リバイバルカラー 東武8000系
最近、JRや私鉄各社でリバイバルカラーとして、往年の塗装を再現するのが流行のようです。そこで、今日は登場時の塗装が再現された東武8000系を見に行ってきました。
東武8000系は1963年にデビューしてから、東武の通勤輸送を一手に引き受け私鉄1系式で最多両数を誇る「私鉄の103系」とも呼ばれる車両で、現在でも1両も欠けることなく主力として活躍しています。今回の企画は、東上線開業90周年記念の一環として、1編成6両に登場時の塗装が再現されました。
なお今日の運行ですが、東武鉄道HPによりますと池袋朝7時10分発の特急で寄居に行った後、小川町と寄居の間を折り返しているという運用でした。さすがに朝の池袋は間に合いませんでしたので、小川町そして寄居と行ってまた乗ってきました。
2004年12月5日 小川町で筆者撮影
2004年12月5日 鉢形~玉淀で筆者撮影
東武鉄道ホームページで当日の運行予定を公表しているだけに、沿線にはこの列車を撮影していた人を多く見かけました。
2004年12月5日 小川町で筆者撮影
2004年12月5日 小川町で筆者撮影 更新された8000系との並び
私自身は、この塗装時代は本でしか見たことが無く、初めて東武8000系を見たときはクリーム1色の時代で、今の白に青帯の塗装に見慣れていますと、このリバイバル塗装は見たことが無かっただけにかえって新鮮にも見えました。
現在も全車両が現役で活躍している東武8000系、更新によってスタイルを変えつつも東武の通勤輸送を支え続けた車両であります。これからも姿かたち塗装が変わっても、しばらくは活躍する姿を見ることができるでしょう。
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コメント
私は池袋で特急として発車する姿を撮影しました。
塗装ですが現役時代を何度も見ています。実際はオレンジ、茶とももう少しくすんでいた印象です。
また側面はご覧になりましたか。側面、今でこそ
8108ですが以前は
クハ8108
東武鉄道
このような表示でした。これも忠実に復活していました。東武には「クモハ」という表示がないので先頭電動車でも「モハ」という表示です。今でも30000を除けば室内にはその名残がありますね。
投稿: SATO | 2004.12.05 19:17
8000系の前面窓は横長ですが、国鉄の高運転台みたいな構造になっているのでしょうか。私鉄で高運転台は珍しいと思いましたので。
Primera
投稿: primera | 2004.12.06 19:09
SATOさん、Primeraさん、いつもコメントありがとうございます。
SATOさん>
現役時代をご存知だそうですが、当時とは色の感じが違うと指摘するあたりは、リアルタイムでご覧になられていた方だからこそのご発言だと思います。しかし、この塗装はどこか懐かしさを感じさせるのでしょう。
また、側面の車号もみました。自分はクリーム1色時代の記憶では切り抜き文字だったように思いますが、そこまでは再現は無理だったようですが、雰囲気は十分に味わえました。
いつまでこの塗装で運用されるのかはわかりませんが、1時代を伝えるのには十分な効果があったように感じました。
Primeraさん>
東武8000系はもともと、このリバイバルカラーに復元された車両のような高運転台構造の前面がオリジナルになります。その後更新が行われて、この記事の4枚目のような前面になったものもあります。
国鉄の高運転台構造と同じかといいますと自信はないのですが、おそらくはほぼ同じではないかと思います。
投稿: Kaz-T | 2004.12.07 23:47