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2004年10月の10件の記事

2004.10.30

新潟の思い出

 10月23日に発生した新潟県中越地震において、亡くなられた方へのご冥福と、被害に遭われました皆様にお見舞い申し上げます。

 さて、自分の父は新潟県出身であります。磐越西線沿いの山間部の出で今回の地震で被害を受けた地域ではなく、また自分の親戚関係は皆さん無事でしたが、自分にとって所縁のある県で発生した地震であるだけに非常に驚いたところであります。

 と、いうことで父の実家には何度か行ったことがあります。初めて行ったのはまだ新幹線が開通する前のことです。その後は何度か行ったとともに、さらに東北方面・北陸方面へ当時「青春18きっぷ」で通過した箇所でもあります。

 そこで今回は、自分の手元にある新潟県内の鉄道の画像について、アルバムなどから紹介したいと思います。

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 まずは開業時、新潟運転所に勢ぞろいした新幹線200系車両です。今から20年以上前、当時国鉄に勤めていらした自分の親戚から頂いた写真です。なお、この写真は大きな写真で、今でも自分の部屋に額縁に入れて飾っているものです。

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 1993年3月に「青春18きっぷ」で東北を目指した時に乗車した快速「ムーンライト」号で、到着した羽越本線村上駅で撮影しました。到着したムーンライト号に付着している雪から経路上が豪雪地帯であることを物語っています。また余談ながら、このムーンライトから接続した酒田行き普通列車はEF81が牽引した客車列車でした。

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 1994年秋、父の実家近くを走る磐越西線で1往復残っていた客車列車です。この当時、まさか今日のように「ばんえつ物語号」というSLが走るとは思ってもみませんでした。

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 撮影は1998年ごろだったかと思うのですが、現在では廃止されてしまった蒲原鉄道の村松駅です。実は、自分が小学6年のころ、父の実家へ行ったとき自分1人だけ新幹線で長岡で降り在来線経由で加茂へ行き当時は、ここから出ていた蒲原鉄道に乗って五泉へ出てそこから磐越西線で父の実家に向かった思い出があります。画像は村松~加茂が廃止になって随分と時が過ぎ、残っていた五泉~村松の廃止1年くらい前だった時期のものです。

 と、いうことで、自分のアルバムなどから新潟に関する思い出の写真を紹介しました。


 最後に、今回の地震で被害を受けた方々の生活と、被災地の1日も早い復興をお祈りいたします。

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2004.10.25

少年時代の憧れの列車

 10月23日土曜日の話になりますが、小田急電鉄海老名車両基地で毎年開催されます「ファミリー鉄道展」に行ってきました。
 このイベントは、例年通り小田急の取り組みや作業用機械の実演、他社を含めたグッズ販売など盛りだくさんの内容になっています。そして、最大の見せ場といえるのが車両の展示です。今年は、まず以下の陣容でした。

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今回の展示車両 左から総合検測車「テクノインスペクター」・ロマンスカー3100形NSE車(保存車)・ロマンスカー20000形RSE車

 写真中央に懐かしい車両がいるのにご注目ください。1963年にデビューし、1999年まで小田急の看板列車として活躍したロマンスカー3100形NSE車です。
 皆様方も同じ思いがあるでしょうが、私にとってこのロマンスカー3100形NSE車はある意味、少年時代に電車の絵本などで親しんだ小田急ロマンスカーとして真っ先に思い浮かべる車両であり、その当時乗ることに憧れていた車両でした。

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 保存されている姿は、1999年の最終運行時のままになっています。(ただし編成は短縮されています。)その時私はこの列車に新宿~小田原間を今はなき「さがみ」号(この愛称は今年の12月ダイヤ改正で復活するとのこと)で乗車した、思い出深い車両であります。こうして保存され、このような場で公開されるのはとてもうれしく思います。

 さて、この海老名車両基地には小田急はおろか、日本の鉄道車両の歴史に残る名車が保存されています。会場からは離れたところですが、このイベントと同時に公開されるので見に行かない訳にはいきません。
 その車両はロマンスカー3000形SE車で、もうここで説明するまでもないのですが、1957年にデビューし当時国鉄と共同で行った高速走行試験で145km/hの狭軌世界記録を樹立し、のちの東海道新幹線0系の基礎となった車両です。第1回の鉄道友の会「ブルーリボン賞」受賞車両でありまた、小田急ロマンスカーを世に広く知らしめた車両でもあります。
 同車は引退後、海老名車両基地の専用の庫で保存されています。小田原方にある入り口から入ってみますとまたなつかしい顔が迎えてくれました。

