社になった東京メトロですが、その後は鉄道ファン向けのイベントや沿線で行事がある際の臨時列車設定など、とにかくイベントが目白押しになっているような気がいたします。そこで今日は、千代田線開業35周年を記念して運転されたイベント列車「6000-(ハイフン)号」に乗ってきました。

この列車は先述のとおりで、今月20日で開業35周年を迎えた千代田線北千住~大手町間および綾瀬~北綾瀬間開業25周年を記念して湯島~北綾瀬を往復で運転された列車で、定員制で3往復運転されました。乗車するのには、湯島駅で発売する「乗車整理票付きの記念乗車券」を購入した人だけ、指定された列車に乗車できるもので、自分が湯島に着いたときは、10時42分発の「6000-2号」の乗車券が発売を開始していて、列に並びなんとか購入できましたので乗車することができました。

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今回のイベント列車に乗車するのに必要な「乗車整理票つき記念乗車券」

発車時刻10分位前にホームに誘導されて、その後今回のイベント列車が到着しました。

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入線した6000-(ハイフン)2号 2004年12月23日 湯島で筆者撮影

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今回のイベント列車のヘッドマークと側窓につけられたサボ

今回のイベントで使用された車両ですが、千代田線の車両としてお馴染みの6000系ではあるのですが、通称「ハイフン車」と呼ばれる6000系試作車です。この車両は、千代田線開業前にこの6000系で採用されたチョッパ制御の試験車両として製造され、当初は東西線で試験を行っていたそうでその当時は床下全体がスカートで覆われていたとのことです。その後千代田線が開通し6000系が量産されたあとはしばらく使用されていなかったそうなのですが、25年前の綾瀬~北綾瀬間が開業すると、この区間の折り返し列車として今日まで運行されています。なお、綾瀬~北綾瀬間は3両編成で運転されていてその後2002年には同区間ワンマン運転が開始され、それに対応した車両になっています。
よって、千代田線の本線ともいえる区間に乗り入れてくることはありません。また、この6000系は抵抗制御に改造されています。

イベント列車は湯島の代々木上原行きホームから出発し、通常は夜間の停泊用留置線を経由して北綾瀬まで往復しました。また北綾瀬へは直通列車はありませんので、いずれにしましても「通常は営業列車では走行しないルート」を走行しました。
北綾瀬で折り返して湯島に戻ると、このイベント列車の行程は終了となります。
そこで、このイベント列車を降りた後、次の3号を撮影に綾瀬に行ってみました。

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2004年12月23日 綾瀬で筆者撮影 6000-3号

乗車するのも盛況でしたが、ここ綾瀬も撮影する人で例外なくカメラを持った方々が集まっていました。

今回は千代田線開業35周年記念ということでしたが、この記念乗車券の裏側のあゆみを見ますと、北千住~大手町の開業時にはまだ6000系は試作車の段階でまだ開発中だったことから、5000系で運転開始しました。1971年に綾瀬~北千住が開業し常磐線との相互乗り入れを開始、1978年に代々木上原まで開業して小田急線との相互乗り入れを始めました。

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千代田線開業当初は緑帯の5000系3両編成だった
2004年9月25日 新木場車両基地で開催された撮影会会場で筆者撮影
この車両は綾瀬~北綾瀬間で使用され、同区間ワンマン化により廃車となって、現在新木場車両基地の入換車として使われているそうです。

現在の千代田線の主力でもある6000系も初期のものはすでに30年が経過していますが、そのデザインは今でも遜色はない斬新なデザインであり、更新を受けて全車両健在です。
大手町や日比谷・霞ヶ関など日本の中枢を通過する千代田線は、これからも多くの人々を乗せて走り続けることでしょう。

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今回のイベントで使われた6000系ハイフン車(試作車)は東西線で試験が行われていた。
東西線日本橋駅で本日より開催されている東西線開業40周年記念パネル展で展示された写真より。
なお、今日は東西線開業40周年の記念日だそうです。

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現在の千代田線の主力 6000系
2004年12月11日 小田急多摩線 はるひ野で筆者撮影

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6000系の後継者となる06系 この形式は現在でも1編成しか存在していないレア車両
画像は東京メトロ移行期
2004年2月11日 代々木上原で筆者撮影

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2004.12.19

西武101系低運転台車 さよならイベント

今日は、西武鉄道で本線系統ともいうべき池袋線・新宿線から101系のうち低運転台編成が引退することとなり、これを記念したイベント列車が西武園から本川越で折り返して西武球場前までののち、所沢折り返しで西武秩父まで運転されました。
このイベント列車は定員制で、すでに申し込み受付開始後ものの数分で締め切りとなってしまったほど人気があり、残念ながら乗ることはできませんでしたが、まずは出発駅である西武園駅に行ってみました。
西武園には、今年10月の鉄道の日及び西武秩父線開業35周年を記念して、登場時のツートン塗装が再現された4両編成2本つないだ8連が「旅立ち」のヘッドマークをつけて停車中でした。

