今日、注目されるであった車両
今日は10月なのに台風接近という異常事態となりました。
このため、東京日比谷公園で開催される毎年恒例の鉄道の日イベント「鉄道フェスティバル」ですが、本日は中止となりました。これにあわせて、東京メトロをはじめとして鉄道会社9社で運転される予定だった日比谷公園最寄り駅までの臨時直通列車「鉄道フェスティバルトレイン」も全列車運休となってしまいました。
この臨時列車を見よう・撮ろう・乗ろうと思っていた1人である私にとっても大変残念であるのですが、なにせ相手は台風ですので、もうあきらめるしかありません。
さて、今日予定どおり「鉄道フェスティバルトレイン」が運行されていれば、おそらく注目されたであろう車両があります。
それは、都営新宿線10-000系の第1編成、10-010Fです。この編成は今日京王線方面からの臨時直通列車として大島~多摩動物公園を都営線内・京王線内とも急行運転で1往復し、特製のヘッドマークが装着されるというものでした。
では、なぜ10-010Fが注目されるのか、それはこの編成が試作車を含む編成であるからです。この編成の両先頭車と中間車2両が該当します。
まず、前面ですが他の10-000系とは異なるデザインをしています。また側面を見ますと、帯が量産車より細いこと、ドアに帯がついていないこと、さらに側面の行先表示機が車両の中央についている(量産車は車端部)という違いがあります。またこの編成では、編成内で試作車・量産2段窓・1段下降窓車と3種類のバリエーションが混在しているという特徴があります。
過去に撮影した10-010Fの写真がありましたので、ここに掲載します。
2001年3月ごろ 笹塚で筆者撮影
この10-010Fですが、都営新宿線はおろか都営地下鉄でも最古参の車両となってしまいました。
都営新宿線では信号システムの取替えによりまもなく新型車が登場することになっていて、10-010Fは今年12月に廃車となることがアナウンスされています。
今日は引退前の晴れ舞台であったと思うのですが、これからもまだ走りますので、引退まで見守っていこうではないでしょうか。
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