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 自分が現役当時見たことがある3000形SE車といえば、御殿場線直通の「あさぎり」専用であり、ほかには「さがみ」で重連というのを見たくらいでした。むしろ3100形NSE車の陰に隠れてしまったという感じで、実際乗車したのも「あさぎり」で1回だけでした。

 車内を通り新宿方へ行ってみますと、登場時の姿に復元されています。

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 この姿を見た時、私は感動しました。その姿は完璧な流線型であるからです。写真でしか見たことがなかった3000形SE車の登場時の姿を見てそう感じた次第です。
 この庫はすでに他の線路とはつながっていないため、3000形SE車は外に出ることはできませんが、こうして見ますと、格納庫に収められた飛行機にも見え、それこそ、当時の箱根路へ颯爽と駆け抜けた姿そのものなのではないでしょうか。また登場時、その姿を見て沿線の方々から驚きと歓声が上がったことでしょう。

 現在の小田急ロマンスカーのイメージを決定付けたこの両車、すでに引退して随分と時が経過しているのですが、それでも多く人が見に訪れたということは、今でも根強い人気の車両であることに間違いありません。

 その後、小田急ロマンスカーは7000形LSE車・10000形HiSE車・20000形RSE車・30000形EXEと製造され、来年には50000形という新型が登場すると報じられています。いつの時代も「乗ってみたくなる憧れの列車」として、小田急ロマンスカーがこれからも走り続けることを期待するのは、私だけではないでしょう。

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2004.10.22

JR103系の変り種健在なり

 今日は、打って変わってJRの電車の話題です。

 大都市の通勤型車両として国鉄時代に大量増備された車両と言えば、もう103系を置いて他なりません。
 山手線から始まって各路線に配置され、一時は一形式で最多両数を誇った103系でしたが、特にJR東日本管内では、山手線に配属されたE231系によって捻出された205系を活用して、103系は置き換えられています。あと1・2年ほどでJR東日本管内から103系は姿を消すであろうと言われています。

 さて、首都圏を走る103系の中で変り種といえるのが八高・川越線(八王子~高麗川~川越)を走る3000番代と呼ばれる車両です。この車両元をただすと72系と呼ばれた旧型国電からの改造になります。72系時代、当時配属されていた東北・宮城県の直流区間である仙石線時代に車体のみ当時の103系と同じ車体(先頭車は高運転台タイプ)に載せかえられました。その後仙石線に本物の103系が転属してきたため余剰となっていたところ、1985年の川越線電化により今度は足回りを取り替えて103系の仲間入りをしたという経歴を持っています。この時代は国鉄末期の財政的に逼迫していた時期であったため、有効活用したというのが実情なのではないでしょうか?
 その後、八高線の八王子~高麗川が電化となり運転系統が八王子~高麗川~川越となってからは、八高線電化用に新造された209系3000番代とともに運用されています。

 そして今日、103系3000番代はウグイス色の車体で健在です。

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2004年10月22日 八王子で筆者撮影

 103系3000番代ですが外観上の特徴として、元は仙石線という寒冷地を走っていたため半自動ドア機能があり、ドアに手で開けられるように取っ手がついています。そのため、この車両では完全にドアが開くことはありません。

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2003年5月28日 拝島で筆者撮影 ドアにある取っ手にご注目を

 八高・川越線(八王子~高麗川~川越)では、103系3000番代と209系3000番代が共通で運用されていたのですが、この線にも山手線から捻出されサハから改造の先頭車を持ち、半自動機能がついたやはり3000番代を名乗る205系の導入が始まっています。すでに103系3000番代からも廃車が出ているという情報があります。

 この103系もそう遠くないうちに消滅するものと思われます。変り種の103系を見にまた乗りに一度訪れてみてはいかがでしょうか?

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2004.10.19

京王の名車に終焉の時せまる

 ダイヤ改正など、最近関東のJR・私鉄ともども話題が豊富なのですが、地元・井の頭線をはじめ京王電鉄では、現在活躍中の車両の基礎を築いたともいえる名車に、終焉の時が刻一刻と近づいています。

 まずは、京王線から。

 京王線の名車といえば、1996年に現役を引退した5000系をおいて他ならないのですが、引退後も事業用として5125Fの3連が中間にチキを2両挟んだ以外ほとんどそのままの姿で残っていたのは、結構知られたところであると思われます。
 しかし、ここまで残っていた5125Fにもついに終焉の時がきました。
 京王電鉄ホームページによりますと、11月14日に引退を記念して撮影会を実施するという記事が掲載されています。記事によりますと、営業車時代の姿に復元しヘッドマークの取り付けもあるとのことです。また撮影会後は解体とのことですので、今日まで名車の姿を伝え、パスネットにも何度か登場した5125Fの最後の晴れ姿となるようです。