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2004年12月19日 西武園で筆者撮影

西武園駅には、乗車する人はもとより撮影する人も多くおり盛況でした。ご覧のように方向幕も「さよなら101系」と表示されています。
自分は西武園でこの列車の出発を見届けた後、西武球場前に移動しました。
西武球場前では停車時間があるためここで展示会となるほか、限定のパスネットが発売されまた、西所沢まで1往復このイベント列車とは別に運転されこの列車に乗車するための硬券の往復乗車券が発売されました。いずれも長い列ができていましたが、限定の記念パスネットも往復乗車券も購入できました。このほかパスネットでは「プリンタータイプカード」と呼ばれるカードも発売していたほか、各種グッズも発売していました。

そこで、硬券の往復乗車券で西所沢までの1往復に乗車しました。

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2004年12月19日 西武球場前で筆者撮影 西所沢往復のイベント列車

この1往復のイベント列車にはヘッドマークはなく方向幕は「臨時」で運転されました。

西武球場前に戻ってくると再び展示会となり、今度はヘッドマークやこのタイプ車の特色である吊り下げ式種別札を付け替えたり、方向幕を変えたりする「方向幕グルグルショー」が展開され、大変な人だかりができていました。

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西武秩父線35周年のヘッドマーク

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「奥秩父」のヘッドマークも登場
このヘッドマークとの取り合わせはありえない「通勤準急 小手指」

こうしているうちに、方向幕グルグルショーも終わり「さよなら運転」用のヘッドマークになるのですが、こんな吊り下げサボも登場しました。

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吊り下げサボに注目「惜別」

そして、反対側に行ってみますと、こちらも別デザインのマークが付いていました。

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西武球場前時点での池袋方先頭 こちらの吊り下げサボにも注目

そして、このイベント列車は定刻どおり西武球場前を後にして、西武秩父に向かいました。

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2004年12月19日 西武球場前で筆者撮影

西武球場前を出発する時の吊り下げ札は「最終」という札がついていました。現役時代に、果たして最終列車の際にこのような札を下げていたのでしょうか?

と、いうことで、このイベントも大盛況でした。低運転台101系は、私が初めて知った西武の一般車のスタイルであったと思います。また、池袋線・新宿線のいずれも通勤・通学輸送を支えてきたとともに、秩父線の急勾配にも果敢に挑んできた車両であり、武蔵野の地の風景に馴染んでいた車両だったのではないかと思います。

さて、低運転台車は本線の池袋線・新宿線系統から撤退とのことですが、支線系統でワンマン対応になった車両はまだ残るとともに、高運転台タイプの101系はまだ本線系統に残ります。
西武の一時代を築いた車両は姿を消しますが、その残党はまだしばらく見ることができそうです。

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ワンマン対応・低運転台101系は多摩川線でも健在!
2004年12月5日 多磨で筆者撮影
今日も画像の「新選組号」は走っていたのを確認しています。
ちなみに多磨駅周辺は新選組局長「近藤 勇」の生誕の地でもある。

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2004.12.11

小田急ダイヤ改正

今日は、小田急電鉄でダイヤ改正が実施されました。小田急が長年かけて行ってきた複々線化のうち梅ヶ丘~喜多見間が完成し、複々線区間が延びたことからスピードアップを図るダイヤ改正となりました。

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今回のダイヤ改正を告知するポスター

さて、今回のダイヤ改正では新種別が登場しました。まずは「快速急行」です。

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2004年12月11日 藤沢で筆者撮影

改正前まで走っていた「湘南急行」に代わり主に新宿~藤沢に設定されました。停車駅は新宿・代々木上原・下北沢・新百合ヶ丘・町田・相模大野・大和・湘南台・藤沢で、下北沢から新百合ヶ丘まで無停車という速達列車となっています。相模大野で小田原方面の急行に接続しました。

次にやはり今回新登場の種別「区間準急」です。

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2004年12月11日 新百合ヶ丘で筆者撮影

この区間準急は主に新宿~唐木田に設定され停車駅は、新宿・代々木上原・下北沢・梅ヶ丘・梅ヶ丘以降各駅停車となっています。今回完成した複々線区間の駅から新宿への速達列車の意図とともに「一部の駅を通過する各駅停車」のような感じです。

