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2004.10.16

さよなら 東武野田線5070系

 さて今日、増発された湘南新宿ラインに乗って大宮に向かいましたが、大宮でちょうどこの列車に間に合いましたので、乗ってきました。

 乗った列車は東武野田線の5070系さよなら号で、東武野田線でも10月19日に東岩槻-春日部間及び新鎌ヶ谷-鎌ヶ谷間で複線化が完成し、ダイヤ改正が実施されスピードアップが行われるため、これに対応できない5070系は野田線から引退となるわけです。

 さて、5070系ですが、外観見た目では東武鉄道の代表的でかつ最多両数を誇る通勤車8000系の未更新車と同じなのですが、旧型車からの更新であるため、吊り掛け駆動である点が最大の特徴です。

 5070系さよなら号は臨時列車大宮~柏~七光台(東武鉄道リリースを確認したところ間違っていましたので訂正いたしました。)で運転されました。

5682.jpg

 ちなみにこの列車の4分前の定期の柏ゆきも5070系で運転されていました。

 このため大宮では例に漏れず多くの鉄道マニアがつめかけ、この列車にのるとまたマニアの方々が結構多く乗っていました。また着く駅や沿線にも多くの人がつめかけ、この線ではのこりわずかとなった吊り掛け車を撮影していたとともにその走行音を堪能していました。

 で、自分は今日の午後から用事があったため春日部までの乗車でしたが、吊り掛けのサウンドを堪能しました。

 東武では北関東地域を中心に多くのローカル線を抱えており、これら路線のサービスアップのため車体だけは8000系と同一で冷房付きながらも旧型車の足回りを流用した5000系シリーズが製造されました。
 野田線も本線から見るとローカル線という感じがあるのかもしれませんが、実質上は十分通勤路線であり、通勤・通学輸送を支えた車両の引退とともに、今では希少価値も出てきた吊り掛け駆動車がまた1つ、東京近郊から減るのは残念ですが、時代の流れには逆らえないということでしょう。なお、野田線からは撤退ですが、北関東の小泉線や佐野線などのローカル線ではこの手の5000系シリーズがまだ残るとのことです。

 ただ残念だったのが、この5070系のさよなら運転記念乗車券が発売されたそうなのですが、自分が大宮についた時点で完売、またさよなら5070系の記念パスネットも発売されたそうなのですが、これは柏駅限定だそうで、結局購入できなかったのが心残りでした。

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