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 営業車時代の5125Fの京王八王子方先頭車5875
 1994年秋・高幡不動にて筆者撮影・なおこの編成は事業用車に改造後もしばらくは側面に京王の旧社紋が残っていた。

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 撮影会の日はこのような姿が再現されるのだろうか?
 2003年3月 京王八王子駅で発売されたパスネット(筆者所蔵)


 さて、次に井の頭線に目を移しますと、3000系で唯一湘南形の原型スタイルを堅持している3764Fに終焉の時が近づいてきました。
 現在、井の頭線では1000系が過半数を占めるまでになり、3000系の原型スタイル車は消滅の予定であったのですが、1000系のうち1751F~60Fの10編成について車内にLED案内装置およびドアチャイムを設置する改造が行われることになったため、3764Fが今日まで残存していました。しかし、ほぼ月に2編成のペースで進んでいた1000系の改造もあと1編成のみとなり、これが出場しますと3764F は終焉の時となります。
 なお、3000系もまだ半数は在籍しているのですが、1995年ごろからリニューアルが実施され前面がパノラミックウィンドウタイプになりデザインが変わってしまい、原型を留めているのはこの3764Fただ1編成のみとなっています。

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3764F吉祥寺方先頭車3714 吉祥寺にて 2004年10月3日 筆者撮影 

 さて、この3764Fですが、現在では唯一湘南形の原型スタイルを堅持しているだけでなく、3000系の中でも特徴を持った編成です。それは、屋根上に搭載された冷房装置の形式にあります。
 3764Fは1969年に井の頭線初の冷房車として入線し、分散形クーラーを1車両あたり6機搭載しています。初期の冷房車ということで、結構強力な冷房で特に暑い日が続いた今年の夏にはその威力を改めて思い知ったしだいです。ちょうど同じ時期に京王線に入線した5000系にも同形態のクーラー搭載車がありました。5000系全盛の時代を知る方にとっては、真っ先に思い浮かべる冷房装置の形なのではないでしょうか?

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2004年10月3日 吉祥寺にて撮影 屋根上の冷房装置にご注目を

 井の頭線でこの形態の冷房装置はこの3764Fと、今年3月で廃車になった3765Fの2編成のみ存在していました。なお、この編成の渋谷方から2両目3114は、1973年に5連化のため増結された車両であるため、集中形クーラーを搭載しています。

 5000系と3000系、いずれも1960年代の高度成長期に登場し、今日の京王の発展とそのイメージの形成に大いに貢献した車両で、現在増備されている京王線9000系・井の頭線1000系にもそのイメージが残されています。
 5125Fと3764Fの終焉は一時代の終わりを告げるものではありますが、残された日をまた最後の晴れの姿を見守ろうではないでしょうか。


 本記事の執筆に際しまして、鉄道図書刊行会刊「鉄道ピクトリアル 2003年7月号 京王電鉄特集号」を参照しました。

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2004.10.16

さよなら 東武野田線5070系

 さて今日、増発された湘南新宿ラインに乗って大宮に向かいましたが、大宮でちょうどこの列車に間に合いましたので、乗ってきました。

 乗った列車は東武野田線の5070系さよなら号で、東武野田線でも10月19日に東岩槻-春日部間及び新鎌ヶ谷-鎌ヶ谷間で複線化が完成し、ダイヤ改正が実施されスピードアップが行われるため、これに対応できない5070系は野田線から引退となるわけです。

 さて、5070系ですが、外観見た目では東武鉄道の代表的でかつ最多両数を誇る通勤車8000系の未更新車と同じなのですが、旧型車からの更新であるため、吊り掛け駆動である点が最大の特徴です。

 5070系さよなら号は臨時列車大宮~柏~七光台(東武鉄道リリースを確認したところ間違っていましたので訂正いたしました。)で運転されました。

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 ちなみにこの列車の4分前の定期の柏ゆきも5070系で運転されていました。

 このため大宮では例に漏れず多くの鉄道マニアがつめかけ、この列車にのるとまたマニアの方々が結構多く乗っていました。また着く駅や沿線にも多くの人がつめかけ、この線ではのこりわずかとなった吊り掛け車を撮影していたとともにその走行音を堪能していました。