さて、今回のダイヤ改正ではこのほかにも「多摩急行」が増発されたほか、「急行」が平日日中と土・休日の終日経堂に停車となるなど、スピードアップと利便性も向上している内容になっています。また特急ロマンスカーに1999年で消滅した愛称「さがみ」が復活しました。これまでの「サポート」が「さがみ」の愛称になりました。

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30000形EXE「さがみ」 2004年12月11日 新百合ヶ丘で筆者撮影

今回のダイヤ改正は複々線区間の延伸によるものですが、その背景にはJRの「湘南新宿ライン」との本格的な競争が始まったことによる対策であるとともに、また利用客増加を狙って多摩線方面の多摩急行増発で京王線との競争といった、最近首都圏でも見られるようになった「競争」を意識したダイヤとなっているように思えます。
これからますますヒートアップしていくであろう競争ですが、いずれも使いやすい・分かりやすいダイヤであることを希望するのは、誰でも同じことでしょう。

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小田急多摩線新駅 はるひ野駅開業

今日、小田急多摩線の黒川~小田急永山間に小田急としては70番目の駅となる新駅「はるひ野」駅が開業しました。同駅は各駅停車と本日のダイヤ改正で新設された区間準急が停車します。開業に際して駅前で記念入場券などグッズ販売等のイベントがあるということで、早速行ってみました。

増発された多摩急行で栗平で各駅停車に乗り換えて、11時ごろ現地についたのですが、記念入場券の列は長い行列ができていました。また、今回の記念入場券は「はるひ野」単品と多摩線8駅セットと2種類発売があったのですが、いずれも発売部数は少なく特に単品売りはすでに完売になり、何とかセットを購入できました。

はるひ野駅周辺の様子ですが、駅施設は大変明るく立派な駅であるのですが、この駅の特色として、屋根に太陽光発電装置や風車がついていて、これで自家発電し照明などに利用するといった環境にも配慮した駅になっています。
駅構内にあった案内図ですと、住宅地としてこれから開発されるような感じがするとともに、隣接の黒川からは近くまた京王相模原線の若葉台駅にも近い場所になります。
駅前はまだ広場造成中でとりあえず住宅は建っているのですが、商店の類やコンビニなどは全くありません。けれども、これから人が住み発展していく街になるのであろうと思います。

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開業したはるひ野駅 南口駅舎 2004年12月11日 筆者撮影

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開業を記念して、多摩線内折り返し運用の列車1編成にヘッドマークが取り付けられた。
2004年12月11日 はるひ野で筆者撮影

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上画像のヘッドマークのアップ

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2004.12.10

井の頭線 輸送安全総点検HM

今年も残すところあと3週間ほどになりました。年末にむけてせわしない日々が続いていると思います。
そんな中、地元を走る京王井の頭線では「年末年始輸送安全総点検」のヘッドマークが登場しました。

京王ではこの時期になりますと井の頭線だけではなく、京王線でも同種のヘッドマークが登場します。

井の頭線では1762Fにヘッドマークが付いていました。

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1762F 吉祥寺方先頭 1712 2004年12月10日 吉祥寺で筆者撮影

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ヘッドマークのアップ

先日の「共通ポイントサービス」につづいて登場したヘッドマークになります。
3764Fが引退して、話題が途切れてしまった感もある井の頭線ですが、このようにヘッドマーク装着でまだまだ話題はつきません。

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2004.12.05

リバイバルカラー 東武8000系

最近、JRや私鉄各社でリバイバルカラーとして、往年の塗装を再現するのが流行のようです。そこで、今日は登場時の塗装が再現された東武8000系を見に行ってきました。

東武8000系は1963年にデビューしてから、東武の通勤輸送を一手に引き受け私鉄1系式で最多両数を誇る「私鉄の103系」とも呼ばれる車両で、現在でも1両も欠けることなく主力として活躍しています。今回の企画は、東上線開業90周年記念の一環として、1編成6両に登場時の塗装が再現されました。

なお今日の運行ですが、東武鉄道HPによりますと池袋朝7時10分発の特急で寄居に行った後、小川町と寄居の間を折り返しているという運用でした。さすがに朝の池袋は間に合いませんでしたので、小川町そして寄居と行ってまた乗ってきました。

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2004年12月5日 小川町で筆者撮影

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2004年12月5日 鉢形~玉淀で筆者撮影

東武鉄道ホームページで当日の運行予定を公表しているだけに、沿線にはこの列車を撮影していた人を多く見かけました。

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2004年12月5日 小川町で筆者撮影

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2004年12月5日 小川町で筆者撮影 更新された8000系との並び