 で、自分は今日の午後から用事があったため春日部までの乗車でしたが、吊り掛けのサウンドを堪能しました。

 東武では北関東地域を中心に多くのローカル線を抱えており、これら路線のサービスアップのため車体だけは8000系と同一で冷房付きながらも旧型車の足回りを流用した5000系シリーズが製造されました。
 野田線も本線から見るとローカル線という感じがあるのかもしれませんが、実質上は十分通勤路線であり、通勤・通学輸送を支えた車両の引退とともに、今では希少価値も出てきた吊り掛け駆動車がまた1つ、東京近郊から減るのは残念ですが、時代の流れには逆らえないということでしょう。なお、野田線からは撤退ですが、北関東の小泉線や佐野線などのローカル線ではこの手の5000系シリーズがまだ残るとのことです。

 ただ残念だったのが、この5070系のさよなら運転記念乗車券が発売されたそうなのですが、自分が大宮についた時点で完売、またさよなら5070系の記念パスネットも発売されたそうなのですが、これは柏駅限定だそうで、結局購入できなかったのが心残りでした。

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ダイヤ改正・湘南新宿ラインのグリーン車に乗ってみた

 今日は、JRグループのダイヤ改正が行われて、JR東日本では「湘南新宿ライン」が増発され全列車にグリーン車が連結されたということで、早速乗車してみました。乗車区間は渋谷→大宮です。
 
 まず、渋谷で湘南新宿ラインに連結されるグリーン車に導入されたグリーン車Suicaシステム導入記念のSuicaを購入後、券売機で自分が持っているVIEWSuicaで「Suicaグリーン券」を購入しましたが、カードが戻ってきただけで、明細のようなものがなかったのが気になったのですが、ホームへ行き来た湘南新宿ラインの宇都宮ゆきに乗車、早速グリーン車に乗車し座席上の読取装置にSuicaをタッチさせると、ランプが赤から緑になりました。こうすることにより、車内において検札が省略されます。
 
 大宮まで乗車しましたが、まだ朝9時台であったためグリーン車がほとんど乗車していない状態、普通車が結構な混雑でした。で、大宮まで快適な車内でした。
 渋谷から大宮までのグリーン料金は土・休日に乗車前に事前に購入すると550円とこれまでよりお得であるとともに、この区間で特急の自由席に乗るのとほとんど変わらない値段であるため、これまで高値の華であったグリーン車が利用しやすくなったという点では便利になったように感じます。
 
 これから、特に土・休日においてはグリーン車の利用が増えるであろうと思うとともに、始発駅でないとグリーン車とはいえ着席できなくなってしまうのではという危惧も出てくるのではないかと感じました。

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2004.10.11

みなとみらい号に乗ってみた

 さて、今日は横浜へ行ってきたのですが、帰りに臨時急行「みなとみらい号」が運行されるということで、始発駅のみなとみらい線元町・中華街駅に行ってみました。

 みなとみらい号は東京メトロ日比谷線北千住から東急東横線経由でみなとみらい線元町・中華街まで走る臨時急行列車です。発車の5分くらい前に東急1000系が「臨時」の方向幕でヘッドマークをつけて入線してきました。到着後前面の方向幕だけ車両技術員さんの手により手動で「急行 北千住」と表示しました。

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元町・中華街で撮影 ちなみにここに東急1000系が通常のダイヤで入線することはない

 早速乗ってみたのですが、乗車率は全員が座れるほどで先頭車にはいかにもそれとわかるマニア系の方が乗っていました。(そう言いつつ自分も先頭車に乗っていたのですが)
 この臨時急行、北千住ゆきの場合日吉で特急の通過待ちでした。無理に押し込んだダイヤなのでしょうか?なんとか中目黒まで逃げてほしかったと感じました。
 中目黒から東京メトロ日比谷線になるのですが、日比谷線内も急行運転で霞ヶ関で降りるまで広尾と神谷町は通過しました。

 と、いうことなのですが、この列車過去にも何度か運転されており、状況によっては毎土・休日運転でも良いのではと思ったとともに、東横線においての日比谷線直通列車の活性化にもなるのではないか、場合によっては日比谷線直通列車の急行化もありではないかと、マニア的な妄想ではあるのですが感じた次第です。

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JRダイヤ改正直前・湘南新宿ライン増発をめぐる動き

 いよいよ、今度の土曜日16日にJRグループではダイヤ改正が行われ、JR東日本では大宮方面から池袋・新宿・渋谷と経由し横浜方面を結ぶ「湘南新宿ライン」がスピードアップとともに増発されます。

 ダイヤ改正直前の様子ですが、各駅にバナーやポスターなどが掲出され、いやがおうにもムードが高まってきました。

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新宿駅にて

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横浜駅にて

 さて、湘南新宿ラインの増発に対して最も影響を受けると思われるのが、東急東横線でしょう。そこで東急では今日から街と街の、どまんなかへ 東横特急というPRを始めました。湘南新宿ラインの運転開始を前に素早く特急を設定した東急ですが、さすがに今度は強力とみたのか、大々的なキャンペーンを始めて早速このようなポスターが登場しました。

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 これは横浜駅のものですが、渋谷ではホームの壁面にかなりの大きさのポスターが貼ってありました。

 その結果、横浜を起点とする相鉄の横浜駅ホームには、両社の広告が共存しているという現象が生じています。

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 さて、東急東横線のほかに湘南新宿ラインの増発で影響を受けるのは小田急線です。その小田急でも12月11日にダイヤ改正が実施され、藤沢ゆきの湘南急行が快速急行となるなど、スピードアップが実施されます。小田急の場合は11月に長年かけて工事中だった複々線化が一部(下北沢付近)を除いて完成し、その分その他の列車のスピードアップも同時に行われます。

 2000年にJR東日本が中期計画で「湘南新宿ライン」の運行を始める、と報じた時点で関東では競争の時代が始まったように思います。それは各社においてスピードアップなど、ダイヤの改善に努めるようになったということで、湘南新宿ラインの登場はかなりのインパクトがあったように感じます。
 これからも各社切磋琢磨の競争とともに、利便性の点では協調・協力により、使いやすい鉄道をめざしてほしいと思うのはマニアでなくともそう思うことでしょう。

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2004.10.09

今日、注目されるであった車両

 今日は10月なのに台風接近という異常事態となりました。

 このため、東京日比谷公園で開催される毎年恒例の鉄道の日イベント「鉄道フェスティバル」ですが、本日は中止となりました。これにあわせて、東京メトロをはじめとして鉄道会社9社で運転される予定だった日比谷公園最寄り駅までの臨時直通列車「鉄道フェスティバルトレイン」も全列車運休となってしまいました。
 この臨時列車を見よう・撮ろう・乗ろうと思っていた1人である私にとっても大変残念であるのですが、なにせ相手は台風ですので、もうあきらめるしかありません。

 さて、今日予定どおり「鉄道フェスティバルトレイン」が運行されていれば、おそらく注目されたであろう車両があります。
 それは、都営新宿線10-000系の第1編成、10-010Fです。この編成は今日京王線方面からの臨時直通列車として大島~多摩動物公園を都営線内・京王線内とも急行運転で1往復し、特製のヘッドマークが装着されるというものでした。

 では、なぜ10-010Fが注目されるのか、それはこの編成が試作車を含む編成であるからです。この編成の両先頭車と中間車2両が該当します。
 まず、前面ですが他の10-000系とは異なるデザインをしています。また側面を見ますと、帯が量産車より細いこと、ドアに帯がついていないこと、さらに側面の行先表示機が車両の中央についている(量産車は車端部)という違いがあります。またこの編成では、編成内で試作車・量産2段窓・1段下降窓車と3種類のバリエーションが混在しているという特徴があります。

 過去に撮影した10-010Fの写真がありましたので、ここに掲載します。

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 2001年3月ごろ 笹塚で筆者撮影

 この10-010Fですが、都営新宿線はおろか都営地下鉄でも最古参の車両となってしまいました。
 都営新宿線では信号システムの取替えによりまもなく新型車が登場することになっていて、10-010Fは今年12月に廃車となることがアナウンスされています。

 今日は引退前の晴れ舞台であったと思うのですが、これからもまだ走りますので、引退まで見守っていこうではないでしょうか。

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2004.10.03

本日オープン

 皆様、はじめまして。Kaz-Tと申します。ご覧頂きまして、誠にありがとうございます。

 さて、今日から私もココログを開設しました。

 鉄道をテーマに旅行記や思い出話その他雑談的なことまで、鉄道マニアを自負するKaz-Tがとにかく書いていきます。

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 さて私は、生まれも育ちも、さらに今現在も京王・井の頭線沿線に住んでいます。レインボーカラーに彩られたステンレスカーを見て育ったといっても過言ではありません。
 上の画像は、少し前の撮影になりますが、渋谷駅で撮影した井の頭線の現在増備が続いている1000系の第11編成になります。ちょうど「秋の全国交通安全運動実施中」であったため、ヘッドマークが付いています。
 井の頭線の話題はどこよりも早く書いていこうと思います。

 では、末長いお付き合いをどうぞよろしくお願いいたします。

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