私自身は、この塗装時代は本でしか見たことが無く、初めて東武8000系を見たときはクリーム1色の時代で、今の白に青帯の塗装に見慣れていますと、このリバイバル塗装は見たことが無かっただけにかえって新鮮にも見えました。

現在も全車両が現役で活躍している東武8000系、更新によってスタイルを変えつつも東武の通勤輸送を支え続けた車両であります。これからも姿かたち塗装が変わっても、しばらくは活躍する姿を見ることができるでしょう。

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2004.12.01

京王グループポイントサービスのヘッドマークが登場

さて、私の地元を走る井の頭線に今日から、ヘッドマークをつけた編成が登場しました。

ヘッドマークは「京王グループ共通ポイントサービス」のPRというもので、京王グループのカードを加盟店で利用するとポイントがつき、各種特典が受けられるという点をアピールするためのものです。

自分は、井の頭線で確認したのですがまず、今朝方1752Fについていたのを確認しました。

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1752F 吉祥寺方先頭車1702 2004年12月1日 吉祥寺で筆者撮影

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ヘッドマークのクローズアップ

帰りがけに、1753Fにもついていたのを確認しました。

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1753F 渋谷方先頭車1753 2004年12月1日 永福町で筆者撮影

井の頭線では私が見た限りで、この2編成にヘッドマークがついていました。

と、なれば京王線でも同じようにヘッドマークがついた列車が、主に8000系や9000系で数本走っているものと思われます。

京王は結構ヘッドマークが好きな会社のようで、交通安全運動期間などではよくヘッドマークが登場し、ダイヤ改正でもPRするためにやはりヘッドマークが登場します。
今回は京王グループの宣伝でヘッドマークが登場しました。昨今ではラッピングやステッカーが華盛りの傾向がありますが、やはりヘッドマークのほうが落ち着くといいますか、スマートなアピールの手段なのではないかと感じました。

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小田急新宿駅に1日2回やって来る異色の列車

先日、小田急新型ロマンスカー50000形VSE車がプレス発表になり大変話題になりました。そのデザインなどは特にこれから注目されることでしょう。

さて、小田急ロマンスカーつながりというわけではないのですが、その新型ロマンスカーに引けをとらない外観をもつであろう異色の列車が1日2回、小田急新宿駅を発着しています。その列車はJR東海所有の371系と呼ばれる車両で、「あさぎり」2・3・6・7号で新宿~沼津間を小田急線・JR御殿場線経由で運転しています。小田急ロマンスカーシリーズでは20000形RSE車に相当する車両になります。
この車両、登場してもう10年以上経過するのですが、そのデザインは登場時と変わらず大変個性的であり、今でも目立つ存在になっています。

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2枚とも 2004年10月23日 小田急新宿駅で筆者撮影

前面は球体を思わせる大胆なデザインであるとともに、側窓は肘掛の部分まである大変大きなガラスになっています。JR時刻表では371系使用列車に「JR東海ワイドビュー車両で運転」と記されていますが、まさに「ワイドビュー」と呼ぶのにふさわしい車両です。
さて、小田急RSE車と同じで中ほど2両はダブルデッカーで2階席はグリーン車となっているのですが、このダブルデッカー車も大変大胆なデザインになっています。その外観は、遠くから見るとあたかも2階席と1階席の側窓がつながってさらに大きな窓に見えるというデザインになっています。

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371系ダブルデッカー車の特徴ある側窓

さてこの車両、小田急の新宿に乗り入れてくるだけあって、よくネタ話になるJRグループ会社間の兄弟げんかの話題にもなります。よく考えて見ますと小田急新宿を発車すると、車窓からはサザンテラスの下を走行するので分かりませんがJR東日本本社ビルの前を通っており、「JR東日本の線路を使わなくとも、そちらのお膝元まで来れる」という話になります。

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このマークはJR東海所有車の証 小田急新宿で撮影

さて、この371系ですが特急「あさぎり」運転開始時に1編成製造されたのみで、その後今日まで増備はされていません。よって、検査入場時などは小田急20000形RSE車が代走します。

371系が走る御殿場線はかつては東海道本線の一部でした。この区間をその昔、超特急「つばめ」などが通ったそうなのですが、今から70年前の今日12月1日に丹那トンネルが開通し、現在の小田原・熱海経由のルートが本線となるとローカル線に格下げとなり、この区間に「御殿場線」という名称が付きました。
御殿場線の名称がついて70年を迎え、現在のこの区間の看板列車となった特急「あさぎり」が、これからも小田急新宿駅から御殿場線を走り沼津を結ぶ列車として、末長く活躍することを期待します。

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